長い夏休みです。
「暑中見舞い・残暑見舞い」を子どもと一緒に作ってみませんか。
作って楽しい、もらって嬉しい、「子どもの手作り暑中見舞い」を紹介します。
Contents
暑中見舞いと残暑見舞いの時期
暑中見舞いは、本来小暑の7月7日頃から出してもいいのですが、最近は、夏の丑の日に出す人が多いです。
今年(2019年)は、「7月20日から8月7日」です。
残暑見舞いは、立秋からになります。
今年の立秋は8月8日です。
ですので今年は、「8月8日から8月末日」です。
どちらも相手に届く日です。
しかし、子供の送るものですから、8月末に「暑中見舞い」が届いても怒る人はいないでしょう。
気楽に送ればいいと思います。
ただし、子供から「暑中見舞いと残暑見舞いの違い」を質問されたら、ぜひ答えてあげてくださいね。
「暑中見舞い」も「残暑見舞い」も夏休みに子供と作るには、ちょうどいい時期ですね。
ぜひ、古くから伝わる「暑中見舞い・残暑見舞い」の風習を子どもに伝えていきましょう。
暑中見舞い・残暑見舞いのアイデア
空の写真を撮り、お絵かきした画像で暑中見舞い
夏の空は、もくもくと大きな入道雲が浮かんでいます。
夏らしく、暑中見舞いにぴったりです。
子供にその夏の空の写真を撮ってもらい、はがきに印刷します。
印刷した後、雲に顔をつけたり、雲をソフトクリームに見立てたり、子供に「おえかき」をしてもらえば、かわいい「暑中見舞い」ができますよ。
もちろん、空でなくても構いません。
子供が「これ。○○に見える!」と探して写真を撮れば、面白い作品がたくさん作れそうです。
子供って写真を撮るのが大好きです。
できるだけ自由に撮らせてあげましょう。
朝顔の写真で残暑見舞い
小学校の夏休みの宿題で「朝顔を育てる」というものがあった場合、それを写真に撮り、はがきに印刷します。
後は「残暑お見舞い申し上げます」と書けば、立派な残暑見舞いの出来上がりです。
「暑中見舞い」には間に合わないかもしれませんが、「残暑見舞い」には間に合います。
子供が育てた朝顔です。
先生はもちろん、祖父母も喜んでくれるでしょう。
野菜スタンプで暑中見舞い
野菜を切ってスタンプにします。
「レンコン」「ピーマン」「オクラ」などは、切るだけで楽しい模様になります。
できるだけカラフルにすると、可愛くなりますよ。
しっかり乾いてから、重ねて押すのがポイントです。
野菜を切るのも、スタンプをするのも子供は大好きです。
最初は力の加減が分からないので、練習してから本番にのぞみましょう。
市販のスタンプを使う
消しゴムで作るハンコが流行っています。
でも、用意するのも作るのも大変ですね。
そこで、「まだ子供は小さいし、私は不器用」っていう人には市販のスタンプの購入をお勧めします。
引用https://item.rakuten.co.jp/bambooshop/summergomu-10/
夏らしいスタンプをぺたぺた押すだけで、子供はニコニコになりますよ。
また市販のハンコは持ち手がしっかりついているので、小さい子供でも押しやすいです。
マスキングテープで暑中見舞い
ただ真っ直ぐに貼るだけでも、おしゃれになるのがマステで作る暑中見舞いです。
また、マステを手で小さくちぎって、貼り絵のようにするのも楽しいです。
絵を描いてから、マステで飾るのもいいですね。
子供の発想で、面白い暑中見舞いができそうです。
自由にお絵かきで暑中見舞い
まだ字が書けない子供にお勧めなのが、「自由におえかき」です。
子供に好きなように絵を描かせるだけでも、暑中見舞いになります。
その時は、宛名の面の下半分にママが「暑中お見舞い申し上げます」と書きます。
その下に「子供が一生懸命に○○を描きました。」「子供が早くおばあちゃんの家に行きたいと言っています。」などとお手紙を書くと、立派な「暑中見舞い」になりますね。
また親しい自分の実家に送るなら、あえて何も書かずに宛名のみで送るのも楽しいですね。
きっと「おじいちゃん・おばあちゃん」は、「孫の書いた暑中見舞い」とすぐ理解してくれるでしょう。
完成した「暑中見舞い」を一緒にポストに投函すれば、夏の素敵な思い出になります。
先生に送る時のポイント
文章は何を書けばいい?
字を書けるようになると、何を書かせたらいいか悩みますね。
本来の暑中見舞いだと、「相手の健康を気遣う言葉」を始めに書きます。
しかし、それを書くと字を小さく書けない子供は、それだけで終わってしまいます。
ですので、それよりも子供が先生に伝えたいことを書かせましょう。
夏休みに入ると大好きな先生に会えないので、夏休みに入った後の出来事がいいですね。
- 「いえで はなびを しました。 たのしかったです。」
- 「がんばって このてがみをかきました。」
- 「あさがお きれいに さいたよ。」など。
たった一言でも、先生は嬉しいものです。
間違い対策
子供は字を間違えるものです。
もちろん黒く塗りつぶすだけでも、子供ですので失礼にはなりません。
しかし、子供自身が気にしてしまうかもしれません。
かわいい字が隠れるくらいのシールを貼って間違った字を隠したり、修正テープで修正した後、正しい字を書かせたり、子供のテンションが下がらない用意をしておくと、スムーズに完了します。
宛名
ご自宅の住所が分からない時は、幼稚園や学校宛に送りましょう。
その時に、「○○先生様」と書いてはいけません。
「先生」と「様」はどちらも「敬称(けいしょう)」と呼ばれるもので、2つ使うのはマナー違反です。
必ず「○○先生」と書きましょう。
喪中でも送っていいの?
「年賀状」は「新年を祝う」という意味がありますので、「喪中」の時は送りません。
しかし「暑中見舞い・残暑見舞い」は、季節の挨拶ですので、「祝う」の意味合いはありません。
ですので、「喪中」でも送って大丈夫です。
「令和元年」と書くチャンス
2019年5月から元号が「令和」になります。
ということは、2020年の「年賀状」は「令和二年」なんですよね。
せっかくなら「令和元年」と書きたいと思うのは、私だけでしょうか。
「暑中見舞い・残暑見舞い」は最後に日付を入れるのがマナーです。
もちろん子供ですので、なくてもいいのですが、今年はあったほうが思い出に残ると思います。
その時は、8月3日というような正確な日付は入れません。
大人なら「令和元年 盛夏」や「令和元年 晩夏」と書きます。
しかし、子供が書く場合は「令和元年 七月」「令和元年 八月」と書きましょう。
もらったほうも「令和元年」の暑中見舞・残暑見舞いは、思い出に残ることでしょう。
ママから子供へ
作って送るのも楽しいですが、それ以上に自分の名前で「暑中見舞い」が送られてくると嬉しいですね。
自分の実家にお願いするのもいいのですが、ママから子供へ「暑中見舞い」を送るのも素敵な思い出になります。
子供が起きる前に自宅のポストに入れておけば、子供へのサプライズになりますね。
住所と名前を書いたほうがリアリティが出るので、ぜひ書いてあげてください。
まとめ
「年賀状」でさえ送る人が減ってきた昨今です。
「暑中見舞い・残暑見舞い」を送る人は、もっと少なくなってきています。
だからこそ、手作りの「暑中見舞い・残暑見舞い」をいただくと、より一層うれしくなります。
心をこめて作った「暑中見舞い・残暑見舞い」は、作って楽しい、送って喜ばれます。
ぜひ、親子で作ってくださいね。