夏休みといえば、自由研究のテーマを考えるのに頭を抱えている人も多いですね。ひまわりの観察も終わったし、昆虫の様子も終わったという人は、キラキラした工作をしたり、宇宙に目を向けてみてはいかがでしょうか。
特に、4年生にもなるとこれまでよりも複雑な思考ができるようになるため、自由研究に深みを持たせることが出来ます。そこで今日は、子ども達の好奇心をくすぐる夏休みの自由研究について、4年生のケース例にして取り上げながら、最適な情報をお届けしていきますので、ぜひ参考にしてくださいね。
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夏休みの自由研究(4年生編)
引用:http://yuge.moo.jp/moneybox/money-box2
忙しい毎日を送っているママにとっても、準備するものが大変な場合には、お手軽に制作キットを使って取り掛かることが出来るものもあります。
大人がどこまで手伝うのかというのは毎年議論されているようですが基本的には、本人に100%挑戦させるのが良いと思います。ただ、それぞれ子どもの状況により、お手伝いが必要な子もいるので、そこは臨機応変に対応してあげましょうね。
- カッターナイフや火など ➡ 低学年では危なくて使うのが難しいことも挑戦してみる(ママの見守りが合った方がいいですね)
- 時間がかかる記録 ➡ 写真も実際に自分で撮ることで楽しさを覚える
上記のような形で、去年は出来なかったことが、今年は挑戦することで自分の力をフルに使って頑張れたという体験が、これからの自信に繋がっていくので、夏休みの自由研究と言っても大きな役割がありますね。
ペットボトルでキラキラ貯金箱
引用:http://yuge.moo.jp/moneybox/money-box2
4年生では、ちょっと手の込んだ工作が魅力的です。特に貯金箱は4年生の女の子にお勧めです。工作した貯金箱があると、お小遣いを貯めるきっかけになったり、ママと相談しながらお金の使い方が良い形に変わっていくことも期待が出来ますね。
制作の前に気を付けること
- はさみ・カッターナイフ等、刃を使うものは手元をよく見る
- 火を使う実験などでは必ず水を用意したうえで保護者がフォローする
- 重いものなど4年生にとって難しいことは保護者のお手伝いが必要…等
夏休みのチャレンジはダ時なのですが、怪我をしないようにカッターを使う時には大人が十分に気をつけてあげてください。やけどや切り傷なども、出来るだけ起こらないように見守ってあげてくださいね。
作り方と用意するもの
- 制作期間は1~2日程度
- 対象年齢は4~6年生
- 1.5Lの大きなペットボトルを輪切りにして、お金が入るように穴をあけておきます。(ペットボトルはマスキングテープなどを利用して真っすぐに切るのがポイント)
- 段ボールを貯金箱の底にするために丸く2枚切る(折り紙でも可・硬いところはお手伝い)
- ペットボトル貯金箱へビーズを張り付けていく(100均のビーズを大小1袋)
- 小さなビーズは両面テープやボンドを利用して貼り付ける
- ペットボトルのキャップにもビーズを張り付ける
- そのまま1日以上しっかりと乾燥させる
ポイントは、ボンドを出しておきピンセットでつまみながらビーズを乗せるようにすることです。ちょっとしたことに気を付けるだけで大きな差が出来るので頑張ってくださいね。
制作でのポイント
- 何度も同じ場所をなぞるように切る
これは指を切ってしまわないようにすることや、切り口をきれいにしていく作業となります。目立たなくなる場所だからこそ丁寧にしあげることで作り出された作品が輝いて見えます。
自由研究で月の満ち欠けを観察してみよう
引用:http://photohito.com/photo/770572/
生活している場所では、街の明かりできれいに星が見えにくいという場合は特に、星や月の観察をするのも良いですね。せっかく夏休みなので、キャンプなど楽しいイベントを家族と一緒に過ごしながらじっくりと月の観察が出来ると家族の思い出も一緒に作れて嬉しいですね。
自由研究で用意するものと方法
- デジカメ(画素数の良いカメラが付いているスマホが〇)
- パソコン(画像を編集するためにあると便利だけど無くても可)
- 三脚(月を撮るときにぶれないようにするため)
これらが用意できない場合は、肉眼で見た変化をイラストにして研究を仕上げても大丈夫です。そこはママがフォローしてあげてくださいね。
月を撮影する方法としては次の2つがあります。
- トリミングして画面いっぱいに撮影する
- 望遠鏡や双眼鏡を通してカメラで撮影する
これらの方法を選んで自分に合った撮影に挑戦させてあげましょう。コツを掴んだら月の観測も意外と楽しみが多いものです。
月の撮影・コツやポイント
月の暦を使って、満月か半月か、およそ28日周期で満ち欠けするため約1ヵ月頑張って観測すると良いのですが、難しい場合には数日おきに決めて観測した様子を記録として残せるようにすれば大丈夫ですからね。
その時には、同じ場所で同じ高さで観測することが大切です。ずれてしまうと変化が分かりづらかったりします。
短時間で済ませたいときには
あまりお勧めではありませんが、どうしても時間が取れないなど、条件が満たせない場合には、ピンポイントで研究をしてみましょう。例えば、満月の日をあらかじめ調べておき、狙ったその日に望遠鏡などでクレーターを観察するのも神秘的です。それをイラストや写真で記録に残して自分の研究での報告を書き留めておく方法です。
ママもたまには夜空を見上げてみてはいかがですか?毎日の忙しさから離れて、心がスーッとおだやかになりますよ。
まとめ方と自由研究のポイント
まとめ方としては、観察したり実験をした過程をしっかりと記録にして残しておくことです。つい夢中になってしまい、「あれどうだったっけ?」となってしまわないように気を付けましょう。
写真やイラストなどで記録を残しておくことが最終的には、4年生らしい夏休みの自由研究の出来あがりの質も変わってきます。
例えば、次のような項目を取り入れて記録しておくことをお勧めいたします。
- 研究のきっかけ ➡ どうして調べようと思ったのか?
- 調べたいこと ➡ 自分が知りたいことが何だったのか
- 予想 ➡ 自分がどうなるか仮説を立てる
- 実験の結果 ➡ 自分の予想とどう違ったのか
- 分かったことや反省したことも記録しておく
- 参考にしたもの ➡ 本や図書館で見た参考書などのタイトル等
こうしたことを毎回繰り返していくと、本人が大学等へ進学するときにも役に立つし、写しただけの研究とは異なり自分の成長が見えてきますね。
最後にmama’sからママへのメッセージ
夏休みは長いようで、あっという間に過ぎてしまいます。子どもにとっては嬉しい長期休暇もママにとってみると、忙しさがアップしてついついガミガミ言いたくなってしまう人も多いことでしょう。
暑いし、子どもは言うこと聞かないし…なんて、悪いことだけを考えないでくださいね。実は、貯金箱が出来上がったことを考えてみるとこんな嬉しい効果も期待できるのです。
貯金箱をきっかけにして、ママと一緒に「お金の使い方」や実際に「銀行」そして「郵便局」といった場所に出掛けるのも社会性を身に付けることに繋がります。
工作を作っているときは、理科の要素が入っているし、記録をまとめていると国語の要素があり、それを使うと社会の要素があるので、夏休みの研究は4年生にとっては大きな体験になります。
現代の子どもはお金の大切さを知らないと危惧されていますが、ママと社会科見学をしてお金の使い方やお金の歴史、お金で気を付けることなどを話し合う機会に出来るともっと成長出来るのではないでしょうか。