冬のお年賀について知らない人も意外と多いかと思います。
冬のお歳暮や寒中見舞いとは違い、直接、お宅に伺って相手に渡さなければならない基本のルールがあります。
お年賀を配送で渡すのは非常識だと思われたり、地方によってはお年賀の時期が異なるというポイントを知っておくと、日常生活で役立ちますし、オトナとして恥ずかしくない行動が出来そうです。
そこで、本日はお年賀に関する基本と、実家の御挨拶としてお年賀の必要性について調査していきますね。
Contents
お年賀ってなんだろう?知っている人も改めて見直してみる①
お年賀の意味と由来とおすすめの相場が知りたい!
親しい人やお世話になった人に年始の挨拶として、贈り物をすることです。
お年賀の相場としては大体、3000円ほどのお酒や食べ物、日用品のギフトがおススメです。
自分が生まれ育った実家であるならば、1000円~2000円代のものでも良いと思います。
しかし、義理の両親の場合3000円~10000円の高い物のほうがいいでしょう。
更に、お年賀は元々、訪問した家の年神様を祀る神棚や、ご仏壇へのお供え物を持参するというのが始まりです。
子供の頃に、お年玉をもらって嬉しい!なんて経験はありませんか?
お年賀が発展したことにより、子どもにはお年玉を目上の人があげる、家えは大人がお年賀として手土産を持参するようになりました。
子供の頃は年明けしてからのお楽しみとして、お年玉をもらっていたけれど、お年賀とお年玉の密接な関係があることも「大人の常識」として知っておくといいでしょう。
お年賀ってなんだろう?知っている人も改めて見直してみる②
お年賀に使う、のし紙や短冊って?お年賀の時期が知りたい!
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お年賀は婚礼とは違い、何度でも繰り返すお祝いです。
1年の始まりにお世話になった人へ感謝の気持ちを伝えるために贈り物をするわけです。
「新年度も末永く宜しくお願い致します・・・お付き合いください」という意味を込めて、紅白の蝶結びののし紙を使用します。
表向きは、「お年賀」、「御年始」は一般的に見られますが、「賀正」と記す場合もありますよ。
お年賀では、のし紙の他にも、短冊を使うケースもあります。
短冊にも、のし紙と同じように、「お年賀」あるいは、「御年始」、「賀正」と記入します。
無地の短冊を使う場合は、寒中見舞い用としても使えるので知っておくと利便性がありますよ。
次に、お年賀の時期はいつ贈ったほうが、相手側から「非常識」と思われないかを説明していきます。
正式には、正月三が日(1月1日の元旦から1月3日まで)の間に行う年始挨拶の手土産を直接、持参するのが礼儀ですが、地方によっては、元旦から15日までの間に訪問するのが習わしとなっているようですね。
双方の冬の用事などの都合上、松の内の間を過ぎて訪問する場合は、表書きを、「寒中見舞い」として持参してください。
お年賀ってなんだろう?知っている人も改めて見直してみる③
お年賀の正しい贈り方が知りたい!
お年賀の贈り物に使うのし紙について前述しましたが、のし紙は紅白(赤と黄色で印刷)の5本(または7本)の蝶結び(花結びとも呼ばれています)に、一般お祝い用の花結びデザインがあるものを使います。
表書きは濃い色の墨を用いて書くのが一般的ですが、献辞(上書き)は、水引中央結びにして、目の下に献辞よりもやや小さめにして「フルネーム」で書き込んで下さい。
お年賀は年始挨拶なので、どんなに都合が悪くてもデパートから直送や宅急便を使うのはタブーとされています。
では、喪中の時はどうすればいいのでしょうか?
相手方や贈る側のどちらかあるいはどちらも喪中になってしまった場合は、事前にお断りを入れて先方の了解を得た上で、松の内を外して「寒中」に訪問するのがマナーです。
また、相手側に事情を説明して年始挨拶を欠礼させていても、特に失礼にはあたいしません。
寒中とは、寒の入りである小寒の初め頃で、1月5日、1月6日から大寒の終わりにあたる、2月3日、2月4日の立春前までの約1か月間を意味します。
尚、もしも相手がキリスト教などの宗教に入っている場合、喪中という考えは存在しないので、教徒内で贈り合うことに関しては、何も心配いりません。
お年賀ってなんだろう?知っている人も改めて見直してみる④
お年賀はいつ・どんな相手に贈ればいいのか?
お年賀は年始挨拶のために、先方に直接訪問した際に持参する手土産であることから、「誰に贈るか」、「何時までに贈るか」などの気まりは人それぞれです。
特別な付き合いがある人に限定されますが、実家の両親や仲介人、媒酌人などの他、仕事関係でお世話になっている方々への挨拶として心得ておきましょう。
自分を育ててくれた家族には心ばかりの贈り物を
実家にお年賀は必要なのでしょうか?必ずしなければならないということではないけれど、自分の成長を見守ってくれた両親ですから何かしらの贈り物をするほうが家族の笑顔が増えますよね。
金額については、家庭事情もありますが、もし、余裕がなくても5000円くらいのお菓子など用意した方が無難ですね。
しかし、お年賀にはお返しの慣習がないので、お歳暮の感覚で高額な物を贈ってしまうと、相手の負担になることを考えましょう。
特に、親戚や義理の両親の場合は今後の先方とのお付き合いに影響することがあるので、高額のお年賀を選ぶなら、ちょっと注意が必要かもしれませんね。
親戚へのお年賀は全員に持っていくべき?
お年賀は親戚には全員持っていくべきなのかという疑問が残ります。
義理の両親や実家には日頃からお世話になっている分、持っていくべきでしょう。
では、親戚はどうでしょうか?新年といえば、我が家もそうですが、父の実家に帰省すると、毎年、いとこや叔母など親戚に会う機会があります。
この場合、親戚に対してはどうなのかというと、各家庭でのやり方に合わせるほうがベストです。
旦那さんに聞いてみるのも良し、自分の生家ならば、両親に聞いてみるのも良しです。
相手側から頂くだけになってしまうとなんだか気まずいですし、自分達だけで渡すことになっても相手に気を遣わせてしまうことになりますよね。
旦那さんに聞いたり、いとこに聞いたり、義理の両親に聞くという方法もありますよ。
特にいとこの場合は、世代的にも若いですから親世代は渡し合っているけれど、子供はどうしているのかを知ることができますし、義理の両親よろかは、話しやすい存在ですよ。
お年賀って実家にやはり贈るべき?
①家族のカタチは人それぞれ・・・けど、お年賀は大人のマナーです
世の中の少数派ではありますが、家族関係が複雑なご家庭もありますよね。
家族仲はもちろん、いろんな複雑な事情でうまくいってなかったとしても、かたちだけでもお年賀をしたほうが良いかと思います。
新年のコミュニケーションツールアイテムとしてお年賀を活かすことも、大人のたしなみではないでしょうか。
無難なものだと、お菓子やお茶といったすぐに使えるものですよね。
歳を重ねて家の中で過ごすことが多く、テレビからの情報がほとんどである親世代。
とはいえ、一部には、スマートフォンやアイフォンパソコンを駆使できるシニアの方も最近はいらっしゃいますね。
ネットを使えてもそうでなくても、テレビやネットで話題性のあるお菓子や日用品をチョイスして話題にしたり、実家へ持って行って渡すと会話やお互いの視野が広がります。
何よりも、家族の繋がりを再確認できる一番良い方法かと思います。
お年賀って実家にやはり贈るべき?
②お年賀を渡す余裕がない時はどうしたらいいの?
忙しくてお年賀を実家に贈る余裕がない時は前述したように、寒中見舞いを渡す方法もありますが、結婚や出産、子どもの費用、マイホーム購入など大人になってくると、抱える問題が大きくて親にお年賀を贈る余裕なんてないってママさんもいますよね。
お年賀を贈る余裕がなかった経験者の口コミによると、お年賀に間に合わなかった時は、寒中見舞いの他に、お盆や父の日、母の日、両親の誕生日、クリスマス、お盆の時期に、何かしら必ず贈るようにしているそうです。
このようにお年賀を贈る余裕や時間がない時は、何か別のもので代用することをおすすめします。
まとめ お年賀は実家に贈ったほうがより良い関係が築けます
- お年賀は如何なる家族関係があったとしても、最低限贈るのが大人のマナーです
- お年賀が間に合わない時は、寒中見舞いも良いですが、父の日、母の日、両親の誕生日、お盆、クリスマスに何かしらの贈り物をしてくださいね
- お年賀の基本的なマナーを知っておくと日常生活で役立ちます
- お年賀を親戚に渡す時はその家庭のルールに合わせたり、いとこ・義理の両親、旦那さんに聞きましょう