今年の梅雨入りの時期は平年に比べて早い?遅い?地方別に詳しく知ろう!

梅雨

新元号も決定し、4月ももう中旬、暖かくなってきましたね。

新年度は何かと忙しく、皆さんやっと少し落ち着いた頃でしょうか。

寒の戻りもなくなり、1日快適に過ごせるようになってきました。

この気候が続けば快適で過ごしやすいのになーなんて個人的には思いますが…

日本に居住している限り四季があるので現実はそうもいきません。

これから5月に入り夏に向けて梅雨がやってきます。

雨続きは嫌になりますね。

気になるのが今年の梅雨入りはいつごろだろうか?と思いませんか。

大体6月だったかな?5月だったかな?と記憶は毎年更新され忘れがちですが、梅雨が来ることは分かっています…いいものではないですからね。

そこで、今年の梅雨入りは平年と比べて早いのか遅いのか予報を比べていきます。

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2019年 今年の梅雨入り時期予想

気象庁が公開しているデータをもとに梅雨入り・梅雨明けの時期を比較し、2019年の梅雨入りを予測していきます。

日本国内東西の都市部が含まれる関東・甲信越地方と近畿地方で見ていきます。

気象庁では、1951年から2018年まで69年間、梅雨入り梅雨明けの時期が記録されています。

ちなみにですが地方別の振り分けはこのようになります。

関東地方:茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県

甲信越地方:山梨県、長野県

近畿地方:大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、三重県、滋賀県、和歌山県

2019年の梅雨入りは?

関東・甲信越地方

関東・甲信越地方の梅雨入りと梅雨明けの日にちを見ていきます。

最も早い梅雨入りと最も遅い梅雨入り

最も早い梅雨入り➔1963年5月6日

最も遅い梅雨入り➔1967年と2007年の6月22日ごろ

過去3年間の梅雨入り

2016年梅雨入り➔6月5日

2017年梅雨入り➔6月8日

2018年梅雨入り➔6月6日

最も早い梅雨明けと最も遅い梅雨明け

最も早い梅雨明け➔2018年6月29日

最も遅い梅雨明け➔1982年8月4日

過去3年間の梅雨明け

2016年梅雨入り➔7月29日

2017年梅雨入り➔7月6日

2018年梅雨入り➔6月21日

過去のデータをもとに梅雨入りと梅雨明けは平年、関東・甲信越地方では梅雨入りが6月8日ごろ梅雨明けが7月21日ごろとされています。

これらの情報をもとに関東・甲信越地区の2019年の梅雨入りと梅雨明けの予想をしてみました。

10年間分の梅雨入りの時期をみてみるとほとんど6月で、そのうち1回だけ5月がありましたが2011年5月27日の梅雨入りとなっており5月の末です。

梅雨明けの時期も10年間分時期をみてみると7月がほとんどですが、7月の初めから末と日にちはあまりまとまってはいませんでした。

よって2019年の梅雨入りは6月1日から6月10日ごろ、梅雨明けは7月10日から24日ごろと予測します。

平年の日にちも含まれていますがその前後に梅雨入り明けが発表されると「平年より何日早い梅雨入りとみられます」

などと天気予報で伝えられるでしょう。

梅雨入りの早い時と遅い時では1カ月半も異なるだなんて驚きですね。

近畿地方

近畿地方の梅雨入りと梅雨明けの日にちを見ていきます。

最も早い梅雨入りと最も遅い梅雨入り

最も早い梅雨入り➔1956年と2011年5月22日ごろ

最も遅い梅雨入り➔1958年6月25日

過去3年間の梅雨入り

2016年➔6月4日

2017年➔6月20日

2018年➔6月5日

最も早い梅雨明けと最も遅い梅雨明け

最も早い梅雨入り➔1978年7月3日

最も遅い梅雨明け➔2009年8月3日

過去3年間の梅雨明け

2016年➔7月18日

2017年➔7月13日

2018年➔7月9日

 

平年、近畿地方の梅雨入りと梅雨明けは、梅雨入りは6月7日で梅雨明けは7月21日ごろとなります。

関東・甲信越地方と比べると若干ではありますが梅雨入り明けともに早いように感じます。

近畿地方も過去10年間分の梅雨入りと梅雨明けの時期をみてみたところ、関東・甲信越地区とほぼ同じでした。

関東・甲信越地方の梅雨入りの方が若干早いことを踏まえて2019年の梅雨入りと梅雨明けの予想をしました。

2019年の梅雨入りは5月28日から6月10日ごろ、梅雨明けは7月8日から7月12日ごろと予想します。

近年、異常気象の影響もあってなのか梅雨の時期も長くなりがちです。

夏は毎年気温が上がっているようにも感じます。

体調には気を付けておきたいですね。

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梅雨入りと梅雨明けの決め方

気象庁の梅雨入りと梅雨明けの過去データには○月○日ごろと記載されており、「頃」と書かれているので確定日ではありません。

気象庁が暫定的に定めている梅雨入りの基準は3つあります。

  • 晴天が2日以上続いた後
  • 梅雨前線の影響で前日と当日が雨
  • その後1週間の天気予報が雨または曇り

このような条件の天気図がみられた場合「梅雨入りしたとみられます」との発表がされます。

気象台が「梅雨入りしたとみられます」と発表するのは速報値だからだそうです。

なので夏が過ぎ9月になってから「やはりあの時が梅雨入りでこの時が梅雨明けでした」などと訂正を行い梅雨入りと梅雨明けの確定値が決定されます。

梅雨明けの定義も暫定的に定められている基準が3つあります。

  • 雨が2日以上続いていた後
  • 梅雨前線が北上して、前日と当日が晴れである
  • その後の週間天気予報で5日以上晴である(または一部曇り)

このような条件の天気図が「梅雨明けしたとみられる」の基準になっています。

梅雨明けの判断は梅雨の晴れ間があったりして紛らわしいので梅雨入りよりも難しいそうです。

実際に、梅雨の晴れ間かな?梅雨あけたかな?などと思っているうちに、天気予報がはずれて雨が降り、気づいたら「梅雨明け」の発表をせずに秋になっていた、という年もあります。

なぜ梅雨入りと梅雨明けの決め方が難しいのか

梅雨で雨が降る原因は、梅雨前線の影響です。

この梅雨前線が原因で梅雨入りと梅雨明けの決定が難しくなっています。

梅雨前線とは、北からくるオホーツク海気団と南よりくる小笠原気団という2つの湿った高気圧がぶつかり合ってるラインをいいます。

通常の雨雲は1000㎞範囲程の大きさが一般的ですが、梅雨の原因である梅雨前線は100㎞程の幅になります。

梅雨前線は南北の幅が狭く細いため、どの辺りに梅雨前線がかかるのかの判断が困難になります。

また、2つの高気圧が押し合っているため、どちらかによる力関係により北上したり南下するのでさらに予測が難しくなります。

梅雨前線が存在する時の天気予報も難しいとされており、狭く細い梅雨前線が少しブレると晴れのはずが雨になったりしてしまいます。

梅雨前線が細く狭いために動きや存在する場所をみつけにくく、梅雨入りと梅雨明けが難しい理由とされています。

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まとめ

雨続きになると家の中などの湿気が気になりますね。

除湿器や換気をするなど、家の中の湿気対策にも万全にして梅雨を乗り越え夏を迎えたいものです。

雨は嫌だなと言いつつも、梅雨の日の晴れ間は好きです。

梅雨入りしたけどその一週間だけでほとんど晴れていた梅雨も、梅雨明けしたと言いつつ雨ばかりの夏もあります。

今年はどのような梅雨になるか、少し梅雨のことを知ると楽しみになります。

おまけの豆知識にはなりますが、日本で梅雨がない地域が3つあります。

それは、有名なところは北海道です。

あとふたつは、北方領土と小笠原諸島になります。

なんとなく梅雨前線のことを考えると理由が検討つくかと思いますが、気になる方はぜひ調べてみてくださいね。