夏休みといえば、中学生では受験勉強も大事ですが、やはり夏休みの自由研究は大きなポイントとなります。
理科の自由研究となるとママの方が頭を抱えてしまいそうですね。
もしかしたらテーマを決めようとしても小学生から毎年していた自由研究なのでネタ切れも心配です。
そこで今日は、単純に見えて意外と奥深い内容であり、誰ともかぶりにくい理科の簡単自由研究をmama’sの読者さまにだけ、こっそりお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
Contents
理科の自由研究(中学生編)
研究内容によっては、実際に見学に行くという方法をとったご家庭もあるようです。
例えば、魚の研究なら実際に水族館や水産試験場などに出向いていく方法です。
こうした行動は、それだけで理科の勉強になります。
また、小さな子どもだけでは無理が出てきますが、中学生になると行動範囲も広がるので1人で行ける場所も増えていきます。
具体的には、実験がしたいのか、工作がしたいのか、インタビューなど社会に関心があるのか、子どもの気持ちを聞いてあげることも大切ですね。
それに、自由研究の楽しさに気付いたら、放っておいても勉強するような子どもになる可能性がぐっと高くなります。
夏休みの自由研究(課題の選び方)
- 出来るだけ家庭の中にあるものでする(お金を必要以上には使わずに出来るもの)
- 子どもの年齢に応じたテーマを決める
- 1日で済ませる or 数日かけて観察する
- 情報収集をしていくとヒントが見つかる
- いざという時には親が責任を持てるもの
やはり情報収集をするのが重要と言えるようです。
そういった意味では、きっとmama’sを見つけてくれたママは良い形でテーマを探している人ですね。
また、最近よく話題にのぼるものについて調べたり、昨年行った夏休みの自由研究を更に進化させていく研究もアリですね。
中学生が1日で完成する自由研究
動物園で哺乳類の目つきの違いについて調べる
用意するもの
- 筆記用具
- 色鉛筆
- スマートフォン
- レポート用紙
研究内容
上野動物園など自分の行きたい動物園をピックアップしてから、哺乳類の動物の視線、目が顔の前についているか、顔の横についてるかを見極めてから、スケッチをしたり、スマートフォンやアイフォンで撮影して後ほどパソコンに取り込めるようにするなど記録を残しましょう。
スマートフォンやアイフォンで写真を撮ったら、デジタルプリントに取り込んでそれをネットプリントでコピー。
レポートを作成時の写真として使えます。
人間と動物との目のつき方によってメリットやデメリット、動物ならば遠くにいる獲物を捕らえる時、人間ならば遠くの景色を見る、近づいてくる人の姿を認知するためなど、動物と人間の行動パターンについても身近なことを思い出して書いていくといいでしょう。
自由研究のポイントとメリット
メリットとしては、動物の生態や、自分達、人間の視覚の動きの違いについて学べます。
地元にある動物園を利用したり、交通費をかけて動物園に行く必要性があります。
監察する際に、動きが多い動物を丹念に観察する集中力が必要です。
自分が普段、物を見る時、どういった時に目を動かすかを考えながら、動物の目の動きと比較してみましょう。
世界各国の裁判員制度について調べる
- レポート用紙
- パソコン
- プリンタ
- 図書館での裁判員制度についての関連書籍
- 筆記用具
- 定規
- スマートフォン・アイフォン
研究内容
日本で近年、導入された裁判員制度について、その背景や、導入されたきっかけについて調べ、制度の内容やメリット・デメリット、その制度を知ってどんなことを感じたか個人的な感想も含めてレポートする方法です。
重要な内容には、蛍光ペンでアンダーラインを引いたり、定規で枠を書いて囲みます。
図書館へ行き、裁判員制度に関連した資料を借りて参考にするのもいいですし、スマートフォンやパソコンで調べてから、それを記述するのもいいでしょう。
また、ニュースを見て、2019年に話題となった裁判の記事を探したり、日本以外に同じような制度をおこなっている他国を探してみましょう。
それぞれの特徴を調べて比較する方法も違った角度から物を見れて面白みや発見があるかと思います。
自由研究のメリットとポイント
「裁判員制度」という中学生からしたら難解に感じる内容かもしれませんが、関心を持ち、社会や政治に対して少しでも興味を持って根気よく取り組んで下さい。
社会や政治などが苦手な人は参考資料を読む・レポートを書くなど作業に多少の時間がかかってしまうこともあるでしょう。
しかし、普段、考えたこともなかった裁判について、政治について、世の中について知識を深められたり、常識として知っておくことができます。
同級生が知らないことを調べることで、ちょっとクラスの中で、鼻高になれそうですね。
シャボン玉がストローから離れる様子をウォッチング
用意するもの
- シャボン玉
- ストロー
- スマートフォン
- 自撮り棒
- 筆記用具
研究内容
シャボン玉をストローでふき、ストローからシャボン玉が離れる様子を、自撮り棒とスマートフォンを使って撮影します。
スロー再生やコマ撮りできるように撮影し、シャボン玉が離れる瞬間に、どんなことが起きているか観察をします。
携帯によっては、前述したような機能が使えないことや、スマホのカメラの調子が良くない時もあるので、カメラアプリをインストールして、コマ撮りやスロー再生などが出来るように設定してください。
変化のような分かるように、伝えておかなければならないポイントを何コマか連続して選び、写真に印刷して図として紹介し、説明文を付け足します。
シャボン玉をストローで拭いた時に離れるまでの瞬間を記録に収め、その時の状況を自分の言葉でレビューする研究です。
子どもの頃に遊んだシャボン玉を使った身近にできる自由研究なので、どこかノスタルジックな懐かしい気持ちになれるのも、夏休みにちょっと心がシャボン玉のようなふわっとした優しい気持ちになれそうですね。
自由研究のメリットとポイント
シャボン玉をストローで吹くことによってできます。
自撮りが好きな若者には遊びながら自由研究に取り組めるメリットがあるので、ちょっとした息抜きになりそうですね。
シャボン玉とストローなので費用の手間がかかりません。
パソコンで編集作業をすることでパソコンの知識も深まります。
レモンで電池をつくる
レモンを使って、電気ができるしくみを調べる方法です。
この実験では、電子の移動について考えてます。
実験費は1300円ぐらいかかり、2時間ほど時間がかかると思ってください。
用意するもの
- レモン
- 電子オルゴール
- 亜鉛版1.5センチ×5センチ(4枚)
- 銅板(1.5センチ×5センチ)(4枚)
- メロディIC(各1)
- クリップ付きリード線
- レポート用紙
手順
- レモンを半分に切ったら、亜鉛版と銅板にクリップ付きリード線を繋ぎます。
- 亜鉛版と銅板をレモンに差し込んだら、電子オルゴールの導線に、1で作成したクリップ付きのリード線を繋いでください。
- 電子オルゴールが可動するかチェックし、もう半分のレモンに亜鉛版と銅板を差し込みます。
- クリップ付きリード線と電子オルゴールをそれぞれ繋ぎ合わせたことを確認してから、音の大きさの違いをリサーチしてレポートに書き込みます。
自由研究のメリットとポイント
なにが電気を起こしているのかを調べる実験です。
レモンに含まれる酸は亜鉛酸を溶かします。
亜鉛は解けた時にマイナスの電気を結びつけます。
電子を置いていきます。
レモンに差し込んだ亜鉛版がマイナス極、銅板とプラス極です。
電子はプラス極によって流れる仕組みになりますので、銅板の方に向かって移動を始めます。
また、銅板に移動した電子はレモン果汁に含まれているイオンと融合して、水素ガスを発生させる仕組みになります。
今回、この実験では、レモンをピックアップしましたが、他の果物でも実験可能です。
また、実験に使った食品は食べずに、ただちに捨てることが大切です。
もちキビやそば粉を使った兵糧丸をつくって体験!
「じん中食」とは、戦国時代に戦争で食べられた食事のことです。
兵ろう丸というのが最も知られているので、それを自由研究の題材にしてみましょう。
歴史好きの女の子、「歴女」や、好き・興味のある科目は歴史って言うお子さんにぴったりな自由研究ではないでしょうか。
また、勉強に気が進まない中学生でも、現代の自分達が食べているものとは違った料理を体験できるので、人と違うことがしたいと思ったり、スーパーにある身近な食材で作れるので、自由研究に手間をかけたくないという面でもメリットです。
お母さんも家計的には助かりますね。
用意するもの
- そば粉(40グラム)
- 上新粉(40グラム)
- すりごま(20グラム)
- 料理酒(10グラム)
用意するもの全てをボウルに入れて水を加えながら混ぜ、2等分にして直径5センチほどに丸めます。
10~15分蒸した後、ひょうめんにきな粉をまぶして出来上がりです。
あとはそれをラップにくるんで、保存。
作ってからすぐに中の様子をデジタルカメラに撮影し、説明文を書き加えて、食べてみた感想も追記します。
ろう兵は戦場で食べる上で役立つメリットや、ろう兵を食べて当時の戦国武士たちが感じていただろうデメリットや、利便性を書いていきましょう。
また、兵ろう丸の他のバリエーションの作り方を調べて比較したり、兵ろう丸以外のじん中食についても調べて追記してみると視野や知識が広がりますね。
自由研究のメリットとポイント
戦国時代という歴史に触れる機会が作れたり、材料も、そば粉、上新粉、料理酒、すりごまといった家庭で身近に使う調味料を使うので、コストパフォーマンスが高いことがメリットです。
兵糧丸を作る際に、もちキビ粉や、大麦の粉であるはったい粉、きな粉餅に使われるきな粉、さらには、かつお節や胡麻油、はちみつ、梅干し、いりごまを混ぜ合わせてもう一品作ってみるのも、味の比較ができます。
料理酒の代わりに甘酒を代行してこの実験をおこなったご家庭がありました。
赤ちゃんでも飲める甘酒を使用するのもいいかもしれませんね。
もちキビが全粒粉の場合は、軽くてすり潰すのが大変なので、最後は、ゴマすり器を使ってすり潰すことをおすすめします。
ちなみに、もちキビ、100グラム、すり胡麻は15グラム、かつお節3グラム、砂糖50グラム、ごま油は大さじ2杯、はちみつ50グラム、梅干しは3粒程度を目安に使うといいですよ。
プラスアルファでさらに味付けしたい場合は、アーモンド30グラム、くるみやアーモンド、ひまわりの種、小魚、かぼちゃの種、大豆などが入ったミックスナッツを60グラム、甘酒を1本入れながらこねて作る方法もまた楽しいですね。
男女共に向いているちょっとした自由研究という名の「おやつ作り」と思って取り組むと、やる気が出ると思います。
中学生なので、材料について細かなことが分からない・想像つかない場合は、保護者の方に質問してから買い物に行くことをおすすめします。
中学2年生の1日で出来る自由研究
引用:https://www.google.co.jp/search?q=バナナ画像
紫外線は理科や科学の時間でもテレビでも取り上げられるようになりました。
それだけ紫外線には誰もが関心を持っているということですね。
中学2年生くらいになると、その紫外線を調べることは一見レベルが高いようですが、必要な日数は1日でOKというところが人気の研究です。
1.バナナを使って紫外線を調べる
紫外線の影響をテーマにして、家にあるもので出来る自由研究を目指していきます。
紫外線は、お肌の大敵ということでママにとっては敏感に反応する人も多いですね。
そんな紫外線の影響をバナナを使って検証していくものです。
紫外線の研究をしていくって考えるだけでも、本人にとっては仕上がりに自身が持てるのではないでしょうか。
用意するもの
- バナナ
- アルミホイル
- 日焼け止めクリーム
- セロハンテープ
実験内容
人の身体ではなく、バナナにしているだけなので簡単に観察をすることが出来ます。
- バナナをそれぞれ日陰と直射日光が当たる場所に分けて置き皮や実の色の変化を観察する
- 紫外線クリームを塗ったらどうなるかも記録しておく
- 色の変化が見られたら、それによってバナナへの弊害はどうなのか記録する
- 日傘を置いた場合では変化があるのかどうかも見てみる
これらは、半日程度(5~6時間)ほど日に当てたものを観察して記録することで違いを調べるのですね。
ちょっとひと工夫
バナナだけでなく、他の野菜や果物を使って比較した実験も面白そうですね。
こうした実験では、日焼け止めクリームや日傘の効力も見えてくるし、長時間の直射日光の弊害をみんなで考える良い機会に繋がるので、ぜひチャレンジしてみてください。
2.一瞬で水を凍らせる実験
用意するもの
- ペットボトル
- 食塩
- 大きめのボール
- 氷
- 精製水(キッチンでお湯を沸かして冷ましたものでもOK)
研究内容
- ペットボトルを真ん中にして周囲に氷を敷き詰める
- 1の氷に食塩をたくさん振りかけてしっかりと混ぜる
- ペットボトルの2/3くらいまで精製水を入れる
- 30分程度おき、ペットボトルの水を冷やす
- 30分が経過したら水が中で揺れないようにペットボトルを取り出す
- ペットボトルに刺激を与える(ペットボトルを振る、氷のかけらを入れてみるetc.)
このときの結果によって成功か失敗か分かります。
- 水が一瞬で凍った ➡ 成功
- 水が凍らない ➡ 失敗
ちなみに、この水が凍ったときの現象を「過冷却」といいます。どんな結果になるのか楽しみですね。
自由研究のポイントとメリット
- 5の工程のときに水を揺らさないこと
- ゆっくりと温度を下げながら水を冷やすこと
- 結果が失敗でも成功でも必ず写真を記録として残しておく
- 中学2年生の自由研究・理科なのに1日で出来る
中学3年生の1日で出来る理科の研究
引用:http://benesse.jp/jiyukenkyu/cont/chugaku/003.html
中学3年生になると、義務教育の終わりにあたり、いよいよ受験が本格化している頃ですね。
それは夏休みの自由研究が最後になるということでもあります。思い出に残る夏休みにしてほしいものです。
1.天動説と地動説
今年の夏は自由研究として宇宙み思いを馳せてみるのはいかがでしょうか?
現在では、地球が動いているのは当たり前のように知っていますが、はるか昔では天動説が信じられていたのですよね。
宇宙の歴史を科学(理科)の視点で見ていきましょう。
用意するもの
- 地動説を証明する図(本など)
- 筆記用具
- スマホ or パソコン
調べること
太陽系を中心に私たちは地球で暮らしています。
その地球が太陽の周囲を回っている地動説はどうやって分かったのかについて調べてみます。
自由研究のポイントとまとめ方
天動説を唱えたプトレマイオスや地動説を唱えたコペルニクスやガリレオなどの人物についても調べてみると面白いことが分かります。
どうして天動説を唱えたのか、どうして地動説を唱えたのか、それぞれの考えを比較してみるなど工夫をしてみると良さそうですね。
2.野菜のDNAの取り出し方
理科の自由研究で中学3年生にもなると、少し難しいタイトルにも挑戦してみたいところです。
そこで野菜のDNAを取り出してみる実験をご紹介しますね。
用意するもの
- ブロッコリー
- たまねぎ
- 中性洗剤
- 大根おろし器など
- 茶こし
- エタノール
- 食塩
- 水
実験の方法
- 水200mlに中性洗剤小さじ一杯を入れる
- 食塩小さじ2杯半を入れたものを1の中に入れる
- ブロッコリーなどの野菜をすりつぶす
- 次に茶こしでこす
- 4の中にエタノールを注ぎ入れる
- 白い綿のようなものが出てくるので観察する
実験の最後に、6で出てきた白いものが野菜のDNAとなります
ひと工夫
- いろんな野菜で試してみるのも面白い
- DNAを取り出す手順で写真やイラストを記録していく
- どのようにしたらDNAを取り出しやすいか考えをまとめてみる
- 大根おろし器で指を切らないように気を付ける
手元をしっかりと見て、けがをしないように包丁を研いでおくなどの下準備をママがしてあげてくださいね。
中学3年生になったとはいえ大人でも怪我をすることがあります。
特に、切れ味がわるい刃物を使うとかえって怪我をしたときに状態が悪くなるのが怖いですね。
実験のまとめ方のポイント(共通)
実験や工作など、達成感をもって完了したものの記録があいまいだったり残し忘れると大変なことになります。
せっかく頑張ったのですから、記録は面倒でもマメに取るようにアドバイスをしてあげてください。
具体的には次にまとめてみましたので見ていきましょう。
研究のまとめ方
研究のまとめ方として大切なのは、1つ1つの工程を失敗しても良いので、たくさん画像に残しておくことです。
記録にもなるし、実験を見た先生やクラスメイトにも、より分かりやすいレポートになるからです。
発表をしようとすると自分で書いた字なのに読めないといった不思議な現象も学生の頃はよくあります。
そこは訓練と思って丁寧に書くように促したり、場合によっては模造紙など大きめの紙に書くことも個性が光ってお勧めです。
オリジナリティを取り入れた自由研究
出来れば失敗も成功も写真などの画像で記録しておくと、まとめやすくなります。
キットなどを使ったりした工作などでは、友達とかぶってしまう心配もありますが、まとめ方がオリジナリティにあふれていると高評価に期待が出来ます。
そのためには素材を変えてみたり、写真を別の角度からとらえてみたり、色々と試行錯誤してみると自分らしさが生まれてくることを教えてあげることも良いですね。
mama’sからママへのメッセージ
実験を行うのが屋外の場合に、気を付ける必要があるのが衣服などの所持品です。
夏のお天気は急に変わることも考えられますので、自然の中に行く観察などの自由研究をする人は、傘や雨具などをしっかりと準備していきましょう。
また、熱中症も気になるところです。
出来れば、イオン飲料などの水分を多めに持っていくことをお勧めいたします。
キャンプや自然の中での実験では、近くに飲料を購入する施設が少ない場合もありますからね。
それから記憶があたらしいうちに書き留めていく作業をする方が正しい情報だったり、たくさんの情報になったりするので、自由研究をするときには出来るだけ途中で時間を空けないようにしましょう。
これで自由研究が終わったら、ぜひ子供にオススメしてもらいたいのが先生やお友達に暑中見舞いを書いてみてほしいのです!
こちらでは「暑中見舞いの書き出しは?基本文例の書き方・マナーを教えます!!」中学生でも簡単にあいさつ文が理解できるよう説明しております^^