ゴールデンウィークが過ぎると、いよいよ本格的な梅雨が訪れます。
じめじめして洗濯物も乾きにくく、子供と外にお出かけするのも億劫になりがちな梅雨の時期は、主婦にとっては1年で最も天敵なシーズンと言っても過言ではありません。
今回は、2019年の梅雨開け時期がいつになるのか、これまで気象庁が発表してきた1951年~2018年に渡る過去67年分のデータを元にした予想を地方別に紹介していきます。
Contents
2019年の梅雨明け予想はいつ?
では、今年の梅雨明けがいつになるのか予想していきます。
なお、グラフが途中で切れている箇所は観測ができなかった年度のデータを表しています。
東北地方北部(青森県、秋田県、岩手県)の梅雨入り・梅雨明けはいつ?
東北地方北部の梅雨入りは最も遅く、平年6月14日頃です。
2018年の梅雨入りは、平年よりも3日早い6月11日頃でした。
東北地方北部で一番早かった梅雨入りの時期は1997年6月2日頃、一番遅かった梅雨入りの時期は1967年7月3日頃。
平均値を見るとほぼ横ばいで、長年にわたって梅雨入りの時期はほとんど変化してません。
これまでの過去のデータによれば、全体件数のうち6月上旬~中旬に79%梅雨入りしてきたので、この期間に梅雨入りする可能性は高いと思われます。
データを基に予想すると、梅雨入りは6月8日~21日頃と思われます
東北地方北部は、平年7月28日頃に梅雨明けしています。
2018年は、平年より9日早い7月19日頃に梅雨入りしています。
一番早かった梅雨明けの時期は1978年7月8日頃、一番遅かった梅雨明けの時期は1991年8月14日頃です。
平均値を見ると、梅雨明けがやや遅くなっている傾向にあります。
これまでの過去のデータによれば、全体件数のうち92%が7月中旬~8月上旬に梅雨明けしてきたので、この期間に梅雨明けする可能性は高いと思われます。
データを基に予想すると、梅雨明けは7月19日頃~8月3日頃と思われます。
東北地方南部(山形県、宮城県、福島県)の梅雨入り・梅雨明けはいつ?
東北地方南部は、本州よりも約1週間ほど後に梅雨入り・梅雨明けすることが多い地域です。
平年6月12日頃に梅雨入りしています。
2018年の梅雨入りは、平年とほぼ同じ6月10日頃でした。
東北地方南部で一番早かった梅雨入りの時期は1959年の6月1日頃、一番遅かった梅雨入りの時期は2017年の6月30日頃。
平均値を見ると、梅雨入りが遅くなっている傾向にあります。
これまでの過去のデータによれば、全体件数のうち6月上旬~中旬に84%梅雨入りしてきたので、この期間に梅雨入りする可能性は高いと思われます。
データを基に予想すると、梅雨入りは6月2日~16日頃と思われます。
東海地方は、平年7月25日頃に梅雨明けしています。
2018年は、平年より11日早い7月25日頃に梅雨入りしています。
一番早かった梅雨明けの時期は1978年7月5日頃、一番遅かった梅雨明けの時期は1987年8月9日頃です。
平均値を見ると、梅雨明けがかなり遅くなっている傾向にあります。
これまでの過去のデータによれば、全体件数のうち82%が7月中旬~7月下旬に梅雨明けしてきたので、この期間に梅雨明けする可能性は高いと思われます。
データを基に予想すると、梅雨明けは7月14日頃~7月29日頃と思われます。
北陸地方(新潟県、富山県、石川県、福井県)の梅雨入り・梅雨明けはいつ?
日本屈指の豪雪地帯でもある北陸地方は全国的にも降水量が多い土地柄です。
梅雨は長引きがちで降水量も多いので、お出かけの際には注意が必要です。
そんな北陸地方は、平年6月12日頃に梅雨入りしています。
2018年の梅雨入りは平年とほぼ同じ時期の6月9日頃でした。
北陸地方で一番早かった梅雨入りの時期は1956年の5月22日頃、一番遅かった梅雨入りの時期は1987年の6月28日頃。
平均値を見ると、梅雨入りがかなり遅くなっている傾向にあります。
これまでの過去のデータによれば、全体件数のうち6月上旬~中旬に84%梅雨入りしてきたので、この期間に梅雨入りする可能性は高いと思われます。
データを基に予想すると、梅雨入りは6月2日頃~18日頃と思われます。
北陸地方は、平年7月24日頃に梅雨明けしています。
2018年は、平年より15日早い7月9日頃に梅雨入りしています。
一番早かった梅雨明けの時期は2001年7月2日頃、一番遅かった梅雨明けの時期は1991年8月14日頃です。
平均値を見ると、梅雨明けがかなり遅くなっている傾向にあります。
これまでの過去のデータによれば、全体件数のうち80%が7月中旬~7月下旬に梅雨明けしてきたので、この期間に梅雨明けする可能性は高いと思われます。
データを基に予想すると、梅雨明けは7月13日頃~7月25日頃と思われます。
関東甲信地方(東京都、栃木県、群馬県、埼玉県、茨城県、千葉県、神奈川県、長野県、山梨県)の梅雨入り・梅雨明けはいつ?
東海地方は、基本的に本州の大多数の地域とほぼ同じ時期に梅雨入り・梅雨明けします。
平年6月8日頃に梅雨入りしています。
2018年は、平年とほぼ同じ時期の6月6日頃に梅雨入りしています。
一番早かった梅雨入りの時期は1963年の5月6日頃、一番遅かった梅雨入りの時期は2007年の6月22日頃です。
平均値を見ると、梅雨入りがかなり早くなっている傾向にあります。
これまでの過去のデータによれば、全体件数のうち6月上旬~中旬に90%梅雨入りしてきたので、この期間に梅雨入りする可能性は高いと思われます。
データを基に予想すると、梅雨入りは6月3日~17日頃と思われます。
関東甲信地方は、平年7月21日頃に梅雨明けしています。
2018年は、平年とほぼ同じ時期の6月29日頃に梅雨入りしています。
一番早かった梅雨明けの時期は2018年6月29日頃、一番遅かった梅雨明けの時期は1982年8月4日頃です。
平均値を見ると、梅雨明けがかなり早くなっている傾向にあります。
これまでの過去のデータによれば、全体件数のうち76%が7月中旬~7月下旬に梅雨明けしてきたので、この期間に梅雨明けする可能性は高いと思われます。
データを基に予想すると、梅雨明けは7月10日頃~7月25日頃と思われます。
東海地方(静岡県、岐阜県、三重県、愛知県)の梅雨入り・梅雨明けはいつ?
東海地方は、基本的に本州の大多数の地域とほぼ同じ時期に梅雨入り・梅雨明けします。
平年6月8日頃に梅雨入りしています。
2018年は、平年とほぼ同じ時期の6月5日頃に梅雨入りしています。
一番早かった梅雨入りの時期は1963年の5月4日頃、一番遅かった梅雨入りの時期は1951年の6月28日頃です。
平均値を見ると、梅雨入りがかなり早くなっている傾向にあります。
これまでの過去のデータによれば、全体件数のうち6月上旬~6月中旬に76%が梅雨入りしてきたので、この期間に梅雨入りする可能性は高いと思われます。
データを基に予想すると、梅雨入りは6月1日頃~6月13日頃と思われます。
東海地方は、平年7月21日頃に梅雨明けしています。
2018年は、平年より12日早い7月9日頃に梅雨入りしています。
一番早かった梅雨明けの時期は2008年6月22日頃、一番遅かった梅雨明けの時期は2016年8月3日頃です。
平均値を見ると、梅雨明けがかなり遅くなっている傾向にあります。
これまでの過去のデータによれば、全体件数のうち85%が7月中旬~7月下旬に梅雨明けしてきたので、この期間に梅雨明けする可能性は高いと思われます。
よって、データを基に予想すると梅雨明けは7月11日頃~7月24日頃と思われます。
近畿地方(京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、滋賀県、和歌山県)の梅雨入り・梅雨明けはいつ?
近畿地方は、基本的に本州の大多数の地域とほぼ同じ時期に梅雨入り・梅雨明けします。
平年6月7日頃に梅雨入りしています。
2018年は、平年とほぼ同じ時期の6月5日頃に梅雨入りしています。
一番早かった梅雨入りの時期は1956年の5月22日頃、一番遅かった梅雨入りの時期は1958年の6月25日頃です。
平均値を見ると、梅雨入りがかなり早くなっている傾向にあります。
これまでの過去のデータによれば、全体件数のうち6月上旬~6月中旬に81%が梅雨入りしてきたので、この期間に梅雨入りする可能性は高いと思われます。
データを基に予想すると、梅雨入りは5月31日頃~6月13日頃と思われます。
近畿地方は、平年7月21日頃に梅雨明けしています。
2018年は、平年より12日早い7月9日頃に梅雨明けしています。
一番早かった梅雨明けの時期は1978年7月3日頃、一番遅かった梅雨明けの時期は2009年の8月3日頃です。
平均値を見ると、梅雨明けが遅くなっている傾向にあります。
これまでの過去のデータによれば、全体件数のうち87%が7月中旬~7月下旬に梅雨明けしてきたので、この期間に梅雨明けする可能性は高いと思われます。
データを基に予想すると、梅雨明けは7月13日頃~7月27日頃と思われます。
中国地方(鳥取県、島根県、岡山県、広島県)の梅雨入り・梅雨明けはいつ?
中国地方は、基本的に本州の大多数の地域とほぼ同じ時期に梅雨入り・梅雨明けします。
平年6月7日頃に梅雨入りしています。
2018年は、平年とほぼ同じ時期の6月5日頃に梅雨入りしています。
一番早かった梅雨入りの時期は1964年の5月8日頃、一番遅かった梅雨入りの時期は1968年の6月24日頃です。
平均値を見ると、梅雨入りが早くなっている傾向にあります。
これまでの過去のデータによれば、全体件数のうち5月下旬~6月中旬に80%が梅雨入りしてきたので、この期間に梅雨入りする可能性は高いと思われます。
データを基に予想すると、梅雨入りは5月31日頃~6月11日頃と思われます。
中国地方は、平年7月21日頃に梅雨明けしています。
2018年は、平年より11日早い7月9日頃に梅雨明けしています。
一番早かった梅雨明けの時期は1991年の7月3日頃、一番遅かった梅雨明けの時期は1953年の8月3日頃です。
平均値を見ると、梅雨明けが早くなっている傾向にあります。
これまでの過去のデータによれば、全体件数のうち85%が7月中旬~7月下旬に梅雨明けしてきたので、この期間に梅雨明けする可能性は高いと思われます。
データを基に予想すると、梅雨明けは7月13日頃~7月26日頃と思われます。
四国地方(香川県、愛媛県、徳島県、高知県)の梅雨入り・梅雨明けはいつ?
四国地方は、基本的に本州の大多数の地域とほぼ同じ時期に梅雨入り・梅雨明けします。
平年6月5日頃に梅雨入りしています。
2018年も、平年と同じく6月5日頃に梅雨入りしています。
四国地方で一番早かった梅雨入りの時期は2002年の5月19日頃、一番遅かった梅雨入りの時期は6月21日頃です。
平均値を見ると、やや梅雨入りが早くなっている傾向にあります。
これまでの過去のデータによれば、全体件数のうち5月下旬~6月上旬に79%が梅雨入りしてきたので、この期間に梅雨入りする可能性は高いと思われます。
データを基に予想すると、梅雨入りは5月28日頃~6月11日頃と思われます。
四国地方は、平年7月18日頃に梅雨明けしています。
2018年は、平年よりも10日早い7月9日頃に梅雨明けしています。
四国地方で一番早かった梅雨明けの時期は2011年7月1日頃、一番遅かった梅雨明けの時期は1956年8月2日頃です。
平均値は横ばいとなっており、ほぼ平年通りに梅雨明けすることが多いです。
これまでの過去のデータによれば、全体件数のうち99%が7月中に梅雨明けしてきたので、この期間に梅雨明けする可能性は高いと思われます。
データを基に予想すると、梅雨明けは7月9日頃~7月22日頃と思われます。
九州地方北部(山口県、福岡県、大分県、佐賀県、熊本県、長崎)の梅雨入り・梅雨明けはいつ?
九州地方北部は、基本的に本州の大多数の地域とほぼ同じ時期に梅雨入り・梅雨明けします。
平年6月5日頃に梅雨入りしています。
2018年は平年通り6月5日頃に梅雨入りしています。
九州地方北部で一番早かった梅雨入りの時期は1954年の5月13日頃、一番遅かった梅雨入りの時期は1967年の6月22日頃。
過去68年分の平均値を見ると、年々梅雨入りが少し早くなっている傾向にあります。
これまでの過去のデータによれば、5月下旬~6月中旬に全体件数のうち95%が梅雨入りしてきたので、この期間に梅雨入りする可能性は高いと思われます。
データを基に予想すると、梅雨入りは5月28日頃~6月9日頃と思われます。
九州地方北部は平年7月19日頃に梅雨明けしています。
2018年は平年より10日早い7月10日頃に梅雨明けしています。
九州地方北部で一番早かった梅雨入りの時期は1994年の7月1日頃、一番遅かった梅雨入りの時期は2009年の8月4日日頃。
過去68年分の平均値を見るとほぼ横ばい状態で、大きな変動はありません。
これまでの過去のデータによれば、7月中旬~7月下旬に全体件数のうち79%が梅雨明けしてきたので、この期間に梅雨明けする可能性は高いと思われます。
データを基に予想すると、梅雨入りは7月17日頃~7月29日頃と思われます。
九州地方南部(宮崎県、鹿児島県)の梅雨入り・梅雨明けはいつ?
宮崎県も鹿児島県も全国的に降水量が多い地域で、梅雨の時期は特に注意が必要です。
九州地方南部は平年5月31日頃に梅雨入りするため、北部より早めに梅雨が訪れます。
2018年の梅雨入りは6月5日頃と平年より遅い梅雨入りでした。
九州地方南部で一番早かった梅雨入りの時期は1956年の5月1日頃、一番遅かった梅雨入りの時期は1957年の6月21日頃。
平均値を見るとほぼ横ばいで、過去68年でも梅雨入りの時期はさほど変わりないようです。
これまでの過去のデータによれば、5月下旬~6月上旬に全体件数のうち81%が梅雨入りしてきたので、この期間に梅雨入りする可能性は高いと思われます。
データを基に予想すると、梅雨入りは5月25日頃~6月6日頃と思われます。
九州地方南部は、平年7月14日頃に梅雨入りしています。
2018年の梅雨明けは7月9日頃であったため、平年よりも早く短い梅雨となりました。
九州地方南部で一番早かった梅雨明けの時期は1955年6月24日頃、一番遅かった梅雨入りの時期は1957年の8月8日頃。
これまでの過去のデータによれば、全体件数のうち7月上旬~下旬に64%が梅雨入りしてきたので、この期間に梅雨入りする可能性は高いと思われます。
データを基に予想すると、梅雨明けは7月7日頃~7月25日頃と思われます。
奄美地方(奄美群島、トカラ列島)の梅雨入り・梅雨明けはいつ?
奄美地方は、沖縄地方とほぼ同時期に梅雨入り・梅雨明けします。
温暖な気候ではあるものの年間を通じて降水量が多いため、梅雨のシーズンに訪れる際は特に天気予報に注意しておきましょう。
奄美地方は、平年5月11日頃梅雨入りしています。
2018年の梅雨入りは大変遅く、5月27日頃でした。
奄美地方で一番早かった梅雨入りの時期は1951年の4月25日頃、一番遅かった梅雨入りの時期は2018年の5月27日頃。
平均値を見ると、梅雨入りがやや遅くなっている傾向にあります。
これまでの過去のデータによれば、全体件数のうち5月上旬~中旬に80%が梅雨入りしてきたので、この期間に梅雨入りする可能性は高いと思われます。
データを基に予想すると、梅雨入りは5月5日頃~17日頃と思われます。
奄美地方は、平年6月29日頃梅雨明けしています。
2018年は6月26日頃の早い梅雨明けとなりました。
奄美地方で一番早かった梅雨明けの時期は1971年の6月10日頃、一番遅かった梅雨入りの時期は2010年の7月15日頃。
平均値を見ると、梅雨明けが年々遅くなっている傾向にあります。
これまでの過去のデータによれば、全体件数のうち6月下旬~7月上旬に77%が梅雨入りしてきたので、この期間に梅雨入りする可能性は高いと思われます。
データを基に予想すると、梅雨明けは6月22日頃~7月6日頃と思われます。
沖縄地方(沖縄県)の梅雨入り・梅雨明けはいつ?
沖縄は、本州よりも一足早く梅雨が訪れます。
亜熱帯気候なので、梅雨もスコールのように短期間で多くの雨が降ります。
沖縄本島よりも南にある離島はさらに梅雨の時期が早まります。
そんな沖縄地方は、平年5月9日頃に梅雨入りしています。
2018年の梅雨入りは6月1日頃と平年よりかなり遅い梅雨入りでした。
沖縄地方で一番早かった梅雨入りの時期は1980年の4月20日頃、一番遅かった梅雨入りの時期は1976年の6月4日頃。
平均値を見るとほぼ横ばいながら、やや梅雨入りが遅くなっている傾向にあります。
これまでの過去のデータによれば、5月上旬~中旬に全体件数のうち87%が梅雨入りしてきたので、この期間に梅雨入りする可能性は高いと思われます。
データを基に予想すると、梅雨入りは5月3日頃~16日頃と思われます。
沖縄地方は、平年6月23日頃に梅雨明けしています。
2018年の梅雨明けも平年と同じ6月23日頃でしたが、梅雨の期間は平年よりも短い22日でした。
沖縄地方で一番早かった梅雨明けの時期は2015年の6月8日頃、一番遅かった梅雨入りの時期は1976年の7月9日頃。
平均値を見ると、梅雨明けが若干早くなっている傾向にあります。
これまでの過去のデータによれば、6月中旬~下旬に全体件数のうち82%が梅雨明けしてきたので、この期間に梅雨明けする可能性は高いと思われます。
データを基に予想すると、梅雨入りは6月14日頃~26日頃と思われます。
梅雨明けはいつから?予想しておこう!のまとめ
近年の傾向としてエルニーニョ現象の影響を受けて降水量や梅雨入り・梅雨明けが平年よりも変化しています。
特に去年は、梅雨の期間が短いながら降水量が多いゲリラ豪雨の被害を受けた地域が大変多かったことも記憶に新しいのではないでしょうか。
梅雨のシーズンは天気が変わりやすいので、天気予報を欠かさずチェックしておくようにしましょう。
ぜひ、今回の梅雨時のお出かけの参考にしてくださいね。