七夕日になると、子ども時代、織姫と彦星の存在を信じていたことはありますか?
ママになってからは、子どもの成長に合わせて、織姫と彦星の存在を伝えますね。
ところで、七夕って織姫と彦星が雨の日に会えないって知っていますか?
本日は、織姫と彦星がなぜ、雨の日だけ会えないのか切ないけどほっこりするエピソードをピックアップしていきます。
お子さんにも是非、教えてあげてくださいね。
Contents
七夕に織姫と彦星は雨が降ったら会えない?七夕の織姫伝説って?
子供の頃を思い出す・・・織姫と彦星の若さゆえの甘さが招いた出会いと掟
http://events-seasonal.com/archives/1277.html
七夕の7月7日は、織姫と彦星が年に1回しか会えないのです。
ちょっと可哀想ですよね・・・でも、大人の目線で織姫と彦星を見ると、若さゆえの甘い考えが招いた結果だなって思います。
天の川のほとりに住んでいる織姫は、とても熱心な働き者で、いわゆる今でいうところの、キャリアウーマンでした。機織りをして、毎日、独自の発想を生かして一生懸命、美しい布を作っていたのです。
織姫の父親である天の神様は、天帝と言います。
そんな一人娘の真面目なところや、自分の女性としての身なりに気を遣わず、働いてばかりいる織姫に適う結婚相手を探すことにしました。
そこで出逢ったのが彦星なのです。
彦星は天の川の東側に、牛の世話や、畑仕事をして生活を支えています。
彼も、織姫同様、働くことに熱心な男でした。
2人は結婚し、幸せな新婚生活がスタートするかと思いきや・・・なんと、二人とも若さゆえに、遊びほうけて仕事をほとんどしなくなりました。
天帝は、この娘のだらしなさが原因で、空の神様たちの洋服がぼろぼろに、彦星の牛たちは病気で畑が荒れ放題になった事態に激怒と呆れてしまいます。
これを見た織姫の父、天界の神様は二人をバツとして引き離すことにしました。
最初のうちは、東と西に引き離されて会えなくなったことが心に堪え、
そして、彼らが昔のように真面目に働くのであれば、1年に1度だけ会うことを許すと約束が交わされたのです。
以降、懲りた織姫と彦星は再び、仕事をするようになり、会えるようにはなったのですが、天の川の水かさが増すので、翌年まで会うことができないと言われています。
七夕は五節句の一つです
元々、七夕は古くからおこなわれている禊(みそぎ)行事でした。
沢山の人達の穢れを払うための五節句の一つもありました。
この五節句には、1月7日の春の七草や、5月5日の単語の節句も含まれているんです。
乙女である織姫が、着物を機織りで織って、出来上がった着物を棚に備えて、秋の豊作を願う神事(しんじ)でもありました。
このl着物を織る乙女のことを、「棚織女」(たなばたつめ)と呼んだことが由来して、着物を織った機械を、棚織(たなばた)」=七夕・・・という言葉に繋がりました。
七夕は、お盆を迎える準備の一つとして、7月7日に行われるようになったのです。
七夕の織姫と彦星は雨が降ったら会えない?
七夕の日に織姫と彦星って会えないの?ちょっと切ないエピソードを紹介
https://www.kanjicafe.jp/detail/7056.html
結論から申し上げますと、七夕の日に織姫と彦星って会えません。
なぜかというと、七夕の日に雨が降ると、天の川の水かさが増すために、織姫は橋の上を渡れないからです。
日本では、雨が降ると、会えないと言われている地域が多いと言われているんです。
また、7月7日に降る雨のことを催涙雨(さいるいう)といって、織姫と彦星が会えなかったのを悲しむ涙といわれています。
一方で、七夕に雨が降っても、織姫と彦星が会える可能性がなくもない地域もありますよ。
雨が降っても二人が会える場合は、会えたことを喜んで流したうれし涙だと言われています。
なんだか、微笑ましいですね。
これには韓国の言い伝えが日本でも知られるようになってきたからなのではないかと思います。
七夕の雨は、嬉し涙と言われていて、七夕の翌日に雨が降ると、別れを惜しむ涙だといわれています。
しかし、天界にいる神様も、なぜ、露の期間の雨の多い7月7日を選んだのでしょうか・・・?彦星と織姫にいじわるをするため?なんて子どもは思うかもしれませんね。
でも、昔の七夕は、今よりももっと後だったって知っていましたか?
七夕に雨が降れば織姫と彦星は会えない?!昔の暦の七夕が関係してる?
旧暦の七夕について紹介
https://matome.naver.jp/odai/2143562473255714701
日本に七夕の風習が伝わったのは、奈良時代と言われています。
当時の7月7日は、現在の8月7日辺りでした。
これは昔、旧暦と言われる暦を使っていて、現在は新暦と言われている暦を使っているからです。
新暦と旧暦には違いがあります。
新暦は太陽の公転を基準にしていて、旧暦は、月の満ち欠けをベースにしています。
このように、だいたい1か月の違いがあったからです。
時代の移り変わりで、明治6年から旧暦から新暦の切り替えが行われ、残念ながら7月7日は梅雨の期間に変更されました。
織姫と彦星は雨の日に会えない?会えるための天気の違いはある?
天気の違いによって会える回数が変わってくるよ
2005年から2008年の7月7日の天気→曇り=会えない回数が6回、会えた回数、4回
2006年から2008年の8月7日→薄雲・晴れときどき曇り=会えた回数9回、会えない回数1回
しかし・・・
2009年の7月7日→曇りときどき晴れ→会えた
2010年の7月7日→曇りときどき一時晴れ→会えた
2013年の7月7日→晴れ→会えた
2014年の7月7日→晴れ→晴れた→会えた
つまり、旧暦の七夕である、8月7日には、織姫と彦星が雨に邪魔されることなく、会える可能性が高かったということなのです。
天気の文字のなかに、「晴」が含まれている時は、織姫と彦星が会えた可能性がある回数とします。
1か月の違いで、これほどまでに会える日、会えない日が変わってくるんですよ。
七夕の時の天気が曇っていると、空の星や天の川が見えないことや、1年ぶりに遭うのにもかかわらず、他の人に見られないように隠れてこっそり会うためという可愛いところもあるんですよ。
織姫と彦星のほのぼのした逢引きということですね。
さらに、2016年と2017年の7月7日には無事、天気が快晴だったことから、会えたかもしれませんね。
でも、お子さん達、安心してくださいね・・・織姫と彦星が七夕の雨の日に会える方法がもうひとつあるんです。
そこで、次は織姫と彦星が会える別の手段について取り上げていきます。
織姫と彦星は雨が降っても七夕に会える方法があるんです!
かささぎが助け舟になってくれるよ!
雨が降って、天の川を渡れなくて困っている、織姫と彦星を可哀想に思った七夕の時期に現れる鳥、かささぎ。
そのかささぎが大勢の群れ、いわゆる、お友達を呼んで、橋を作ってくれることから、二人は雨の日でも会えることがあるんです。
じつは、このかささぎも、真面目に働いて生きていくことを考えるなら・・・・と、天界にいる織姫の父、天帝が娘を思いやっての粋な親心だともいわれているんですよ。
七夕の織姫、彦星伝説には、親と子の絆が裏に見え隠れしていたんですね。
これなら、七夕に雨が降っても、大丈夫ではないでしょうか。
ここで、雑学としてもう一つクスッと笑えるエピソードを紹介・・・。
七夕の日に、織姫と彦星が会えているか会えていないかを予測する基準がもう一つあります。
七夕の前日に降る雨のことを、洗車雨っていいます。
洗車している水が雨となり空から降ってきているといわれています。
この洗車・・・誰がしているの?それは、彦星です。
彦星が織姫に会うために、牛車を洗車している水が雨になり、空から降ってきたなんて言い伝えがあるんですよ。
ですから、七夕の日に雨が降ったら、彦星が織姫に会う為に洗車をしていて、そのために、雨が降ると想像してみると、”会える”、もし、七夕の前日に、雨が降らなかったら、彦星が多忙なのか、何らかの事情で織姫に今年は会うことが難しいんだなって考えを巡らせてみるといいかもしれません。
まとめ 七夕の雨の日に、織姫と彦星はまったく会えないわけではない
- 織姫と彦星は7月7日の雨の日には天の川の水かさの増量から会えません。
- 七夕が奈良時代から親しまれるようになり、七夕の旧暦は8月7日で、明治6年に旧暦から新暦の切り替えが行われ、現在の七夕、7月7日は梅雨の期間となりました。
- 織姫と彦星が雨の日であっても会える可能性があるきっかけは、かささぎの存在です。