今年の七夕飾り、どんな感じにしようかな~・・・・と考えている方もいらっしゃると思います。
保育園や幼稚園なんかはとても大変なようですね・・・。
今回は、七夕に向けての壁面製作についてご紹介します!
Contents
七夕かざりの意味
七夕かざり
短冊(たんざく)
みなさんがいままでやってきたように、お願い事をして叶えましょうというのが短冊です。
ものがほしいといった類のお願いよりも、〇〇がうまくなりたいといった類のお願いをしましょうね。
折り鶴
折り鶴は友人が入院したなど、体を悪くしたときにも折って贈ることもありますよね。
そのように、折り鶴にこめられている意味は健康や長寿。
また、折り鶴は平和のシンボルでもあります。
紙衣 (かみころも・かみこ)
紙衣とは、和紙が原料の着物のことです。
女子の裁縫の腕があがるようにとの願いをこめてつくります。
今となっては男女共通のお願い事かもしれませんね。
巾着(きんちゃく)
巾着は、ぎゅーっとしぼって口を閉じる入れ物ですね。
この中にはお金を入れます。
お金がたまりますようにといったお願い事や、商売繁盛といった願いがこめられます。
投網(とあみ)
投網は魚を捕るための網です。
漢字の見た目通り、水に網を投げ入れて、魚をかぶせとります。
なので、投網は大漁を祈ってつくります。
屑籠(くずかご)
七夕の製作のときに出たごみはちゃんと捨てましょう!ということで、屑籠には整理整頓やものを粗末にしないという意味がこめられています。
吹き流し(ふきながし)
吹き流しとは、筒を高いところにぶらさげて風向きや風速を確認するためのものです。
こどもの日に飾るこいのぼりもこの吹き流しです。
吹き流しは織姫が機織りに使う糸をあらわしていて、織姫にあやかって、織物や裁縫の上達を意味します。
提灯(ちょうちん)
おまつりではよく見かける、明かりを灯す提灯。
人のこころを明るく照らせるようにという願いがこめられています。
壁面製作にもこういった七夕かざりを折り紙などで作ってかざりましょう!
七夕短冊の五色
七夕の短冊は五色が基本であること、ご存知でしょうか??
陰陽五行説とは、万物は木・火・土・金・水で成り立っており、互いに影響・循環するという説です。
その陰陽五行説に基づいて、短冊の色選びは青・赤・黄・白・黒の5色がいいとされています。
青は木、赤は火、黄は土、白は金(金属)、黒は水です。
また、この五色は儒教の五徳にも基づいています。
青は「仁」、つまり、短冊では自分自身の成長や人間力を高めるような内容にします。
赤は「礼」、つまり、両親や先祖への感謝の意をあらわすことを書きます。
黄は「信」、つまり、友人や知人など人間関係の向上への願いをこめた内容にします。
白は「義」、つまり規則や義務、約束をきっちり守る誓いを書きます。
黒は「智」、つまり、みなさんが受験前によくやっているような、受験合格祈願や学力向上のお祈りをします。
黒のかわりに実際は紫が使われることが多いです。
なので、七夕壁面製作にかざる短冊も、この5色に合わせて願い事を書いてかざることをおすすめします!
七夕の壁面製作に用意しておいたほうがいいもの
いよいよ実際の壁面製作のほうの話に移ります。
道具
- はさみ
- テープ
- のり
- 絵具
- ペン・クレヨン
お子さんも一緒に壁面製作を行うとき、はさみをお子様が使う場合には、安全のため大人の方が一緒に使うようにしてください。
材料
- 画用紙
- 折り紙
- マスキングテープ
七夕の壁面製作・例
画用紙などの台紙を用意する
画用紙をつなげて大きな台紙にしましょう。
画用紙の色は、水色や黒色が良いと思います。
壁面台紙に天の川をえがく
- 色画用紙
- ビニール袋
- アルミホイル
など、いろんな素材で天の川を表現できますよ。
ご自分で良さそうな素材を選んでみてください。
壁面台紙に笹を貼る
緑色の画用紙や折り紙で笹の部分を作って、台紙に貼り付けましょう。
少し立体的な笹にしてみてもいいですね。
七夕かざりを作って貼る
メインのかざりに、おりひめとひこぼしを折り紙で折って作ると一気に華やかでかわいい壁面製作になりますよ。
お子様がまだ小さくて細かい作業ができないのであれば、おりひめとひこぼしにぜひお顔を書いてもらいましょう。
目はペンやクレヨンでぐりぐりすればいいだけなので大丈夫。
黄色い折り紙や画用紙でお星さまもつくりましょう。
星形に下書きしてはさみで切るか、星形の折り方で折りましょう。
短冊にはお願い事を書いて、台紙に貼った笹に直接ペタリと貼りましょう。
短冊は画用紙や折り紙を長方形に切って作るか、買いましょう。
台紙におりひめひこぼし・お星さま・短冊だけでも十分いい感じの七夕壁面になります。
紙衣・投網・巾着といったかざりも折り紙で作って貼り付けましょう。
また、本来の七夕かざりとはちがいますが、動物を折ったりして飾ってみてもかわいいと思います。
ここまで紹介したかざりの折り紙の折り方ですが、いろんな折り方がネット上に掲載されているので、ご自身で検索してみて一番折りやすい方法でぜひ折ってみてください!!
もっと簡単に七夕壁面製作をする方法
もっと簡単に七夕壁面製作をするための方法として、壁面製作用のイラスト素材をインターネットでダウンロードするというのがあります。
ネットのイラスト素材には無料のものと有料のものがありますので注意しましょう。
台紙のイラスト素材はイラストが分割されていると思うので、紙にイラストを印刷し、それをつなげる形になります。
そこに七夕かざりもダウンロード・印刷して、ペタペタ貼り付けます。
短冊はかわいいフレームがいろいろありますよ。
また、ダウンロード素材には、線のみで色がついていないものもあります。
こういった壁面製作の素材では、自分たちで色塗りをして楽しむことができますよ。
特に幼稚園や保育園では、こうやってこどもたちとみんなで色塗りをするのがいいかもしれませんね。
台紙はふつうの画用紙のつなぎあわせで、かざりだけペタペタ貼り付けてもいいかもしれません。
イラスト素材を利用する際は、利用規約はきちんと目を通すようにしましょうね。
このように、素材ダウンロードでも済んでしまうのは壁面製作のいいところだと思います。
また、マスキングテープをフル活用するという方法もあります!
これなら本当の壁に直接貼ってもきれいにはがせるので大丈夫ですね。
ただしマスキングテープとはいえゆっくり剥がすようにしてくださいね。
家庭での七夕壁面製作にはマスキングテープはとてもおすすめです!
完成品を買う
もはや製作ではないのですが・・・七夕の壁面かざりはすでにできあがっている完成品も売っています。
七夕ウォールステッカーは貼るだけ!
短冊の部分にお願い事を書き込めるようになっていたりしますよ。
窓ガラスに貼ってもいいですね。
ハンドメイド作品を売るようなサイトでも、七夕壁面飾りの手作り作品が売られているので、そちらを買ってもいいですね。
七夕の壁面製作・まとめ
今回は七夕の壁面製作をご紹介しました!
いかがだったでしょうか??
本物の笹いらずで、おうちでも省スペースでできる七夕の壁面製作。
七夕になにも飾るつもりがなかった方も、ぜひつくってみませんか??
壁面製作は作り上げたあともかわいいですが、お子さんと一緒に作れば「あんなふうに前作ったな~」っていうのもよい思い出になってくれますよ。
また、どんな七夕のかざりにしようか悩んでいた方の参考になればうれしいです。