7月の時候の挨拶から結びまでの例文【ビジネス・学校・友人別】

7月

7月に贈る手紙で使用できる時候の挨拶と結びの言葉の紹介をします。

夏休み前などでお休みのご挨拶、他にも保護者会の手紙など7月に手紙を出す機会があり、時候の挨拶と結びの言葉で悩んでいる方に、参考になるように様々なシーンで使えるように例文を集めてみました。

ビジネスやプライベートでの手紙、学校PTAの手紙、お礼状でも有効な7月の時候の挨拶と結びの言葉を例文としても紹介していきますのでご覧ください。

Contents

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時候の挨拶を書く上でのルール

7月に限らず、季節を一文から読み取れる表現が美しい文章として受け取れられます。

また、それに加えていくつかのルールがあるのでポイントをまとめました。

最初と最後で内容が同じ様にならないようにする

頭語から続く前分での時候の挨拶以外にも、結語の前にある結びの言葉がありますが、本文を締めくくるために季節に触れる一文を添えてから締めます。

ただし、結びの言葉は、時候の挨拶以外によく使われる慣用句があるので、それほど難しいものではありません。

引用:https://www.midori-japan.co.jp/letter/letter-manners/5990

上の画像のように①前文が時候の挨拶、②主文が内容、③末文が結びの言葉という順番になり、①前文と③末文が同じ内容にならないように気を付けて!ということがポイントになります。

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7月に出す手紙の時候の挨拶用語と季語

7月の時候の挨拶用語

  • 盛夏の候
  • 炎暑の候
  • 大暑の候
  • 酷暑の候
  • 仲夏の候
  • 極暑の候
  • 猛暑の候

時候の挨拶用語の「〇〇の候」と同じような使い方で「○○のみぎり」という言葉を使う場合もありますが、意味は全く同じです。

何が違うかというと、「○○のみぎり」という言葉は女性がよく用いてきた言葉ということです。

「候」と「みぎり」のどちらを使ってもほとんど問題はありませんが、ビジネス文章の場合は「みぎり」は女性言葉であるということを覚えておくと良いでしょう。

ちなみにですが、時候の挨拶用語の「○○の候」は「○○のそうろう」ではなく「○○のこう」と読みます。

7月の季語

自然現象

盛夏・炎暑・酷暑・仲夏・梅雨明け・三伏・驟雨(しゅうう)・夕立・蝉時雨…etc

食べもの

トマト・茄子・鰻・パイナップル・冷や麦・バナナ・麦茶・ビール・ラムネ・瓜…etc

植物

ハイビスカス・朝顔・鬼灯・百日紅・百合・月下美人・百日草・夕顔…etc

イベント系

海開き・山開き・海の日・七夕・土用の丑の日・夏休み・海水浴・プール・暑中見舞い・祇園祭・水遊び…etc

暑中お見舞いの時期でもある為、手紙ではなく一般的には暑中見舞いを出しましょう。

暑中見舞いは7月7日~8月7日の期間になります。

この間に送る場合は暑中見舞いを送りましょう。

自然現象の後には「○○の候」「○○のみぎり」「○○の折」のいずれかをつなげ、安否の挨拶を続けましょう。

その他食べ物やイベント系は文章で書き、必要なら句点(。)で区切り安否の挨拶に入ります。

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時候の挨拶例

ビジネスやPTAのお知らせなどに使える時候例

7月初旬ビジネス

  • 初夏の候、お元気にご活躍のこととお喜びもうしあげます。
  • 梅雨明けが待ち遠しい折、いかがお過ごしでしょうか。
  • 炎暑の候、貴社一段のご繁栄の段大慶に存じます。
  • 晴れ渡る青空に夏の訪れを感じる折、平素は格別にご高配を賜りまして、厚く御礼申し上げます。
  • 大暑の候、貴社いよいよご繁栄のこととお慶び申し上げます。

7月上旬

  • 梅雨が明けいよいよ夏本番を迎えるこの頃、お変わりなくお過ごしのことと存じます。
  • 晴天が続く盛夏のみぎり、○○様におかれましては、ご健勝で暑さを乗り切っていらっしゃることと存じます。
  • 仲夏の折、皆様ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
  • 小夏の候、暑さに負けずご活躍のことと拝察いたします。
  • 暑中お伺い申し上げます。

7月中旬

  • 暑中お見舞い申し上げます。
  • 日増しに夏らしくこの頃、いかがおしのぎでしょうか。
  • 盛夏の折、貴殿には一段とご活躍とのことと拝察いたしております。
  • 例年にない冷夏とのこと、貴社ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
  • 暑さいよいよ厳しき折、いかがお過ごしでしょうか。

7月下旬・末

  • 本格的な夏を迎え、皆様いかがお過ごしでしょうか。
  • 時折の驟雨が涼をもたらす炎暑のみぎり、平素は格別のお引き立てをいただき誠にありがとうございます。
  • 酷暑の候、貴社におかれましては一層のが発展のこととお慶び申し上げます。
  • 夏空が眩しい季節となり、皆様ますますご活躍のこととお慶び申し上げます。
  • 暑い日が続きますが、お変わりなくお過ごしのことと存じます。

プライベートや親しい人に使用できる時候例

親しい間柄の人に送る手紙なので送る時期の細かな設定はしませんが、その時にあったものにすると良いでしょう。

例文をあげていきます。

  • 長かった梅雨もようやく明け、猛暑の季節となりますが、お元気でいらっしゃいますか。
  • 梅雨明けの暑さはまたひとしおに感じられますが、お健やかにお過ごしのことと存じます。
  • 夏空が眩しく感じられる頃になりましたが、お元気でいらっしゃいますか。
  • 西日の強さが一段と増してきましたが、お元気でお過ごしのことと存じます。
  • 七夕飾りが軒先に揺れております。ご壮健にてお過ごしのことと存じます。
  • 本日は七夕というのにあいにくの雨ですが、貴地方ではいかがでしょうか。
  • 暑さ厳しき折ではございますが、お健やかにお過ごしでしょうか。
  • いよいよ夏の到来を迎え、毎日お元気でご活躍のことと存じます。
  • 花火の音が聞こえる季節になりました。お変わりありませんか。
  • 蝉の声が聞こえる季節となりましたが、ますますお健やかにお過ごしのことと存じます。
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結びの挨拶例

ビジネスやPTAのお知らせなどに使える結びの挨拶例

時期を問わない結びの挨拶例

  • 貴社のさらなるご発展を心よりお祈り申し上げます。
  • 引き続きご支援ご厚情を賜りますように宜しくお願い申し上げます。
  • 今後ともこれまでと変わらぬご支援ご鞭撻のほどお願い申し上げます。
  • ご多用の折、誠に恐れ入りますが、ご都合をお聞かせ願えれば幸いです。
  • 皆様のご多幸心よりお祈り申し上げます。

7月特有の結びの挨拶例

  • 酷暑の候、どうぞご自愛くださいませ。
  • まずは暑中のお見舞いを申し上げます。
  • 暑さ厳しき折柄、くれぐれもご自愛ください。
  • 厳しい暑さが続きますが、ご自愛専一にご精励ください。
  • 本格的な夏を迎えました。皆様のご健康を心よりお祈りしております。
  • 暑さ厳しき折柄、皆様方のご無事息災を心よりお祈りいたします。
  • 盛夏の折柄、皆様のますますのご健勝と貴社のご繁栄をお祈り申し上げます。

プライベートや親しい人に使用できる結びの挨拶例

どのくらい親しい方に送るかにもよりますが例文の語尾をもう少し親しい表現にしてもよいと思います。

なので例文を参考に自分なりに文章を作ると、オリジナリティがでて気持ちが伝わります。

  • 今年は梅雨明けが遅い分、暑さが長引くそうです。お互い体調管理には気を付けましょう。
  • 夏風邪などお召しになりませぬようご自愛くださいませ。
  • 炎暑の毎日ですが、夏負けなどなさらないようお祈り申し上げます。
  • 暑さはまだまだ続くようです。皆様どうぞご自愛くださいませ。
  • 時節柄夏負けなどなさらないよう、ご自愛のほどお祈り申し上げます。
  • エアコンのききすぎで体調をくずす人もいるようですが、お互い元気でこの夏を乗り切りましょう。
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まとめ

7月に関する時候の挨拶と結びの挨拶についての例文を上げましたが、貴方が感じる季節の移り変わりや、夏の暑さを文章で表現してみてください。

受け取る方も、貴方らしいなと思える素敵な手紙になると願っています。