暑い夏がやってきましたね。
毎年この時期になると、熱中症のニュースをよく耳にします。
特に小さなお子さんや高齢の方がいるご家庭では、熱中症対策が欠かせません。
いざというときに備えて、ぜひ参考にしてくださいね。家族みんなで健康に夏を乗り切りましょう。
Contents
熱中症で救急車を呼ぶ前に確認すべき判断ポイント
まず、熱中症の症状が出た場合、すぐに涼しい場所に移動し、体を冷やすことが大切です。
軽度の症状であれば、これだけで改善することもあります。
しかし、次の3つのポイントを確認して、救急車を呼ぶべきかどうかを判断しましょう。
意識がしっかりしているか
意識がもうろうとしていたり、呼びかけに反応しない場合は、すぐに救急車を呼びましょう。
意識がはっきりしているかどうかは、重症度を判断する重要なポイントです。
自分で水を飲めるか
自分で水を飲めない場合も、救急車を呼ぶ必要があります。
水を飲むことができないということは、体がかなり弱っている証拠です。
症状が改善するか
涼しい場所に移動しても症状が改善しない場合、特に頭痛、吐き気、めまいなどが続く場合は、救急車を呼びましょう。
これらの症状が続くと、体に大きな負担がかかります。
救急車が来るまで自宅でできる熱中症の応急処置
熱中症の応急処置は「涼しい場所に移動」「体を冷やす」「水分と塩分を補給」の3つが基本です。
まず、熱中症の疑いがある場合、すぐに涼しい場所に移動することが大切です。
クーラーが効いた室内や車内、または風通しの良い日陰などが理想的です。
次に、体を冷やすことが重要です。衣服を緩めて、首や脇の下、足の付け根などを氷枕や保冷剤で冷やします。
皮膚に水をかけて、うちわや扇子であおぐことでも体温を下げることができます。
最後に、水分と塩分を補給します。
スポーツドリンクや食塩水（1リットルの水に1～2グラムの食塩を加えたもの）が適しています。
カフェインやアルコールは避けましょう。
これらの応急処置を行うことで、熱中症の症状を和らげることができます。
ただし、意識がもうろうとしていたり、自力で水を飲めない場合は、無理に飲ませず、すぐに救急車を呼びましょう。
熱中症は命に関わることもあるので、少しでも異常を感じたら早めに対処することが大切です。
家族や友人と一緒に、いざというときのためにこれらのポイントを共有しておくと安心ですね。
救急隊に伝えるべき熱中症の症状
学校やスポーツ中の熱中症に備えて
応急処置用のアイスバスの設置をお願いすると
重症なら救急車呼べば済むからそんなの要らない
という方が大半です
クールファーストの理論を知らない無知の悲しさ
自身の不備を救急車に便利に付け回しする狡さ
それはダメでしょ！と思われた方はいいね下さい pic.twitter.com/u6Hhy28377— 熱中症バイスタンダー (@fxokm2020) January 21, 2024
救急隊に伝えるべき熱中症の症状は「意識障害」「体温の異常」「呼吸や脈拍の異常」「皮膚の状態」の4つです。
まず、熱中症の症状が重篤な場合、迅速な対応が必要です。
救急隊に正確な情報を伝えることで、適切な処置が早く行われる可能性が高まります。
意識障害
意識がもうろうとしている、呼びかけに反応しない、会話が成り立たないなどの症状が見られる場合は、重度の熱中症の可能性があります。
これらの症状は脳に影響が出ているサインです。
体温の異常
体温が非常に高い、または逆に低い場合も注意が必要です。
特に、体が熱くて触れないほどの場合は、体温調節機能が破綻している可能性があります。
呼吸や脈拍の異常
呼吸が速い、浅い、または不規則な場合、脈拍が異常に速い、遅い、または不規則な場合も、救急隊に伝えるべき重要な情報です。
これらは体が危険な状態にあることを示しています。
皮膚の状態
皮膚が赤く乾燥している、または逆に冷たく湿っている場合も、重度の熱中症のサインです。
特に汗をかいていない場合は、体が熱を放散できていない証拠です。
熱中症の予防で日常生活で気をつけること
熱中症の予防には「こまめな水分補給」「適切な室温管理」「日差しを避ける」「適度な休憩」の4つが大切です。
まず、熱中症を予防するためには、こまめな水分補給が欠かせません。
のどが渇いていなくても、定期的に水分を摂ることが重要です。
特に、汗をかいたときは塩分も一緒に補給することで、体内のバランスを保つことができます。
次に、適切な室温管理が必要です。
エアコンや扇風機を使って室温を28℃以下に保ち、湿度も40～60％に調整しましょう。
これにより、体温調節がスムーズに行われ、熱中症のリスクを減らせます。
また、日差しを避けることも大切です。外出時には帽子や日傘を使い、直射日光を避けるようにしましょう。
特に、日中の暑い時間帯は無理をせず、涼しい場所で過ごすことを心がけてください。
最後に、適度な休憩を取ることが重要です。
長時間の外出や運動をする場合は、こまめに休憩を取り、体を冷やす時間を作りましょう。
これにより、体への負担を軽減し、熱中症を予防できます。
これらのポイントを日常生活で意識することで、熱中症のリスクを大幅に減らすことができます。
特に暑い夏場は、家族や友人と一緒に予防策を共有し、みんなで健康に過ごしましょう。
熱中症で救急車を呼ぶ前に確認すべき判断ポイントのまとめ
これらのポイントを確認することで、適切な対応ができます。
意識がもうろうとしていたり、水を飲めない場合、または症状が改善しない場合は、迷わず救急車を呼びましょう。
熱中症は命に関わることもあるので、早めの対応が大切です。