こどもの日っていつから始まったもの?意味と由来の解説や楽しい過ごし方や祝い方もご紹介します

子どもの日

こどもの日は子供の成長を祝い日ですが、「こどもの日」ってそもそもどんな日か、知らない人は意外と多いと思います。

この記事では、こどもの日のいろいろな情報を分かり易くお伝えさせて頂きます。

まずは、こどもの日の起源や歴史についてご説明します。

さらに、「祝い方」や「楽しい過ごし方」についても紹介させて頂きますね。

Contents

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こどもの日の由来はどこから?

由来の起源は中国の「厄払い」の伝説から

こどもの日は、中国の「端午節(たんごせつ)」から来ています。

昔の人たちは、奇数が「陽数」と呼ばれていて、陽数が重なる日は、ちょっとした災いが起こりやすいって信じていたそうです。

だから、この日を「祝いの行事」とすることにして、同時に「厄払い」をするようになりました。

この習慣が日本に伝わって、「端午の節句」という行事になったんです。

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こどもの日に込められている意味とは?

「こどもの日」は日本の大切な「節句」の一つ

その中国の由来から、江戸時代に日本の節句の一つになりました。

「節句」とは、江戸時代の頃に「江戸の政府」が、お祝いの日として決めた日です。

江戸時代の制度は、明治時代の頃に無くなったのですが、今でも日本で「七夕やこどもの日」はとても大事にされてる日ですよね。

江戸時代の5つの節句

  • 1月7日「人日」
  • 3月3日「上巳」
  • (こどもの日)5月5日「端午」
  • 7月7日「七夕」
  • 9月9日「重陽」

 

男の子が武士として出世するように願う祭りに

端午の節句は、家に菖蒲を飾るので、「菖蒲の節句」とも呼ばれていました。

武士にとって「菖蒲」はとても大事にされていたからです。

理由は、菖蒲が武士の生き方に似ている事や、葉が刀みたいに見えることが大きな理由だからだそうです。

そして、男の子が生まれると、みんなで子供の「健康」や「成長」を願うのはもちろん、「将来の成功」も一緒に願っていました。

この習慣は、武士の家だけではなく、一般の家庭にも広がっていって、端午の節句は大きなお祭りになったんです。

武士の家は、自分たちの家紋が入った旗を立てて、男の子が生まれたことをみんなに知らせる風習があったので、縁起の良いとされる鯉の形をした布を上げて「鯉のぼり」も行われるようになりました。

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こどもの日を祝い方は?

五月人形を飾ろう

この「五月人形」を飾ることは、とても昔からある習慣で、戦いがたくさんあった時代から始まりました。

昔の人は、雨の季節が来る前に、風がよく通る場所で、戦いで使う道具を飾って、常にキレイにお手入れしていました。

武士が戦いで自分を守るためにすごく大切にしてたのは、強さのシンボルでもあったからです。

五月人形を飾ることで、男の子が元気でたくましく成長するように願いが込められていたり。

そして、「嫌なこと、災い」を五月人形が代わりに受け取ってくれるともされているので、いろんな災いから子供を守ってほしいという願いも込められているんです。

五月人形が主に身に着けてるもの。

  • 甲冑

鯉のぼりをあげよう

鯉のぼりは、空に向かって風で揺れている魚の形をしたものですが。

飾る大きな理由は、男の子が元気に大きくなって、すごい人になることを願って飾るんです。

この習慣も、昔からある中国のお話から来ています。

その話では、とても高い滝を登り切った鯉が、竜に変わって空に昇ったと言われてます。

だから、「どんな難しいことがあっても、頑張って乗り越えることができるように」という願いを込めて、鯉のぼりを飾るんです。

昔はその家の男の子を表す鯉だけを飾ってましたが、今では家族みんなを表すようになりました。

空に泳いでいる一番上の大きな黒い鯉はお父さん、その下の赤い鯉はお母さん、そしてその下に泳ぐ青や緑の小さな鯉は子どもたちです。

さらに、鯉のぼりの上のカラフルな布は、「吹き流し」と呼ばれるもので、昔から中国で伝わる「五行説」という考え方にちなんでいて、赤・青・黄・白・黒の縁起の良い色になってるんです。

菖蒲湯のお風呂に入ろう

こどもの日が近づくと、菖蒲がたくさん売られているのを見かけるかもしれません。

菖蒲をお風呂に入れてお風呂に入るのが、日本の昔からの習慣だったんです。

菖蒲のいい香りがするお風呂に入って、体をきれいにして、病気や怪我から守られるように願っていたんからです。

現代でも、リラックスできるという理由だけでなく、菖蒲自体に体に良い成分が沢山含まれていて、お風呂に入ると健康に良いと言われてるんですよ。

菖蒲の葉をそのままお風呂に入れてもいいし、もっと香りを楽しみたかったら、葉を少し細かく切ってから風呂に入れると、香りがぐんと強くなるんです。

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こどもの日に「かしわ餅」と「ちまき」を食べよう

家族の繁栄を願う「かしわ餅」

かしわ餅は、中にあんこが入っていて、外は柏の葉で包まれてますね。

柏の葉は新しい葉が出るまで古い葉が落ちないんです。

なので、ずっと家計が途絶えないように、家族がたくさん増えるようにっていう願いを込められていているんです。

柏の葉は、食べ物を長持ちさせる力があるそうで、昔の人達は食べ物を柏の葉で包んで、食べ物を新鮮に保っていたので、大切な葉でもありました。

邪気を追い払う力があるとされる「ちまき」

こどもの日に、ちまきを食べる理由は、古代中国の屈原(くつげん)という人物が由来です。

国の人々からとても信頼されていた屈原という男性がいました。

でも、悪い人から国から追い出されてしまったそうです。

屈原は悲しくなって、川に身を投げてしまいました。

中国の人たちは、屈原が大好きだったので、5月5日にお供え物を川に投げ入れていたのですが、ある年から、邪気を身にまとった竜がお供え物を食べるようになりました。

そこで、ちまきを楝樹(れんじゅ)の葉で包んでから、邪気を払う力があるとされる五色の糸で結んで川に投げ入れました。

そうすると、竜が現れなくなり、ちまきがあの世の「屈原」のところに届いていると信じられているんです。

この理由から、邪気を追い払うとされる、ちまきを食べるようになったそうです。

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こどもの日を楽しい思い出に残すには?

たくさん写真を撮って子供の成長を確認する

こどもの日は、子どもが元気に大きくなることを願って祝う特別な日ですよね?

そんな大切な日に、家族みんなで写真を沢山撮って、アルバムに残しておくと、後で見返した時に、子どもたちがどれだけ大きくなったかがわかるので、良い記念写真になりますよ。

例えば、家の中に飾った五月人形や、庭やベランダに掲げた鯉のぼりのそばで、子供が楽しんでる写真を撮ったりするのも良いと思いますし。

スマホのカメラで、タイマーの機能を使えば、家族みんなが写った写真を簡単に撮ることができるので、みんなで集まって撮影してみるのもオススメです。

思い切り遊んであげる

こどもの日に、子供と一緒に楽しく遊ぶのはとっても大切だと思います。

天気がいい日なら、外に出かけて公園で思い切り遊ぶのがオススメです。

さらに、公園でお弁当も食べれば、特別な一日になりますよ。

家の中なら、トランプやウノなら小さい子どもから大人まで楽しめますし、カルタやすごろくのような、日本の昔からある遊びをするのも楽しと思います。

こどもの日にちなんだ工作をする

そして、こどもの日にちなんで、「鯉のぼり」や「兜」を作る工作も良いと思います。

小さい子供の場合、工作をするのは難しいかもしれませんので、材料を一緒に考えてあげたり、適度に手伝ってあげてくださいね。

完成した時の達成感を感じたり、物を作る経験になりますよ。

こどもの日は家族で楽しい時間を過ごしましょう!:記事の「まとめ」

今回は、こどもの日っていつから始まったのか?その意味と由来の解説や楽しい過ごし方や祝い方をご紹介させて頂きました。

こどもの日は、子供にとってワクワクすることがたくさんあると思います。

「五月人形」や「鯉のぼり」を飾ったり、美味しい「かしわ餅」や「ちまき」も食べられますからね。

でも、子供が一番楽しみにしてるのは、家族みんなで楽しめる日だからだと思います。

なので、こどもの日は家族で幸せな時間を過ごしてくださいね。

そして、実は子供からお母さんに「感謝」を伝える日でもあるそうです。

優しいお母さんがいることで、子どもたちが安心して「心」も「体」も健康で育って、優しい人になれるからです。

お母さんに感謝の気持ちを伝えるのも忘れずに!

それに「子どもの日」に子供からも「ありがとう」って、お母さんに伝える、そんな温かい家族に憧れますよね。

こどもの日に、みんなが笑顔でいられるような、特別な1日になるように願ってます。