通わせている保育園や幼稚園で決められた制服がない場合は、卒園式の主役である娘さんにどんな服装をさせるかを悩んでいるママは多いのではないでしょうか。
最近では、保育園や幼稚園でも、卒園式に羽織袴姿の子が増えてきている傾向があります。
「せっかくの晴れ舞台だから…」とママが着させたい場合もあれば、それまでに卒園していった年上のお友達の華やかな袴姿にお子さん自身が憧れるというケースもあるようです。
そこで今回は、卒園式に子どもが袴を着て出席する際に役立つ女の子の髪型と袴の着付け方法などについてお伝えしていきましょう。
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卒園式の袴はレンタルでも大丈夫?
結論から先にお伝えすると、「卒園式の袴はレンタルでも大丈夫」です。
ワンピースや子供用のフォーマルスーツであれば、卒園式の後も合わせるアイテムを変えて小学校の入学式やお出かけ着として使い回すことも多いのですが、袴の場合はそうはいかないですよね。
子ども用の袴を着用する機会は限られているので、購入するのではなくレンタルをするのが一般的です。
一番手軽で相談しやすいのは、七五三などでお世話になった写真スタジオなどの「卒園式の袴レンタル」を利用する方法です。
フルセットレンタルに加え、着付けやヘアメイクがセットになっていることも多いので、髪型や着付けが心配なお母さんも安心ですね。
また、卒園記念の写真をスタジオで撮りたいという方も、すべて料金が込みになっているので分かりやすいという利点もあります。
直接見たり触って選ぶことはできませんが、サイズや柄や素材は画面上で確認できますし、店舗でレンタルするより低価格のものも多いため、インターネットで袴をレンタルするケースも多いです。
卒園式が近くなるにつれて、人気のデザインはどんどん予約は埋まっていってしまいます。
袴のレンタル検討する場合は、早め早めに動いていきましょう。
卒園式の袴レンタルは、どこがおすすめ?
引用:matome.naver.jp/
卒園式の袴レンタルのお店もたくさんありますので、どこが良いのか迷ってしまうママも少なくないはずです。
ここからは、卒園式の袴レンタルにおすすめのお店をご紹介していきます。
① きものかりんとう
「きものかりんとう」には、幼稚園児・保育園児用のサイズの袴がたくさん揃っています。
それだけでなく、肩の縫い上げなど無料で調節してくれたり、袴丈を66㎝(116-118㎝)と70㎝(119-123㎝)から選べたりと、かなり親切な業者さんですよ。
レンタル期間も6泊7日なので、着付けを習っているママであれば先生に一式を確認してもらうこともできるし、お母様がご自分で着付ける練習も練習時間がたくさんあるので安心です。
大人気な業者なので、1年前から予約でいっぱいになっていることもあります。
気になるママは早めにチェックしてみてくださいね。
② 貸衣装ネット便
「貸衣装ネット便」では、身長に合わせて身上げしてくれるので、袴をぴったりを着せてあげることができます。
急な病気の場合、キャンセル料無料で使用日変更ができるので、卒園式の袴レンタルにも安心です。
1万円以下でレンタルできる商品もあるので、とってもリーズナブルで子育てママの強い味方ですね。
卒園式で袴を着た際の髪型は?
古典的でシンプルな袴に合う髪型は、上品できちんとした印象の「まとめヘア」か「ハーフアップ」がおすすめです。
日本古来の伝統や格式をイメージするとわかりやすいのではないでしょうか。
くるくるのカールやブラブラする飾りで華やかさをアピールするのは、袴姿にはあまりにふさわしくありませんね。
シンプルなまとめヘアやハーフアップなら、わざわざ美容院でセットしてもらわなくても、髪飾りが1つあればママでも簡単にできます。
また、袴姿はとても華やかになりますので、卒園式とはいえ髪型はシンプルな方が素敵ですし、シンプルなヘアアレンジの方が意外と目立ちますよ。
①袴にピッタリなハーフアップアレンジ
1:トップの髪を後ろでひとつにゴムで結んだら、少し緩めてくるりんぱします。
2:両方の耳の上の毛をねじって後ろでひとつにして結びましょう。
3:両側からねじった毛を上からくるりんぱをした部分に入れ込みます。
4:ゴムの結び目を隠すようにバレッタなどをつけてあげれば完成です。
②三つ編みが可愛いまとめ髪アレンジ
1:左右どちらかの耳の前の髪を後ろに向かって三つ編みしてゴムで結びます。
2:三つ編みの編み目をほぐしましょう。
3:残りの髪の毛を三つ編みをしていない方の側でサイドにひとつに結んでください。
4:表面をつまんで全体的にふんわりとボリュームを出します。
5:最後に、ゴムを隠すように三つ編みを巻きつけてピンでとめ、バレッタやクリップなどのヘアアクセサリーをつけてあげたら完成です。
卒園式での袴の着付け方法は?
袴セットに必要なものや着付け方に若干の違いはありますが、ここでは卒園式での袴の着付け方法を解説していきます。
着付けの目安は20分~30分です。
必要に応じて補正を行ってくださいね。
卒園式の時期はまだまだ寒いので、肌着の代わりにヒートテックなどを着用しても大丈夫です。
寒さ対策はしっかりとしてあげましょう。
袴の着付け方法
1:裾除・肌着をつけます。
2:お子さんの体型に応じて、胸元の補正を行いましょう。
3:胴回りや腰の補正も行います。
4:長襦袢を短めに着せます。
5:着付けは振袖からはおり、裾を内側に折り上げましょう。
6:上前から納めて、腰紐でおさえます。
7:着物の襟を合わせて衿元をコーリンベルトで決め、伊達締めをします。
8:手先を帯巾の3倍半ほどとって二巻きし、手先を上にしてひと結びします。
9:袴を着用する前に帯を結び、結び目に逆らって羽根をのしめにとり、手先で羽をくるみ余ったものは帯の上線に収めます。
10:袴を広げてその中に入ります。
11:袴の中心を体の中心に合わせて帯を1~2㎝見せてピンチで止めて、前紐を帯の羽根の上でひと結びし、帯の中央で交差して羽根の下におろし、袴の前紐を結んでください。
12:前紐の下になる方をおり上げ、紐を帯に引っかけて下ろします。
13:帯の羽根の下で蝶結びにして納めて、後ろ袴、腰板を羽根にのせてひもを前へ持っていきましょう。
14:前紐の交差したところに後ろ紐を衿合わせにして前紐を全部下からくぐらせ、リボン結びします。
15:最後に、ひも先を長さを調整しながら結び目にくぐらせてください。
下記の動画参考に、卒園式当日まで袴を着つける練習を繰り返し行なってくださいね。
卒園式で袴を着た際のトイレはどうすればいいの?
袴を着ていてもトイレには普通に行くことが可能です。
子どもの成長の早さを考えると、卒園式で着せる袴は購入せずにレンタルされる方が多いと思います。
一般的にレンタルで袴を借りる場合、着物の下に着る長襦袢や着物(振袖)は膝丈くらいの短いものが多くなります。
女性用の袴は「行灯(あんどん)袴」というのですが、袴を履くときは中心に足を入れて、上に引き上げます。
つまり、ロングスカートと同じです。
「行灯(あんどん)袴」はスカートタイプなので、トイレ問題は簡単に解決します。
とはいえ、幼稚園(保育園)を卒園する子どもにとっては少しハードルが高いのも事実です。
ママが卒園式当日に向けて何度も袴の着付る練習が必要なように、なるべく早いうちから何度も袴をはいてトイレに行く練習をしてあげましょう。