お正月が近づくと、家の中や玄関を華やかに飾りたくなりますよね。
でも、正月飾りをいつから出すのが良いのか、どんな種類があってどんな意味があるのか、そしていつまで飾っておくべきなのか、意外と知らないことも多いかもしれません。
これを読めば、今年のお正月準備がもっと楽しく、そして意味深いものになること間違いなしです。
Contents
正月飾りはいつから出すのがベスト?
理由は、28日が「末広がり」の意味を持つ縁起の良い日だからです。
正月飾りを出すタイミングは、年神様を迎える準備として非常に重要です。
年神様は新年の幸福と繁栄をもたらす神様で、清浄な環境で迎えることが大切です。
そのため、12月13日以降に大掃除を済ませた後、28日に飾りを出すのが理想的です。
また、地域によっては若干の違いがありますが、一般的には12月28日が最も適しています。
これにより、年末の忙しい時期でも余裕を持って準備ができ、安心して新年を迎えることができます。
正月飾りの種類と意味
お正月には、家を彩るさまざまな飾りがありますが、それぞれに深い意味と歴史があるんです。
今回は、代表的な正月飾りである門松、しめ縄、鏡餅について、その意味と飾り方を詳しくご紹介します。
門松の意味と飾り方
門松は、年神様を迎えるための目印として飾られます。
門松を飾ることで、新しい年の幸福と繁栄を願います。
飾り方は、玄関の両脇に左右対称に置くのが一般的です。
マンションなどでスペースが限られている場合は、小さな門松を玄関内に飾ることもできます。
しめ縄の意味と飾り方
しめ縄は、神聖な場所を示す結界として飾られます。
年神様が降り立つ場所を清め、不浄なものが入らないようにする役割があります。
飾り方は、玄関の上部や神棚に飾るのが一般的です。
マンションの場合は、玄関ドアの内側に飾ることもできます。
鏡餅の意味と飾り方
鏡餅は、年神様の依り代として飾られます。
丸い形は、昔の鏡を模しており、魂の象徴でもあります。
大小2段の餅は、陰と陽、月と太陽を表し、円満に年を重ねる意味があります。
飾り方は、床の間や神棚に飾るのが理想的ですが、リビングの高い場所に飾ることもできます。
年神様が宿る場所として、静かで清潔な場所を選びましょう。
正月飾りはいつまで出す?
理由は、1月7日が「松の内」の終わりとされているからです。
松の内とは、年神様が家に滞在する期間のことで、この期間が過ぎると正月飾りを片付けるのが習わしです。
正月飾りをいつまで出すかは地域によって異なる場合もあります。
例えば、関西地方では1月15日まで飾ることが一般的です。
これは、昔の日本では全国的に1月15日までが松の内とされていたためです。
しかし、江戸時代に明暦の大火が起きた後、幕府が1月7日までと定めたことから、現在では多くの地域で1月7日までが一般的になっています。
正月飾りの処分方法
お正月が終わると、正月飾りをどう処分するか悩む方も多いですよね。
正月飾りは縁起物なので、適切に処分することが大切です。
ここでは、正しい処分方法、神社での処分方法、自宅での処分方法について詳しくご紹介します。
正しい処分方法
正月飾りの処分方法は、神社に納めるか、自宅で清めてから処分するのが一般的です。
神社での処分方法
神社で正月飾りを処分する場合は、「どんど焼き」や「左義長」と呼ばれる行事に参加するのが一般的です。
この行事では、正月飾りを火で清め、その煙と共に年神様を天にお送りする意味があります。
どんど焼きの日程は地域によって異なるので、事前に確認しておくと良いでしょう。
もし、どんど焼きの日に参加できない場合でも、多くの神社では正月飾りをお焚き上げしてくれるので、近くの神社に問い合わせてみてください。
また、神社には「古札入れ」が設置されていることが多く、小さな飾り物はここに納めることもできます。
自宅での処分方法
自宅で正月飾りを処分する場合は、まず清めることが大切です。以下の手順で行います:
- 正月飾りを広げた白い布や新聞紙の上に置く
- 塩を振る(右・左・真ん中の順に)
- 広げた布や新聞紙で正月飾りを包む
- 他のゴミと混ぜずに、新しいゴミ袋に入れて処分する
この方法で処分することで、感謝の気持ちを込めて正月飾りをお送りすることができます。
また、庭がある場合は、庭で燃やす方法もありますが、地域のルールに従って行うようにしましょう。
正月飾りはいつから出すのがベスト?のまとめ
29日は「二重苦」を連想させ、31日は「一夜飾り」となり縁起が悪いとされています。
地域によって多少の違いはありますが、一般的には28日に飾ることで、年末の忙しい時期でも余裕を持って準備ができ、安心して新年を迎えることができます。