アリータ バトル・エンジェルを原作「銃夢」の木城ゆきとが賛称

アリータ バトル・エンジェル

アリータ・バトルエンジェルの公開日、2月22日まであともうしばらくですね!

原作、「銃夢(がんむ)」のファンも待望のリメイク映画化も歓喜の声が多々あります。

そこで、本日は、映画「アリータ バトルエンジェル」の原作の紹介と、主人公、ガリィ=(アリータ)について取り上げていきます。

これを見れば、今すぐ、読者さんも「アリータ・バトルエンジェル」が観に行きたくなるはず!

https://jp.ign.com/alita-battle-angel/20181/news/alita-battle-angel

Contents

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アリータ バトル・エンジェルを原作「銃夢」とは?

木城ゆきとの”最高傑作!”とも評価が高い「銃夢」の基本情報をおさえたい!

1990年から1995年まで集英社の男性向け週刊漫画雑誌、「ビジネスジャンプ」で連載されていました。

ジャンルとしては、サイバー・パンク、SF、格闘、青年漫画で、原作者は、木城ゆきとさんです。

ストーリーの概要としては、全身がサイボーグで、並外れた戦闘能力を備えている少女、ガリィ(映画では、アリータ)が、機甲術(パンツァークンスト)と呼ばれるサイバネティクス格闘技術を駆使して様々な悪の強敵と闘う設定です。

物語のなかには、軌道エレベーターや、ナノマシンなどの最先端技術や、ハチソン効果、サイコメトリー、二コラ・テスラのスカラー波兵器などといった不可思議なガジェットも多々、登場するので、技術ものが好きな人も魅了される要素が含まれていますよ。

単行本は全9巻発売され、1998年からB5半の愛蔵版コミックス(全6巻)も展開されました。

愛蔵版には作品完結後に発表された外伝が3本収録されています。

続編「銃夢 Last Order」への流れに合わせて結末部分が差し替えられています。

2010年に新装版「銃夢」全7巻が発売されたのですが、セリフに関するトラブルが発生したため、続編の連載が終了して講談社へ移籍となったこともありました。

「銃夢Last Order」の連載終了後、悲観するファンが多かったので、その熱い要望に応えるように、講談社「イブニング」の2014年22号より、「銃夢」の前日談及び、「銃夢 Last Order」の後日談を描いた、「最終章」と称されている続編、「銃夢火星戦記」が現在でも連載中です。

ファンの間では、銃夢は木城ゆきとさんの「最高傑作」、「名作」、「何度でも読み返したい作品」と高評価され、現在でも長く愛され続けているのです。

だからこそ、今回の2019年2月22日のハリウッド映画化として、「アリータバトルエンジェル」として蘇ったというわけです。

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木城ゆきと原作「銃夢」ガリィを支える哀しきヒロイン、エーリカをピックアップ!

同じく、木城ゆきとさん原作の「銃夢」には、サイボーグ体型の境遇を抱えたキャラクターが登場しますよ。

登場するエピソードは、「銃夢」シリーズの、「銃夢火星戦記」で、これまでの銃夢と違い、このエピソードには可愛らしいガリィの幼少期や、なぜ、パンツァークンストの能力を身に付けたのかというバックグラウンドの他に、ガリィのお友達の女の子で、銃夢ファンのなかでは、「銃夢」におけるもう一人のヒロインともいわれています。

「銃夢」シリーズのエーリカは、2004年から2013年にテレビアニメ化もされた作品、「ローゼンメイデン」と雰囲気や髪型、容姿が非常に近いところがあると思います。

エーリカとガリィとのエピソードは、「銃夢」シリーズの世界観にある、グロさ、女性が読むのには若干のホラー要素がある残虐性が多いなかで、唯一、ほっこりさせられる部分だともいえますね。

こちらが、子ども時代のガリィとエーリカの画像になります。

http://frogmonkey1218.blog.fc2.com/blog-entry-1939.html

左が子ども時代の、ガリィ(アリータ)で、その隣にいるゴスロリっぽい恰好の女の子、エーリカ・ヴァルト。

眼帯をしている見ためから、パンクロリィタファッションが好きなキャラクターかと思いきや、両親から酷い虐待を受けた為に、右目左足に後遺症が残っているという胸が詰まる生い立ちが・・・!さらに、腕を見てもわかるように、ガリィと同じく、生まれつきサイボーグの身体的特徴を持ち、ガリィと同じく、パンツァークンストの力に長けています。

エーリカの父親、ヨハンは、アルコール依存症で、窃盗犯、母親は売春婦で、二人して一人娘のエーリカに耐えがたい暴力をふるい続けていました。

さらに、ヨハンは、アンドロイド体型のガリィを狙っている、「銃夢」における最強の強敵、バロン・ムスターの友人で、

原作、銃夢シリーズの「銃夢火星記」に登場するキャラクターで、ガリィを支える唯一無二の”相棒”です。

しかし、「銃夢火星記」や、「銃夢Last Order」などのシリーズにおいて、ガリィとは成長してから敵対関係になってしまうのです。

エーリカはバロン・ムスターの支配下に置かれ、そこで育ってからは「フラウ・X」と名乗り、子ども時代にガリィとあんなに支え合っていた昔の記憶も忘れるほど人格もすっかり豹変してしまいます。

また、ガリィのことを敵視し、闘いの末に、なんと、ガリィによって殺害されてしまうのです。

しかし、ネクロ・ソルジャーとして蘇り、新たな命を得ます。

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木城ゆきと原作「銃夢」は爆発的なマニアック作品として展開していった!

サイドストーリーとして、「モーターボール編」というエピソードの外電的作品「灰者」があります。

また、小説版として、川村泰久さんの「銃夢」もありますよ。

その他に、OVA作品全2話としてアニメ化もされ、アニメの監修は、映画「メトロポリス」の製作に携わった、りんたろうさんです。

プレイステーションのゲームソフトとして、「銃夢~火星の記憶」も発売されていました。

2016年7月に、「銃夢火星戦記」の第3巻の帯にて、「アリータバトルエンジェル」としてハリウッド映画化されることが決定しました。

2018年11月、講談社イブニングKCDXより新たに新装版の刊行がスタートしました。

ガリィの精神的な強さ、心優しさ、感受性が人間よりも繊細なところが原作ファンだけではなく、「アリータバトルエンジェル」の監督、ロバート・ロドリゲス監督や、脚本を手掛けた、ジェームズ・キャメロンさんも、是非とも、実写映画化したいと思うほど、心を掴んだようですね。

ジェームズ・キャメロンさん曰く、アリータの目は巨大で、顔はハート型、ボディも漫画通りで、非の打ち所がないキャラクター」と実写化版のアリータをべた褒めしています。

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原作のSF漫画「銃夢」主人公はガリィ?

木城ゆうと「銃夢」のアリータは、ガリィを意味します!ガリィは原作でどんなキャラクター?

原作の主人公はもちろん、ガリィ(映画版では、アリータ)です。

ガリィについていくつか紹介していきますが、ネタバレを含んでいる部分がありますので、ご了承ください。

ガリィの本名は、陽子(ようこ)で、火星に発祥している伝説の格闘技術、「機甲術(パンツァークンスト)」の名手です。

数百年前に大気県外から地上へ落下するけれど、奇跡的に一命をとりとめ、仮死状態のまま、クズ鉄町のスクラップゴミ広場で眠っていました。

偶然、クズ鉄町のスクラップ置き場を通りかかった、サイボーグに関するサイバネティクス医師の、イド・ダイスケに頭部と胸部を拾われ、彼の技術によって新しいボディを与えられて蘇生します。

当初は、普通の女の子になるように、市民向けのモデルのボディをイドに与えられましたが、闘いの中で再度、その体を失い、後にイドのコレクションの中で、最強ともいわれる「バーサーカーボディ」を与えられます。

クズ鉄町のハンターウォーリアとしてその戦闘力をプラスに活かして、凄腕の賞金稼ぎに発展します。

モーターボールと呼ばれる格闘球技の選手になり、”キリングエンジェル”というスター選手へと昇り詰めます。

火星の戦災孤児で、サイボーグの体は生まれつきです。

火星でのテラフォーミング戦争の際に、家族を殺害された痛ましい生い立ちを生き延びてきました。

原作では、自分を救ってくれた恩師、ゲルダの元で、機甲術を身に付けたり、幼少期は、孤児院で過ごし、そこで出逢った同じボディのエーリカと絆を深めながら、同じ施設内で過ごす上級生たちからの苛めにも耐えます。

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銃夢おすすめグッズをちょこっと紹介

「銃夢 Last  order」ガリィ特装版リミテッドエディションフィギュア

ここで、ガリィの魅力が詰まったおすすめグッズを紹介します。

ガリィのフィギュアです。

細部までこだわったフィギュアで、銃夢のグッズのなかではとても人気なグッズで、銃夢の単行本コミックス、「銃夢外伝」に付属していた限定版で、価格は、4743円(税込み4980円)になります。

単行本コミックスの付属品のおまけとしてはかなり、高額ですよね・・・。

それほどカ価値あるグッズなので、ガリィのフィギュアのなかでは、リミテッドエディションという特別限定版として発売され、現在でもマニアックな人のなかには、なかなか手に入らないレアものなのです。

マーミット製作 ガリィアクションドール

https://imgcop.com/img/129934088/

見ためがかっこよくていかにも闘いに強そうな女の子の雰囲気を醸し出していますよね。

衣装も、ガリィが原作「銃夢」シリーズで着ていた服をリアルに再現しています。

注目なのが、ガリィが身に付けているフロッグコートには、茶色と白があり、中に着ている洋服も異なります。

ちなみに、画像の赤いオールインワンスタイルのほうは、豪華版1巻の表紙 バージョンで、白のフロッグコートバージョンは、中の衣装がこの画像の赤と同じブラックのオールインワンになっているんです。

白いフロッグコート+黒のオールインワンバージョンは、コミックス限定版となります。

90年代前半に発売され、12月20日以降に展開されたので、価格がどうしても見つかりませんでした。

球体関節人形で、着せ替えの手首が5つ付属しており、手首や脚の部分の可動が自由に効くようになっているのが特徴です。

可愛さのなかに小悪魔的な色っぽいおちょぼ口がなんともオトナ可愛いですよね。

女性向けの球体関節人形を持っている経験からお伝えしますが、このようなドールはアニメの世界観を忠実に再現されているとともに、子どもが遊ぶようなリカちゃん人形やバービー人形とは違って、非常に繊細に作られています。

手首と足、肩は動かしすぎると壊れやすいので、このグッズを大型アニメ中古グッズ専門店で購入した際は、動かしすぎ注意!です。

銃夢原作本全巻(Last order)コンプリートセット

https://www.amazon.co.jp/Last-Order-全19巻完結セット-KCデラックス-イブニング/dp/B00RURJD8Q

「銃夢 Last oeder」のコンプリートセットになります。

画像は、高画質なものが某大手通販サイトのものしかなかったのでこちらにしました。

銃夢の世界観にのめり込み、時間を忘れるほど夢中に読破してしまいそうな読み応えある全巻ですよ。

原作の銃夢はこちらになります。

http://decadeview.ocnk.net/product/348

ファンの方の口コミ情報によると、銃夢は、かなり物語に複雑性があるようで、こちらの画像のコミックス全巻、「銃夢」の”基本シリーズ”を読まないと作品の理解が大変なようです。

全9巻までありますので、こちらを読んでから、銃夢last orderを続きで読んだほうがいいかもしれませんね。

 

銃夢OVAアニメビデオ

銃夢のアニメ化OVAのビデオです。

画像を見ると、当時レンタルビデオ店でレンタル落ちしたものと思われます。

銃夢のアニメ作品として初の商品であり、このビデオを持っている人もあまりいません。

このビデオを持っている方のブログや、「銃夢」ファンの掲示板での意見による、見どころを紹介します。

映像が、「新世紀エヴァンゲリオン」を思わせる残虐なシーンがちょっとヒヤッとします(;’∀’)でも、作品的には、サイボーグの少女、ガリィがロボットながら成長していき、愛や傷付くこと、闘いのなかで本当の自分とは何かを見つけ出す物語です

 

ガリィがとにかく、かっこいいの一言に尽きます!原作の銃夢にも通用するエピソードを忠実に再現していて、胸キュンです!

 

ガリィの強さと、普通の身体とは違う個体で生まれたことで、自分が生きる意味を必死に模索しながら賞金稼ぎとして悪と戦い続け、自分をゴミ山から拾ってくれたイドの応援に答えます。

アリータでもリメイク版として登場する、イドがベールに包まれた本性をガリィとの信頼関係を築いていくうちにさらしていくのでそこにも注目です!

 

ガリィもかっこいいんだけど、イドがガリィを引き取った本当の目的を知った時、アリータの視聴者も、原作を初めて見た人も驚愕かもしれないです。

善人で、ガリィにとって父親のような存在で、市民からもサイバネティクスの医師として信頼されている彼のもう一つの顔こそ、ショッキングかもしれないけど、銃夢を見るうえでの一番大事なポイントなんです。

 

ガリィがあまりにも純情すぎて・・・涙。

サイボーグだからこそ、人間以上に心の優しい女の子なんだなと思うくらい気持ちがシンクロしてしまいます。

 

イドが病んでる(笑)病んでるとしか言いようがない(苦笑)人格者として慕われているのに、まさかのええー・・・っていう。

現実的に優しそうで信望熱い人が裏の顔があるってよくある話なんだけど、物語の大きな意味になっているから見逃さないでほしい

ガリィとガリィを鉄くずの中から助け出したイドの裏の顔に是非、注目してみてくださいね。

イドはとっても温厚で、過保護な父親像をも感じさせますが、銃夢の作品において彼がガリィを見つけて育てた理由、徐々に解明されていくイドの異常ともいえる理解しがたい行動が、「銃夢」のストーリー、そして、「アリータバトルエンジェル」への理解に繋がるきっかけになりますよ。

アリータバトルエンジェル映画化に、原作者 木城ゆきとさん歓喜!

アリータバトルエンジェルの実写リメイク映画化は、作者、木城ゆきとさんも認めています。

以下が木城さんのコメントになります。

「アリータの目が大きいことについては、何シーンか見ているとすぐ気にならなくなるし、水に沈む宇宙船を探索するアリータは可愛いと思うまでになりました!皆さんもきっとすぐアリータを好きになってくれると思います。」

「サイボーグシティの半透明描写やアイアインシティの凄まじい情報量のロングショットなど僕がマンガ原作で表現したくても出来なかったことを高度に再現しているから、感謝したい!僕が30年前にずっと見たかった映像でもある!」と「銃夢」についての作者ならではの熱い思いとともに、アリータの脚本と製作に携わった、ジェームズ・キャメロンさんに感謝の言葉を述べました。

当時の90年代の技術では、現代のようなリアルさをより深く追求できるCGの演出は時代的に不可能だったと思います。

映像技術や表現力が進歩している現代だからこそ実現できた、「アリータバトルエンジェル」のハリウッド映画化は、ジェームズ・キャメロン監督の「アバター」(2009年公開)のように、立体的空間で、まさに目の前にガリィ=アリータが存在しているかのような作りになっていると思います。

予告編を見ても、アリータの世界観が現実なのか、映画なのかわからないくらいハラハラドキドキの演出と、30年ぶりの「再銃夢ブーム」に期待したいものですね。

まとめ

アリータバトルエンジェルは、ロドリゲス監督や、脚本を担当した「アバター」、「タイタニック」製作に携わった、ジェームズ・キャメロンが実写化を熱く希望した期待度MAXの作品に生まれ変わりそうですね。

アリータバトルエンジェルのグッズは、ドールやフィギュア、全巻コミックスなどマニアックかつ、手に入りにくいレアものが多いので、見つけた際は是非!

木城ゆきとさん原作の「銃夢」の主役は、やはり、アリータと生まれ変わる、ガリィでした!原作では、ガリィを支える幼馴染で、虐待による悲惨な生い立ちを抱えながらも逞しく生きているもう一人のヒロイン、エーリカの存在も忘れないでくださいね。