お中元の季節が近づいてきましたね。
毎年この時期になると、「いつがお中元を贈るベストなタイミングなのかな？」と考える方も多いのではないでしょうか。
特に8月に入ってしまったら、「もう遅いかな？」と不安に思うこともあるかもしれません。
また、お中元にまつわる小さなコツやマナー、そして心を込めたギフト選びについて、一緒に見ていきましょう。
Contents
お中元は8月だともう遅い？
「お中元、8月になっちゃったけど、まだ間に合うのかしら？」と思っているあなた！安心してください。
特に西日本にお住まいの方なら、8月15日までは全然セーフ。東日本の方も、ちょっとした工夫をすれば大丈夫です。
上旬
8月の上旬にお中元を贈るなら、西日本の方は問題ありません。
でも、東日本の方は「暑中御見舞」の表書きを使って、夏らしいギフトを選ぶといいですね。
そうめんやビールなど、暑い時期にぴったりのアイテムが喜ばれます。
下旬
8月の下旬になると、東西問わず「残暑御見舞」という表書きを使うのがマナーです。
この時期なら、もう少し涼しげなギフトを選んでもいいかもしれません。
例えば、秋の訪れを感じさせる果物や、涼を誘う風鈴などはどうでしょう。
8月にお中元を贈る際の注意点
8月にお中元を贈る際には、以下の点に注意しましょう。
お盆の時期と重ならないように注意しましょう。
お盆期間中は、相手が不在だったり、喪中だったりする可能性があります。
8月のお中元のお礼状の例文
お中元を送る際に添えるメッセージは、贈り物の意図を伝え、受け取る側の気持ちをより豊かにする大切なものです。
季節の挨拶や感謝の気持ち、時には近況を伝えることで、贈る側と受け取る側の絆を深めることができます。
ここでは、贈るアイテムに焦点を当てたメッセージ、長年の関係を称えるメッセージ、近況報告を交えたメッセージの3つの例文を紹介します。
これらを参考にして、お中元の添え状を書く際に役立ててください。
受け取ったギフトに焦点を当てた添え状
拝啓 盛夏の候、皆様にはますますご健勝のことと存じます。
この度は、夏の暑さに負けないよう、さっぱりとした味わいの「宮崎マンゴー」をお届けいたします。甘くてジューシーなこのマンゴーを召し上がっていただき、少しでも夏の暑さを忘れていただければ幸いです。
どうぞご賞味ください。
敬具
長い間の関係を称える添え状
拝啓 時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
平素は格別のご高配を賜り、心より感謝申し上げます。今年も一年の感謝の気持ちを込めて、厳選した「北海道産メロン」をお届けいたします。爽やかな甘みが特徴のメロンで、皆様の夏のひとときが少しでも涼やかになればと思います。
末永いお付き合いのほど、よろしくお願いいたします。
敬具
近況報告を交えた添え状
拝啓 初夏の候、皆様におかれましてはご健康でお過ごしのことと存じます。
昨年は大変お世話になりました。我が家は皆、元気に過ごしております。今年のお中元には、私たちも大好きな「石川の能登塩」をお送りいたします。素材の味を引き立てるこの塩で、料理の幅が広がれば幸いです。
今後とも変わらぬお付き合いをどうぞよろしくお願いいたします。
敬具
8月を過ぎたらお中元にならない？
「8月が終わっちゃったけど、お中元ってまだ大丈夫かな？」という疑問、よく聞きますよね。
ただし、ちょっとしたコツがあるんです。
ポイントは、時期を逃してしまったことへの配慮と、季節感を大切にすること。8月を過ぎてしまったら、お中元ではなく「残暑御見舞」として贈りましょう。
これなら、9月に入っても全然OKです。
理由は、お中元は元々、夏の暑い時期にお世話になった方々へ感謝の気持ちを伝えるためのもの。
だから、贈る時期が少し遅れたとしても、その気持ちは変わらないんです。
季節の変わり目に合わせたギフトを選べば、心遣いはしっかり伝わります。
例を挙げると、涼しげな風鈴や、秋の始まりを感じさせる果物など、これからの季節に合わせたアイテムがおすすめです。
メッセージカードには、暑い夏を乗り越えたことへの労いと、これからの季節への期待を込めた言葉を添えてみてください。
というわけで、8月を過ぎても、お中元としてではなく「残暑御見舞」として、心を込めたギフトを贈ることができるんです。
時期にとらわれず、大切な方への感謝の気持ちを伝えましょう。
それが一番ですよね。
お中元は8月だともう遅い？のまとめ
西日本では8月15日まで、東日本では少し工夫を加えて贈れば大丈夫。
表書きを「暑中御見舞」や「残暑御見舞」にして、季節感のあるギフトを選びましょう。
そうめんやビール、涼しげな風鈴や秋の果物など、時期に合わせた心遣いが喜ばれます。
大切なのは、感謝の気持ちを伝えること。
時期にとらわれず、心を込めて贈り物をしましょう。