「専業主婦は暇すぎる」とネット上でよく見かけますが、本当に専業主婦は暇なんでしょうか。
また、専業主婦と一つのカテゴリーに入れられてしまっていますが、専業主婦ってみんな同じなんでしょうか。
専業主婦の実態を見ていきましょう。
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専業主婦はみんな同じじゃない
専業主婦とは、「給料が出る仕事をせず、給料が出ない仕事をする既婚女性」を言います。
給料が出ない仕事とは、家事・育児・介護・ボランティアなどです。
では、専業主婦の忙しさはみんな同じでしょうか。
もちろん違います。
子どもがあるなし、子どもの年齢でもかなり違います。
1つ1つのケースを見ていきましょう。
子なしの専業主婦が暇すぎる?
まず、「子どもがいないと暇でしょ?」と決めつけるのは、待ってください。
子なし専業主婦でも、色々な立場があります。
親の介護が必要な専業主婦
子どもがいなくても、自分の親、夫の親の介護が必要な人がいます。
兄弟がいても、その兄弟に子どもがいれば、子どものいない専業主婦に負担がかかってしまうでしょう。
また、介護で色々サービスを受けるためには、申請手続きも大変です。
暇とは言えないですね。
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スキルアップのために学ぶ専業主婦
資格をとって、資格を生かした仕事に就きたい専業主婦もたくさんいます。
特に国家資格は、取るのに時間がかかります。
国家資格は実習必須も多いので、大変忙しくなります。
持病がある専業主婦
働きたい意思はあるけれど、持病があり仕事に制約がある場合があります。
この場合は、就職活動自体が大変な場合があります。
また、通院などで大きな病院にかかる場合は、診察を受けるだけで半日費やすこともあるでしょう。
時間はあるかもしれませんが、精神的にも肉体的にもしんどいことが多く、毎日が暇ということはないでしょう。
本当に暇な子どもがいない専業主婦
「じゃあ、専業主婦全員が忙しいの?」という声が聞こえてきそうですが、実際に暇を持て余している子どものいない専業主婦もいます。
しかし、その数は大変少ないでしょう。
将来を考えると、子どもがいないということは、自分の将来は自分で面倒をみないといけないということだからです。
蓄えがかなりないと、仕事をしない選択はないでしょう。
もちろん子どもがいたって面倒をみてもらう気がない人が大半でしょうが、それでも精神的に子どもがいるといないとでは大きな違いがあります。
暇を持て余して、将来の心配がなく、働かなくてもいい子どものいない専業主婦の数は大変少ないです。
余談になりますが、仕事を辞めたばかりで「失業保険」が受給できる期間のみの、期間限定優雅な専業主婦は結構います。
数カ月ですが、お金を貰えて仕事をせず平日を満喫できるっていいですよね。
ただし「失業保険」は再就職する意思がない人は受給できないので、就職活動はしないといけません。
子ありの専業主婦も暇すぎるの?
子どもがいる専業主婦は、子どもの年齢でかなり忙しさは違います。
未就学の子どもがいる専業主婦
「未就学」とは、小学校入学前を指します。
その就学前の子どもがいる専業主婦は、決して暇と言えません。
特に幼稚園に入園するまでは、子どもとずっと一緒で、自分1人になる時間もないでしょう。
幼稚園に入ったところで、数時間しか自由な時間はなく、長期休みもたくさんあります。
また初めての幼稚園生活は病気にもかかりやすく、お休みしなくてはいけない日も最初は多いです。
お弁当も毎日作り、おやつの用意も必要です。
小学校に入るまでは、暇という言葉は存在しません。
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就学後の子どもがいる専業主婦
小学校に入ると、給食があり、1人で登下校し、病気もしなくなってきます。
小学校生活が始まると、ほとんどの専業主婦のお母さんは一息つけることになるでしょう。
では、暇を持て余した専業主婦になれるのでしょうか。
実際のところ、かなり数は少ないと思います。
それはなぜかというと、子どもにかかるお金が必要だからです。
子どもにかかるお金がどれくらいか知っていますか。
公立、私学・高卒・大卒でも違いますが、1,000万から3,000万と言われています。
とにかく子供には、お金がかかります。
この費用を全て夫の収入だけで賄える家庭は、今の日本では少なくなってきているでしょう。
小学校の低学年のうちは、暇を持て余した専業主婦の数も多いかもしれませんが、子どもの年齢が上がるごとに、兼業主婦になっていきます。
肩身が狭い専業主婦
色々なケースの専業主婦を紹介し、暇じゃない専業主婦のことを紹介してきました。
そして「暇すぎる専業主婦」の数が、かなり少ないことが分かったと思います。
もちろん「暇はあるけれど、給料の出る仕事をしていない専業主婦」の人もいるでしょう。
しかし、その「暇がある専業主婦」を批判する風潮があることに、疑問を感じます。
それぞれの家庭の事情があり、その家庭で考え「専業主婦」か「兼業主婦」を選択しているのです。
なぜ、家族以外の人に批判されなくてはいけないのでしょうか。
「専業主婦」は家族の病気やケガがあった場合、誰にも迷惑かけず看病に専念できます。
子どもがいる場合は、常に母親が家にいる安心感もあります。
「専業主婦」は家族にとって、精神的に大きな支えになっています。
どうか、「暇がある専業主婦」が肩身が狭い思いをしないようにと願うばかりです。
「専業主婦」ができる環境に感謝することはあっても、「専業主婦」を卑下することはしないでくださいね。
働きたい専業主婦
育児などで仕事はできなかったけれど、時間ができたので仕事をしたいと考えている専業主婦も多いでしょう。
しかし、ちょっと待ってください。
仕事をする前に、時間がある今だからこそ考えるべきことがあります。
見直しすることによって、働くより節約になることもあります。
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住宅ローンの見直し
今は低金利時代です。
ローンを組み始めて時間がたっているなら、見直しのチャンスです。
もちろん諸経費がかかりますが、それでも得になることがあります。
時間がないと、資料請求や問い合わせなどなかなかできません。
しっかり調べて、節約になるか考えましょう。
保険の見直し
もちろん何かの保険に入っているご家庭がほとんどでしょう。
しかし、その保険は今の家族に適していますか。
しっかりライフプランをたて、万が一の保障と保険料のバランスを考えましょう。
自分1人ではなかなか分からないことも、無料で保険の相談をしてくれるスポットも増えました。
時間がある時だからこそ、しっかり見直しましょう。
資格が有利になるか調べる
全ての仕事ではありませんが、資格を持っていると時給があがるパートがあります。
ぜひ、自分が働きたい職種を調べましょう。
もし有利になるのなら、ぜひ資格の勉強をしましょう。
配偶者控除や市民税をきっちり把握する
専業主婦の場合、配偶者控除をされてきました。
しかし、妻がある一定以上働くと、配偶者控除は受けられなくなります。
ただし「103万円の壁」といっていた時代は2017年までです。
2018年1月からは、「150万円」までに拡大されました。
では、一概に「150万円」までの範囲で働けばいいかというと、そうではありません。
その市町村によって違うのですが、「100万円」を超えると市民税が課せられることが多いです。
このように、ただ働くだけ働いては損する可能性もあります。
必ず自分が得する働き方を見つけてから、仕事を探しましょう。
最後に
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今の時代「暇すぎる専業主婦」の数は、ほんの一握りでしょう。
それほどまでに、将来の不安を感じている主婦が大多数なのです。
しっかり情報収集をして、自分の家庭にあった「主婦」の働き方を見つけていけたらいいですね^^