共働き世帯が増えている近年、女性が活躍するのも大事ですが女性が安心して家事と育児に専念できる社会にはなっていないのが現状です。
「専業主婦って家にいられて毎日暇なんでしょ?」と思っていますか?
専業主婦になりたい、羨ましいと考えている方は多いのではないでしょうか。
そういったイメージの違いを主に真実をお話します。
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専業主婦はなぜ羨ましいのか?
お仕事を今現在していらっしゃる方には専業主婦は「毎日家にいれて楽でしょ。」「職場での人間関係や忙しさを考えなくていいから辛くないでしょ。」などと思っている方も多いと思います。
ですが実際、専業主婦には毎日やることがいっぱいです。
子供がまだ小さかったり、お家で日中も育児している人は毎日が戦場です。
私の周りや私自身も専業主婦になってからイメージより大変にだったという人が多いと思いです。
職場でのストレスなどの精神的な辛さからは解放されますが、案外やることが多すぎてびっくりします。
では専業主婦は何が大変なのか解説していきます。
専業主婦の大変な部分・イメージとの違い
毎日休みなくある家事
専業主婦になると旦那さんに働いてもらっている代わりに、お家の家事が主な仕事になります。
ですが家事は毎日あるので働いていた時みたいに休みはありません。
旦那さんにもよりますが、働いていた時には少しおろそかにしても許された家事が専業主婦になると「1日中家にいて家事も完璧にできないの?」などとゆわれてしまうこともあります。
子供がいる家庭の方は家事+育児を毎日休みなくできるだけ完璧にこなさなければいけないプレッシャーがかせられることもあります。
専業主婦が一概に楽だとはいえないのです。
子育て家庭では常に子供と一緒
幼稚園や保育園に子供を入所していない方は、子供に常に向き合わなければならなくなります。
可愛い我が子と一緒に過ごせて嬉しいし幸せなのですが、365日24時間一緒に向き合わなければいけないので神経と体力を使います。
子供から目を離すこともできない場合も多々ありますので、常に神経を研ぎ澄ましていなければなりません。
子育ての合間に家事をこなさなければならないので思っているより1日の時間が足りないことも多いです。
外の世界と繋がることが少なくなる
周りに専業主婦や幼稚園のママ友が多い方はお昼間にお話しできる機会もあるかと思いますが、そうではない方は外との繋がりが働いていたときより少なくなります。
働いていた時は毎日職場に出勤するので外にでる機会がたくさんありますが、専業主婦になると急に外との繋がりが少なくなりストレスが溜まる場合もあります。
1日の中で家族としか会っていない日もたくさんでてくるので「働いていた時は楽しかったな」と思うこともしばしばあるかもしれません。
社会にでてキラキラしている友人が羨ましく思うことも。
自分の先行きが不安になる
今は慌ただしく子育てをしている方はこの先子育てが終わった後、自分には何が残るんだろう・・・と不安になる場合もあります。
子供が成長していくのは嬉しいことですが、子育てを終えると急にやることがなくなり気力を失うのではないかと焦ることもあるかもしれません。
専業主婦は無給でやらなければいけない
土曜日だろうと日曜日だろうと専業主婦に休みなどほとんどありません。
しかも毎日自分自身のお給料はなくタダ働きです。
専業主婦は年収に換算するとどのくらいの金額をもらえるかこ存じですか?
内閣府の2011年の調査によると、家事活動の年間無償労働評価額は30代後半の専業主婦で「443万円」という結果がでました。
ちなみに同年齢で共働きの場合は260万ほどになるという結果でした。
ですが現実は無償ですべての家事、育児を毎日こなさなければいけません。
お小遣いをくれたり、プレゼントをくれる優しい旦那様もいらっしゃる方もいるかもしれません。
でもすべての専業主婦の旦那様がそういった方ではないのです。
やって当たり前と思われて感謝さえしない旦那様も少なくはありません。
働いていた時は頑張った分はお給料として成果が目に見えてもらえていましたが、専業主婦になればそのように自らの成果を評価してくれるものがなくなる場合もあるのです。
家でじっとするのが苦手な方には向いていないのかも?
専業主婦になると家で過ごす時間が大半になります。
今までは外で働いて、お給料に余裕がある場合はランチに行くなどができたかもしれないですが、ご主人のお給料が高くない家庭の方は生活費や自由に使えるお金も今までより少なくなります。
その中でやりくりしていかないといけないので外にランチに行く回数もだいぶ少なくなります。
今まで好きにできたことがほぼできなくなり、ストレスが溜まることもあります。
世の専業主婦のみなさんはご主人のお給料だけでうまいことやりくりしている場合が多いですが、今まで働いていた方はおもっているより使えるお金が少なくなりイライラすることもあるかもしれません。
そのほかに外にでる機会も少なくなるので、お家の中で毎日長いこと過ごすのが苦手な方はイライラするかもしれません。
結局はないものねだり
今お仕事している主婦の方が専業主婦を羨ましいと思うように、今現在専業主婦をしている方も外で働いている女性の方を羨ましいと思っている人も多いです。
結局ないものねだりなだけで実際どちらも違った内容で大変だと思います。
「専業主婦は楽そうでいいな~」とゆわれる度に、「楽じゃないし、好きなことをする時間もお金もないよ・・・」と専業主婦のママは思っているかもしれません。
ご主人の給料が高く好きなこともすぐできるし、好きな物もすぐに買えるから働かなくていいと専業主婦をしている方はごくごく一部です。
限られた給料の中から毎日の食事の献立を考え、毎日同じ家事をし、子供がいる家庭では育児もつきっきりで「私はロボットなの・・・?」と思うこともしばしばあります。
働いている方も毎日へとへとになるまでお仕事をして家事・育児までも帰ってからこなしている人もたくさんいらっしゃるかと思いますが、両者それぞれしんどかったり辛いと思います。
ですので専業主婦が羨ましいと思う方は実際専業主婦になってみるといろいろ違った大変さに気づかされるかとおもいます。
各ご家庭でも違ってきますが専業主婦の現実は華やかさの欠片もない。いつでも子供たちが一緒なので自由に動き回れず、金銭的余裕が無いので自由になるお金もない。
これが専業主婦のリアルな真実なのです。
私も専業主婦をしていますが、自由に使えるお金は一切ありません。
たまに自由に使えるお金があると、欲しいものがあり過ぎて結局何に使っていいかわからずに家族の外食費にします。
それほど自由に使えるお金は専業主婦にとってたまにしかないご褒美なのです。
ご自身が専業主婦になりたくて専業主婦になった人しか専業主婦は嬉しくないかもしれないです。
働きたくてもなかなか働けない現状にいらっしゃる方もたくさんおられることを分かってもらえたらなと思います。
まとめ
今回の記事では専業主婦の真実についてまとめてみました。
専業主婦でもお家にずっといると仕事がしてみたくなるものです。
私の周りでも専業主婦でも副業を始められている方も多くいらっしゃいます。
各ご家庭の生活内容によって専業主婦だから楽とは一概にいえないと思います。
働いていらっしゃる方も同じように忙しい毎日を送ってらっしゃると思いますが、今働いていて専業主婦になりたいと考えている方はもう一度自分は専業主婦としてやっていけるのか金銭面、精神面的に判断する材料として参考にしていただければとおもいます。