正月飾り!仏壇に飾る種類と意味!それぞれの基本の飾り方

お正月

お正月が近づくと、家の中も外も新年を迎える準備で忙しくなりますよね。

特に仏壇に飾る正月飾りは、ご先祖様と一緒に新年を迎えるための大切な儀式です。

でも、どんな飾りを用意すればいいのか、どうやって飾ればいいのか、迷ってしまうことも多いと思います。

この記事では、仏壇に飾る正月飾りの種類や意味、飾り方について詳しくご紹介します。

これを読めば、きっとスムーズに準備が進むはずです。

Contents

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仏壇に飾る正月飾りの種類と意味

仏壇に飾る代表的な正月飾りの種類とその意味についてご紹介します。

具体的には、鏡餅、しめ縄、松飾りの3つです。

それぞれの飾りには深い意味が込められているので、ぜひ参考にしてください。

鏡餅

鏡餅は、家族の健康と繁栄を願うお供え物です。

鏡餅は、大小二つの丸い餅を重ねたもので、上に橙(だいだい)を乗せるのが一般的です。

鏡餅の「鏡」は、古代の鏡を模しており、神様の依り代とされています。

また、丸い形は円満を象徴し、家族の健康と繁栄を願う意味が込められています。

仏壇に飾ることで、ご先祖様にもその願いを届けることができます。

しめ縄

しめ縄は、邪気を払うための神聖な飾りです。

しめ縄は、稲わらを使って作られた縄で、神聖な場所を示すために使われます。

しめ縄には、邪気を払う力があるとされ、家の中に悪いものが入らないようにする役割があります。

仏壇に飾ることで、ご先祖様のいる場所を清め、新年を迎える準備を整えることができます。

松飾り

松飾りは、長寿と繁栄を象徴する飾りです。

松飾りは、松の枝を使った飾りで、長寿と繁栄を象徴します。

松は冬でも緑を保つことから、生命力の強さを表し、新年の始まりにふさわしい飾りとされています。

仏壇に松飾りを飾ることで、ご先祖様にもその願いを届け、家族の健康と幸せを祈ることができます。

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仏壇の正月飾りの飾り方

お正月には、仏壇にも特別な飾りをすることで、ご先祖様と一緒に新年を迎える準備をします。

ここでは、仏壇に飾る正月飾りの基本的な飾り方と、宗派別の飾り方について詳しくご紹介します。

基本的な飾り方

仏壇に正月飾りを飾る際の基本的な方法について説明します。

鏡餅やしめ縄の配置方法を知っておくと、どの家庭でも簡単に実践できます。

鏡餅の配置

鏡餅は仏壇の中央に配置します。

鏡餅は、仏壇の最上段中央に置くのが一般的です。

これは、鏡餅が神聖なものであり、家族の健康と繁栄を願うためです。

鏡餅の上には橙(だいだい)を乗せ、周りには飾り物を配置すると、より華やかになります。

しめ縄の取り付け方

しめ縄は仏壇の上部に取り付けます。

しめ縄は、仏壇の上部に取り付けることで、邪気を払う役割を果たします。

しめ縄を取り付ける際は、しっかりと固定し、垂れ下がる部分が美しく見えるように調整します。

しめ縄には、紙垂(しで)や稲穂などを飾り付けると、より一層神聖な雰囲気が出ます。

宗派別の飾り方

仏壇の正月飾りの飾り方は、宗派によって異なる場合があります。

ここでは、浄土宗、曹洞宗、日蓮宗の飾り方について詳しく説明します。

浄土宗

浄土宗では、阿弥陀如来を中心に飾ります。

浄土宗の仏壇には、中央に阿弥陀如来を安置し、その左右に法然上人と善導大師の掛け軸を飾ります。

正月飾りとしては、鏡餅を中央に置き、しめ縄を上部に取り付けます。

果物やお菓子を供えることで、より一層の敬意を表します。

曹洞宗

曹洞宗では、釈迦如来を中心に飾ります。

曹洞宗の仏壇には、中央に釈迦如来を安置し、その左右に達磨大師と道元禅師の掛け軸を飾ります。

正月飾りとしては、鏡餅を中央に置き、しめ縄を上部に取り付けます。

さらに、松飾りを加えることで、長寿と繁栄を願います。

日蓮宗

曹洞宗では、釈迦如来を中心に飾ります。

曹洞宗の仏壇には、中央に釈迦如来を安置し、その左右に達磨大師と道元禅師の掛け軸を飾ります。

正月飾りとしては、鏡餅を中央に置き、しめ縄を上部に取り付けます。

さらに、松飾りを加えることで、長寿と繁栄を願います。

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正月飾りを仏壇に飾るのタイミングと注意点

お正月の準備をする際、仏壇にも正月飾りを飾ることで、ご先祖様と一緒に新年を迎えることができます。

ここでは、正月飾りを仏壇に飾るタイミングと注意点について詳しく説明します。

正月飾りを仏壇に飾るタイミング

正月飾りを仏壇に飾るタイミングは、12月13日から28日までが最適です。

正月飾りを飾る時期は、12月13日の「正月事始め」から始まります。

この日から28日までに飾るのが一般的です。特に、12月28日は「末広がり」の八の字が縁起が良いとされているため、多くの家庭でこの日に飾り付けを行います。

ただし、12月29日と31日は避けるべきです。29日は「二重に苦しむ」と連想され、31日は「一夜飾り」となり、歳神様を迎えるのに適していないとされています。

正月飾りを仏壇に飾る際の注意点

正月飾りを仏壇に飾る際は、以下の注意点を守りましょう。

飾る場所を清潔に保つ:仏壇を飾る前に、しっかりと掃除をして清潔に保ちます。ホコリや汚れを取り除くことで、気持ちよく新年を迎えることができます。
五具足を揃える:正月には、通常の三具足(香炉、花瓶、ろうそく立て)に加えて、もう一対の花瓶とろうそく立てを用意し、五具足にします。これにより、より華やかで特別な飾り付けができます。
鏡餅の配置:鏡餅は仏壇の中央に配置します。鏡餅は神聖なものであり、家族の健康と繁栄を願うためです。鏡餅の上には橙(だいだい)を乗せ、周りには飾り物を配置すると、より華やかになります。
しめ縄の取り付け:しめ縄は仏壇の上部に取り付けます。しめ縄には邪気を払う力があるとされ、家の中に悪いものが入らないようにする役割があります。しめ縄を取り付ける際は、しっかりと固定し、垂れ下がる部分が美しく見えるように調整します。
松の内に片付ける:正月飾りは「松の内」と呼ばれる期間までに外します。松の内は1月7日までが一般的ですが、地域によっては1月15日までとする場合もあります。鏡餅は1月11日に鏡開きをして食べるのが一般的です。
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正月飾りを片付けるタイミング

正月飾りを片付けるタイミングは、1月7日または1月15日が一般的です。

正月飾りを片付ける時期は、地域によって異なりますが、関東地方では1月7日、関西地方では1月15日までが「松の内」とされています。

松の内とは、年神様が家に滞在する期間のことを指し、この期間が終わると正月飾りを片付けるのが一般的です。

関東地方の片付けタイミング

関東地方では、1月7日が松の内の最終日です。

この日は「七草粥」を食べる風習もあり、朝に正月飾りを片付け、その後に七草粥を食べることで新年の無病息災を祈ります。

関西地方の片付けタイミング

関西地方では、1月15日までが松の内とされています。

1月15日を過ぎたら、正月飾りを片付けるのが一般的です。

また、地域によっては1月16日に片付けるところもあります。

鏡餅の片付けタイミング

鏡餅は、松の内が終わった後の「鏡開き」の日に片付けます。

関東地方では1月11日、関西地方では1月15日に鏡開きを行い、鏡餅を割って食べるのが習わしです。

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仏壇に飾る正月飾りの種類と意味のまとめ

仏壇に飾る正月飾りには、鏡餅、しめ縄、松飾りの3つがあり、それぞれに深い意味があります。

鏡餅は家族の健康と繁栄を願うお供え物で、しめ縄は邪気を払うための神聖な飾りです。

松飾りは長寿と繁栄を象徴します。

これらの飾りを仏壇に飾ることで、ご先祖様と一緒に新年を迎える準備が整います。

正月飾りにはそれぞれの意味が込められているので、ぜひ参考にしてみてください。