保育園や幼稚園などの縁日や、夏祭りの屋台でよく見かける【ヨーヨー釣り】。
あなたも子どもの頃、させてもらった経験があるのでは?
カラフルでまるい風船は見た目もキュートなので、お祭りの時には手に持って歩きたい定番のおもちゃでもありますよね!
浴衣姿にヨーヨーを弾ませて持っているシーンは、日本の夏を想像させませんか?
今回は、お祭りで人気のヨーヨーの歴史や釣り方のコツなどを紹介していきたいと思います。
Contents
ヨーヨーの歴史
水ヨーヨーが初めて作られたのは、昭和8年頃(1933年)だといわれています。
外国(アメリカやヨーロッパ)でブームとなっていたのはプラ製のヨーヨー。
当時、海外の土産としてアメリカから日本へ入ってきた時には、やはり人気が爆発したのだそうです。
ただし、当時のプラ製の風船はとても高価だったのだとか…
そのため、安くたくさん売り出すために価格が10分の1程度におさえられる【ゴム製の風船でヨーヨーを開発】したのだそう。
これが、水ヨーヨーの誕生なのだそうですよ!
ヨーヨーが夏祭りや縁日に出たのはなぜ?
第二次世界大戦の下では、生ゴム(ヨーヨーの原料)を使った趣向品の生産は制限されていました。
そのため、当然ながら水ヨーヨーも簡単には作れなかったのです…
しかし、戦後になるとその制限は撤廃されたといいます。
そして、戦前から人気のあったゴム風船や水ヨーヨーが生産され始めると、戦後の焼け野原にあった闇市場や縁日などで販売され始めたのだとか。
子ども達の間では、やはり人気があり、ヨーヨーブームとなったそうです。
当時の露天販売主から水ヨーヨーは「水チカ」と呼ばれるようになり、爆発的に売れたため、卸問屋も風船やヨーヨーを積極的に卸販売していたということです。
第二次世界大戦の下では、生ゴム(ヨーヨーの原料)を使った趣向品の生産は制限されていました。
そのため、当然ながら水ヨーヨーも簡単には作れなかったのです…
しかし、戦後になるとその制限は撤廃されたといいます。
そして、戦前から人気のあったゴム風船や水ヨーヨーが生産され始めると、戦後の焼け野原にあった闇市場や縁日などで販売され始めたのだとか。
子ども達の間では、やはり人気があり、ヨーヨーブームとなったそうです。
当時の露天販売主から水ヨーヨーは「水チカ」と呼ばれるようになり、爆発的に売れたため、卸問屋も風船やヨーヨーを積極的に卸販売していたということです。
ヨーヨー釣りとは?
ヨーヨー釣りは、みなさんご存知の通り、水に浮いている水風船の輪ゴムに、釣り針を付けた「こより」に引っ掛けて釣りあげる遊びですね。
こよりが水に濡れてちぎれてしまったところでゲーム終了となります…
「こより」とは、細長く切った紙をひねって紐状にしたものをいい、ヨーヨー釣りのこよりでは、丈長紙という紙で作られていますよ
夏祭りや縁日、文化祭などで、子ども達がよろこぶ屋台の定番でもあります。
また、釣ったヨーヨーの中から好きな水風船をもらうことができるのも、うれしいところ。
ヨーヨーを釣るコツやポイント
では、お祭りでヨーヨーを釣るためのコツやポイントをお伝えしましょう♪
たくさんヨーヨーを釣り上げることができれば、子ども達はテンションMAXです。
こよりの持ち方
こよりはねじって短くもつことをおすすめ!
こよりの紙の部分は、細かくねじってあげることで丈夫さが増します。
また、針の近くを持つことで安定するので、釣り上げやすくなりますよ♪
なるべく濡らさない
紙でできているこよりは、水に濡れると耐久性が落ちてしまいます。
そのため、長く遊びたい場合は、こよりの紙の部分をなるべく濡らさないようにすることがポイント。
こよりの先に付いた針をを上手に使って、風船の向きを変えてみたりして釣り上げてみましょう☆
浮かんでいるヨーヨーを狙う
釣りやすいヨーヨーを見極めることも、たくさん釣るためのポイント♪
水に浮かんでいるヨーヨーは水があまり入っていないため、軽くて釣りやすいでしょう。
反対に下のほうに沈んでいる風船は、水を多く含んでいるので、重量があって釣り上げた時にこよりがちぎれてゲームオーバーになる可能性が!
また、輪ゴムの部分がヨーヨーに乗っかっているものを狙えば、こよりが濡れにくいため、釣り上げやすいですよ!
お家でもできるヨーヨー釣り!
夏祭りや縁日では大活躍するヨーヨー釣りの屋台ですが、お家でも楽しむことができますよ♪
少々手間がかかるかもしれませんが、小さなお子さんがいるのなら、準備を手伝ってもらって一緒に盛り上げてみては?
では、どのように準備をすればよいのかを見ていきましょう!
準備するもの
お家でヨーヨー釣りをするために必要なものを紹介しますね。
①家庭ようプールやたらい
②水風船
③輪ゴム
④和紙又はキッチンペーパー、ティッシュなど
⑤クリップ
こよりを作るために、④と⑤を使いますが、なければ割り箸とモールで代用することもできますよ☆
こよりの作り方
では、和紙やティッシュとクリップを用いてのこよりの作り方を解説します。
①紙を細長く切って3つ折りにして細くねじります。(3cm×15cm位)
②クリップを開いてアルファベッドのWのような形にします。
③こよりをWにしたクリップの針金部分の真ん中の山の部分にいれる。
④持ち手の部分まで、こよりをねじっていけば完成!
ちなみに、細かくねじっていけば強度の強いこよりになり、ねじりが荒いと弱めのこよりになりますよ。
割り箸とモールを使って釣り竿を作る場合は、モールを棒の部分に巻き付けて先をUの時に整えればOK!
水風船(ヨーヨー)を作る
①水風船に少し水を入れたら、風船を膨らませます。
②風船の結び目に輪ゴムを結んで、輪っかを作る。
輪ゴムはカラーゴムを使うと、カラフルになってかわいいヨーヨーができますよ♪
プールやたらいに水を張る
こよりと水風船の準備が整ったら、いよいよプールやたらいに水を張りましょう!
浅めに水を入れたら、水風船を投入!これでヨーヨー釣り屋さんの完成です♪
まとめ
いかがでしたか?
夏祭りや縁日で見かけるヨーヨーは、日本元来のものだと思いきや、外国から渡ってきたものだったのですね!
戦前から子ども達から人気の高かった風船は、今でもやはりお祭りの定番アイテム。
ヨーヨーの歴史を知った今年は、さらに味わい深く楽しむことができるのではないでしょうか?