花火大会が夏に行なわれるのはなぜ?

花火

今回は、夏の風物詩である花火大会についてお話ししたいと思います。

花火って、見ているだけでワクワクしますよね。

大きな音とともに夜空に咲く美しい花火は、夏の思い出には欠かせません。

でも、どうして花火大会は夏に行われるのか、みなさん知っていますか?

今回は、その理由や日本各地の有名な花火大会、そして花火の種類と見どころについて、詳しくご紹介していきます。

さっそく、花火の魅力に迫ってみましょう。

Contents

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花火大会が夏に行なわれるのはなぜ?

花火大会が夏に行われるのは、お盆と関連が深いからなんですよ。

これには、歴史的な背景があるんです。

昔々、1733年に日本で最初の花火大会が開催されたのは、慰霊と悪疫退散を祈るためだったんですって。

それが今でも続いていて、特にお盆の期間には先祖を迎えるための灯火として花火が使われるんですね。

だから、夏に花火大会が多いんです。

例えば、お盆には迎え火や送り火を焚くじゃないですか。

花火もその一環で、先祖の霊をお迎えしたり、送り出したりする目印として昔から使われているんですよ。

そして、夏は暑いからこそ、夜の涼しい時間に花火を楽しむという納涼の文化もあるんです。

江戸時代には川開きのイベントで花火が上がり、それが今の花火大会の原型になっているんですって。

つまり、花火大会が夏に行われるのは、先祖を思うお盆の行事として始まり、夏の暑さを忘れさせてくれる納涼の風物詩として定着したからなんですね。

知っていると、花火を見るたびに、その歴史や意味を感じられて、一層楽しめそうですよね。

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日本各地の有名な花火大会

日本には全国各地で開催される有名な花火大会がたくさんあります。

これらの花火大会は、地域ごとに個性豊かで、毎年多くの観光客が訪れるほど人気があります。

今回は、そんな日本各地の有名な花火大会をご紹介します。

隅田川花火大会(東京都)

隅田川花火大会は、東京で最も有名な花火大会の一つです。

毎年7月の最終土曜日に開催されるこの花火大会は、江戸時代から続く歴史あるイベントです。

浅草の風情ある街並みとともに、隅田川沿いで打ち上げられる約2万発の花火が楽しめます。

家族連れやカップルにも人気で、毎年多くの人が訪れます。

長岡まつり大花火大会(新潟県)

長岡まつり大花火大会は、日本三大花火大会の一つで、特に「復興祈念花火」が有名です。

新潟県長岡市で毎年8月2日と3日に開催されるこの花火大会は、約2万発の花火が打ち上げられます。

第二次世界大戦の空襲からの復興を祈念して始まったこの花火大会は、平和のメッセージを込めた「復興祈念花火」が見どころです。

大曲の花火(秋田県)

大曲の花火は、全国の花火師たちが技を競い合う競技大会として有名です。

秋田県大仙市で毎年8月最終土曜日に開催されるこの花火大会は、正式には「全国花火競技大会」と呼ばれます。

技術と美しさを競う花火が次々と打ち上げられ、その迫力に圧倒されます。

全国から花火ファンが集まる一大イベントです。

天神祭奉納花火(大阪府)

天神祭奉納花火は、大阪の夏の風物詩で、祭りの一環として楽しめる花火大会です。

大阪市内を流れる大川で毎年7月25日に開催されるこの花火大会は、天神祭のクライマックスを飾ります。

船渡御とともに花火が打ち上げられ、大川に映る花火と船の光が幻想的な風景を作り出します。

びわ湖大花火大会(滋賀県)

びわ湖大花火大会は、琵琶湖の美しい風景と花火のコラボレーションが楽しめる大会です。

毎年8月上旬に滋賀県大津市で開催されるこの花火大会は、琵琶湖の湖面に映る花火が特徴です。

約1万発の花火が夜空と湖面を彩り、多くの観客を魅了します。

熊野大花火大会(三重県)

熊野大花火大会は、海上で打ち上げられる迫力満点の花火大会です。

三重県熊野市で毎年8月17日に開催されるこの花火大会は、海上に浮かぶ船から打ち上げられる花火が特徴です。

観客は海岸から花火を楽しむことができ、迫力ある花火と波の音が一体となった特別な体験ができます。

神戸海上花火大会(兵庫県)

神戸海上花火大会は、神戸港の美しい夜景と花火が楽しめる大会です。

毎年8月上旬に兵庫県神戸市で開催されるこの花火大会は、神戸港の夜景をバックに約1万発の花火が打ち上げられます。

港のロマンチックな雰囲気と花火の美しさが調和し、多くのカップルやファミリーが訪れます。

東京湾大華火祭(東京都)

東京湾大華火祭は、東京湾の壮大なスケールで行われる花火大会です。

毎年8月中旬に東京湾で開催されるこの花火大会は、レインボーブリッジやお台場を背景に、約1万2千発の花火が打ち上げられます。

東京の都会的な景観と花火の融合が楽しめる、大規模なイベントです。

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花火の種類と見どころ

花火大会で打ち上げられる花火にはたくさんの種類があって、それぞれに見どころがあります。

家族や友人と一緒に楽しむために、どんな花火がどんな風に咲くのか知っておくと、もっと楽しめますよ。

今回は、花火大会で見かけることが多い花火の種類と、その見どころを紹介します。

牡丹(ぼたん)

牡丹は、大きくて色鮮やかな丸い花火が特徴です。

打ち上げた瞬間に大きく広がる丸い形が美しく、シンプルでありながら華やかさがあります。

色のバリエーションも豊富で、花火大会の基本となる花火です。

菊(きく)

菊は、長く残る光の尾が特徴の花火です。

牡丹と似ていますが、光の尾が長く残るため、まるで菊の花びらのように見えます。

中心から放射状に広がる様子がとても綺麗です。

柳(やなぎ)

柳は、光の尾がゆっくりと垂れ下がる優雅な花火です。

打ち上げられた後、光の尾がゆっくりと垂れ下がる様子が柳の枝のように見えることから、この名前がつきました。

しなやかな動きが特徴で、観ていると心が落ち着きます。

小菊(こぎく)

小菊は、小さく広がる花火で、短時間で消えるのが特徴です。

名前の通り、小さな菊の花のように広がり、短時間で消えるため、次々に打ち上がるととてもリズミカルで可愛らしい印象を受けます。

千輪(せんりん)

千輪は、一度にたくさんの小さな花が咲くように広がる花火です。

多くの小さな花火が連なって一斉に広がるので、夜空に無数の星が瞬くような華やかさがあります。

大迫力の美しさが楽しめます。

変化菊(へんかぎく)

変化菊は、色や形が変わる花火です。

打ち上げられた後に、菊の形から別の形に変わったり、色が変わったりするので、観ていて飽きません。

次にどんな風に変わるのかワクワクします。

スターマイン

スターマインは、連続して花火が打ち上がる華やかな演出が特徴です。

一度に複数の花火が連続して打ち上げられ、次々に炸裂します。

クライマックスに使われることが多く、圧倒的な迫力と美しさがあります。

錦冠(にしきかんむり)

錦冠は、金色の光が長く残る豪華な花火です。

打ち上げ後に金色の光が夜空に広がり、しばらく残るので、非常に豪華で壮麗な印象を与えます。

特別な瞬間にぴったりの花火です。

連発(れんぱつ)

連発は、短時間で多くの花火が次々と打ち上がるスピーディーな花火です。

一度に複数の花火が連続して炸裂し、短時間で次々に光が広がるので、非常に賑やかで見応えがあります。

テンポよく打ち上がるので、見ていて楽しいです。

花火玉(はなびだま)

花火玉は、単独で打ち上げられる特定の形や効果を持つ花火です。

各花火玉は個々の特徴を持ち、特定の形や色で夜空を彩ります。

それぞれが特有の効果を持つため、次にどんな花火が来るのか楽しみです。

仕掛け花火

仕掛け花火は、地上に設置されて特定の形や動きを見せる花火です。

地上に設置された装置から放たれる花火で、文字や絵を描くように見えるものや、滝のように火花が流れ落ちるものがあります。

ナイアガラの滝やキャラクターの形など、多彩な仕掛けが楽しめます。

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花火大会が夏に行なわれるのはなぜ?のまとめ

花火大会が夏に行われるのは、お盆と納涼の文化が深く関わっているからです。

昔、日本で初めて花火大会が開催されたのは、1733年のこと。慰霊と悪疫退散の祈りを込めたものでした。この伝統は今も続いていて、お盆の期間には先祖の霊を迎えたり送ったりするための灯火として花火が使われるんです。

また、夏の暑さを忘れさせてくれる涼しい夜に楽しむ納涼の意味もあります。だから、夏に花火大会が多いんですね。