お年賀のお返し必要?お返しの相場やマナー教えます!

お年賀

お年賀は、お世話になった人に新年のあいさつを兼ねて贈答品を持参します。では、もらった側としてはお返しは一般にしなくてはいけないのか、それともお返しを特にする必要はないのでしょうか。もし、お返しをするなら相場はいくらくらいが適当なのかなど、お年賀のマナーやお年賀のお返しについてご紹介します。

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お年賀のマナーや相場は?

 

お年賀とはその年の神様を迎えて祀る行事でそれがお世話になった人へのお礼の品として挨拶に持っていくようになりました。お歳暮を渡せなかった人へ年始にお歳暮代わりとして渡すこともあります。お年賀は正月三が日か松の内(関東では7日、関西では15日まで)に直接お伺いして手渡すことが一般的です。

元旦や午前中はゆっくりしていることが多いので避けましょう。午後1時ごろから2時ころに持っていくことが理想的です。お年賀で訪問する際は、留守や喪中の場合もあるので、必ず電話をして相手の都合を聞いてから持っていきます。

遠方などでどうしても手渡すことができない場合は、店から直接送るのではなく、一度自宅に持ち帰って自宅から相手に送ります。基本的には、お正月に戻ってくる歳神様へお供え物を持ち寄ったことが、お年賀の由来なので持参することがふさわしいです。

お年賀を持っていく際は、子供連れだとお年玉を相手に用意させてしまうので、子供連れではなく大人だけで伺う方がいいでしょう。のし紙の表書きは、濃い色の墨で、水引きの上側に「御年賀」や「御年始」と書きます。下にはフルネームを少し小さい字で入れます。

紅白の5本か7本の蝶結びにのしがついた紙を用います。手渡すものなので、外のしにして持っていきます。もし、どちらかが喪中の場合は、松の内を外して「寒中見舞い」として送ります。お年賀を持っていく相手がキリスト教や神道を信仰しているなら、喪中はないのでお年賀を持って行って構いません。

お年賀を渡す相手は、日ごろお世話になっている両親や仲人、友人や会社のお世話になった人などに送ります。その相場は1,000円~5,000円が多く、友人やご近所には1,000円~2,000円、両親や親類、仲人は3,000円くらい、取引先や上司には5,000円くらい、習い事の先生には2,000円ほどが一般的です。

お年賀の品物は、一般的にお菓子やコーヒー、タオルなどが多いです。お年賀のときに毎年もてなしを受ける場合は、その場でだせるお酒や果物などを持っていくことが多いです。最近は、会社の取引先や上司へのお年賀やお中元、お歳暮は一切しないという会社が増えてきました。

そのことで取引に不都合が生じたり、もらった人に良くするという不公平が生じることを避けるためです。そのため、お年賀は取引先に持っていく場合は企業がお年賀を禁じていないかを前もって、電話で確認してから持っていく方がいいでしょう。

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お年賀のお返しは必要?

お正月に挨拶とともにお年賀をいただいたら、お返しは渡すものやのしの書き方、お返しをする時期や礼状、喪中の際のお返しなど、お年賀にお返しに関して一つずつ解説します。

お年賀のお返しはする必要があるの?

お年賀のお返しは、お世話になった人へのお返しなのでお返しの必要はありません。そのときにお礼の言葉を述べるだけでいいのです。ただ、何かしたいと思うときは、子供連れならお年玉を準備して渡したり、何か手土産を準備してそれを渡します。

相手が違う土地に住んでいるなら、名産品を手土産してもいいでしょう。皆で食べられるものが喜ばれます。時間があれば家に上がっていただいて、料理でもてなしてお返しをする場合もあります。手土産を準備していなかったとしても特にマナー違反ではありません。

家庭や場所により、お返しをするという習慣が当たり前の地域があるので、親戚などの身内の人に相談するといいでしょう。

お年賀のお返しののしの書き方や水引の結び方

手土産を渡す場合は、のしの表書きは「松の葉」か「御礼」と書きます。のしの水引は、お年賀と同様に紅白の蝶結びをします。お年賀は何度でもできるものなので、毎年、お年賀を持ってこられる方がいる場合は、手土産を準備しておくと、すぐに帰られるときでも手渡せます。それほど形式ばったものではなく、家族皆で食べられるようなお菓子などの手土産がいいでしょう。

お返しをする時期や礼状は出すの?

お返しをする時期は、後からではなく、お年賀をいただいたその時にすることがマナーです。子供にお年玉を渡すことは構わないので、子供の年齢相応のお年玉を渡すといいでしょう。お礼は、お年賀をいただいた際にお礼の言葉を述べるの、後から出す必要はありません。

相手が喪中だった場合のお年賀のお返しはどうする?

喪中の際はお年賀を控えます。毎年お年賀に行っている家には、年末に挨拶をして年始は訪問せず、松の内を過ぎてから伺います。手渡すものなので、外のしにして持っていきます。相手がこちらが喪中であることを知らずにお年賀を持ってこられた場合でも、特にマナー違反にはならないので、お礼を述べてお年賀の品物をいただきます。

その場合は、手土産や料理を準備していないので、どうしてもお年賀のお返しをしたい場合は、松の内が過ぎてから「寒中見舞い」として半額程度のものをお返しします。

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お年賀のお返しの相場は?

基本的にはいただいたものより高価なものを返すとかえって失礼に当たることもあるので、半額くらいの物を手土産としてお返しします。一般に「お年賀」は、2,000円~5,000円くらいの気持ちの物なので、その気持ちにこたえる程度にして、高額なものはお返しはしません。

お年玉を相手の子供に渡すときの相場は、親類や近所の就学前の子供には2,000円、小学生低学年には2,000円~3,000円、小学校高学年には3,000円~5,000円、中学生には3,000円~5,000円、高校生には5,000円~10,000円です。

お年玉は親類や友人には現金でいいですが、上司の子供には失礼になるので図書券や文具券の方がいいでしょう。

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お年賀の相手への対応は?

お年賀を持ってこられた相手には、家に上がっていただいてお屠蘇やおせちで接待することが一般的です。昼時や夕方の時間でなければ、お菓子とお茶やコーヒー、紅茶などでおもてなしをします。最近ではおせちを食べないところも増えているので、食事時だったらおせちがなければ、家庭で食べているお正月料理でおもてなしをすればいいでしょう。

相手が時間がなくて、次の訪問先などの予定がある場合は、無理にあがってもらうように引き留めないでお礼をきちっと伝えて手土産を渡します。

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最後に

お年賀のお返しは、お世話になった人へ感謝の意を表すものなので基本的には必要ありません。お返しをしたい場合は、丁寧にお礼をつたえて、お返しの品として名産品などの手土産を渡します。手土産ののしは紅白の蝶結びで、表書きに「松の葉」や「御礼」と書きます。家に上がっていただいて、料理をもてなすなら、お屠蘇とおせちをふるまうことが一般的です。食事時でなければ、茶菓とお茶などをだせばいいでしょう。お年賀のお返しは、いただいた時に手土産や料理で持てなしてお返ししますお年賀を送ってきた場合は、お返しは松の内が過ぎてから「寒中見舞い」として渡します。お年賀のお返しについては、詳しくのっていない場合が多いので、参考になればと思いまとめました。