お月見に月見団子を食べるのはなぜ?由来やお団子の作り方を解説!

お月見

10月の行事といえば、ハロウィンとお月見を思い浮かべませんか?

特にお月見は、江戸時代から伝わる風習なので、日本とは馴染みの深い和のイベントですよね!

そして、お月見といえば【月見団子】を食べる習慣がありますが、なぜお団子を食べるようになったのでしょうか?

今回は、日本の行事【お月見】についての由来や、基本的な月見団子の作り方などについて解説していきたいと思います。

では、どうぞ!

Contents

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お月見の由来や意味は?

お月見という言葉はみなさんご存知だと思いますが、どのような由来があるか知っていますか?

じつは、お月見はただ単に綺麗な月を観賞するイベントではありません。

江戸時代に始まったお月見は、秋に農作物が無事に収穫できたことを人々と喜び合い、神様に感謝するために行われてきた行事なのです。

また、翌年の豊作を願って祈っていたということですよ☆

そして月は昔、信仰の対象でもあったため、月の神様へ月見団子とススキをお供えしていたのだとか。

そのほかにも、月の満ち欠けが生き物の死と誕生を連想させることから、ご先祖様へ感謝を伝えるニュアンスも含まれているのだそうです。

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月見団子を食べる理由は?

お月見をする十五夜には、月見団子とススキをお月様にお供えしますが、その後お団子を食べる理由は何なのでしょうか?

それは、お月様にお供えしたお団子を食べることにより、月の力を分けてもらえて幸せと健康を手に入れられると信じていたからなのです。

おいしくお団子を食べられる上に、幸福になれるのならとても幸せですね!

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お月見団子の基本的な作り方

それでは、お月見の由来がわかったところで、実際に月見団子を作ってみてはいかがでしょうか?

基本の作り方は材料や手順もシンプルなので、そんなに難しくありませんよ♪

ぜひ、チャレンジしてみてくださいね。

【材料】

①だんご粉・150グラム(白玉粉を使う場合、上新粉と白玉粉を75グラムずつ)

②砂糖・15グラム

③水・100ml

【作り方】

①だんご粉に砂糖を加えたら水を入れて混ぜる

☆ヘラを使ってだんご粉と砂糖を軽く合わせたら、水を少しずつ加えて混ぜよう!

②よく手でこねる

☆の腹で生地を20〜30回「耳たぶ」くらいの固さになるまでこねよう

固い場合は、水を少し加えながら調整する

③耳たぶくらいの固さになったらひとつに丸める

☆いったん、ひとつに生地をまとめる

④500円玉ザイズに分けて丸めよう!

☆全部で15個の団子が作れるように、1つ20グラムを目安に生地をとって丸める

④団子を茹でよう

☆お湯を沸騰させた鍋に、団子を入れて、最初は強火で!団子が浮き上がってきたら弱火に替えて3分間茹でる

⑤冷水で団子を冷やす

☆冷水にあげて何回か水を替えて冷まし、ザルに団子を入れたら水気をしっかり切る

これで基本の月見団子のできあがり♡

月見団子の並べ方

まぁるくて白い可愛らしい月見団子が完成したら、お月様のお供え用に並べてみよう♪

月見団子の並べ方は、一段目に9個、二段目に4個、三段目に2個とします。

三段目の団子は、お月見などの神事の場合は正面から見て縦に見えるように並べますよ。

横向きの場合は「仏事」となりますので、注意しましょう。

もし、月見団子を供える時に同じみの「三方(さんぽう)」があれば、お月見の雰囲気が抜群に出ますよね!

なお、三方は神様へのお供えを載せる台で、三方向に穴が空いていることが名前の由来だということです。

お月見の時だけではなく、お正月の鏡餅を載せたり、端午の節句のちまきや柏餅を置くのにも使われていますよ。

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月見団子をアレンジしてみよう!(ウサギの団子)

基本の月見団子から少し手を加えると、キュートな「お月見うさぎの団子」にすることができますよ♪

【材料】

材料は基本の団子の材料に+チョコペン(ピンクや青など目を描く用+耳用に茶色など)

【作り方】

①作り方は、基本の月見団子と同じですが、生地を一つずつ丸めていく工程の時に、頭にする部分が細くなるように楕円形にする

②基本の作り方と同じ様に茹でて、冷水で冷まして水気を切り、乾燥してきたら、チョコペンで目と耳を描きます

いろんな表情のウサギを作ると楽しいかもしれませんね☆

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お月見には里芋で作る衣被もおすすめ!

お月見には月見団子はもちろんですが、もう一品、簡単なレシピがあるので紹介しますね!

お団子と一緒に月酒のお供にすれば、いっそうお月見を楽しめることでしょう♪

里芋で簡単に作ることができるレシピは「衣被(きぬかつぎ)」です。

衣被は、小さくて丸みのある里芋を皮つきのまま蒸したもので、お手軽にできるため、ぜひチャレンジしてみてくださいね!

【材料】

①小ぶりの丸みのある里芋・30個

②塩・少々

③醤油・少々

【作り方】

①里芋は泥をていねいに落としたら、頭の部分を包丁で切り落とす

②湯気の立った蒸し器に里芋を並べたら、20分程蒸す

③爪楊枝がスッと通るやわらかさになったら、ザルにとって塩をふる

④温かいうちに、切り落としていない側の皮をむいたら、お皿に盛り付ける

なお、里芋の皮は温かいうちはペロッと剥きやすいですよ♪

完成したらお好みで醤油を少したらしていただきます♪

まとめ

いかがでしたか?

お月見は昔、秋の収穫を神様に感謝し、次年度の豊作を祈っていたことに由来していることがわかりました。

また、月見団子はお月様にお供え物として作っていたのですね!

材料もシンプルで作り方も簡単なので、今年のお月見には、ぜひ、月見団子を手作りしてみてはいかがでしょうか?

綺麗なお月様を眺めながら食べるお団子は、いっそう美味しく感じることでしょう!