ワ―ママは忙しいスケジュールの中で、毎日の業務と子育て、家事をこなしています。特に看護師の仕事は責任があり、仕事でのストレスも抱えながら子育てを毎日行っています。一般の看護師ママはどんなスケジュールで仕事と子育てをこなしているのかをみてみましょう。
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看護師ママのタイムスケジュール
看護師は病棟の交代制勤務もあれば、施設や総合病院の外来のように日勤のみの勤務もあります。個人病院では、午前勤務と夕方勤務が多いです。保育園は病院併設の保育所なら24時間対応でいいのですが、一般の保育園では日曜日が休みなので、その日が出勤だとパパか親が頼りです。
総合病院や施設勤務の看護師ママのタイムスケジュール例
6:00 起床と身支度
6:30 朝食づくり
7:00 子ども達とパパを起こして着替え、保育園の準備
7:30 朝食
8:00 自宅を出る
8:30 保育園へ預ける
9:00 出勤
17:30 退勤
18:00 保育園お迎え
18:30 帰宅
19:00 夕食の準備と家族一緒に夕食
19:30 夕食の後片付け 子どもはパパと一緒に遊ぶ
20:00 お風呂(パパの役目)
21:00 子どもを寝かせる
21:30 残りの家事とパパとのコミュニケーション
23:00 就寝
一般のフルタイムの会社勤務のワ―ママと同じ時間帯の働き方で、この働き方だと一番子どもとのリズムもあっています。ただ、看護師の場合はこのリズムで働けるとは限りません。病棟勤務の場合は、交代勤務なので生活リズムが崩れます。
病棟勤務の看護士のタイムスケジュール例
病棟勤務の看護士のタイムスケジュールは、その日によってバラバラなので、預ける人やパパの協力がない場合は保育園は24時間対応でないと預けられません。例えば、交代勤務の例としては、日勤が8:25~17:00、深夜勤が0:35~9:10、準夜勤が16:25~1:00の3交代制や日勤8:30~17:15と夜勤16:45~9:15のみの2交代制があります。
時間は病院により、若干違いますが、ほぼこのような時間帯で回っています。1日目が日勤なら、その夜は深夜勤、3日目が準夜勤、4日目は休日といった感じでシフトが組まれます。夜勤は、過眠もできますが、ナースコールが頻繁になる場合もあるので、ゆっくりとはできません。
一番大変なタイムスケジュールは、日勤のあと夜勤が続くときです。日勤夜勤のタイムスケジュールは超ハードです。あるワーママは自分の実家に夜勤のときは子どもを預けて、保育園の通園をお願いしています。
6:00 起床と身支度、朝食準備
6:30 子ども達とパパを起こして着替え、保育園の準備
7:00 朝食
7:30 自宅を出る
7:50 保育園へ預ける
8:15 出勤
18:30 退勤
18:50 保育園お迎え
19:10 帰宅して夕食、保育園の連絡帳などを確認
19:40 パパが子供をお風呂に入れる。その間後片付けや他の家事をする
20:40 歯磨き、子どもとコミュニケーション
21:00 実家にて子どもを寝かしつけて仮眠
23:15 起きて身支度をする
23:30 実家をでる
0:15 病棟勤務
9:30 深夜勤が終了
10:00 自宅へ帰宅。洗濯、食事をする
11:00 寝る
15:00 起きて掃除、 夕食づくりなどの家事をこなす
17:00 子どもを迎えに行く。買い物をする
17:30 子どもを風呂に入れる
18:00 夕食、保育園の連絡帳を見る
18:30 子どもとゆっくり時間を過ごす
20:00 子どもを寝かせる
看護師ママが育児と仕事を両立できる制度を利用しよう
看護師の仕事は、人の体や命を預かるので、精神的にもとても重い仕事です。そこを乗り切るために、いろいろな制度があるので、その制度を利用して、仕事を上手く調整しながら子育てを乗り切りましょう。
育児休業を利用する
看護士は、非常に重度の過酷な労働条件のもとに働いています。産前産後休暇以外に育児休業を取ることができます。女性は産後休暇が終った8週間から子供が1歳になるまで、男性は子どもが誕生した日から1歳まで育児休業をとることができます。育児休業をとることで、しばらくはゆっくりと赤ちゃんと向き合って育児ができます。
育児休業を利用することができる要件として、子どもが1歳になったら復帰できること、同じ勤務先で1年以上仕事をしていること、1週間に3日以上勤務していることです。もし、育児休業が住んで復職するときに、保育園が決まらなければパパとママの合わせて育休プラス制度で1歳2カ月まで延長できます。
例えば、パパが8カ月から1歳2か月まで育休をとり、ママが産休後8カ月まで育休をとるということです。さらに、保育園に入れなかった場合は、さらに1年間を延長することができます。その際に、1歳になる前に役所から送られてくる不承諾承認書が必要です。前に申請した育休終了日が誕生日の前日であることも要件になっています。
看護休暇の利用
子どもが熱が出た時は仕事があると困りますね。でも、看護休暇が決められていて、子どもが病気やケガでついていなくてはならないときは、年に5日間とることができる制度があります。ただ、雇用期間が6か月以内で週に2日しか働いていない場合はこの制度は適用されないことがあります。それ以外に有休をとることができるので、子どものなにかあったときは安心です。
赤ちゃんの頃は、頻繁に熱をだし病気になります。そんなときは、看護休暇をとって子どもに寄り添うことができます。その時は、仕事に穴をあけると心配なこともありますが、割り切って制度を利用するといいでしょう。もし、取れるような雰囲気でない職場だったら、転職ということも考えられます。
時短勤務や日勤のみの勤務を利用
三歳未満の子どもがいる看護士ママは短時間勤務制度を利用して時短勤務ができます。1日の労働時間を短くしたり、終業時間を短縮することができる制度です。時間の調整だけでなく、月単位で労働時間を短縮することもできます。パート勤務の場合は、1日の労働時間を6時間以上、週に3日以上働いていた場合は短時間勤務を利用できます。
さらに、夜の勤務帯10:00~5:00を外してもらうこともできます。1回の請求で1か月以上6か月以内の期間を夜勤が免除押されます。仕事が多い看護士は、小学校就学前の子供がいる場合は、1か月24時間の残業時間を減らすことができます。残業がない日はすぐに帰れるので助かります。子育てはあっという間なので、無理をしないように頑張りすぎて倒れることがないように制度をうまく活用しましょう。
地域の子ども・子育て支援新制度を利用する
各地域で地域子育て支援拠点が設けられ、保育所の施設などで一時預かりもしています。また、ファミリーサポートセンターでは、乳幼児や小学生等の子育て中の保護者が会員となり、その会員に子どもを預かってもらうことができる制度です。子育て短期支援では、パパやママが冠婚葬祭や出張、病気などで世話ができない時に短期間宿泊(ショートスティ)で預かることができます。平日の夜間などに子供の保育ができない場合は一時的に子どもを預かるトワイライトスティもあります。
平成28年度に新設された制度では、病気や病後の子どもをパパやママが保育できないときは、保護者が迎えに来るまで安静にして預かるところもあります。看護士等が送迎して病児保育施設にて保育するしくみもあります。そのような制度を利用することで、仕事をやめないで育児をすることができます。
最後に
看護士ママのタイムスケジュールは非常に忙しいです。仕事は責任が重くストレスがたまり、育児があると精神的にもくたくたになることがあります。さらに無理して頑張っている看護師ママもたくさんいます。国は仕事を続けながら、育児ができるように育児休業制度などのさまざまな制度を設けています。その制度を活用して、無理しずぎないように子育てと両立しましょう。