日曜劇場『VIVANT(ヴィヴァン)』は、堺雅人さん主演、阿部寛さんら豪華キャストの共演で話題を呼びましたが、放送が進むにつれ「無理がある」「ついていけない」といった声も多く聞かれるようになりました。
展開の唐突さやご都合主義的な演出、キャラクターの言動に違和感を持った視聴者が多く、SNSでは議論が白熱。
本記事では、なぜ『VIVANT』が「無理がある」と言われるのか、その理由を深掘りしつつ、作品の評価を改めて考察します。
この記事を読むとわかること
- VIVANTが「無理がある」と言われる理由
- 視聴者が感じた展開や演出への違和感
- 完走すると楽しめる側面や注目ポイント
Contents
【VIVANT】はなぜ「無理がある」と感じられたのか?
ドラマ『VIVANT』はスケール感のある物語や豪華キャストで注目を集めた一方、「無理がある」と感じた視聴者も少なくありません。
リアリティに欠ける展開やキャラクターの描写に対し、SNSやレビューサイトでは批判的な声も見られました。
なぜそう感じる人が多かったのか、その主な理由を見ていきましょう。
唐突な展開とリアリティの欠如
物語序盤から急激にスピード感のある展開が続き、視聴者が感情移入する余白が少なかったという意見が目立ちます。
特に、異国での逃走劇や日本と中東を股にかけた国家規模の話に発展する過程に「飛躍しすぎでは?」という声が上がりました。
サスペンスにスパイ要素、さらに親子の確執など複数のジャンルが同時進行することで、物語の軸がぼやけてしまった印象を受けた人も多かったようです。
キャラ設定や演技とのミスマッチ
主演の堺雅人さん演じる乃木は、普段はおとなしく心優しいが、裏の人格が別班という設定。
この二重人格的な演出に対し、演技力の問題ではなく脚本の説得力不足を感じたという声も。
また、阿部寛さんや二階堂ふみさんといった実力派俳優の登場にもかかわらず、キャラ同士の距離感や関係性にリアリティがないとの指摘が見られました。
ストーリー・演出への違和感とその背景
『VIVANT』は「驚きの展開」や「圧倒的スケール」が売りの一方で、ご都合主義的な演出が多く、違和感を抱く視聴者も目立ちました。
本格サスペンスを期待していた層にとっては、説得力に欠ける展開がかえって作品への没入を妨げたと感じられるようです。
急すぎるチーム形成と都合の良すぎる展開
乃木たちのチームが形成されていくスピードの早さに対し、「え?もう仲間?」と驚いた視聴者も多かったはずです。
それぞれがプロフェッショナルとして行動しているはずなのに、互いの信頼関係が築かれるプロセスが浅く描かれているため、共闘する流れに無理を感じるという声がありました。
また、ピンチの場面で絶妙なタイミングで助けが入るなど、「都合が良すぎる展開が多い」という意見も根強く見られます。
情報の扱いや心理描写の浅さが問題に
物語には国家機密や別班(自衛隊の非公認特殊部隊)など、リアルに見せたい要素が盛り込まれています。
しかしその一方で、説明不足な設定や、唐突な告白・回想シーンが挿入されることで、視聴者が置いてきぼりになる場面も。
心理描写も表面的で、登場人物の感情に深く共感できないという声は、特に後半に向けて増えていきました。
【VIVANT】無理があると感じた人へのまとめ
『VIVANT』は、「緻密なサスペンス」を求める層にはやや期待外れだった面があるかもしれません。
唐突な展開、キャラクター設定の不自然さ、心理描写の浅さなど、“無理がある”と感じさせる要素は確かにいくつか存在しました。
それでも、この作品が一定の注目と話題を集め続けたのは、エンタメとしての勢いとキャストの魅力があったからこそです。
視聴者の不満と、それでも注目される理由
SNSでは「設定が雑」「説得力がない」といった声が多く見られた一方、
「突っ込みながらでも見てしまう」「逆にクセになる」といった声も存在しました。
つまり、『VIVANT』は完璧さではなく、“気になる力”で人を引きつけたドラマとも言えます。
完走することで見えてくる可能性もある
序盤〜中盤で疑問に感じたことも、終盤になるにつれてつながる描写もありました。
一見「無理がある」と思われた展開も、視点を変えて観ることで納得できる部分があるかもしれません。
細部の粗に目を奪われるよりも、“勢いとノリ”で駆け抜けるエンタメとして楽しむのが、この作品の正しい向き合い方かもしれません。
この記事のまとめ
- VIVANTには唐突な展開や説明不足が多い
- キャラ設定や演技にリアリティの欠如を感じる声も
- ご都合主義的なストーリー展開が違和感の原因
- それでもキャストの魅力やスケール感で話題に
- “無理がある”を受け入れると楽しめる作品でもある