日傘は何月まで差すのが常識的なのか意外と疑問に思うかたも多いようです。
お子さんに教えてあげるのにも役立つ、日傘を差す時期について紹介していきます。
Contents
日傘はいつからさしているのか?
世間一般の日傘を差すタイミングを知る
皆さんが日傘を差すタイミングは、3月から使う、4月後半から使う、夏に限定して使うといった人それぞれでした。
早くて、3月の時期に使う人が最も多く、紫外線対策や住んでいる地域によって、外出する時間によっては紫外線の量の差があり、美容に気を使う人は、早くも3月から使っている人が大半ですね。
4月後半から5月の晴れた日に日傘を差し始める人もいて、特に、運動会シーズンに使うママさんもみられます。
服装的にもこの時期は日傘を差していても違和感を感じさせません。
長袖でも薄着で外出することが多いですし、気温が高い日も増えますので、日傘の活躍が見られます。
最後に、真夏に限定して日傘を使う人がいますが、それは、日傘を暑さ対策、日よけとして使用しているからなのです。
日傘を差す目的ってなに?って考えてみる
自分がどのタイミングで使うのか振り返る
日傘を自分が差すタイミングを考えてみましょう。
人によって差すのがばらつきがありますし、日傘を差す目的は人それぞれだからです。
紫外線対策を早めにしたい方は、3月から日傘を使ったり、紫外線や美意識をそれほど考えていないのなら、4月から5月に使うのがおススメです。
周りの視線が気になるのなら、4月から5月に差しても、周りからは日傘を差す時期だなぁと思われる程度になるので安心ですよ。
日傘っていつまで差しているほうがいいの?
日傘は初秋まで差す人が割と多い!UVA(紫外線A波)との関連性は?
日傘は9月まで差す、10月まで差すという方もいます。
大半が9月から10月まで差しているようですね。
暦の上では秋でも、日差しの強さから日傘を使い続け、ファッション的な意味で日傘を使っている人は秋の衣替えのブーツやファーを身に付けることもあり、差すのを辞めていることが多いです。
11月まで日傘を使う人は滅多にいませんが、紫外線を正午前後の紫外線ピーク時間帯の外出の場合や、外回り、紫外線を浴びる機会が積極的に多いライフスタイルの人にありがちです。
日傘を9月半ばまでは使い、日焼け肌の元となる紫外線から肌を守る方もいます。
紫外線に敏感肌な人、紫外線による病気を持っている方は、日傘と日焼けクリームを年間を通して使います。
冬であっても、日差しが強い時は極力使うほうがいいでしょう。
冬でも曇りでも、日焼けをしていなくても、紫外線はゼロではないと某テレビ番組で医師が証明しています。
UVA(紫外線A波)のピークは、4月から8月で、それ以外の月は2分の1に減少します。
UVAは、光老化と言われる紫外線対策で生じるシミ、しわ、たるみを引き起こす原因にもなります。
しみ、しわの原因になるUVAは4月から8月がピークですが、それ以外の月も、ピーク時の50%以上の紫外線が空から降り注いでいますので、年間を通して紫外線ケアをしてくださいね。
UVAは目に見える日よけやメラニン色素が沈着することで、シミやそばかすがお肌に発生します。
いっぽうで、UVB(紫外線B波)という紫外線もあって、こちらは前者よりも1年を通して差が激しく、4月から徐々に増していく厄介な紫外線です。
ピークは5月から8月で、10月から3月は少なめです。
UVBは海や山に行った後、顔が赤くなるなどいわゆる日焼け現象を起こしたり、肌表面の細胞を傷つけたり、炎症を起こすのが特徴です。
エネルギーの強さから皮膚がんや、シミの原因になりますが、日傘によって物理的に直射日光を避けられる効果があります。
UVAはUVBに比べて波長が弱いため、紫外線による症状は感じられません。
UVAは波長が弱いけれど、肌の奥まで浸透し、コラーゲンに変化をもたらす事があります。
UVAに当たっても、熱を感じることはなく、肌表面にしか症状は現れませんが、長時間にわたり、少しずつ蝕むように肌に悪影響を及ぼしていくデメリットに気を付けましょう。
秋冬に日傘をささないのであれば、10月頃から徐々に日差しが弱い日は、ささないように気を付けるといったメリハリを自分で付けるといいですよ。
日傘の効果っていつまで持続するの?
知っておきたい日傘の紫外線持続効果
カネボウさんの紫外線グラフの記録データによると、紫外線がメラニン色素が増してくるシーズンが、3月から4月と発表されました。
美容効果に限らず、紫外線から肌を守る為には、日傘は3月から差すほうが良いと言われています。
日傘が紫外線をカットしてくれる効果の持続は、大体1~3年あたりが目安で、この時期の紫外線カット率は90%です。
親子で紫外線対策を心掛け、日傘を差しているタイミングを周囲からの目線を気にするばかりでなく、1年のなかで日差しの調整をして使いましょう。
毎年買い替える必要性はなく、昨年買った傘なら余裕で日差しを防げます。
日傘のUVカットの仕組みとしては、日傘になる前の生地に染色をする段階で、UVカット専用の特殊な薬品を使って混ぜ込んでいます。
晴雨としても使える日傘なら、雨に打たれることが多いですし、持ち運びは摩擦を受けたり、コーティングによってUVカットをしてくれる傘の場合、最長持続年数は3年です。
日傘の持続寿命は1~3年と前述しましたが、それはきちんと日傘のお手入れをした場合をいいます。
しっかり乾かして暗い場所で保管しましょう。
ちなみに我が家は靴箱の中に傘を収納するスペースに保管しています。
白や黒だけでなく、ベージュ、青、黄色の傘も紫外線遮断効果が長いと言われています。
特に、ベージュや、黄色は紫外線を吸収してくれる効果がありますよ。
白地は紫外線を反射しやすく、黒地は吸収してくれるという法則にあやかって、白や薄いパステルカラーも、アスファルトからの照り返しや、傘の内側に入ってきた紫外線を反射して顔を狙いやすくなります。
オフホワイトカラーや、シルバーも熱を反射してくれるだけでなく、生地の温度の上昇も抑えてくれる効果があるんです。
暑さ対策を考えるのなら、遮光性の高いものを選び、日傘の記事は熱がこもりにくい綿や麻、色は白やレースデザインの場合は通気性が良くて見た目も涼し気ですよ。
白い傘は熱を反射するので、傘も熱くなりにくいといわれています。
黒地の場合、全体的には熱を吸収しやすく、傘自体が熱くなることもありますが、裏地に黒か紺色などの場合は別で、利便性は期待されます。
そこで、色は、裏地に紫外線を吸収してくれる黒か濃い色の日傘を選びましょう。
日傘は黒が一番紫外線を遮断してくれる!素材も吟味するのが大切!
紫外線カットに有効な傘を選ぼう!
綿→効果的ですが、生地が傷みやすく、紫外線が漏れることもアリ。
リネン→摩擦に弱く、濃い色でもUVカットへの効果は期待度少なめと思った方がいい。
ポリウレタン→安すぎるものでなければ、3年は持ちます。
シルバーコーティング→地面からの照り返しに効果的です。
他にも、黒のポリエステルであれ、UVカット加工あり・なしに限らず、生地の厚さにもよりますが、素材自体が9割以上の紫外線を遮光してくれる効果が期待されます。
日傘を長持ちして使いたい人や、経年劣化による紫外線カットの低下が心配な人は黒のポリエステル生地の日傘を購入するのも一つの手ですよ。
日傘の生地は厚いほうが紫外線カット率はかなり高めです。
当然のことですが、一般的に穴の開いたレースデザインは紫外線防止には適しませんよね。
せっかく良いものを買って大事にしようと思っていたのに2年しか持続しなかったらそれって空しいし勿体なくないですか?
そんな時こそ、生地が厚手で目の留まったしっかりした素材の日傘を見極めてください。
紫外線を遮断できても、日光(赤外線)を遮断できないと日傘を差しても暑さを感じてしまうので、綿、シルク、麻といった目の細かい生地がベストではないでしょうか。
生地が薄いと、遮断率が低く、厚みがある場合ですと、遮光効果が高いのがポイントです・・・お忘れなく。
まとめ 日傘は通年使うのがベスト!
- 日傘をいつまで使うかは定められておらず、自分のお肌の体質、美容対策、稀ですが、皮膚の病気など自分の基準で使う期間を定めましょう。
- 紫外線のピークは5月から8月、それ以外の月は2分の1に減少します。
- 日傘は紫外線カットしてくれるレベルが白い傘と黒い傘で大きくさがあり、白い傘のほうが紫外線カット率、照り返しに効果的です。
- 薄地のベージュ、黄色、シルバーも紫外線カットにはおすすめです。
- ポリウレタン、シルバーコーティング、ポリエステルの生地は紫外線カットに高い効能性が期待。