【きのう何食べた】インテリアを解説！真似したくなる家具と雑貨一覧

ドラマ『きのう何食べた？』は、料理や人間関係だけでなくおしゃれなインテリアも注目のポイントです。

シロさんとケンジが暮らす2LDKの部屋は、北欧ナチュラルテイストで統一された温かみのある空間。

この記事では、一級建築士が分析したドラマ内の家具・雑貨・照明などを紹介し、自宅で再現するためのアイデアをお届けします。

【きのう何食べた】インテリアの魅力とは？

『きのう何食べた？』は、シロさんとケンジの穏やかな日常を描く人気ドラマですが、物語の舞台となるインテリアのセンスにも注目が集まっています。

飾りすぎないナチュラルな部屋は、どこか懐かしくもあり、今の暮らしに取り入れたくなる要素がたくさん。

ここでは、そんな“シロさんとケンジの住まい”がなぜ心地よく映るのか、その魅力を見ていきましょう。

舞台は阿佐ヶ谷の2LDKマンション

二人が暮らす設定は、東京都杉並区・阿佐ヶ谷の2LDKマンション。

ドラマでは、実在の建物をモデルにしつつ、室内はスタジオセットで再現されています。

部屋の広さはほどよく、二人暮らしの現実感ある間取りとして共感を呼びます。

“手が届きそうな生活感”が感じられる点も、ファンがインテリアに惹かれる理由の一つです。

北欧ナチュラルで統一された空間

全体のテイストは北欧ナチュラル。

白木の家具、アイアンの棚、ベージュやグレーを基調とした色使いなど、シンプルながら温かみのある空間が印象的です。

また、生活感がありながらもごちゃつかず、“整えられた暮らし”の美しさが感じられます。

この絶妙なバランスこそが、『きのう何食べた？』のインテリアが支持される大きな理由です。

キッチン＆ダイニングの家具・雑貨

『きのう何食べた？』のキッチンとダイニングは、料理好きのシロさんらしさが詰まった空間です。

実用性と美しさを兼ね備えた家具や雑貨は、多くの視聴者が「真似したい！」と感じる理由のひとつ。

ここでは、ドラマ内で印象的に使われていたアイテムをご紹介します。

シロさん愛用のワークテーブルと収納棚

キッチン脇に置かれた木製のワークテーブルは、シロさんが料理の下ごしらえをするスペース。

これは無印良品の「ステンレスユニットシェルフ＋木製棚板」をカスタムしたものとされ、シンプルながら機能性に優れています。

また、壁際にはアイアンフレームのオープン棚が設置されており、食材やキッチンツールが整然と収納されています。

“見せる収納”と“作業効率”のバランスが取れた空間づくりは、料理シーンの説得力を高める演出になっています。

ダイニングテーブルと照明が生む落ち着き

二人が食卓を囲むダイニングスペースは、木目が美しいナチュラルなダイニングテーブルが主役。

その上には、丸みのあるペンダントライトが柔らかな光を落とし、食卓全体に温かい空気を漂わせます。

実際の照明は「ルイスポールセン」のような北欧ブランドに近いデザインで、シンプルで洗練された雰囲気が特徴です。

ここでも高価な家具でなくても“雰囲気で真似できる”のが魅力のひとつです。

キッチン＆ダイニングには、“機能的で暮らしに寄り添う家具”という、シロさんのライフスタイルがそのまま反映されています。

リビングと書斎スペースの再現アイテム

『きのう何食べた？』のリビングは、くつろぎの空間であると同時に、“らしさ”がにじむ場所でもあります。

そこには、シロさんとケンジの性格や価値観が反映された、こだわりの家具やインテリアが置かれています。

さらに、リビングの一角にはシロさんの仕事スペースもあり、書斎的な役割を果たしているのも見逃せません。

本革ソファやテーブルのブランドは？

リビングでひときわ存在感を放つのが、濃いブラウンの本革ソファです。

実際に使われているモデルはカリモク60 Kチェア（廃盤色）とされ、落ち着きとレトロ感を併せ持つデザイン。

ソファ前の木製ローテーブルも、角のない丸みのある形状で、空間に優しい印象を与えています。

どちらも“派手さ”はなくとも、長く使いたくなるシンプルな美しさがあります。

シロさんのデスクとチェアもチェック

リビングの隅には、シロさんが書類作成をするためのデスクスペースも配置。

デスクとチェアは木の質感を活かしたミニマルなデザインで、照明は柔らかい間接光が使われています。

いかにも「暮らしの中にある仕事場」といった雰囲気で、生活と仕事を無理なく両立する空間設計が印象的です。

この書斎風スペースは、テレワーク時代の今、真似したいという声も多く見られます。

リビングも書斎も、シロさんたちの暮らしぶりがしっかり伝わってくる空間。
「静かな快適さ」が心地よいインテリアのヒントになるはずです。

【きのう何食べた】のインテリアを真似するコツ

『きのう何食べた？』のインテリアは、高級な家具で揃えなくても“雰囲気”を真似しやすいのが魅力です。

暮らしの中で「心地よさ」や「機能性」を大切にしているからこそ、多くの人にとって再現しやすい空間なのです。

ここでは、その空気感を取り入れるためのコツを2つご紹介します。

色・素材・生活感を取り入れるポイント

まず意識したいのが、「色と素材のやわらかさ」。

白木やベージュ、グレーをベースに、ファブリックや木製家具を組み合わせることで、一気に“シロさんの部屋感”が出てきます。

また、キッチン周りやテーブル上の“生活感ある雑貨”もポイント。

例えば、バターケース、調味料ラック、リネンのクロスなど、実用的かつ美しい小物を選ぶことで、空間が自然に整います。

“長く使う前提”で選ばれた家具たち

シロさんとケンジの家に置かれている家具は、どれも派手ではなく、飽きがこないものばかり。

つまり「これを一生使いたい」と思える物選びがされているのです。

流行に左右されず、素材の質感や手触りを大切に選ぶことで、空間に落ち着きと深みが生まれます。

たとえすべて同じアイテムを揃えられなくても、その“考え方”を取り入れることが真似の第一歩です。

【きのう何食べた】のインテリアの魅力まとめ

『きのう何食べた？』のインテリアは、派手さはないけれど、暮らしの中の“リアルな心地よさ”を丁寧に表現しています。

その空間には、料理を楽しむ人の動線、パートナーとの会話の距離感、ひとり時間の落ち着きなど、生活そのものに根ざした設計が感じられます。

暮らしと価値観が伝わるリアルな部屋づくり

インテリアはただの“装飾”ではなく、暮らす人の価値観や生き方がにじみ出るもの。

シロさんとケンジの部屋は、丁寧に暮らすこと、無理をしないこと、相手を思いやることが伝わる空間になっています。

誰でも心地よく暮らせる空間のヒントに

高価な家具や完璧なレイアウトがなくても、“自分たちらしい部屋づくり”は可能です。

『きのう何食べた？』のインテリアは、それを教えてくれるやさしいお手本。

まずは、照明を変える、テーブルクロスを選ぶ、木の小物を取り入れる…そんな小さな一歩から、自分の“好き”に向き合う暮らしを始めてみませんか？