お盆はお墓参りに行く方や、中には親戚一同が集まる方もいしゃっらるのではないでしょうか?
新盆の場合などは親族だけではなく、友人知人のご遺族からも案内状が送られてくることもあります。
そして、案内状を出す側になる場合もあります。
そんな時、どんな服装がいいのかと迷ったりしませんか?
不適切な服装をしてしまい、後々マイナスなイメージがついてしまうのも怖いですよね。
今回はお盆の服装についてお話をさせていただきます。
Contents
お盆について
お盆とは、ご先祖さまを偲ぶ大切な伝統行事です。
お盆の期間はあの世から家に帰ってくると言われています。
地域によって違いはありますが、8月13日から8月16日あたりに行うところが多いです。
今回は、皆で集まり僧侶にお経をあげてもら、お墓参りや会食をする場合の「迎える側」「招かれる側」の両面から、お盆の服装についてお話をさせていただきます。
是非、ご参考にしてくださいね。
お盆の服装~女性~
それでは先ず、女性の服装からご紹介させていただきます。
引用:https://images.app.goo.gl/4QDvXBdmMGRMNHhu8
「迎える側」
喪服が一般的ですが、8月の中旬は非常に暑い日も多いですよね?
夏用の喪服も汗が逃げにくい素材のものが多いので、長時間だと身体に負担がかかります。
そのため、略式喪服で行うご家庭が増えています。
ご遺族みなさんの服装がバラバラなのはよくないので、相談して服装を合わせましょう。
女性の略式喪服とは?
喪服と違い、色は黒ではなくても大丈夫です。
- 黒、グレー、紺など地味な色のワンピースやアンサンブルやスーツ
- 少し模様が入っていても大丈夫
- 露出を抑えたもの
- ゴールドのアクセサリーやバックルは控える
- 毛皮や爬虫類革を使った製品を身につけない
着物の場合は「色喪服」を着用しましょう。
色喪服とはグレー、紺、紫などの落ち着いた色で光沢のない着物のことです。
吉祥文様などのめでたい文様を避けるのも大切なポイントです。
女性の平服とは?
「平服」とは「普段着」のことですが、法要などの時の「平服」は意味合いが少々違います。
- 露出を抑えたもの
- 地味な色合いのパンツスタイルか長めのスカート
- ゴールドのアクセサリーやバックルは控える
- 毛皮や爬虫類革を使った製品を身につけない
一番無難な服装は、白いブラウスにダークカラーの長めのスカートでストッキングは薄い黒かベージュ。
アクセサリーを付けるならパールがおススメです。
エアコンなどで冷える場合を考えて薄手の落ち着いた色のカーディガンも用意しておくといいでしょう。
「招かれる側」
案内状をいただいた時は、服装についての記載がなかった場合は喪服にしましょう。
「略式喪服」や「平服」と服装の指定があった場合は案内状に従った服装でいいのですが、平服の場合も略式喪服の方が多い場合もありますので、複数人で行く場合は相談して合わせるのが安心です。
お盆の服装~男性~
お次は男性の服装です。
引用:https://images.app.goo.gl/n1schTdkU3URUGwv5
「迎える側」
喪服が一般的ですが、遺族で相談して服装を決めるといいすね。
※男性の場合は、略式喪服や平服の時も黒いスーツの方が多いです。
男性の略式喪服とは?
- 黒やダークグレー無地のスーツ
- ネクタイは黒
- ワイシャツは白
- 靴下は黒
- ゴールドのアクセサリーやバックルは控える
- 毛皮や爬虫類革を使った製品を身につけない
男性の平服とは?
- ダークトーン無地のスーツ
- ネクタイは黒かグレー
- ワイシャツは白
- 靴下はダーク系(出来れは黒)
- ゴールドのアクセサリーやバックルは控える
- 毛皮や爬虫類革を使った製品を身につけない
「招かれる側」
案内状をいただいた時は、服装についての記載がなかった場合は喪服にしましょう。
女性同様ですが、男性の場合も「略式喪服」や「平服」と服装の指定があった場合は案内状に従った服装でいいのですが、平服の場合も略式喪服の方が多い場合もありますので、複数人で行く場合は相談して合わせるのが安心です。
お盆の服装~嫁~
お盆には、年に数回しか会うことのないご親族も大勢いらっしゃることでしょう。
そんな時にマイナスイメージがついてしまうと、挽回する機会がほとんどありません。
年に数回しか会いませんが、これから長い間お付き合いが続くご親族達です。
仲良くしていくためにも服装のマナーは抑えておきたいところですね。
「迎える側」
義母さんなどご家族を相談して服装を合わせましょう。
喪服の場合が多いですが、やはり地域やご家庭によって違いがあります。
他の地域から嫁いだ場合はギャップに驚かされる場合もあるかもしれませんが、嫁ぎ先に合わせるのがマナーです。
例えば、育った環境ではお盆を喪服で過ごしていたけれど、嫁ぎ先が平服だったとしましょう。
喪服が当たり前だと思いお嫁さんだけが喪服を着ていたら、招かれた側を戸惑わせてしまう可能性がありますので要注意です。
「招かれる側」
同居していない場合は、ご主人のご実家や育った地域事情がわからないことが多いですよね。
服装については先方に必ず確認をしましょう。
ご主人に相談したら「何でもいいんじゃない?普段着で大丈夫だよ」などと言われ、行ってみたら喪服や略式喪服だったなどと言う場合もあります。
ご主人も含め、先方とも相談して決めましょう!
お手伝いも出来るように
引用:https://images.app.goo.gl/Kjbz9Xta7QE3HZyv9
いつでもお手伝いができるようにエプロンを持って行くことをおススメします。
エプロンの色は「黒無地」か「白無地」がベストです。
大人数が集まった場合は後片づけなども時間がかかり大変なので、喪服の場合も平服を持って行きましょう。
お盆の服装~子供~
「迎える側」
中学生や高校生の場合は学校の制服です。
幼稚園や小学校でも、学校によっては制服がありますよね?
その場合は制服にしましょう。
制服によってはリボンやスカーフが赤色だったりする場合もあると思いますが、制服=フォーマル扱いとなりますのでそのままで全く問題はありません。
小さなお子さんの場合は地味な色の服でしたら普段着で問題はありません。
大人と一緒で肌の露出はなるべく少ない方がいいのですが、子どもは大人よりも汗をかきやすいですよね?
体調が悪くなってしまったらご先祖様も悲しみますので、暑い日は無理をさせずに半そででも大丈夫です。
「招かれる側」
未就園児のお子さまがいる場合の補足
幼い子どもにとって、長時間の法要から会食までの時間、大人しくしているということはとても難題ですよね。
そのため、知人や友人の新盆の場合は、お互いに気を使ってしまうので理由を伝えて欠席をする方も多いようです。
欠席する場合はどうしたらいいの?
施主の方宛に、欠席する旨のお手紙を添えて香典を送りましょう。
法要の2,3日前には届くように送るのがベストです。
お盆の服装についてのまとめ
いかがだったでしょうか。
今回はお盆の服装についてお話をさせていただきました。
地域や家庭環境によって違いはありますが、露出の多い服装やジーンズなどのカジュアルな服装は避けましょう。
大切なポイントは
- 「迎える側」は「招かれる側」よりも、かしこまっていなければ失礼にあたる
- 「招かれる側」は「迎える側」よりも、かしこまっていては失礼にあたる
ご親族一同が集まる機会が頻繁にあるという方は少ないと思います。
現に、お盆のスタイルもどんどん変化をしています。
日本は高齢化も進んでいますので、遠出をすることが困難な場合も考慮されて家族のみで法要を行うケースも増えています。
お寺に檀家が集まり、合同法要を行う場合もあるそうです。
ご先祖様も帰ってきていることですし、一同お集りの機会があった場合には是非、昔話に花を咲かせて楽しい時間をお過ごしくださいね。