冬休みの宿題は高校生の場合、計画表を立てて自分で考えて行動する力が大切です。
特に、高校生ともなると、大学受験や就職など進路のことも重なり、何からどう手をつけていいかわからなくなるでしょう。
そこで、計画表を作り、小・中学生の頃よりも親の手を借りずに自分で納得いくまで物事を進められるようになることが、自立への一歩であり、就職して新社会人になるならば、その準備段階にもなるのではないかと思います。
Contents
高校生の冬休みの宿題!計画表を作り自主的に取り組める方法
①計画表を作ることで弱点や次に取り組むことが見えてくるメリットを探す
冬休みの計画表は自分でどこまで何をやるか決めて進めるので、宿題のはかどり方や自分の苦手や出来そうという範囲が分かってきます。
計画表を作ることのメリットは、計画を立てて何かすることが苦手な人でも、長い休みを利用して自分の弱点に気付けたり、普段は手が付けられない勉強に目を向けられる時間があるということです。
たとえば、志望校の大学の過去問題集や参考書、取りこぼした単元の復讐、普段の授業の遅れを取り戻す為の勉強、先取り予習も出来ますね。
宿題を何日までに終わらせることだけでなく、新学期に向けて、或いは大学受験や、就職試験に向けての勉強にも活かせます。
しかし、計画表を作る以前にもっと大事なポイントは、やることの取捨選択をすることです。
やみくもに無計画にあれをやる・これもやるみたいに勉強していても、それは勉強ではなく、衝動性です。
自分の現状を理解し、何から克服したらいいのか、何をするほうが自分の今後の受験や就職試験の為の勉強に繋がるメリットなのか考えて教科に取りむおとをおすすめします。
たとえば、受験生の場合、過去3年分の入試問題をよく照らし合わせたり、返ってきた学校のテストやプリントを見直して、どこが弱点なのかを調べて理解出来るようにしましょう。
普段、テストや課題のプリントでつまずいている部分が貴方の弱点=今、目を向けるべきことなんです。
どの単元が伸びしろがあるか、嫌いな教科だから逃げたくなるけど、参考書や分かりやすい解き方を見ながらでも取り組めるのではないだろうかということを考えると良いですよ。
その中で、冬休みという2週間の少ない期間で、マスターできそうな単元はどれなのか、時間がかかる、今すぐ取り組むのにはモチベーションが下がる教科は、日にちが遅れない程度に後回しにしておきましょう。
高校生の冬休みの宿題!計画表を作り自主的に取り組める方法
②学習内容の取捨選択が出来たら、冬休みの目標を立てる
目標はこんなふうに設定すると良いかもしれませんね。
あくまでも具体例なので、参考までにしてもらえればいいかと思います。
- 志望校の大学入試に出てきた過去問で苦手な数学を少しでも解き方が分かるようにする
- 英文法を理解出来るようにする
- 英単語の意味を〇個覚えられるようにする
- 冬休みの宿題を12月31日までには終わらせて後はオンとオフを切り替えて自分の進路に向けてやるべき取り組みを行う
目標の数はせいぜい3つまでにしましょう。
あまりに目標を立てすぎるとどれからクリアすればいいのかわからなくなってしまいます。
高校生の冬休みの宿題!計画表を作り自主的に取り組める方法
③計画表フリーダウンロードを活用!WordやExcelも使ってオリジナル計画表を作ってモチベーションアップ!
自分で一からいらない用紙を用いて、計画表を作ることが面倒であったり、書いて何かすることが苦手な場合は、冬休み計画表をフリーダウンロードしちゃいましょう。
パソコンでフリーダウンロードして印刷してから書き込むのも良し、ダウンロード後にパソコンを使って書き込んで自分のファイルに保存して使う方法もあります。
また、パソコン内にあるExcelソフトやWordを使って自ら計画表を作ることも出来ます。
計画表の枠の中に勉強の内容を書き込んでください。
たとえば、Wordやパソコンに元々、内臓されているテンプレートの中に、数学を何日までに、とか、宿題は12月29日までに終わらせるなど予定を書き込んだら・・・端っこにLINEスタンプみたいに、好きなアーティスト、食べ物、アニメの画像を貼り付けて大きさを調整します。
そうすることで、リラックス効果と〇〇が応援してくれてるから頑張れる!みたいな気持ちになれます。
計画表を作り終わったら、この日は友達と遊べる、ゲームができるなど好きなことに取り組めそうな日は何日かもわかります。
高校生の冬休みの宿題!計画表を作り自主的に取り組める方法
④規則正しい標準モデルを真似してみる!心と体のバランスを上手にとる
「集中する」、「遊んで息抜きする」のメリハリをつけて心と体にストレスを溜め込まないことはもちろん、冬は体調を崩しやすい季節です。
冬休みが終わってからの登校だけではなく、受験勉強や就職試験、資格の勉強をすることもある、慌ただしい高校生。
思春期で心も体のバランスも些細なことで変化が起きやすいからこそ、課題に取り組む以前に、健康管理が大切ですよね。
そこで、睡眠をしっかり確保する時間を設け、翌日また取り組むというスタンスを作れば、大学受験や就職、資格試験日、新学期に向けて新たな気持ちで過ごせます。
計画を立てることが苦手ならば、標準的な規則正しい生活の冬休みの過ごし方をモデリングしてみるのも計画を立てて冬休みの課題などに取り組める方法です。
たとえば以下のようにしてみてください・・・。
朝8時(8時半、遅くとも9時)起床&朝食をとる
9時~12時まで宿題や資格試験などに取り組む
12時~1時 昼ご飯をとる
1時~6時(または、6時半か7時)まで勉強
7時~8時半 夕飯・入浴・好きなことをして心をリラックスさせる
8時半~10時 勉強
それ以降、就寝か寝る前に30分~1時間だけなど時間を決めて、音楽を聴く、好きな雑誌を見るなど心と頭に良い刺激を与える
宿題のことや就職のこと、資格試験のことばかり考えていては心がパンクしてしまいます。
やることをやったら、後は好きなことに目を向けることで、心の緊張を解きましょう。
これも実は怠けるのではなく、効率よく冬休みの宿題を終わらせるために必要なんです。
常に勉強などのことしか頭になかったら、勉強などに身が入らなかったり、心にゆとりがないので、友人や家族に当たり散らして関係がぎくしゃくしてしまったりすることもあります。
それって「思春期あるある」かもしれませんが、計画性を持って物事に取り組む気持ちすらなくなってしまうことにも繋がります。
気温の変化が激しい冬だからこそ、体調管理をしっかりして、高校生らしい冬休みを過ごしてください。
高校生の冬休みの宿題!計画表を作り自主的に取り組める方法
⑤時間や日にちの感覚を身に付ける計画表の作り方を
冬休みは何日目か?取り組んている課題、次の課題へ進むまでに残り何日あるのか?家族や友達との予定の調整はどう取るか?など自分の心にもゆとりが持てるような計画表を作ってください。
1日の時間の流れを午前・午後・夜に分けて書き込みを入れて下さい。
冬休みの宿題や他にやること(受験や就職試験、冬期講習など)も把握できるようにします。
もちろん、この日は家族と祖父母の家に帰省する、旅行に行く、友達と会うなど楽しみのイベントについても書き込むのも良いですね。
時間の視覚化や日付の把握力が大切なんです。
今の若い世代は、20代でも時間や日付といったいつまでに何を終わらせれば次のステップへ進めるかが分からない人もいます。
そこで、中学生の時よりも物事を客観的に捉えられる年齢になった高校生のうちから、計画と心身に余裕を持てるように冬休みの計画表を作ることが大事だと思います。
新社会人や大学生になってから、何をいつまでにすれば、好きなことができたり、他のことに取り組めるのかが理解出来るからです。
そしてそれが、精神的、頭脳的な成長にプラスになります。
まとめ 高校生うちに冬休みの計画表を作るのは自立への事前準備です!
- 冬休みの計画表を作成することは自分の勉強の弱点や予習・復習など新学期・就職試験・資格勉強など次のステップを考えて行動できるきっかけになります。
- 冬休みの計画表を高校生から作ることは自分でいつまでに何をやるかを自分で把握・理解し、大学生や新社会人になった時の行動力にプラスになります。
- 勉強は夜遅くまで根詰め過ぎないようにして睡眠時間確保!翌朝、しっかり取り組めるようにする
- 勉強だけでなく、家族・友達と過ごす・趣味に打ち込むなどオフの時間も作ってメリハリと心の安定をつければ家族や友達とトラブルにならない
- 自分だけの計画表をつくってモチベーションアップ!