「雨が降ったら部屋干し」という考えが一般的かと思いますが、雨の日にも洗濯物を外に干している光景を目にしたことはありませんか?
雨の日に洗濯物を干している家庭は、雨の日に洗濯物を取り込み忘れたということではなく、わざと干しているようなんです。
そこで今回は、「雨の日の外干しポイント」をテーマにお送りします!
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雨の日も外干しが正解なの?
雨の日には、洗濯物は部屋干しするのが一般的ですが、雨の日に外出すると、洗濯物を外干ししている家庭もちらほらと目立ちますよね?
部屋干しすると部屋がジメジメとしてしまうのは否めません。
なんとも意外ですが、実は、雨の日の外干しでもある程度までは乾くんです。
「雨の日は日光も当たらないし、湿度も高いから外干しでは洗濯物が乾かない」という先入観が間違っていたということになります。
実は、ポイントは「空気の対流」です。
空気中の水分飽和量は決まっていますので、洗濯物周辺の空気の水分量が飽和してしまうと、洗濯物はそれ以上乾きません。
ですが、「外干しの場合は空気の対流が起きやすいので、まだ飽和していない空気が雨の日でも循環してくる」というわけなのです。
しかし、やはり雨の日は湿度が高いので、なかなか洗濯物を完璧に乾かすのは難しいです。
そこで、ある程度まで洗濯物が乾いたら、後は部屋干しに切り換えるのがベストです。
そのままずっと洗濯物を外干しにしていると、かえって生乾きになってしまいますよ。
雨の日も一度は外に干すべき?
意外なようですが、天気に関わらず「毎日洗濯機を回す」というご家庭が多い傾向があるようです。
お子さんがいたり、人数の多い家庭だと、洗濯物の量は1日おいてしまっただけでも大変ですよね。
雨の日には仕方なくコインランドリーへ行くという人もいれば、浴室乾燥機をうまく利用している人も多いようです。
しかし、近くにコインランドリーがない、浴室乾燥機がないというご家庭も多いはず。
そんなご家庭では、雨の日の選択はどのようにすればいいのでしょうか。
すでにお話しましたが、雨の日でも外干しでも洗濯物は意外と乾きます。
もちろん、大前提としては、洗濯物に直接雨がかからないベランダや屋根の下に干すことが大切です。
雨がしとしとと降っていて、少し風がある程度であれば、洗濯物は外に干しても大丈夫なんですよ。
雨の日に洗濯物を外干しする場合は、洗濯物を外に干して半日ほど経ち、洗濯物の水分が蒸発したら取り込んで室内干しに切り替えましょう。
このとき、洗濯物に扇風機の風を直接あてるようにすると、洗濯物の乾きが早くなりますよ。
他にも、エアコンの冷風や除湿機能を上手に使いましょうね。
洗濯物が雨に濡れてしまったら、すすぎをすれば大丈夫?
晴れた日に洗濯物を外に干して外出し、突然の雨で洗濯物が濡れてしまった経験はありませんか?
洗濯物が雨に濡れてしまった場合、そのまま干しっぱなしにして洗濯物を乾かしたり、そのまま取り込んで室内で乾かすのはNGなんです。
意外と知られていないかもしれません。
雨には、排気ガスやホコリ、砂など、空気中の汚れが混ざっています。
洗濯物が雨に濡れると、空気中の汚れが洗濯物に付着して、乾いたときに洗濯物のニオイの原因になります。
基本的な考えとしては、洗濯物が雨に濡れてしまった場合、空気中の汚れは洗濯物の表面についているだけなので、イチから洗濯し直さなくても大丈夫です。
「すすぎ」だけをすれば問題ありません。
ただし、小さいお子さんが使う肌着など、肌に直接触れるものはイチから洗濯し直してあげたほうが安心でしょう。
どうしてもニオイが気になる場合は、消臭成分を含む柔軟剤を使って解消することができますよ。
雨の日に洗濯をするの少し億劫ですが、毎日少しずつ洗い、洗濯物の量を溜め込まないようにするのも大切です。
下着や衣類など、早く着たいものは先に洗って晴れの日まで待てる洗い物は後回しにするなど、小分けにして洗濯をする工夫も良いですね。
梅雨時など、雨の日が続くときは、洗濯や掃除をサッと済ませて快適に過ごしましょう。
雨の日に外干しするときのポイントは?
雨の日に洗濯物を外干しする場合は、注意しなければならないことがあります。
まずベランダの屋根が十分に広く、雨が吹き込まない位置に洗濯物が干せることです。
もちろん雨に濡れれば乾かないわけですが、それ以上に雨水は汚れています。
雨水は空気中に俟っているホコリなどの汚れと、一緒に落ちてきます。
それが洗濯物に着いたら、汚れてしまいます。
多少濡れても、また乾かせばいいなどと、安易に考えないで下さい。
風の強い日は、雨が外から中に吹き込んできますから、止めておきましょう。
雨の跳ね返りにも、注意してください。
後は雨の強さによっても、乾き方が変わってきます。
あまり雨が強いときは、外干ししないほうがいいです。
雨の日の外干し、オススメなのはどんな人?
ここまでお読みいただいたママであれば、雨の日でも外干しをしてみようかとお考えになっている方もいらっしゃるかもしれませんね。
雨の日の外干しは、
・ご自宅に屋根付きのベランダがある
・ご自宅に部屋干しをするスペースがない
・扇風機や除湿器など、できる限り電気代は抑えたい
・専業主婦やフリーランスなど、日中も家にいることが多い
・洗濯物の生乾きのニオイが気になる
こんなママにオススメです。
生地が薄いものや小さい衣類は乾きも早いので、乾いてきたものから順次室内に移動させて、しっかり乾燥させましょうね。
扇風機や除湿機など、できる限り電気代は抑えたい
部屋干しをする時には、扇風機や除湿器を使うと乾くのが早くなりますし、部屋干しのイヤなニオイも軽減されます。
ですが、扇風機や除湿機をずっと付けっぱなしにしていると電気代が気になりますよね?
日頃からできる限り電気代を抑えたいと考えているママには、雨でも風があれば早く乾くことが多いので、雨の日も外干しがオススメです。
一度は洗濯物を外に干し、ある程度乾いてから室内に移して部屋で自然乾燥させるだけで翌日には乾きますよ。
専業主婦やフリーランスなど、日中も家にいることが多い
共働きでお勤めで出ている場合、仕事で日中は家に帰ることが出来ないママも多いと思います。
朝に洗濯物を外に干してきても、途中で大雨になってしまうと、風が強すぎてベランダにまで入ってきてしまうこともありますよね?。
それでも、日中不在のママは洗濯物を室内に移動させることができないので、せっかく外とに干しても洗濯物を濡らしてしまって洗濯をやり直しなんでいうことにもなります。
専業主婦やフリーランスなど、日中も家にいることが多いママであれば、天気が急変してもすぐに対応することができるので、雨の日の外干しでも問題ないでしょう。
雨の日に部屋干しするときのポイントはある?
ベランダが狭い場合や風が強い日は、やはり洗濯物は部屋干しするしかありません。
部屋干しは洗濯物の乾きが悪かったり、洗濯物の湿気で部屋がジメジメしてしまうことがよくあります。
これを防ぐためには、やはり「空気の循環を良くする」ことが大切です。
洗濯物を部屋干しすると、室内の湿度が上がります。
室内の湿度が上がって空気が留まるから、洗濯物の乾きが悪くなるのです。
洗濯物を部屋干しするときは、部屋の換気をして、扇風機などで空気を循環させると洗濯物が早く乾きますよ。
除湿機やエアコンがあれば、部屋を除湿するようにしましょう。
湿気を含んだ空気は重たいので、下へと降りてきます。
ですから、洗濯物はなるべく高い位置に干すことで、部屋干しのイヤなニオイの対策になります。