「子供部屋を使うようになったのはいつからか」というアンケート調査を京都女子大学や積水ハウスが行った結果、小学生は15%程度の子供しか部屋を使っていないのに対し、中学生になると60%以上が子供部屋を活用していました。現役ママの口コミから、いつから子供部屋を与えたのかを見てみましょう。
Contents
子供部屋はいつから持たせた?現役ママの口コミより
就学前から子供部屋を持たせたという口コミ
うちは年長の2月くらいに学習机を買って子供部屋を作った。キッチンと繋がる6畳の部屋。今1年生なんだけど。料理しながら音読聞けるし。呼ばれればサッと行って見られるし。学習机で勉強をするって習慣が付いて良いと思ってる。引用元:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13149989563
責任感をもたせたかったからです。産まれたときから部屋を与えているので、物心ついた頃から掃除も片づけも娘の仕事です。小学校の宿題も自分の机です。ただし、親の目が届かないのは不安なので、扉を全開にして、リビングの続き部屋にしています。 引用元:http://blog.benesse.ne.jp/oneclick/2014/05/post-50.html
小学生から子供部屋を持たせたという口コミ
入学前に、勉強が始まる意識をもたせるために、勉強机を購入し、子供部屋に置きました。ただ毎日リビングで勉強しています。(3年男子) 引用元:http://blog.benesse.ne.jp/oneclick/2014/05/post-50.html
小学校入学を前に転居したので、それとともに子供部屋を作りました。小1と年中の兄弟ですが、机を2つ並べた部屋と二段ベッドの部屋があります。・・・・ちなみに勉強はリビングでしています。机は物置になってます(ランドセルや教科書の勉強関連)。 引用元:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1491631909?
1,2年生の頃はほぼつきっきりで勉強していましたが、昨年(3年生)くらいから自分で調べたりできるようになってきたので、今春から勉強部屋を作りました。ただし、部屋のドアは開けっ放しで様子がわかるようにしています。(4年男子)引用元:http://blog.benesse.ne.jp/oneclick/2014/05/post-50.html
1,2年生の頃はほぼつきっきりで勉強していましたが、昨年(3年生)くらいから自分で調べたりできるようになってきたので、今春から勉強部屋を作りました。ただし、部屋のドアは開けっ放しで様子がわかるようにしています。(4年男子)引用元:http://blog.benesse.ne.jp/oneclick/2014/05/post-50.html
中学生から子供部屋が必要という口コミ
自分はもっていなかったのでなくても育つと思っていて、もっていた主人とは意見が相違中。もたせるとしても試験勉強の必要な中学生からで十分だと思っているから。(1年男子) 引用元:http://blog.benesse.ne.jp/oneclick/2014/05/post-50.html
物理的に難しいのもありますが、思春期に入り本人からの要望が強くなるのがこの頃と予想されるので、中学校進学をひとつの目安としています。引用元:http://blog.benesse.ne.jp/oneclick/2014/05/post-50.html
中学生になったら少し大人に近い考え方ができると思うので自分の部屋だという認識ができるはずだから。(30代/男性/会社員) 引用元:https://eamag.jp/3764
子供部屋は必要ないという口コミ
机はリビングにあります。親のところで学習するとわからないときにすぐに親に聞けるところが良いです。親も一緒に勉強している感じがします。(1年男子) 引用元:http://blog.benesse.ne.jp/oneclick/2014/05/post-50.html
口コミを見ると、子供部屋を小学生になってから与えている親が多いようです。特に入学と同時に子供部屋を与えるという親が最も多いです。一方、子供は部屋で勉強をするより、リビングで勉強をしている場合が多く、高学年から自分の部屋で勉強するようになるケースや中学生になってから子供部屋を良く活用するケースが増えています。
子供部屋があっても活用しない小学生が多いのは、リビングが居心地がよくて家族がいるからという意見が圧倒的です。最近の建築状況では、子供専用の個室が少なくなってきたようです。以前は個室を1室ずつにして小部屋が多い家でしたが、近年は広いリビングのある部屋を作る人が増えています。つまり、リビングの片隅に子供のスペースを作る家庭が増えています。
子供部屋は必要?
子供部屋があるメリットとデメリットを比較して、子供部屋は必要なのかをしらべてみましょう。
子供部屋があるメリット
- 子供が自分の物を管理できる
- リビングが散らからない
- 自立心を培える
- 勉強しやすい環境である
- 親離れができるいい機会である
子供部屋があるデメリット
- 低学年では親の姿がないと不安である
- リビングだと親にわからないところをすぐにきけるが、子供部屋ではすぐにきけない
- ゲームや漫画ばかりして勉強をあまりしなくなる
- 家族とのコミュニケーションがとりにくくなる
- 引きこもって何をしているか目が行き届かない
子供に部屋を与えるタイミングは、子供の自立具合やどこで勉強したがるかという点にもよります。親とのコミュニケーションを取る機会だと考えるなら、初めはリビングの1角に子供のスペースを作ってあげるのが安心して勉強できる環境づくりになるでしょう。
中学生の思春期になると自分のプライバシーを守りたいと思うようになり、自然に子供部屋で勉強するようになってきます。
いつも目が行き届く場所に子供部屋を作るのが理想的
子供部屋は家族がいるリビングを通らないといけない場所に造るのがベストです。すると、帰ってきたら、すぐに声を「ただいま」「おかえり」とかけられます。思春期になると男の子はあまり話したがらなくなりますが、声かけができるだけでも子供達にとって理想的です。
思春期には友達を家に連れてくることもあるとは思いますが、いつも目が行き届く場所に子供部屋をつくることで、友達も挨拶を家の人にすることを覚えたり、誰が来ているのかを知ることができます。ゲームやテレビはリビングでするということを守り、子供部屋には置かないようにする方がいいでしょう。
兄弟同士は一緒の部屋にするのがいい?それとも別の部屋?
兄弟同士はの低学年の頃は、まだ一人で寝ることに慣れていないかもしれませんが、高学年になってくると次第に一人で寝るようになります。思春期になると、兄弟が異性の場合は特に個室がいいでしょう。子供部屋がひとつでも真ん中を仕切れるようにするだけでもプライバシーが守られます。
家具を置いて仕切る、間にカーテンを引く、ロフトベッドにして部屋のスペースを有効活用して2人や3人の個室ができるようにするなど、色々工夫して模様替えできます。小学生の低~中学年までは2~3人で一つの部屋でもいいのですが、学年が上がるに従い、個室に模様替えをするといいでしょう。
最後に
現役ママの口コミを見てみると、子供が小学生に入学するときに子供部屋を与えているケースが多いようです。ただ、勉強は小学生の間はリビングで勉強している子供がかなりいて、子供部屋で勉強するようになるのは中学生からがほとんどです。そのようなことを踏まえて、最近の建築はリビングを広くとり、リビングの一角に子供のスペースをとる家庭が増えてきました。子供の年齢が上がるに従い、個室を与えているようです。