犬や猫などのペットを飼っていると【毛】の掃除に四苦八苦することはありませんか?
とてもカワイイ存在なのだけれど、換毛期である抜け毛の掃除はほんとうに大変ですよね…
そこで今回は、ペットの毛の掃除をするための道具や使い方にくわえて、抜け毛を抑えるための対策方法を紹介していこうと思います!
また、抜け落ちた毛を放置していると、思わぬ健康被害をもたらすこともあるので、しっかりと掃除をするためにもぜひ、参考にしていただければと思います。
Contents
ペットの毛が抜け落ちる換毛期
普段よりも愛犬や愛猫の毛が室内にたくさん落ちているな〜と感じたことはありませんか?
そんな時は【換毛期】なのかもしれませんよ。
まず、一般的にいわれているのが猫の換毛期の場合は、春(4月頃)と秋(11月頃)。
犬の換毛期でも、同じく春頃(5月)から7月頃と秋頃(9月)から11月頃。
このように、犬も猫も春と秋の2回換毛期があるのです!
ところで【換毛期】について簡単に説明すると、字のまんまなのですが、古い毛が抜け落ちて、新しい毛に生え変わる時期をいいます。
わたし達人間が衣替えをするのと同じように、動物達もその季節にあった毛に着替えるということですね♪
ペットの毛を掃除する便利なアイテム
では、本題にはいっていきましょう。
室内のいたるところにペットの毛が落ちてしまう換毛期の掃除は特に大変!
ここからは、抜け毛の掃除に便利なアイテムを紹介していきたいと思います。
フローリング用ワイパー
まず1つ目は、リビングなどのフローリングに落ちている毛を掃除するのにおすすめな【フローリング用ワイパー】です。
この時に注意してほしいのが、部屋の真ん中からではなく隅から掃除を始めることです!
なぜなら、ペットの毛は隅や端っこに溜まりやすいからです。
真ん中からワイパーをかけてしまうと、よけいに隅にゴミや毛が溜まってしまって、取り除くことが困難になるということですよ。
また、フローリングワイパーを使う時には「ウェットタイプ」と「ドライタイプ」のシートがありますよね?
ドライタイプの乾燥したシートだと、掃除の際にホコリが舞い上がってしまうことがあります。
ペットの毛は乾燥するとホコリのようにふわふわと移動してしまうので、ウェットタイプの水拭きシートを使って、確実に絡め取ることをおすすめします。
ハンディクリーナー
つづいて、コードレスで持ち運びが便利な【ハンディクリーナー】です。
コード付きの掃除機でもよいのですが、いちいちコンセントに繋がなければいけないのはけっこう手間ではないでしょうか?
ペットの抜け毛は軽いため、すぐに風にのって移動してしまうことを考えると、コードレスの小型の掃除機は大変便利ですよ♪
また、床などのフローリングだけではなく、ソファやカーペットに付着した毛の掃除にも最適です。
コロコロ
次に紹介するのは【コロコロ】です。
トイレットペーパーの芯のような形をした筒状の軸に粘着テープが巻かれているアレです!
コロコロは、フローリングではなく、カーペットや衣服に付いたペットの毛を除去するのに向いていますよ☆
コロコロと転がしてもうまく取り切れない場合には【ゴム手袋】を併用してみましょう。
どのように使用するのかというと、手にゴム手袋をはめたらカーペットの表面をこするだけ!そうすると、摩擦によってコロコロでは取り切れなかった毛を取ることができます。
もしゴム手袋が無い場合には、衣類用のブラシやキッチン用のスポンジでも代用することが可能ですよ!
ケトリ
最後に紹介するのは【ケトリ】です!
ケトリは玉ねぎのような形をした、毛を取るためのキュートな掃除道具。
玄関マットやカーペット、ソファはもちろん布地についた毛を除去するのに役立ちますよ。
布地の掃除はコロコロでもできるのですが、ケトリは先端がとんがっているため、隅や角などの狭い場所に入り込んだ毛も絡め取ることができるのでおすすめ!
また、コンパクトで何処にでも持っていけるので、車の中のシート席の掃除にも最適。
小さくて置いていても違和感がないので、車用にひとつ備えておくと便利かもしれませんね♪
ペットの毛を放置しておくと健康被害がある?
ペットの抜け毛は掃除してもキリがないからといって、キレイにすることをおろそかにするのはやめておきましょう。
なぜなら、人間にも動物にも健康被害をもたらすリスクがあるからです!
では、いったいどんな弊害が起こり得るのかを見ていきましょう。
人への健康被害
犬や猫などのペットの毛が舞うと、1ミリ以下のホコリである「ハウスダスト」が増える原因になってしまいます。
すると、ハウスダストが原因のアレルギーを引き起こすことがあるのです…
また、布団やソファなどに付着したペットの毛をそのままにしていると、毛に付いているノミやダニが繁殖してしまう恐れも!
ノミやダニに噛まれると、痒いだけではなく皮膚炎になったり、死骸を吸い込むことによって、アレルギー反応が起こるリスクも上がってしまいます。
特に枕や布団は寝汗によって雑菌が繁殖しやすい場所になっています。
そのため、ペットと一緒に寝ている方は、しっかりと毛の除去を行うことをおすすめします。
ペットへの健康被害
ダニやノミによる被害は人間だけではなく、犬や猫などのペットにも!
ペットは刺されたところに強い痒みを感じるため、神経質になってしまうことで攻撃的な態度を見せるようになるリスクがあるのです。
また、痒いところを掻きむしって傷口ができ、そこからバイ菌が入って化膿してしまうことも…
そうなってしまうと、早急な対応が必要になってきます!
そればかりではなく、ノミは犬などの血を吸って寄生するため、重度だとペットが貧血を起こしたり、体重減少の原因となってしまうのだとか。
そのほかにも、ノミの唾液成分でアレルギー反応を起こす可能性もあるということです!
こういったことからも分かるように、面倒くさくてもしっかりとペットの毛の掃除は怠らないようにしましょう。
ペットの抜け毛対策
では、ペットの抜け毛対策をするには、どのようなことをすれば効果的なのでしょうか?
換毛期にはどうしても生え変わりのために毛は抜けますが、毛のケアをしてあげたりすることで、ペットの抜け毛を防ぐことができますよ。
ブラッシング
ブラッシングは抜け毛対策の基本ですね!
換毛期にはブラッシングをする回数を増やすなどして、時間をかけて丁寧に抜け毛を取り除いてあげるとよいでしょう☆
直接ペットに触れながら行うので、飼い主さんとのスキンシップにもなり、一石二鳥ではないでしょうか?
また、ブラシにはコームやピンブラシなど、いくつかのタイプがありますので、ペットの毛質に合ったものを選びましょう。
シャンプー
換毛期でもないのにたくさん毛が抜ける場合には、シャンプーをしてあげるとよいかもしれません。
なぜなら、毛穴の汚れによって抜け毛が発生することもあるからです。
なお、シャンプーをする前にはブラッシングを行って、毛玉を取ってから洗ってあげましょう。
また、シャンプー後は皮膚トラブル対策のため、水気をしっかりと拭き取ってあげることも忘れずに!
ペット用の服を着せる
抜け毛対策には、ペット用の服を着せるのも有効です。
服を着させておくことで、抜け毛があちこちに舞うこともなく服の中でとどまるため、掃除が楽になりますよ♪
また、抜け毛を防げるからといって何日も同じ服を着せたままにしてしまうと、ノミやダニがくっつく原因となってしまいます。
服を着せる場合は、人間と同じ様にきちんと着替えさせてあげることも忘れずに!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ペットの毛の掃除をするためには、フローリングワイパーやハンディクリーナー、粘着テープ式のコロコロなどが有効でしたね!
そして、抜け毛を放置してしまうと、飼い主にもペットにも健康被害を被るリスクがあるので、こまめに掃除をすることを心がけるとよいでしょう。
また、抜け毛を予防するために、日常的にブラッシングをしてあげることも有効。
換毛期に抜けるのは仕方のないことなのですが、少しでもペットと飼い主さんが快適に暮らせるように、普段から抜け毛対策をしておくとよいですね♪