小学校に必要な、「コップ袋(給食袋)」と「給食ナフキン(ランチョンマット)」の作り方を紹介します。
購入してもいいのですが、同じ柄の「コップ袋(給食袋)」と「給食ナフキン(ランチョンマット)」は手作りならではです。
簡単ですので、ぜひチャレンジしてください。
Contents
小学校のコップ袋(給食袋)のサイズ
学校指定のサイズがあればいいのですが、サイズ指定がない学校も多いです。
このサイズが絶対ではありませんが、参考にしてください。
- コップと歯ブラシを入れる場合
よこ18㎝・たて20㎝(市販のコップ袋の大きさはこれが多いです。) - コップ・歯ブラシ・箸(はし)・ナフキン・マスクなど入れる場合(給食袋)
よこ25㎝・たて21㎝
コップ袋ではなく、給食袋と呼ぶことが多いですね。
私の子どもは男子だったせいか、とにかくキツキツに入れるとポロポロ落として帰ってきました。
大き目の袋のほうが入れやすく、落としにくいと思います。
また給食ナフキンが最近とても大きくなってきましたので、幅広の方が入れやすいと思います。
コップ袋(給食袋)は毎日持っていくので、学校に置き忘れてしまうと大変です。
また、持って帰ってきても出し忘れると朝慌てます。
そこで、子どもが帰ってくるまでに次の日の用意をセットするため、コップ袋(給食袋)は2つ用意していました。
持ち物の管理に不安があるお子さんは、給食セットを2セット用意することをお勧めします。
小学校の給食ナフキン(ランチョンマット)のサイズ
小学校の机のサイズは、よこ60㎝・たてが45㎝が多いです。
ですので、指定がない場合はそれより少し小さいサイズがお勧めです。
- よこ50㎝・たて40㎝
- よこ40㎝・たて30㎝
くらいがいいのではないでしょうか。
私は下のサイズを使っていましたが、問題はありませんでした。
この給食ナフキンは、最低2枚は必要です。
子どもが喜ぶ布選び
せっかく手作りするのですから、子どもが好きな柄がいいでしょう。
ただし、人気のキャラクター物は、友達も同じ柄ってことあるんですよね。
そこで、今回は切り替えのある「コップ袋(給食袋)」「給食ナフキン(ランチョンマット)」の作り方を紹介します。
切り替えとは、「途中で別の布 (または同じ布) を繋ぐこと」です。
片方をキャラクター布にし、もう一方をシンプルな柄の布にすれば、お友達と同じ生地を使っていてもお子さんはすぐ自分の袋だと分かるでしょう。
1つだけ注意があります。
この時、合わせる生地同士の厚さが全く違うものは、ダメです。
選んだキャラクター生地と同じような厚さの生地を選びましょう。
コップ袋(給食袋)の簡単な作り方
出来上がりサイズを「よこ25㎝・たて21㎝」で作りますので、サイズ指定がある場合は足したり引いたりしてくださいね。
縫い代(ぬいしろ)は、全て1㎝にしています。
①布をサイズに合わせて切ります。
(布に強い折り目がついている場合は、アイロンをかけた方が仕上がりが綺麗です。)
紐は60㎝です。
生地の柄に上下がある場合は、柄をしっかり確認してくださいね。
- よこ27㎝ たて18㎝ を2枚
- よこ27㎝ たて16㎝ を1枚
②全ての辺に「ほつれ防止」のため、ジグザクミシンをかけます。
「ジグザグミシン」とは真っ直ぐの線で縫うのではなく、ジグザグに縫っていくやり方です。
ミシンによっては「押さえ」を換えなくてはいけないタイプもあります。
全ての辺にジグザクミシンをかけ終わったところです。
残りの2枚も同様に、ジグザグミシンをかけていきます。
今回は分かりやすくするため「赤」の糸で縫いましたが、実際は目立たない色で縫ってくださいね。
この場合は、「水色」の糸を使うべきです。
糸を買う場合は布と一緒に購入するか、布を少し切って布に合わせた糸を購入すれば間違いはありません。
糸は必ずミシン糸を購入してくだいね。
③切り替え部分を縫います。
この時注意したいのが、布の上下です。
柄をよく見て、矢印方向を下にしてください。
上下の違いがない柄の場合は、上下好きだなと思うほうに置いてください。
2枚の布を合わせます。
この時の注意ですが、「中表(なかおもて)」になるように重ねてください。
中表とは「生地の表と表を内側に合わせること」を言います。
簡単にいうと、「布の表と布の表をピタッとひっつける」ことです。
ですので、縫う時は裏面を見ながら縫うことになります。
裁縫は2枚の布を重ねて縫う時は、たいてい「中表」です。
縫う時に柄がよく見えてたら、「あれ?」と思ってください。
重ねてそのまま縫うと、上の布と下の布がずれてしまいます。
待ち針をしっかりしましょう。
ただ、小さいお子さんがいると「針」って気を使いますね。
私はこの画像の○の「裁縫仮止めクリップ」という物を使っています。
普通のクリップと何が違うかというと、クリップの底が平らになっているので、ミシンで縫うときに縫いやすくなります。
絶対に必要ではありませんが、小物を縫う時は重宝しています。
先ほどは「ジグザグミシン」ですので、「直線縫い」にちゃんと換えてくださいね。
「押さえ」を換えた人は、直線縫いの「押さえ」に換えてください。
縫い終わったら、もう1枚も縫っていきます。
この時も「柄の上下」がある場合は、矢印方向を下にすることを忘れないでくださいね。
この時も「中表」にするのを忘れないでください。
④アイロンをかけ、縫い代を割ります。
「縫い代を割る」とは「重なっている縫い代を両側にパカッっと開く」ことです。
そしてアイロンでしっかり押さえます。
点線で二つ折りにします。
名前のタグやアップリケをつけるなら、この時つけてください。
⑤中表(なかおもて)に二つ折りにし、アイロンをかけます。
⑥サイド部分を縫っていきます。
片方は最後まで、もう一方は上から7センチのところまで縫います。
⑦アイロンをかけ、縫った部分の縫い代を割ります。
⑧縫わなかった上から7㎝のところも、アイロンをかけます。
⑨縫わなかった上から7㎝のところを「コの字」に縫っていきます。
(上の画像の○で示した所です。)
「コの字」の時は0.5㎝で縫います。
1㎝縫い代ですので、ちょうど真ん中を縫う感じになります。
下の画像の○のところに力がかかります。
返し縫いをし、強度を高めましょう。
⑩袋口を1㎝折り、アイロンをかけます。
⑪さらに2㎝折り、アイロンをかけます。
⑫袋口を1.5㎝で一周縫っていきます。
その時にミシンの台のところを外せるタイプの場合は、必ず外しましょう。
⑬表にひっくり返し、ひもを通します。
ひもは60㎝を使っています。
「ひも短くない?」と思ったと思いますが、指一本入るくらいがいいです。
長い時は切ってください。
なぜ短くするかというと、ぎゅっと絞った時にひもが伸びます。
だいたいランドセルに引っ掛けるので、ひもが長いととても邪魔だからです。
ぜひ気をつけてください。
ひもが短いとほつれる心配があります。
そこで裁縫用「ほつれ止め」をお薦めします。
ひもの端にこの液をつけておけば、ほつれにくくなりますよ。
⑭完成です。
お疲れさまでした。
給食ナフキン(ランチョンマット)の簡単な作り方
①布をサイズに合わせて切ります。
出来上がりサイズは40㎝×30㎝になります。
よこ42㎝ たて32㎝
(布に強い折り目がついている場合は、アイロンをかけた方が仕上がりが綺麗です。)
②切り返し部分を縫います。
今回は2枚重ねる方法なので、「ほつれ防止」のジグザグミシンはかけなくても大丈夫です。
名前タグなどをつける時は切り返し前に縫い付けてください。
③筒状になりました。
④縫い代を割ります。
⑤いい感じのところでアイロンをかけます。
今回は20㎝と10㎝にしましたが、ここは自分がいいと思う分量を決めてください。
⑥サイドを縫いますが、返し口のところは縫わないようにしましょう。
返し口が10㎝以上あるとひっくり返しやすいです。
⑦縫い終わったら、四角(よすみ)を縫い目を切らないよにカットしてください。
⑧縫い代を割ります。
⑨返し口(縫わなかったところ)から、布を表に返します。
⑩しっかりアイロンをかけましょう。
⑪周囲を0.5㎝で縫っていきましょう。
⑫完成です。
お疲れさまでした。
ちょっとだけアドバイス
コップ袋・給食袋
片方だけでキュッと絞るコップ袋(給食袋)の作り方を紹介しました。
これは小学生になると力がしっかり入り、両手で絞らなくて大丈夫なので片方の方を紹介しました。
特に男子は、両手で絞るのが面倒になる子どもがいるからです。
しかし、低学年の女子の場合は、「両手で絞るタイプ」がいいかもしれません。
もちろん簡単なのは、片方絞るタイプです。
「コの字」に縫うのは、面倒なんですよね。
あと、裏地付きのコップ袋(給食袋)の作り方もありますが、あまりお勧めしません。
実際使ってみたのですが、洗濯のあと乾きにくかったです。
薄い生地で作る場合はいいですが、キャラクター生地はしっかりした生地が多いので、裏地なしのほうがいいでしょう。
給食ナフキン(ランションマット)
2枚で作る方法で紹介しました。
もちろんもっと少ない生地で作る方法があります。
布1枚で縫うタイプです。
でも、これ初心者には大変難しいのです。
初めての人は、2枚で作る方法をお勧めします。
最後に
小学校に入ると、必要なものがたくさんありますね。
ママは忙しくて大変でしょうが、手作りはこの世で1つだけの宝物です。
時間があれば作ってみてください。