「普段は普通の髪なのに、雨が降った日は気づくと髪の毛がボサボサになっている…」
こんなお悩みを持つママも少なくないのではないでしょうか。
幼稚園や保育園に子供を送っていく前は、子供にご飯を食べさせるだけでなく、少しでも家事を進めておきたいもの。
その上、雨の日は朝から髪のセットで大忙し!と目まぐるしい朝を過ごしているママも多いはずです。
そこで今回は、雨の日に気づくと髪の毛がボサボサになってしまっている原因や、雨の日に髪の毛がボサボサにならないための対策方法などをご紹介していきます!
Contents
雨の日に気づくと髪の毛がボサボサになっているのは何故?
雨の日になると、普段は髪の毛がストレートなのに髪の毛がパーマをかけたようにクルッとなってしまったり、いつもは簡単にまとまる髪の毛がバサっとして毛先があっちこっちにいってしまったりなど、「いつもとは違う髪質」になってしまうので困る事が多いですよね。
その原因は、
①髪の毛のキューティクルの破損
②湿気
の2つです。
でも、雨の日に全ての人の髪の毛がボサボサになるというわけではありませんよね?
髪の毛がボサボサにならない人は、いくら雨が降っても髪の毛はいつも通りです。
どうして雨の日に髪の毛がボサボサになる人とならない人がいるのかというと、それはその人それぞれの髪のキューティクルがどの程度破損しているかによります。
雨の日に髪の毛がボサボサになってしまう根本的な原因は、雨ではなく「その人の髪の毛(キューティクル)にある」というわけなんです。
雨の日に気づくと髪の毛がボサボサになってしまう原因①キューティクルの破損
それでは、雨の日に気づくと髪の毛がボサボサになってしまう1つめの原因「キューティクル破損」からご説明していきましょう。
実は、髪の毛の構造はお寿司の「かっぱ巻き」とよく似ています。
髪の毛をかっぱ巻きだとすると、河童巻きのの中心であるきゅうりの位置にあるのが髪の芯である「メデュラ」というもの。
かっぱ巻きのきゅうり周りのご飯の部分が髪のしなやかさを維持する「コルテックス」というものになります。
そして、一番外側に巻かれているのりの部分が「キューティクル」です。
キューティクルは、別名「毛小皮」や「毛表皮」とも言われますが、髪の毛を刺激から守っている組織のことで、磨くとツヤが出るのもこの「キューティクル」の部分です。
キューティクルは。髪を守るガードの役割をしているのですが、その性質はもろいので、荒いブラッシングやシャンプーのし過ぎなどで簡単に剥がれてしまうんです…。
雨の日に気づくと髪の毛がボサボサになってしまう人は、このキューティクルを破損させている髪の毛が多いという事になります。
雨の日に気づくと髪の毛がボサボサになってしまう原因②湿気
雨の日に気づくと髪の毛がボサボサになってしまう2つめの原因は、「湿気」です。
雨の日は雨が降るので、空気中の湿度が高くなりますよね?
目には見えないですが、小さな水蒸気の粒が空気中にたくさん浮かんでいるという事になります。
ところで、髪の毛と言うのは「水分を非常に吸収しやすい性質がある」ということをご存知でしょうか。
湿度が高い所に行くと、すぐに髪の毛がベタベタしませんか?
これは、「髪の毛が空気中の水分を吸収してしまっているから」ということなんです。
実は、キューティクルは普段から「髪の毛を余分な水分から守ってくれる」という働きをしています。
ですから、髪の毛のキューティクルが破損してしまうと、髪の毛が余計な水分をどんどん吸収してしまいます。
そうすると、髪の毛が水分で膨張してぶわっと広がり、気づくと髪の毛がボサボサになっているというわけなんです。
また、髪の毛はその1本の中でどの箇所も一定に水分を溜め込むのではないので、水分を多く含む所と少ししか含まない所など、髪の毛の中の水分にもムラがあります。
そうすると1本の髪の毛の中でも水分量に差が出てしまい、重い所は下がり、軽い所は逆に持ち上がってしまいます。
雨の日に気づくと髪の毛がボサボサになってしまうのは、キューティクルが破損した所に雨の日の湿気が大量に吸収される事が原因だということです。
人の体ですから、残念ながら「破損しているキューティクルをすぐに修復して解決!」という訳にはいきません。
健康的なキューティクルを作ってもらうには、ある程度に時間が必要になります。
ですので、「今すぐ雨の日の髪の毛のボサボサを何とかしたい!」というのであれば、湿気対策をするのがオススメです。
髪の毛をドライヤーで乾燥させる
雨の日の髪の毛の湿気対策としては、とにかく「髪を乾燥させて水分を含ませないようにする」ということが大切です。
ドライヤーを高温で手早く仕上げるのではなく、低温で髪の毛を温めながらじっくりと全体をブローするようにしましょう。
「ドライヤー=高温の温風が出る」というイメージをお持ちのママが多いと思いますが、実は、髪のダメージケアに特化した「温風ドライヤー」というものが存在します。
ドライヤーから出てくる風の温度が高過ぎないので、髪の毛にダメージを与えにくく、綺麗でツヤツヤな仕上がりにしてくれますよ。
雨の日の湿気対策にドライヤーを使おうと思っている方は、「高温ドライヤー」がオススメです。
ヘアアイロンは、雨の日がオススメ!
ヘアアイロンというのは、髪の毛に高熱をあてて髪の毛をキレイにするものですが、キューティクルを壊す原因になります。
本来であれば髪の毛にはあまりよくないのですが、雨の日の湿気の多い日であれば別です。
「ヘアアイロンを使いたいけど、髪の毛を痛めるのか心配であまり使いたくない…」
こんな考えをお持ちのママは、「ヘアアイロンは雨が降った時だけに使う」と決めることで、雨の日がちょっぴり楽しい日になりますよ。
雨の日はただでさえ湿気が多いですので、髪が水分を含みやすく、ヘアアイロンを当てても周りに付いた水分から先に蒸発していきます。
つまり、雨の日はヘアアイロンをかけても髪へのダメージが少なくさらにキレイに整うので、「雨の日に限定してヘアアイロンをするのがオススメ」ということなんです。
ヘアアイロンには、大きく分けて髪の毛を「ストレートにするタイプ」と「カールにするタイプ」がありますが、湿気対策としては髪が乾燥すればいいのでどちらを選んでも問題ありません。
購入することに迷ってしまいがちですが、単純にご自分が作りたいヘアスタイルに合わせてヘアアイロンを選べば問題ありませんよ。
ヘアオイルを使って髪の毛にこれ以上水分を吸収させないようにする
ヘアケア商品として「ヘアオイル」はとても人気があるアイテムですが、良い意味でオイル(油)と水は相性が悪いので、髪の毛にヘアオイルを塗れば、水をはじいて髪がそれ以上水分を吸収するのを防いでくれますよ。
雨の日に気づくと髪がボサボサなるとは言え、そこまでボサボサがひどくないというママには、これ以上髪が水分を吸収しないようにヘアオイルを塗るのをオススメします。
ヘアオイルは、「椿油」がオススメです。
天然成分で肌に優しく髪の毛をケアしてくれますし、油成分が髪の毛をしっかりコーティングしてくれますので、保湿すると同時にキューティクルがない髪へのダメージをしっかり防いでくれますよ。
オイルは熱から髪の毛を守ってくれますので、オイルを塗った後にドライヤーをかけて、髪の毛を整えるのもOKです。
ただし、オイルは塗り過ぎると逆にベタっとしてしまいますので少しずつ塗るようにし、ヘアオイルを塗る量には気をつけましょうね。