節分の日に、「いわし」が大きく関係しているということ、皆さんはご存知でしょうか?
いわしを飾ったり、いわしを食べたり・・
今回は、節分といわしの関係についてや、簡単ないわし料理のレシピなどをご紹介させて頂きたいと思います♪
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節分にいわしを食べるのはなぜ?
引用:https://zexy-kitchen.net/columns/185
節分になると、必ずいわしを食べるよ!というご家庭があるみたいですね。
最近ではかなり少なくなってきているようですが、関西地方ではまだ節分の定番となっているところもあるようです。
なぜ節分の日にいわしなのか・・
まず初めに、なぜ節分にいわしを食べるようになったのか・・というところからご紹介していきますね!
節分にいわしを食べるのはなぜ?
節分というのは立春の前日である2月3日のことなんですが、この節分は季節の変わり目とされていて、この時には厄災や邪気が入り込みやすいと言われています。
邪気や厄災というのは悪い事をもたらすものということで「鬼」とされ、この「鬼」を追い払うために使われるようになったのが「いわし」だったんです。
なぜ鬼にいわしなのか・・
それは、いわしを焼いた時に出る煙や臭いを、鬼が酷く嫌がると言われているからなんです!
鬼がいわし嫌い・・なんて、あまり知られていない事ですよね。
節分には、「鬼は外、福は内」と、豆まきをしたりもしますね。
これも全て、邪気が入り込みやすい時だから・・という事で行われるようになったので、その豆まきと合わせて鬼除けのためにいわしが使われるようになったというわけなんですね。
ただ、この節分にいわしを食べるという風習は、全国どこでも行われているというわけではなく、主に関西地方を中心に行われているようです。
関東地方でも行っているご家庭はあるかもしれませんが、あまり一般的ではないみたいですね。
節分にいわしを食べるのは、鬼を寄せ付けないようにするためという事もありますが、いわしはとても栄養価が高い魚なので、しっかり栄養を摂ることができるように・・という意味があったとも言われています。
昔から続けられていることには、ちゃんと意味があったんですね!
いわしの飾りって地域別に意味があるの?
引用:https://imakore-wadai.com/season-event/setsubun/post-739/
節分にいわしを食べるのは、鬼を寄せ付けないためという事が分かりましたね!
鬼を寄せ付けない為・・という事で、まだ他にもいわしを使った鬼除けの方法があるようなんです☆
どんなものなのか、見ていきたいと思います!
柊鰯(ひいらぎいわし)で鬼を寄せ付けない!
これは西日本で見られるものなんですが、節分の日に柊の枝にいわしの頭を刺した「柊鰯(ひいらぎいわし)」というものを飾るという風習があるみたいなんですね。
見たことがない人たちにとっては、ちょっと変わった風習ですよね!
いわしの頭を使っているのは、いわしの頭を焼くと強い臭いを発するからだそう・・。
この柊鰯は、別名「節分鰯(せつぶんいわし)」や「焼嗅(やいかがし)」などと呼ばれていて、悪いものを寄せ付けないように・・という意味が込められているんです。
いわしが鬼除けになるのは、煙や臭いを鬼が嫌っているから・・という事は分かりましたが、なぜそこに柊が使われているのでしょうか?
柊はクリスマスのイメージがあったりしますが、鬼除けにも欠かせないものなんです。
柊の葉はとがっていますよね?
実は鬼はとがったものが嫌いだと言われているので、苦手ないわしと一緒に飾るようになったということなんです。
柊のとげが鬼の目に刺さり、さらにいわしの臭いもすることで、鬼が嫌がって寄り付かなくなると言われ、柊鰯を飾るようになったということなんですね。
地域によっては、いわしの頭ではなく、尻尾だけを使うということもあるそうです。
最近では、節分になっても飾ることが少なくなってきているという柊鰯。
関東地方では柊鰯の存在すらも知らないという方が多いようですが、関西の一部の地域では今でもまだ玄関先などに飾っているお宅もあるようです。
このような意味のあるものなら、子供たちにお話をしつつ、毎年飾るようにしてみても良いかもしれませんね!
柊鰯は2月3日、4日の二日間飾るのが一般的だと言われているんですが、地域によっては1月15日から2月3日まで・・というところもあるみたいですね。
そして、飾り終わった後の柊鰯はどうするのかというと・・
近くの神社のどんどん焼きで焼いてもらうか、キレイに紙に包んで塩でお清めをして処分するのが理想的!
その他には、庭にそのまま埋めたり、しっかりと焼いて灰にして玄関に盛る・・などという処分の仕方もあるそうです。
とにかく、そのまま処分してしまう・・というのは、やめておいた方が良いかもしれませんね。
節分に食べるいわし料理☆おすすめレシピは?
引用:https://www.lettuceclub.net/news/article/135313/i756618/
節分には鬼除けの意味を込めていわしを食べる・・
基本的には、いわしを焼いてその煙と臭いで鬼を追い払うというのが目的となっているので、どのようにいわしを食べるか・・ということについては、特にこれといった決まりはないようです。
ということで、ここからは美味しくいわしを食べるために、おすすめのレシピをご紹介したいと思います♪
いわしの梅干し煮
引用:https://zexy-kitchen.net/columns/185
いわし料理の定番とも言える、いわしの梅干し煮♪
とてもさっぱりとしていて食べやすいですし、こちらはオーブンを使って作るので、何よりとても簡単にできるのが嬉しいところです!
<材料>
いわし6尾、梅干し3個、千切りのショウガ適宜
(A)だし汁300ml、醤油50ml、みりん大さじ2、酢大さじ1
①まず初めに、いわしのうろこを取りましょう。取れたら頭を取り、内臓をキレイに出して耐熱皿に並べましょう。いわしの表面に切り込みを入れておくと、味が染み込みやすくなりますよ。
②鍋の中にAの材料を入れて火にかけ、煮立ったら耐熱皿にのせたいわしにかけます。
③梅干しを小さくちぎっていわしの上にのせ、落としぶたをしてからフタをして、予熱無し250℃のオーブンで15分加熱します。
④器に盛り付けて、千切りのショウガを添えましょう。
簡単にできてさっぱり美味しい♪
いわしの梅干し煮、おすすめですよ!
子供も喜ぶ♪いわしの甘露煮
引用:https://item.rakuten.co.jp/bisyoku/iwashi-s/
いわしの甘露煮は骨まで柔らかく、そして甘くてとても食べやすいので、子供たちにも喜ばれることでしょう♪
パクパク食べられちゃうので、ちょっと多めに作れる分量でご紹介しますね!
<材料>
いわし20尾
(煮汁) 醤油大さじ3、砂糖大さじ6、酒大さじ3、みりん大さじ1、ショウガ40g(皮付きのまま千切りに)、水150㏄
①うろこを取り除き、頭を切り落としましょう。内臓も出して、水でよく洗って下さいね!
②圧力鍋に煮汁の材料といわしを入れ、フタをして強火にかけましょう。
③圧力が上がったら弱火にして、そのまま10分くらい加圧をしてから火を止めます。そのままフタをして少し置いて下さいね!
④圧力が下がったらフタを取り、そのまま3分くらい中火で煮詰めていきましょう。これで完成です♪
圧力鍋で煮るので、骨まで柔らかくてとっても美味しいですよ!
いかがでしたでしょうか?
引用:https://kidsna.com/magazine/lifestyle-event-17110107-1689
今回は、節分と大きく関係のあるいわしについて、色々とご紹介させて頂きました!
節分になると玄関に飾る柊鰯には、鬼除けの意味があったんですね。
関西地方で行われることが多いようですが、関東地方にお住まいの方も、この機会に挑戦してみてはいかがでしょうか?
そして、簡単に焼いて食べるだけでもOKとされているいわしですが、今回ご紹介したように煮て食べるのもおすすめ!
いわしの臭みが苦手・・という方は、ぜひ作ってみて下さいね。
色々と深い意味のある節分の行事、理由を知ってより一層大切にしていけたら良いですね!