Netflixで配信中の話題作「忍びの家」。主演・賀来賢人が手がけたこのドラマは、スタイリッシュなアクションと家族の物語が融合した異色の忍者ドラマです。
「忍びの家 原作」というキーワードで検索する方は、作品の背景や元ネタが気になっていることでしょう。
この記事では、「忍びの家 原作」はあるのか?という疑問に対する答えをはじめ、企画誕生の裏側や撮影エピソードまで徹底解説します。
この記事を読むとわかること
- 「忍びの家 原作」は賀来賢人による完全オリジナル作品
- 制作の裏側や企画誕生のリアルなエピソード
- 忍者×家族という独自テーマに込めたメッセージ
Contents
【忍びの家】原作は存在しない!賀来賢人による完全オリジナル
Netflixのオリジナルドラマ「忍びの家」は、漫画や小説といった既存の原作に基づく作品ではありません。
原作は存在せず、主演を務める賀来賢人のオリジナル企画として誕生した全く新しいストーリーです。
この斬新な試みは、従来の忍者ドラマにない視点と深みを持ち、多くの視聴者を惹きつけています。
原案は賀来賢人の実体験から生まれた
きっかけは、賀来賢人さんが家族と訪れた忍者テーマパークでした。
楽しそうに遊ぶ子どもたちや、忍者文化に熱中する外国人観光客の姿を見て、賀来さんは「忍者は日本が世界に誇れる文化だ」と改めて実感。
そこから発想が膨らみ、自ら忍者に関する文献を読み込み、企画を構想し始めたそうです。
物語に込められた“家族と忍者”の融合テーマ
「忍びの家」は、忍者という伝統文化に家族という現代的テーマを掛け合わせることで、新たな物語性を生み出しています。
俵家という忍者の血を引く一族が、国家の危機に立ち向かいながら、失われた絆を取り戻していく様子が描かれます。
この人間ドラマとアクションの融合が、多くの共感と感動を呼んでいるのです。
共同クリエイターたちの役割と制作背景
「忍びの家」は賀来賢人さん単独の発案から始まりましたが、その後、心強いクリエイターたちが集結し、プロジェクトが本格化しました。
監督の村尾義昭さん、脚本家で俳優の今井隆文さんとの共同作業によって、物語は着実に形を成していきました。
3人のアイデアと情熱がひとつに集まり、Netflixオリジナル作品として動き出すのです。
村尾義昭・今井隆文とのZoom企画会議の始まり
コロナ禍で活動が制限される中、賀来さんは村尾義昭監督に声をかけ、Zoomで企画会議をスタートしました。
「待つより、自分たちで作る」という意思のもと、リモートながら熱量のこもったやり取りが続きます。
やがて今井隆文さんもチームに加わり、構想段階から具体的な企画へと昇華していきました。
約20ページの企画書から始まったNetflixへの提案
Zoom会議の末に出来上がったのが、約20ページにも及ぶ企画書でした。
この企画書には、忍者文化の再解釈、家族ドラマとしての骨子、そして国際市場を意識した構成が丁寧に盛り込まれていました。
Netflixはこの企画に注目し、最終的に制作が決定したのです。
脚本・演出に込められたリアルな忍者像と葛藤
「忍びの家」は、華やかなアクションだけではなく、現代に生きる“忍び”の内面や苦悩を丁寧に描いています。
ただのフィクションではなく、リアルで説得力のある忍者像を追求することで、作品の深みが増しています。
その描写の根底には、日本人ならではの視点と、賀来賢人さんの強い信念が反映されています。
海外向けではなく“日本人ならでは”の忍者を描く
賀来さんは海外の忍者映画を見て、日本人の視点でのリアルな作品が少ないことに気づいたと言います。
そこで描かれる“忍び”は、派手な動きではなく、己を律し任務を全うする者という本来の姿。
現代の日本に生きる忍者一家という設定は、リアリティと同時に独自性を生み出しました。
「正義とは何か」を問うテーマ設定
本作には「正義とは何か?」という問いが深く根づいています。
俵家と敵対する風魔一族、どちらにもそれぞれの正義があり、単純な善悪では語れない構造となっています。
この道徳的な曖昧さと葛藤が、登場人物たちにリアルな感情と厚みをもたらしているのです。
賀来賢人の多才ぶりが光る!俳優×プロデューサーとしての挑戦
「忍びの家」は、賀来賢人さんが主演でありながら企画・プロデュースにも深く関与した異色の作品です。
俳優という枠を超え、企画から脚本、演出にまで携わる姿勢は、まさに“全方位型クリエイター”と言えるでしょう。
その情熱とこだわりが、作品のあらゆるディテールに表れています。
台本・演出にも関わる全方位型の作品づくり
賀来さんは、自らが生み出したストーリーを“どう映像化するか”までを深く考えていました。
演者としての感覚を活かし、セリフの違和感をその場で修正する柔軟さも持ち合わせていたそうです。
現場で脚本を手直ししながら演出を詰めていくというスタイルは、彼のプロデューサーとしての真骨頂と言えるでしょう。
セリフや演出の柔軟な現場対応
特に注目すべきは、家族の団らんシーンなどで、出演者全員がセリフづくりに参加していたという点です。
賀来さんは、演じる側のリアリティを重視し、共演者の意見を積極的に取り入れて脚本に反映しました。
俳優としての経験を制作に活かし、現場に“生きた台本”をもたらしたことが、作品の自然な空気感につながっています。
壮絶なアクション撮影とキャストの奮闘
「忍びの家」は忍者ドラマとしてのアクションにも力が入っており、リアルな肉体表現と緊張感のある戦闘描写が魅力です。
CGやワイヤーアクションに頼らず、キャスト自身が動くシーンが多いため、撮影は過酷を極めました。
中でも賀来賢人さんをはじめとする俳優陣の徹底した準備とトレーニングには、ただ驚かされるばかりです。
CGなしのリアルアクション!半年以上のトレーニング
今回のアクションは、極力CGに頼らず、俳優自身が演じることを基本としています。
そのため、賀来さんは約半年以上、日々のトレーニングを欠かさず行い、体作りと動きの習得に努めました。
格闘やステルス動作など、忍者としての身体性を表現するために、俳優としての限界に挑む姿勢が随所に見られます。
真冬の夜中ロケに挑んだベテラン俳優たちの覚悟
中でも印象的なのが、冒頭で描かれる風魔一族とのアクションシーンです。
この撮影は真冬の深夜に及ぶ長時間ロケで行われ、寒さと疲労との戦いでした。
木村多江さんや江口洋介さんといったベテラン俳優も、代役なしで体当たりの演技を披露。
その背景には、プロ意識と作品への深い愛情が感じられます。
まとめ;原作がないからこそ生まれた“唯一無二の世界観”
「忍びの家」は原作のないオリジナル作品でありながら、その完成度と深みは既存の人気シリーズにも引けを取りません。
原作が存在しないからこそ、自由な発想と挑戦が可能になりました。
その結果、これまでにない視点で忍者を描いた、まさに“唯一無二”の作品が生まれたのです。
完全オリジナルだからできた新しい忍者ドラマの形
「忍びの家」は、忍者を「かっこいい存在」として描くだけでなく、現代社会との接点を持つリアリティのある存在として再構築しました。
これまでの作品にある“伝統的イメージ”に縛られず、家族、正義、葛藤といったテーマを織り込んだことが、新しい魅力となっています。
まさに、原作がないことが最大の武器となった好例です。
賀来賢人の情熱と挑戦が詰まった作品
賀来さんは俳優としての顔だけでなく、プロデューサーとしてもその才能を発揮しました。
「忍びの家」は、彼が企画から演出まで積極的に関与し、何度も壁を乗り越えながら完成させた集大成とも言える作品です。
日本の象徴・忍者を世界に届けるという志と、その熱量がスクリーン越しにしっかりと伝わってきます。
この記事のまとめ
- 「忍びの家 原作」は存在せず賀来賢人の完全オリジナル企画
- 企画は忍者テーマパークでの体験がきっかけ
- 村尾義昭・今井隆文とのZoom会議から構想が始動
- 家族×忍者をテーマにした深いドラマ性が魅力
- 海外作品との差別化を図った“日本人視点の忍者像”
- 賀来賢人は脚本・演出にも関与し現場調整も主導
- CGに頼らない本格アクションでリアルを追求
- 真冬のロケや長期トレーニングなどキャストも全力
- 原作がないからこそ自由で深い作品が誕生
- 賀来賢人の情熱と挑戦が詰まった意欲作!