梅雨の災害で起こりやすい水害は?家を浸水から防ぐ方法や備えておきたい「非常食」と「防災グッズ」

大雨
梅雨の災害で起こりやすい水害や家を浸水から防ぐ方法と備えておきたい「非常食」と「防災グッズ」をご紹介させて頂きます。

みなさんは、梅雨と聞いてどんな風景を思い浮かべますか?

一般的には「雨が多い時期」だと思います。

でも、地域によっては、本当に大雨が続いて降るところもあります。

そして、梅雨の時期の大雨の発生回数は全国的に見て増加傾向にあるんです。

それを聞いて、何か感じることはありますか?

今日は、過去の梅雨時に起きた水害が、ただの他人事ではなく自分事として捉え、「大雨への備え」を考えてみましょう。

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梅雨の時期に起こりやすい災害は?

集中豪雨

梅雨の時期の災害で、起こりやすいものは「集中豪雨」です。

梅雨前線が停滞したり、台風が近づいたりすることで、狭い範囲に短時間で異常な量の雨が降る現象のことです。

急に、大雨が降ると、家や道路が洪水で水没することも・・・。

そして、特に注意したいのが「線状降水帯」という天気です。

雨を降らせる雲(積乱雲)が一直線に並んで、何時間も同じ場所に雨が降り続けることがあるので、一度に降る雨の量がとんでもないことになります。

長さは50〜300km、幅は20〜50kmもの範囲に及びます。

毎年、この線状降水帯から大雨が発生して、大きな災害につながることが多いんです。

天気予報をこまめにチェックして、いざというときに備えておくことが大切です。

少しでも異常を感じたら、安全な場所へ避難する準備をしましょう。

河川氾濫

川の氾濫には「外水氾濫」と「内水氾濫」という2つのタイプがあります。

この違いを知っておくといざという時に役に立ちますよ。

  • 「外水氾濫」
    川の水があまりにも増えて、堤防を越えたり、最悪の場合、堤防が崩れてしまったりすることです。
    特に川の近くに住んでる地域の人たちは、このリスクが高いから注意が必要なんです。
  • 「内水氾濫」

こちらは都市部でよく起こるタイプです。
街中の排水設備が雨水をうまく処理しきれないことが原因です。
大雨が降ると、通常は雨水は下水道や排水路を通って川へと流れますが、降水量が多すぎるとシステムが追いつかず、道路や家の中に水が溢れ出すことになります。

土砂災害

土砂災害って聞くと、住んでる地域によっては、ちょっとピンとこない方も多いと思いますが。

こちらも、恐ろしい自然災害の一つで、すごい勢いで土や石が流れ出すことで、人の命や家など奪う災害なんです。

特に、「土石流」は、山から大量の土砂が雨水と一緒に一気に流れ出る現象で、すごい破壊力を持っているんです。

そして、「崖崩れ」は、自然の力や人の手によって作られた斜面が突然崩れ落ちること。

土砂災害は、突発的に起こることが多いので、梅雨の季節や台風の時期などは特に注意が必要です。

自分の住んでいる地域がどれくらいリスクがあるかをチェックして、必要なら事前に避難準備をしておきましょう。

梅雨の災害で「家を浸水から防ぐ方法」

河川が氾濫してしまったときに、心配なのが自宅への浸水ですよね。

それを、防ぐための対策をしっかりと行うことが大切です。

「外からの水」や「下水からの逆流」を防ぐ方法をご紹介させて頂きます。

土のうを置いて、ブルーシートを敷く

玄関や家の周りに土のうを積み上げて、臨時の壁を作ることで浸水をブロックできます。

「土のう」は水や泥の流入を防ぐために非常に有効なんです。

河川の近くに住んでいる場合や、予想外の大雨が降ったときに備えて、あらかじめ用意しておくと安心です。

玄関のドアや窓にはブルーシートを敷き詰め、その上に土のうを置くことで、水の侵入をより強力に防ぐことができます。

ブルーシートは水を透過しにくいため、水や泥が直接家の建材に触れるのを防げるので、損害を軽減もできるんです。

水回りの対策

大雨の日の浸水は外からの水だけではなく、家の中からの水の逆流も大きな問題です。

特に大雨で下水道が過負荷になると、家の中の排水溝から汚水が逆流してしまうことがあります。

その対策もしっかりと考えておく必要があります。

特に、キッチンや浴室、洗濯機の排水溝は、汚水の逆流が起こりやすいんです。

専用の逆流防止カバーを使用して、汚水が逆流してくるのを防ぐことができます。

逆流防止カバーは、ホームセンターで購入できて、取り付けも比較的簡単なので、事前に準備に対策をしておきましょう!

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梅雨の災害に備えて「非常食」と「防災グッズ」を用意しておこう!

 

「非常食」を準備をしておこう!

  1. 主食(エネルギー源)
    やはり非常食も基本となるのは「エネルギー源」です。
    レトルトご飯やおかゆ、アルファ米(水で戻せるお米)、乾麺や即席麺、パンの缶詰、お餅、乾パン、クラッカー、シリアルなどが便利です。
  2. 主菜(たんぱく質)
    たんぱく質は体の筋肉を維持するには大切ですよね。
    手軽に食べられる、魚や肉の缶詰、レトルト食品を用意しておきましょう。
  3. 副菜(ビタミン・ミネラル源)
    非常時でも、体のビタミンやミネラルが不足しないように。
    即席のみそ汁やスープを用意しましょう。
  4. 嗜好品
    防災時でもリラックスする時間は、とても大切です。
    キャンディー、チョコレート、せんべい、ビスケット、果物の缶詰、ドライフルーツ、野菜ジュース、緑茶、紅茶、コーヒーなど日持ちする物を用意しておきましょう。

「防災グッズ」も準備をしておこう!

リュックサックには、1〜3日分の生活ができる程度のアイテムを詰めるのが基本です。

ここでは、災害時に避難する際に必要となるアイテムのリストをまとめさせて頂きました。

乾電池など消耗品は、「防災の日」を含む定期的なタイミングで新しいものに交換して、いつも最新の状態を保っておくと安心です。

★生活用品★

  • マスク、ハンカチ
  • 下着、靴下
  • 歯みがきセット
  • 生理用品
  • トイレットペーパー、ティッシュ

★ライト・ラジオ★

  • 懐中電灯
  • 携帯ラジオ
  • 乾電池
  • 充電器

★貴重品★

  • 保険証のコピー
  • 現金(特に小銭)

★その他の用品★

  • ポリ袋(大・小)
  • ナイフ、はさみ
  • レインコート、簡易トイレシート
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もし梅雨の災害に巻き込まれたら?

1.みんなで一緒に避難しよう

災害時に、ひとりで行動するのは大変危険です。

川に流されたり、けがをしたりして、助けが来るまで長い時間かかることも。

緊急時は、友達や家族と一緒に動くことが大切です。

2.身軽に動けるように荷物は最小限に

避難するときは、荷物は本当に必要な最低限にして、サッと動けるようにしましょう。

荷物が多すぎると、動きが遅くなってしまって、結果的に危険な状況になりかねないです。

3.お年寄りや子どもを優先して、落ち着いて行動する

避難するときは、あわてず騒がず、特にお年寄りや子どもがいる場合は、優先してあげましょう。

あわてて行動すると、力の弱い人が動けなくなって、更に現場が慌ただしくなります。

冷静に行動しましょう。

天気予報や災害情報で使われる言葉は、ちょっと難しく感じるかもしれませんが、しっかり理解しておくと安全に役立つと思いますので、覚えておきましょう。

  • 大雨警報(けいほう)
    「大雨が降るかもしれない」という警告です。
    これが出たら、傘をしっかり持って、外出時は足元に注意!
  • 大雨洪水警報
    大雨で「川の水が溢れるかもしれません」という警告です。
    川の近くにいるときは特に注意が必要です。
  • 土砂災害警戒情報
    大雨で「土石流やがけ崩れが起こるかも」と警告される情報です。
    山の近くや斜面のある場所では特に気をつけましょう。
  • 避難勧告(かんこく)
    「もう危ないかもしれないから、安全な場所に避難することを勧める」という情報です。
    これが出たら、すぐに避難の準備を始めましょう。
  • 避難指示
    「とても危険な状態なので、すぐに安全な場所へ避難してください」という、もっと緊急を要する命令です。
    この指示が出たら、迷わずにすぐ避難してください。
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梅雨の災害に備えて普段から家族で話し合っておこう!:「記事のまとめ」

梅雨の災害で起こりやすい水害や家を浸水から防ぐ方法と備えておきたい「非常食」と「防災グッズ」をご紹介させて頂きました。

大雨が降るたびに災害が起きるわけではありませんが、備えあれば憂いなしです。

そのためにも、普段から家族で災害のことについて話し合っておくことが大切だと思います。

特に、梅雨や台風のシーズンは水害が起こりやすいので、テレビ、ラジオ、新聞などで天気の変化をチェックして、天気予報や気象状況には常に注意を払うことが大切。

そして、大事なのが、災害時に市町村や消防署からの警戒警報や避難命令をしっかり聞いて、すぐに行動に移すことです。

この記事を読んで頂いた方が、もし災害に巻き込まれても、慌てないで行動できるように願ってます。