鏡開きのやり方の手順!やってはいけないことは?

お正月

鏡開きは、日本の伝統的な儀式の一つで、新年を迎えるにあたってとても大切な行事です。

お正月に飾った鏡餅を割って食べることで、家族の健康や幸せを祈る意味があります。

今回は、そんな鏡開きのやり方について、初めての方でも分かりやすく説明していきます。

特別な道具を使うので、準備から手順までしっかりと押さえておきましょう。

これを読めば、あなたも自信を持って鏡開きを行うことができるはずです。

では、早速始めていきましょう。

Contents

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鏡開きのやり方の手順

鏡開きのやり方は、特別な道具を使って行う伝統的な儀式です。

以下の手順に従えば、初めての方でも簡単に行うことができます。

必要な道具

鏡開きを行うためには、以下の道具が必要です。

  • 樽酒
  • 木槌
  • 柄杓(ひしゃく)
  • 枡(ます)

これらの道具を揃えることで、鏡開きをスムーズに進めることができます。

 

手順

鏡開きの手順は、以下の3つのステップに分かれます。

  1.  準備
  2.  蓋の準備
  3.  鏡開き

 

では各手順をより詳しく説明します。

準備

準備段階では、まず必要な道具をすべて揃えます。

樽酒を安定した場所に設置し、周囲に十分なスペースを確保します。

これにより、鏡開きをスムーズに進めることができます。

蓋の準備

蓋の準備では、木槌を使って樽の蓋を軽く叩き、割れやすくしておきます。

このステップを丁寧に行うことで、鏡開きの際に蓋がスムーズに割れます。

鏡開き

鏡開きの最終ステップでは、木槌で樽の蓋を割ります。

蓋が割れたら、柄杓を使ってお酒を汲み出し、枡に注ぎます。これで鏡開きの儀式が完了です。

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鏡開きで使うお酒の種類

鏡開きで使うお酒の種類は、主に日本酒です。

特に樽酒が一般的で、これは杉や檜の樽に入れられた日本酒のことを指します。

樽酒は、樽の木の香りが日本酒に移り、独特の風味を楽しむことができるため、鏡開きにはぴったりのお酒です。

なぜ日本酒が使われるかというと、日本酒は古くから神事や祝い事に欠かせない存在だからです。

日本酒は米から作られ、神に捧げる御神酒としても使われてきました。

そのため、鏡開きのような祝いの場には、日本酒が最もふさわしいとされています。

具体的には、本醸造酒や純米酒など、香りが強すぎないタイプの日本酒がよく使われます。

これらの日本酒は、樽の木の香りと調和しやすく、飲みやすいのが特徴です。

また、樽酒は見た目にも華やかで、祝いの席を一層盛り上げてくれます。

さらに、樽酒にはサイズがいくつかあり、参加者の人数や用途に応じて選ぶことができます。

例えば、ミニ樽は家庭でのパーティーや小規模なイベントに最適ですし、一斗樽は大勢が集まる大きなイベントに向いています。

まとめると、鏡開きで使うお酒の種類は日本酒が基本で、特に樽酒が一般的です。

日本酒は神聖で縁起が良いとされ、祝い事にぴったりのお酒です。

樽酒の香りや風味、そして見た目の華やかさが、鏡開きの儀式を一層特別なものにしてくれます。

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鏡開きでやってはいけないことは?

鏡開きでやってはいけないことは、主に3つあります。

まず、包丁などの刃物を使って鏡餅を切ることです。

これは、切腹を連想させるため縁起が悪いとされています。

また、鏡餅を食べずに捨てることもNGです。

年神様の力が宿っているとされる鏡餅を無駄にするのは、神様に対して失礼にあたります。

最後に、松の内が明ける前に鏡餅を食べることも避けるべきです。

まず、包丁などの刃物を使って鏡餅を切るのは避けましょう。

これは、武家社会の風習から来ており、刃物を使うことが切腹を連想させるためです。

そのため、木槌や手で割ることが推奨されています。

次に、鏡餅を食べずに捨てるのはNGです。

鏡餅には年神様の力が宿っているとされ、その力をいただくために食べることが大切です。

捨てることは神様に対して非常に失礼な行為とされています。

さらに、松の内が明ける前に鏡餅を食べるのも避けるべきです。

松の内とは、年神様が家に滞在している期間を指し、この期間中に鏡餅を食べるのは年神様に対して無礼とされています。

まとめると、鏡開きでやってはいけないことは、刃物を使って切ること、鏡餅を食べずに捨てること、そして松の内が明ける前に食べることです。

これらのポイントを守ることで、鏡開きを正しく行い、年神様の力をしっかりといただくことができます。

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鏡開きはいつ行うのが良いの?

関東では、鏡開きは1月11日に行われるのが一般的です。

これは、江戸時代に三代将軍・徳川家光の月命日が1月20日だったため、その日を避けるために11日に変更されたと言われています。

まず、鏡開きを1月11日に行う理由について説明します。

もともと鏡開きは1月20日に行われていましたが、徳川家光が亡くなったのが旧暦の4月20日であったため、毎月20日が忌日とされました。

そのため、江戸時代には1月20日を避けて、1月11日に変更されたのです。

地域によっては、鏡開きを行う日が異なることもあります。

例えば、関西地方では松の内が1月15日までとされているため、鏡開きも1月15日や20日に行うことが一般的です。

また、京都など一部の地域では1月4日に行うこともあります。

まとめると、鏡開きは1月11日に行うのが一般的ですが、地域によって異なる場合もあります。

松の内が明けた後に行うことで、年神様の力をいただき、1年の健康と幸せを願うことができます。

ぜひ、地域の習慣に合わせて鏡開きを楽しんでくださいね。

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鏡開きのやり方の手順のまとめ

鏡開きのやり方は、特別な道具を使って行う伝統的な儀式です。

まず、樽酒や木槌、柄杓、枡などの道具を揃えます。次に、樽酒を安定した場所に設置し、木槌で蓋を軽く叩いて割れやすくします。最後に、木槌で蓋を割り、柄杓でお酒を汲み出して枡に注ぎます。

これで鏡開きの儀式が完了です。

初めての方でも簡単に行えるので、ぜひ挑戦してみてくださいね。