皆さんは、七夕の鳥「かささぎ」をご存知でしょうか?
七夕のお話の中に出てくる「かささぎ」について、もっと詳しく知りたいですよね♪
今回は、七夕の鳥「かささぎ」の伝説について、色々とご紹介させて頂きたいと思います!
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七夕の鳥「かささぎ」って?
引用:https://living-creature.com/magpie-trivia/
1年に1度、7月7日七夕の日だけに会う事が許されている織姫と彦星。
この2人が会うのは天の川ということなんですが、ここで今回ご紹介する「かささぎ」が登場するんです♪
どのようなお話が伝えられているのか、とっても気になりますよね!
それでは、早速「かささぎ」の伝説について見ていきたいと思います☆
かささぎが2人の手助けを・・?
七夕の日に会う事になっている織姫と彦星、この2人が会うのは天の川とされていますよね!
この天の川なんですが、7月7日に雨が降ってしまうと川の水かさが増してしまい、織姫が天の川を渡ることができなくなってしまうのです。
それを見ている月の舟人は織姫を助けてはくれず、会う事ができない2人は涙を流していました。
そんな悲しみに暮れている2人を見ていた「かささぎ」の群れがどこからともなく飛んできて、それぞれの翼を広げて天の川に橋をかけてくれたのです!
こうして「かささぎ」たちの翼で作られた橋を渡って、無事彦星に会う事ができた・・という事なんだそうですよ☆
なんだかとっても素敵なお話ですよね♪
「かささぎ」は白と黒で鳴き声はあまり高くないですが、とても素敵な鳥です☆
七夕のお話も少しご紹介します♪
引用:https://hakata-hisamatsu.net/blog/knowledge/tanabata-3149.html
織姫と彦星が会うために手助けをしたと伝えられている「かささぎ」ですが、元々「七夕」というのはどのようなものだったのでしょうか?
ここからは、知っているようで深くは知らなかった「七夕」のお話についてご紹介していきますね!
七夕のお話は中国から・・
離れ離れになった織姫と彦星が、7月7日七夕の日だけ会う事が許されているというこのお話、実はこれ、奈良時代に中国から伝わって来たものだったんです☆
奈良時代に「乞巧奠(きこうでん)」と呼ばれる星祭りが伝わってきました。
この「巧」というのは、裁縫の上達の意味があると言われています。
このお祭りは、養蚕や針仕事を司る星とされている「織女星」に、針や絹糸を備えたりするそうです☆
それだけ、この頃の女性たちは裁縫の上達を願っていたのですね。
この「乞巧奠」が、日本古来のものである、神様に捧げる衣を折る「棚機女(たなばため)というものに対する信仰心と合わさって、現在の七夕へと変化していったのですね。
そして、繰り返されていくうちに、だんだんと宮中の儀式として定着していったのです☆
今でもある「七夕」というものに、こんな意味があったということは、あまり深く知らない方が多いかもしれませんね!
笹飾りにも意味はある♪
笹というのは、日本では神聖なものとして大切に扱われていました。
とても強い生命力があり、葉には強力な殺菌力があるということから魔除けの力があると考えられていたんですね。
そのため、様々な儀式で笹が使われるようになっていったのです☆
七夕の神様と言われている織姫と彦星に捧げものをする時、よく目立つように・・という事で神聖な笹が使われるようになったのが笹飾りの始まりだそうですよ♪
そこから少しずつ変化していって、今のようなたくさん飾りのついた笹飾りになっていきました。
いかがでしたでしょうか?
引用:http://chugokugo-script.net/chugoku-bunka/kasasagi.html
今回は、七夕の鳥である「かささぎ」のお話をご紹介させて頂きました♪
1年に1度しか会う事が許されていない織姫と彦星が、雨の日に会う手助けをしていたと言い伝えられている「かささぎ」☆
これから先、7月7日七夕の日に雨が降ったら、「またかささぎが翼を広げて橋を作っているのかな」と想像してしまいそうですね♪
全国各地でお祭りも行われていることが多い七夕ですが、雨が降ってしまうとせっかくのお祭りもいけなくなってしまいます。
でも・・そんな時こそ、雨で残念がる子供たちにこの「かささぎ」の話をして、雨でも楽しく過ごせるようにしてあげたいですね!
七夕の鳥「かささぎ」、とっても素敵なお話でした♪