時の記念日の由来とは何か?

時の記念日

日本には365日、何らかの記念日があります。

例えば、5月9日は『告白の日』、11月28日は『いいニーハイの日』と言ったようにゴロ合わせのようなユニークな記念日を始め、知っておくとタメになる雑学的要素を含んだ記念日など、企業や団体が制定したものも含めると、数え切れないくらいの記念日までたくさんあります。

その中でも、近年注目を集めているのが『時の記念日』です。

今回は、『時の記念日』とはいつなのか、どういった由来なのかを徹底的に調べてみました。



時の記念日はいつ?

『時の記念日』は、毎年6月10日に制定されています。

2019年度の場合は、6月10日の月曜日ということになります。

その年によって日付が変動する記念日ではないため、今後も同じ6月10日で記念日を迎えることになるでしょう。



時の記念日の由来は?

引用:http://mishimayusuikai.web.fc2.com/tokusyoku/roukoku.html

日本最古の時計が登場するのは、日本書紀によると671年(天智10年)4月25日。

大化の改新にも深く関わっていた当時の天皇・天智天皇が、初めて漏刻(※上図の水時計のこと)を作り、時を知らせたという記述が残っています。

時の記念日が制定されたのは今から約100年前の1920年。

日本初の時計が登場した4月25日を太陽暦(グレゴリオ暦)に直すと6月10日になることから、東京天文台と生活改善同盟会が、「時間をきちんと守り、欧米並みに生活の改善・合理化を図ろう」といスローガンを掲げて制定したのが由来とされています。

昨今は企業や団体が制定した新しい記念日も多いですが、『時の記念日』はかなり由緒ある歴史があるのですね。

このおかげ(?)なのか、今や日本は世界で1番時間に厳しい国になりました。

ちなみに、天智天皇の漏刻から10年ほど前の660年(斉明6年)にも、大化の改新で有名な中大兄皇子が漏刻が作られていたという記述があるそうです。

結局のところどちらが始めなのかは定かではありませんが、日本時計協会によると、660年に製作し、671年に日本で最初に時を知らせた時計と考えられているとのことです。

『時の記念日』である6月10日は祝日ではありませんが、歴史ある由来を持つ由緒正しい記念日なので、祝日にしてはどうかという意見もかなりあるのだそうですよ。

6月は祝日がないため、ぜひ制定してほしいという人も多いのではないでしょうか。



時の記念日のイベントは?

時の記念日には、日本標準時の街に制定されている兵庫県明石市を中心に、さまざまな時計及び天文関連のイベントが開催されています。

ここでは、親子で楽しめる時の記念日のイベントを紹介します。

子供と楽しめる企画もあるので、興味があればぜひ参加してみてはいかがでしょうか。

時のウィーク(明石市内各所)

時のウィーク

引用:https://www.nihon-kankou.or.jp/hyogo/282031/detail/28203ba2210130361

毎年時の記念日を含む前後の1週間には、兵庫県明石市の明石公園をはじめとした市内の各所で『時のウィーク』というお祭りが開催されます。

メインデーは9日と10日の2日間。

鉄砲隊の演舞や武者行列、歌やダンスなどのパフォーマンス、迷路、各ブース出店、フリーマーケットなどがさまざまな催しが行われ、毎年多くの人が盛り上がるほど盛況です。

明石・時感動推進会議

漏刻祭(近江神宮)

「漏刻祭」の画像検索結果

引用:http://oumijingu.org/publics/index/119/

兵庫県明石市の近江神宮は、日本最古の時計を作らせた天智天皇が祀られています。

毎年6月10日には、その天智天皇に感謝を捧げるため、漏刻祭というお祭りが開催されています。

各時計メーカーの新商品が祭壇に供えられるという、他にはない大変ユニークな催しが見られますよ。

当日は、敷地内の時計館宝物館が無料公開されます。

近江神宮

参拝時間:6時~18時(時計館宝物館は9時30分~16時30分)

拝観料:無料

『時の記念日』 無料開放&開館延長(明石市立天文科学館)

兵庫県明石市の明石市立天文科学館では、時の記念日に合わせて観覧料が無料、営業時間が18時(※最終入館は17時30分)延長になるイベントを開催しています。

開催日は混み合うことが予想されるため、できる限り公共交通機関を利用するようにしましょう。

昨年はプラネタリウムで時の記念日にちなんだテーマが投影され、好評を博しました。

明石市立天文博物館

営業時間:9時30分~17時(最終入館は16時30分まで)

入館料:大人700円、高校生以下無料

休館日:月曜日、第2火曜日、年末年始

正午を知らせる花火 (富山市)

富山市では、毎年6月10日の時の記念日にだけ、正午が来たことを知らせるための、通称『ドン(ドン花火)』という年中行事が神通川の河川敷で行われています。

昔は全国各地でも似たような行事が行われていたようなのですが、戦後を境にほとんどが行われなくなっていきました。

実は富山市でも戦時中は一時途絶えたとのことですが、市民の要望もあって1956年に復活したそうです。

今では、こうしたイベントは富山でしか開催されていないとのこと。

ドンという名称からも想像ができるように、たった一発の打ち上げにもかかわらず、かなり広範囲にわたって音が響き渡ります。

初夏の富山の風物詩として人気を集めており、さまざまなメディアで取り上げられています。

おすすめの施設

ここでは、時計や時間の歴史を学ぶのにピッタリの施設をご紹介します。

時の記念日に備えて、親子で予習してみてはいかがでしょうか。

セイコーミュージアム

引用:https://museum.seiko.co.jp/

国産時計メーカーのセイコーが運営する企業博物館です。

館内を見るためには、事前にホームページまたは電話での予約が必要なので注意しましょう。

館内には、日本の時計の歴史の変遷がわかる貴重な時計の数々、セイコーがこれまでに開発してきた製品、世界各国の時計に関する資料が展示されています。

セイコーミュージアム

営業時間:10時~16時(入館受付は15時まで)

入館料:無料(※予約制)

休館日:月曜日・祝日・年末年始

国立科学博物館(上野本館)

日本館の1階に、日本の時計の歴史がわかる常設展示が行われています。

からくり時計や掛け時計、懐中時計、腕時計など、歴史的に基調な和時計が展示されています。

週末は夜も開館しているので、ゆっくりと観賞できるのも魅力です。

国立科学博物館

営業時間:【通常】9時~17時(最終入館は16時30分) 【金・土曜日】9時~20時(最終入館は19時30分) ※その他夏休み期間及びゴールデンウィーク期間中は延長

入館料:一般・大学生620円、高校生以下無料

休館日:毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は火曜日)、年末年始(12月28日~1月1日)

松本市時計博物館

全国でも有数の古時計コレクションが収蔵されている博物館です。

博物館としては珍しく、時計を動かした状態で展示する動態展示を行っているので、どのように振り子や鐘が動いているのか自分の目で確かめることができます。

松本市時計博物館

営業時間:9時~17時(最終入館は16時30分まで)

入館料:大人(高校生以下)300円、子供(中学生以下)150円

休館日:月曜日(休日の場合はその翌日)、12月29日~1月3日

登内時計記念博物館

18~19世紀の近代ヨーロッパの機械時計300点が収蔵・展示されている、時計専門の博物館です。

時計の組み立てや分解が体験できるコーナーもあるので、お子様の知育にもピッタリです。

登内時計記念博物館

営業時間:10時~17時(最終入館は16時30分まで)

入館料:大人500円、高校生250円、小中学生100円

休館日:火曜日、水曜日(祝祭日の場合翌日、翌日祝祭日の場合翌々日)

「時の記念日の由来とは何か?」のまとめ

近年では、幼稚園や小学校でも、時の記念日に時間の大切さを教えるためのさまざまな教育が行われているところが増えているそうです。

勉強の時間、食事の時間、お昼寝の時間…。

1日を効率的に過ごすには、『時間』の存在が欠かせませんよね。

ご家庭でも、この機会にお子さんと一緒にじっくりと時間の大切さについて話し合ってみてはいかがでしょうか。