【バリでの出来事】でのジェミンは、スジョンへの強い愛と嫉妬、独占欲によって次第に追い詰められていく人物です。
特に最終回では、ジェミンがスジョンとイヌクに取った行動と、その直後に明かされるスジョンの本当の気持ちが衝撃的な結末につながります。
なぜジェミンはあのような行動を選んだのか、スジョンを本当に愛していたのか気になる方も多いでしょう。
この記事では、ジェミンの人物像やスジョンへの気持ち、最終回で暴走してしまった理由、最後に知ることになった愛の真実まで詳しく解説します。
この記事を読むとわかること
- ジェミンをはじめ、主要キャストと登場人物
- スジョン、ジェミン、イヌク、ヨンジュの複雑な関係
- 衝撃的な展開まで楽しめる【バリでの出来事】の魅力
Contents
ジェミンが最終回で暴走した理由
『バリでの出来事』の最終回で最も衝撃的なのが、ジェミンがスジョンとイヌクのいるバリへ向かい、取り返しのつかない行動に出てしまう場面です。
それまでにもスジョンへの激しい嫉妬や執着を見せていたジェミンですが、最終回では愛する気持ちと彼女を失う恐怖が制御できないところまで膨れ上がります。
単純な嫉妬だけでは説明できないジェミンの行動を、それまでのスジョンやイヌクとの関係から振り返ってみましょう。
ジェミンはスジョンとイヌクを追ってバリへ
最終回でスジョンは、ジェミンのもとを離れてイヌクと一緒にバリへ向かいます。
一方のイヌクは会社を辞め、ジェミンの兄による資金流用に関係するペーパーカンパニーの口座から大金を手にし、バリでスジョンと過ごしていました。
つまりジェミンにとっては、仕事でも私生活でも強烈に意識してきたイヌクが、最後には愛するスジョンまで自分の手の届かない場所へ連れて行ったように見えたわけです。
さらにジェミンは、秘書からスジョンとイヌクの行動について説明を受けます。
そこで彼は二人を追ってバリへ向かい、ついには二人が一緒にいる場所までたどり着きます。
物語の序盤でも、ヨンジュを追ってバリへ来たジェミンの前にイヌクがいましたが、最終回ではスジョンを追った先にもイヌクがいるという構図になっているのが印象的です。
私は、この「追いかけた先にはいつもイヌクがいる」という構図が、ジェミンを追い詰めた大きな要因だったように感じます。
ジェミンは裕福な家庭に生まれながら、父親や兄との関係では自分の力を認めてもらえず、恋愛においても思いどおりにならない状況を何度も経験してきました。
だからこそ、スジョンまでイヌクに奪われたと感じた瞬間、それまで積み重なっていた劣等感や嫉妬、怒りが一気に噴き出したのでしょう。
嫉妬と執着から銃を向けた
バリまで追ってきたジェミンが目にしたのは、ベッドの上で体を寄せ合うスジョンとイヌクの姿でした。
ジェミンはそこで二人に銃を向け、発砲してしまいます。
ジェミンが暴走した直接的なきっかけは、愛するスジョンがイヌクと一緒にいる現実を目の当たりにし、嫉妬と執着を抑えられなくなったことだと考えられます。
ただし、この場面を単に「恋人を奪われた男の嫉妬」と考えるだけでは、ジェミンという人物の複雑さを十分に説明できません。
彼は物語を通してスジョンを強く求めながらも、家柄や親の圧力から完全には自由になれず、スジョンを守り抜くことも、自分の気持ちだけを優先することもできませんでした。
それでもスジョンが自分から離れることには耐えられず、「愛しているから幸せになってほしい」という愛ではなく、「愛しているから自分のそばにいてほしい」という執着へと傾いていったように見えます。
そして皮肉なのは、ジェミンが取り返しのつかない行動をした後になって、初めてスジョンの本当の気持ちを知ることです。
スジョンが最期に伝えた言葉によって、自分が愛されていたことを知ったジェミンは、海辺で自らにも銃を向けます。
欲しかった答えをようやく手に入れたときには、すでにすべてを失っているという結末だからこそ、ジェミンの暴走は『バリでの出来事』という愛憎劇の悲劇性を象徴する場面になっているのではないでしょうか。
ジェミンとスジョンの本当の気持ち
『バリでの出来事』では、ジェミンとスジョンが互いに惹かれ合いながらも、最後まで素直に気持ちを伝えられない関係が描かれています。
特にスジョンはお金や生活の安定を求める言動が目立つため、「ジェミンを本当に愛していたの?」と疑問を感じた人も多いのではないでしょうか。
しかし最終回まで振り返ると、二人は互いを本気で愛していたにもかかわらず、その気持ちを確かめ合うタイミングを失い続けたことが悲劇につながったと考えられます。
ジェミンはスジョンを本気で愛していた?
ジェミンはスジョンを本気で愛していたのかという疑問については、ジェミンにとってスジョンは単なる遊び相手ではなく、本気で愛した女性だったと考えてよいでしょう。
そもそもジェミンにはヨンジュという婚約者がいましたが、二人の関係は家柄や両家の都合による部分が大きく、互いに相手だけを愛している関係ではありませんでした。
そんなジェミンが次第に強く惹かれていった相手こそ、バリでガイドとして出会ったスジョンだったのです。
ジェミンはスジョンに仕事を用意したり、携帯電話や住む場所を与えたりするなど、自分なりの方法で彼女をそばに置こうとします。
もちろん、その行動には財力を使って相手を思いどおりにしようとする危うさもあり、純粋な愛情だけだったとは言い切れません。
それでも家族にスジョンとの関係を反対され、ヨンジュとの結婚を迫られても彼女への気持ちを捨てきれなかったことから、ジェミンの中でスジョンの存在がどんどん大きくなっていたことが分かります。
一方で、ジェミンの愛し方には「好きだから相手の意思を尊重する」という成熟した部分が足りませんでした。
スジョンがイヌクに近づけば嫉妬し、自分から離れようとすれば追いかけるという行動には、愛情と同時に強烈な独占欲が表れています。
私はここがジェミンという人物の切ないところで、本気で愛しているのに、その愛を相手を幸せにする形で表現できなかったことが、最終的に三人を悲劇へ向かわせてしまったように感じます。
最後に「愛してる」と伝えた相手はジェミン
スジョンの本当の気持ちを考えるうえで、決定的なのが最終回の最後の言葉です。
ジェミンに撃たれたスジョンは、死を目前にしてジェミンに自分の気持ちを伝えます。
スジョンが最後に愛していると伝えた相手はジェミンであり、この告白によって、それまで曖昧だった彼女の本心が明らかになります。
スジョンは物語の序盤から、貧しい境遇を抜け出したいという強い思いを抱いており、裕福な男性との結婚を望むことも口にしていました。
そのためジェミンへの接近にもお金や身分への打算が含まれているように見え、ジェミン自身も彼女の本心を完全には信じ切れなかったのでしょう。
さらにイヌクとの間にも特別な感情があったため、視聴者にとっても「スジョンが本当に愛しているのはジェミンとイヌクのどちらなのか」が最後まで大きな焦点になっています。
だからこそ、スジョンが人生の最後にジェミンへの愛を伝える展開には大きな意味があります。
お金も将来の生活も関係なくなった死の間際に出た言葉だからこそ、それはスジョンが隠し続けてきた本心だったと受け取れるのではないでしょうか。
そして何より残酷なのは、ジェミンが「スジョンも自分を愛していた」と知ったのが、彼女を自らの手で撃ってしまった後だったということです。
もし二人がもっと早く互いの気持ちを正直に伝えられていたら、結末は違っていたのかもしれません。
しかしジェミンには家族や婚約の問題があり、スジョンには貧困から抜け出したいという切実な事情があり、その間にはイヌクやヨンジュも存在していました。
愛し合っていたのに「愛している」の一言が届いたときにはすべてが手遅れだったというすれ違いこそ、『バリでの出来事』の結末が今見ても強烈な印象を残す理由の一つだと思います。
この記事のまとめ
- 【バリでの出来事】は豪華キャスト4人が織りなす濃密な愛憎劇!
- ジェミンを含む4人それぞれの欲望や弱さが物語を深める
- 衝撃的な結末まで目が離せない、記憶に残る韓国ドラマ