【馬医】18話のあらすじ|診断の行方と王の病に迫る試練と陰謀

ドラマ

韓国時代劇ドラマ「馬医」18話では、医官採用試験に挑むクァンヒョンが、まさかの王を診察することになり、事態は予想外の方向へ展開します。

この記事では、「馬医 18話 あらすじ」に沿って、クァンヒョンが直面する王の病の診断、陰謀による試練、そしてスッキ王女の意外な行動までを詳細に解説します。

登場人物たちの心理戦と緊迫感に満ちたエピソードを振り返りながら、「馬医」第18話の見どころを徹底紹介していきます。

この記事を読むとわかること

  • クァンヒョンが王の診察を担当する試練の詳細
  • 医官試験を巡る陰謀とその影響
  • スッキ王女の恋模様と物語への関与

Contents

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王の病を診断するプレッシャーとクァンヒョンの決断

医官採用試験の第2段階となる臨床試験で、試験官が告げた患者の名に一同が騒然となった。

その患者とは、まさかの王・顕宗である。

この突然の展開に、クァンヒョンをはじめとする医学生たちは衝撃を隠せなかった。

王を診察することになった医官試験の実態

王を診察するという前代未聞の試験に、クァンヒョンとテジュはペアを組まされる。

実はこのペアは、クァンヒョンを貶めようとするイ・ミョンファン一派の策略によって組まれたものだった。

冷静沈着なテジュに対して、元・馬医であるクァンヒョンの未熟さを際立たせ、評価を下げようとしたのである。

顕宗に直接対面するという状況にクァンヒョンは戸惑いを見せるが、王は彼の名前を聞くと興味を示す。

「そなたが馬医出身の医生か?」と問いかけ、鍼術の腕前に期待を寄せる王に、空気は一転する。

それでもクァンヒョンは気後れしつつも、王に対する敬意と責任感から診察に挑んでいく。

胆石の可能性に気づくも診断できない苦悩

王の症状を観察していたクァンヒョンは、馬を診察していた際に見た胆石の症状に酷似していることに気づく。

しかし、人間の医学書にはそのような例がなく、確証が持てない。

人を獣と同じように診断してよいのかという恐れが、彼の診断の決断を鈍らせるのだった。

この時、彼の過去をよく知るチニョンは、「王様も私たちと同じ人間。気楽にすればいい」と声をかける。

この言葉に背中を押され、クァンヒョンは徐々に自信を取り戻していく。

馬医としての経験を捨てるのではなく、融合させるという選択肢を考え始めるのである。

過去と現在をつなぐ「馬医」としての矜持

試験は3日間かけて診察を行い、その後に処方を提出し評価を受ける仕組みとなっていた。

その評価基準は、事前に王を診た内医院の首医・ミョンファンが書いた診断結果とどれだけ一致しているかだった。

しかしクァンヒョンは、診断結果の紙を白紙のまま提出する。

これは診断を放棄したわけではなく、確信が持てないまま軽々しく結論を出すことを避けた結果であった。

この誠実な姿勢は評価の対象となるか、それとも失格となるのか。

彼の運命を左右する重大な分岐点が、静かに近づいていた。

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王のカルテ流出疑惑と仕組まれた陰謀

診察を終えた後、提出する処方と診断内容によって医官としての評価が下される段階に入った。

しかしその直前、思いがけない出来事がクァンヒョンを襲う。

彼の荷物の中から王のカルテが見つかったと告発され、不正行為を疑われるのだ。

カンニング疑惑で窮地に立たされるクァンヒョン

クァンヒョンが診断内容を盗み見たのではないかという指摘は、内務院職員の告発によって一気に広まる。

これもまた、イ・ミョンファンやクォン教授らによる計画的な策略であった。

クァンヒョンの台頭を阻止するための罠に、彼はまんまとはめられた形である。

試験官たちは戸惑いながらも、事実確認を求めてクァンヒョンに問い詰める。

この危機的状況の中、彼は自身の潔白を証明する手段として白紙の診断書を提出する決断を下す。

その瞬間、会場は静まり返り、クァンヒョンの行動に注目が集まった。

白紙の診断書が示すクァンヒョンの誠実さ

彼が提出した診断書が白紙だったことで、意図的に記入を避けていたことが明らかになる。

そこには、診断を曖昧に行うことの危険性を知る彼なりの医師としての良心があった。

「確信が持てない以上、無責任な診断はできない」という言葉に、多くの者が心を動かされる。

一方、陰謀を仕掛けた側は、予想外の展開に動揺を見せる。

特にミョンファンは、王に対して動物と同じような病気を疑ったクァンヒョンの発言に対し、「王に無礼な診断をした」と怒りを爆発させる。

だが、クァンヒョンの誠実な態度と診断への誇りは、単なる策略を超える力を持ち始めていた。

陰謀の中で試される本当の実力と信頼

カルテ流出事件は、クァンヒョンの評判に大きな影を落とす可能性があった。

しかし、彼の潔白と姿勢を見た王や周囲の人物たちは、徐々にその本質を理解し始める。

クァンヒョンの誠実さと医師としての覚悟は、かえって彼の評価を高める契機となるかもしれない。

陰謀を乗り越えるためには、ただの知識や技術だけでなく、信念と信頼が不可欠であることを、この場面は深く物語っている。

果たしてクァンヒョンは、この疑惑から完全に立ち直ることができるのだろうか。

物語は、さらに緊張感を増していく。

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動物の知識を生かす「馬医」としてのプライド

クァンヒョンは不正の疑いを晴らすため、ついに診断結果を口頭で伝える決意をする。

人間の医学書には記載のない症状を前に、彼が導き出した病名は「胆石」。

これは動物を診察していた経験から導き出されたものであった。

胆石診断に至った背景と王の反応

クァンヒョンは、王の問診と観察を重ねる中で腹痛の症状や動作から病因を探っていた。

そしてある瞬間、過去に牛を診た際に見た胆嚢の異常を思い出す。

人と同様に胆嚢を持つ動物の疾患に似ていると感じた彼は、王の病の正体が胆石である可能性に気づく。

だが、その診断を口にすることは大きなリスクを伴った。

なぜなら「王を獣と同じに扱う」という誤解を招きかねなかったからだ。

それでもクァンヒョンは、自分の目と経験を信じ、あえてその診断を告げたのである。

人と獣の知識をつなぐクァンヒョンの信念

診断を聞いた王とその周囲は一瞬沈黙するが、続けて語られたクァンヒョンの説明に耳を傾ける。

「確かに人間には例が少ないが、動物と同じく胆石が原因となる腹痛はあり得る」

そう訴える彼の姿には、馬医としての過去を恥じるのではなく誇りに変える強さがにじんでいた。

この言葉には、コ・ジュマン首医も心を動かされる。

「自分の過去を否定せず、それを活かせるのが本物の医師だ」とアドバイスした首医の期待に、クァンヒョンは応えたのだ。

王の顔には、驚きと同時にわずかな理解の表情が浮かぶ。

過去を恥じぬ覚悟が未来を切り開く

一連のやりとりを通して、クァンヒョンの姿勢は評価に値するものとして少しずつ理解されていく。

動物の病から学び、人に応用する勇気は、誰にでもできることではない。

そしてそれは、単なる応用ではなく、命に向き合う医師としての信念に裏付けされたものだった。

結果として、この診断が正しいかどうかは別として、彼の発言は周囲の意識を大きく揺さぶる。

「人を助けるために、どこまで自分を信じて踏み出せるのか」

その問いに、クァンヒョンはひとつの答えを示した瞬間だった。

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王女スッキの怒りと好意の裏表

王室の診断試験の対象に王族が含まれることを聞いたスッキ王女は、自分の担当がクァンヒョンになることを密かに期待していた。

鏡を見ながら入念に身支度を整える彼女の姿には、恋する乙女の一面が垣間見える。

しかしその期待は、無情にも裏切られることになる。

期待を裏切られたスッキ王女の反応

クァンヒョンではなく、やって来たのは親友のデマンとテソプだった。

スッキ王女はその姿を見て、思わず「豚とイタチが来た」と声を荒げる。

その言葉に驚く周囲をよそに、彼女の怒りと落胆は隠せなかった。

しかし、デマンが「自分はクァンヒョンの親友だ」と名乗った瞬間、王女の態度は一変する。

「ペク医生の友なら、私の友達」と言って一気に機嫌が良くなり、優しい態度を見せるようになる。

この感情の落差の激しさは、彼女のクァンヒョンへの特別な想いをよく表している。

クァンヒョンへの恋心と微笑ましい行動

スッキ王女は、デマンたちからクァンヒョンにまつわる話を聞き出す中で、彼に対する気持ちをさらに募らせていく。

特に、クァンヒョンがこれまで医官試験で受けてきた理不尽な仕打ちを知ると、彼のために何かしてやりたいという気持ちが芽生える。

その結果、診察時には、テソプたちに対して意図的に虚偽の情報を与え、彼らの診断を混乱させようとする。

この行動は、決して褒められたものではないが、それでもクァンヒョンへの強い思いからくるものだと考えると微笑ましさすら感じさせる。

ドラマ全体の緊張感の中に、彼女の存在がちょうどよい緩和剤となっているのだ。

また、強引さと純粋さが同居するスッキの言動は、視聴者にも大きな印象を残す場面となっている。

スッキ王女が持つ独特の存在感

スッキ王女は、本作の中でも特に人間味あふれるキャラクターとして描かれている。

高貴な身分にありながら、感情表現が率直で、素直な想いを隠さないその姿勢は、逆に親しみを感じさせる。

クァンヒョンに惹かれる彼女のエピソードは、シリアスな展開が続く中でユーモアと温かさを添える貴重な存在である。

この回でも、スッキの存在は単なる恋の要素にとどまらず、物語の幅を広げる重要な役割を果たしていた。

視聴者は彼女の言動から、時に笑い、時に胸を打たれる。

それが、このドラマ「馬医」の持つ人間ドラマとしての奥行きを支えているのだ。

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テジュとの対比で浮かぶクァンヒョンの強さ

王の診察という重大任務において、クァンヒョンとテジュは全く異なるスタンスで臨んでいた。

その違いは、やがて医師としての本質の差として浮き彫りになる。

一見、落ち着いているように見えるテジュだったが、彼にもまた複雑な思惑があった。

冷静に振る舞うテジュと揺れるクァンヒョン

テジュはエリートとしての自負が強く、診察も形式的にこなしていく。

彼は診断結果をミョンファンの診断と一致させることを重視し、ほぼ同じ内容の診断を提出した。

しかし、それは自分の目で病状を見極めた結果ではなく、保身のための選択でしかなかった。

一方クァンヒョンは、自信を持てず揺れながらも、王の健康と向き合おうとする誠実な姿勢を見せる。

たとえ答えが導けなくとも、自分の目と経験を信じるという覚悟がにじみ出ていた。

この内面の葛藤と真摯な姿勢が、視聴者の共感を呼ぶ大きな要因となっている。

評価を超えた人間的魅力とは何か?

試験の成否だけを見れば、テジュの方が形式的には「正解」に近かったかもしれない。

しかし、それが本当の意味での正解なのかという疑問が残る。

医師という職業において大切なのは、知識だけでなく「人と向き合う姿勢」であることを、クァンヒョンの行動が教えてくれる。

彼の白紙の診断書や胆石の見立てには、結果以上に「迷いながらも最善を尽くした痕跡」がある。

それは決して弱さではなく、むしろ強さの証である。

評価の場においては見落とされがちなこの「人間的強さ」こそが、クァンヒョンの真価だった。

嫉妬と尊敬が交錯するテジュの胸中

一方、王からの信頼をクァンヒョンが得ていると知ったテジュは、複雑な感情を抱き始める。

彼の中にある嫉妬と劣等感、そして認めざるを得ない尊敬の念が交錯する。

その心の揺れ動きが、彼のこれからの行動にどのように影響していくのかも見どころのひとつとなる。

冷静で優秀に見える人物の裏にもまた、葛藤と苦悩が存在するという点で、テジュというキャラクターにも深みが加えられていた。

そして、それが結果的にクァンヒョンという主人公の魅力をより引き立たせる形になっていたのである。

試験後に待ち受ける処分の行方

王の診察を経て、試験が終了した直後、クァンヒョンにはさらに大きな試練が待っていた。

彼の診断を不敬とみなす声が高まり、処分を求める動きが加速していく。

それは単なる学問上の失敗ではなく、王の尊厳を傷つけたかどうかという政治的な論争にまで発展していくのだった。

ミョンファンらの策略と三医司会議

クァンヒョンを潰すことに執念を燃やすミョンファンは、事態を大げさに取り上げ、正式な処分を求めて動く。

彼が招集をかけたのは、内医院・恵民署・典医監からなる三医司の合同会議だった。

三医司は朝鮮王朝における医療行政の中枢機関であり、ここでの判断がクァンヒョンの将来を決定づけることになる。

この会議では、王の前で「獣の病」と語ったことが医師としての品位に欠けると非難される。

だが、擁護する声も出始める。

「それは人を獣と見なしたのではなく、知識と経験から導かれた仮説であった」という声が徐々に広がっていく。

クァンヒョンの未来に暗雲が立ち込める

三医司会議では意見が割れる中、最終的な判断は首医コ・ジュマンに委ねられる。

彼はクァンヒョンのことを誰よりも見守ってきた人物であり、医師の本質は誠実さにあるという信念を持っていた。

しかし、彼自身もまた王室と対立するような判断を下せば自らの地位を危うくすることになり、苦悩する。

一方、クァンヒョンは処分の結果を待つ中でも「自分にできることをする」と語り、王の症状を独自に調べ続ける

その姿勢は、多くの同僚や上官の心に変化をもたらしていく。

そして、「病に向き合う者として、どんな立場であれ信念を貫くべきだ」というクァンヒョンの姿勢は、やがて周囲を動かし始める。

運命の分かれ道に立つ青年の覚悟

この回のラストでは、クァンヒョンの処分についての正式な発表は下されないまま、物語は次回へと続く。

視聴者は彼の処遇に固唾を飲みながら見守ることになる。

しかし、この不透明な展開こそが、彼がいかにして真の医師になっていくのかを示すドラマの核心である。

理不尽な状況の中でも希望を捨てないクァンヒョンの姿は、視聴者に勇気と感動を与える。

次回、彼にどのような道が開かれるのか、ますます目が離せない展開となっていく。

馬医 18話 あらすじの要点を総まとめ

第18話は、クァンヒョンにとって大きな転機となるエピソードであり、彼の医師としての資質が深く問われる内容となっています。

王を診察するという前代未聞の試験を通じて、彼の誠実さ・勇気・信念が際立つ展開でした。

また、策略や陰謀の中で揺れる人間関係も、物語をより奥深いものにしています。

診断、陰謀、恋模様までドラマチックな展開

王の病に対して動物の知識を応用し「胆石」と診断するというクァンヒョンの発想は、医師としての原点を示す象徴的なシーンでした。

その反面、彼の才能を妬むミョンファンらの策略により、不正の疑いをかけられ、三医司による処分問題へと発展します。

この緊迫した中で、恋愛要素としてのスッキ王女の奔放な行動も挿入され、視聴者の心を和ませる役割を果たしていました。

次回への鍵を握る18話のラストシーンとは?

白紙の診断書に込められたクァンヒョンの誠実さ、そして処分の行方を左右する三医司会議の結果は、次回への最大の注目ポイントです。

視聴者にとっても、「正しいこととは何か?」「医師の責任とは?」という問いを投げかける非常に深い内容でした。

そして何より、クァンヒョンの姿勢からは、逆境の中でも信じる道を進む勇気が強く感じられました。

医師としての信念、仲間との信頼、王への敬意、すべてが交錯した第18話は、まさに「馬医」の真髄が凝縮された回でした。

次回、彼がどのようにして新たな局面を乗り越えるのか、大いに期待されます。

以上、「馬医 18話 あらすじ」の総まとめでした。

この記事のまとめ

  • 王を診察する前代未聞の試験が実施
  • クァンヒョンが胆石を疑うも白紙で提出
  • 王のカルテ流出で不正疑惑が発生
  • 診断に動物の知識を活かす姿勢を披露
  • 陰謀渦巻く中で信念を貫く姿が描かれる
  • スッキ王女の恋心と微笑ましい騒動も展開
  • 処分をめぐる三医司会議が緊迫の展開
  • テジュとの対比で誠実さが浮き彫りに