自宅で使うだけでなく、子どもの園や学校に持っていくことも多い「雑巾(ぞうきん)」。
100円ショップでも買えますが、もしミシンがありタオルが余っていたら自分で作ってみませんか。
ミシンを使えば、簡単に雑巾は縫えます。
ミシンで縫う「簡単な雑巾の作り方」を紹介していきます。
Contents
タオル1枚で縫う基本の雑巾
タオル1枚を2回畳み、4枚分の厚みができるやり方です。
ですので、厚みがある良質なタオルで作るのは、なかなか難しいです。
このやり方で縫う場合は、ペラペラなタオルか、使い古しでくたくたになっているタオルを使いましょう。
①ペラペラの薄いタオルを用意します。
②両端の固い部分は、ミシンの針が折れちゃうかもしれないので切ります。
③切り取ったら2つ折にし、点線の部分を縫います。
縫いはじめ、縫い終わりには、返し縫いをすることを忘れないでくださいね。
④縫い終わりました。
⑤画像のようにぺらっとめくり、手を入れひっくり返します。
⑥ひっくり返した後、2つに折ります。
⑦ループをつけない場合は、点線の部分を縫っていきます。
⑧ループをつける場合は、ここでループを挟みます。
ループはリボンでも、コップ袋などの余った紐でも、お好きな物を使ってください。
今回、私はこれを使いました。
最初にタオルの固い両端を切り取りましたよね。
それです。
好きなループの長さに切り、雑巾に挟みます。
そして点線を縫います。
⑨周囲をぐるっと縫い終わったら、最後に点線のように対角線を縫います。
⑩完成です。
お疲れさまでした。
タオル半分で縫う簡単な雑巾の作り方
タオルを半分に切って、縫っていく雑巾の作り方です。
作り方はほとんど一緒ですが、こちらの方が縫う量は少ないです。
また、厚いタオル地の場合は、ぜひこちらで作ってください。
①タオルを半分に切ります。
タオルの端が固い場合は、そこも切っておきます。
②半分に切ったタオルを2つに折り、点線を縫います。
③画像のようにぺらっとめくり、手を入れひっくり返します。
④点線を縫います。
ループをつける場合は、ここでループを挟み込んで縫ってください。
⑤対角線縫っていきます。
このように縫うのもいいのですが、初心者だとどうしても長い直接は歪んでしまいます。
別に雑巾ですので、歪んでもいいのですが、気になる人はこんな縫い方もあります。
まず点線のように、真ん中をまっすぐ縫います。
次に対角線を縫います。
対角線の距離が短いので、縫いやすくなります。
⑥完成です。
幼稚園・小学校に持っていくなら
2つの作り方を紹介しましたが、幼稚園・小学校に持っていくなら、断然タオル半分の作り方をお勧めします。
それには理由があります。
子どもの手は小さいです。
雑巾が厚くなるほど、絞るのが大変困難になるからです。
また、可愛い柄の薄いタオルが100円ショップでよく売っています。
それを使うと2枚作れ、可愛い柄は子どもが喜びます。
ぜひ、作ってみてくださいね。
タオル以外でも「雑巾」は縫えます
子どもが学校に持っていくものは、タオルで作るのがいいでしょう。
他の子どもと大きさが違って、子どもがイヤな思いをするのは悲しいですね。
しかし、自宅で使うものであれば、タオル以外でも作れます。
まずは、「バスタオル」です。
バスタオルを6等分か、8等分に切ったら、あとの作り方は同じです。
大量にできるので、重宝します。
あと、お勧めなのが「古くなったTシャツ」です。
Tシャツの全面と背面を四角に切ったら、あとの作り方は同じです。
水もよく吸いますし、狭い隙間などは普通の雑巾よりも使いやすいです。
また使い捨ての雑巾「ウエス」として使うなら、縫う必要もありません。
Tシャツを切るだけですので、ストレス発散になったりもします。
好きな大きさに切ってください。
ミシン以外にあれば便利なもの
ここでは、ミシンをする時にあったら楽になるものを紹介します。
縫い代(ぬいしろ)の線
作るもので違いますが、縫い代(ぬいしろ)は小物に関しては1㎝が多いです。
0.5㎝の表記も見かけますが、初心者にはかなり難しくなると思います。
そして、この縫い代をしっかり定規で毎回計るのは、大変しんどいです。
そこで、自分のミシンを見てみましょう。
これは、私が使っているミシンです。
○で囲んだ針の先と、○で囲んだ数字「2」「4」と書いているのが分かりますか。
これは、布を縫う時、布の端が「2」のところなら、縫い代(ぬいしろ)2㎝になります。
「4」に布の端があるなら縫いしろ4㎝です。
自分のミシンがどうなっているか、確認しましょう。
でも、小物を縫う時はほとんど「1㎝」なんです。
1㎝の表記はない、私と同じタイプのミシンが多いでしょう。
実は、針の先(左の矢印で表した部分)とミシンの押さえの端(右の矢印で表した部分)とが「1㎝」になることが多いです。
ですので、この押さえの端に布が来るように縫えば、まっすぐにずっと「1㎝」の縫い代で縫うことができます。
次の画像は、雑巾を縫っている時のものです。
布の端と、押さえの端がしっかり揃っているのが分かると思います。
これで縫い代1㎝になっています。
もしなっていない場合は、ミシンの針の位置を変えてみてくだい。
このように1は一番左に、3は真ん中に針がくるようになります。
ミシンによって違いますが、針の位置は変えられることが多いです。
- もし、押さえの位置も1㎝じゃない場合。
- ミシンに縫い代のガイドラインがない場合。
もし、全くなかった場合は、「針先」から「1㎝」「1.5㎝」「2㎝」を定規で計り、油性ペンで縫い代のガイドラインをミシンに書いてしまいましょう。
毎回毎回、計るのは面倒です。
ミシンで作るだいたいの小物は、これでできます。
また、油性ペンを使うのはイヤな人は、マスキングテープでよく使う縫い代をマーキングするのもいいでしょう。
裁縫用仮止めクリップ
これは「裁縫用仮止めクリップ」言います。
しつけをしなくても、クリップで挟んでおけば、重なった布がいがみません。
裁縫用でなくても文具用のクリップを使う人もいます。
これは本当に便利なので、これからもミシンをよく使うなら買って損はないと思います。
チャコペンシル
布を切るときや、「雑巾」の対角線を綺麗に縫いたいときに、使う裁縫用のえんぴつです。
特徴は、「洗濯すると綺麗に消える」ことです。
画像は、私が使い込んだのでだいぶ短くなっていますが、購入時は普通の鉛筆と同じ長さです。
雑巾くらいでは使わなくても、小物を作るときは必ず重宝します。
色はブルーとピンクがあります。
裁縫(さいほう)ばさみ・裁ち(たち)ばさみ
布を切るはさみは、紙切りのはさみではダメです。
「裁縫ばさみ」や「裁ちばさみ」というものを購入してください。
そして、これからもたくさんミシンを使うなら、少し高めのはさみがいいと思います。
料理好きな人が、包丁をこだわるように、裁縫好きな人は、裁ちばさみにこだわります。
反対に、そんなにこだわりがない人は、安価のものでも十分切れます。
ただ、何度も使うと包丁と同じで、切れにくくなります。
まとめ
ミシンを縫うのはそんなにしんどくないと思う人でも、日ごろ使わないと出すだけで大変ですね。
しかしミシンも機械なので、時々使わないとほこりが溜まったりして故障の原因になります。
時々はミシンのメンテナンスを兼ねて、雑巾を作りましょう。
そして雑巾のストックをしておくと、新学期に慌てる事はないですよね♪。