子供部屋の配置は、勉強に集中できてプライバシーを保てる空間です。子供部屋のベッドや机の配置がまず大事です。後は本棚やタンスなどの位置を決めていきます。どんな配置が狭さを感じさせずにしっくりいくか、その仕方を一つずつ例を交えてみてみましょう。
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部屋の配置では学習机を置く位置を決める
学習机は、部屋の一番勉強が集中できる空間におきます。一般に、集中して一番落ち着ける場所は、二方が壁になっている角です。壁に向かっていると、ゲームやテレビに気が散らされません。ベッドからも離した方がすぐに横にならずに学習机に向かえます。できるだけ、集中を妨げるものは視界に入らない場所におきましょう。
特に、小学生の低学年の子供は気が散りやすく、集中しにくいので配置は大切ですね。学習に必要な本棚は、近くにある方が手に取りやすいです。学校へ行く日に準備しやいように、学校の教科書、ランドセル、ノート、辞書、習字セット、絵具、分度器やコンパス、筆箱など置く場所をひとまとめに置く場所があると、宿題もすぐに取り出しやすく次の日の準備がしやすいです。
子供が小学生低学年の間は、準備した物を親が確認をすることが必要です。机は目が悪くならないように、明るい空間となるよう、デスクライトを置いて明るさを保ちます。電球は寝るときには落ち着きリラックスできますが、学習のときは眠くなってしまいます。学習には昼光色の蛍光灯がおすすめです。子供が小さい頃は兄弟が同じ部屋の場合もありますね。ベッドは2段で、机の間に家具やパーテーションで仕切りを付けると、自分だけの空間ができるので学習に身が入りやすくなります。
ベッドの配置は学習机からみえないところに置く
ベッドは学習机に座ったときに、後ろに置くか、少し離れた横に起きます。狭い部屋を有効に利用するには、空間を使って下が机で上がロフトベッドがよく使われています。カーテンやパーテーション、家具などで遊び空間やベッドと勉強空間を仕切りを付けると、より学習がはかどりやすいです。
収納がついているベッドだと、ベッド周りで着替えやおもちゃの出し入れもできます。収納しやすく片付けやすい状況にしておくことも大事です。子供が小さい間はどこに何が入っているかをすぐにわかるように、ラベルに書いて張っておくか、目印になる物をつけておくと片付しやすくなるでしょう。
例えば、タンスにはパジャマや下着類の引き出し、学校へ来ていく服、普段着、小物類などと書いて貼ります。それ以外におもちゃなどの遊ぶものを入れる引き出しにも、ブロック、人形、車、ロボットなど、持っているおもちゃに応じて引き出しを作っておくと片づけをしやすくなります。
幼いころから子供が自分で片付けることを学び、自然に片づけることが当たり前になると、片づけが苦ではなくなります。遊び空間には防音効果があるカーペットやラグを敷いて階下に音を遮断するようにして迷惑がかからないようにしましょう。フローリングの傷も気になりません。その場所で、遊ぶという意識も生まれてくるので、自然に部屋の遊び空間と学習空間を分けられるようになります。
机や収納は学校を卒業しても使えるものがいい
学習机は、しっかりして長く使えますが、いかにも学習机という感じで中学生や高校生になると、違うデスクが欲しくなるかもしれません。小学校を卒業しても先を考えて長く使える机を選んだ方がいいでしょう。デスクと組み合わせ自由な収納家具を購入すると、あとから子供が自分で模様替えして、その時に合ったレイアウトができます。収納が多くなればプラスしていくことも必要でしょう。
子供が自分で部屋の模様替えや収納を変えることで、気分が一新して学習に身が入ることがあります。そのようなシステム机を購入すると、子供が自分で考えてレイアウトするようになります。
学校の衣類はすぐにかけられる突っ張りタイプのラダーラックが便利です。ラダーラックは場所をとらず壁にピッタリと付けられるだけでなく、仕切り代わりにもなります。学習空間と遊びや寝る空間との間においてもいいでしょう。学校の帽子や制服をそこにかけるだけで、次の日にもそこからすぐにとることができます。
狭い部屋のレイアウトは空間利用
狭い部屋は空間を上手に利用することができます。上がロフトベッド、下が机にするとベッドスペースが必要なくなります。それだけで狭い4畳半の部屋でもかなり広く感じます。ベッドが上なので、学習するときは視界に入らず、学習に集中できます。あとは、本棚やラダーラックをおいたり、タンスを置いてもスペースとしてそれほど狭くは感じません。
窓はふさがないように、朝の光がカーテンを開けると差し込むようにします。光を浴びると、眠かった体が動き出して活動しやすくなります。そして、カーテンは、子供が好きな色や明るい印象を与えるものが楽しい部屋になります。ときどき、模様替えをすると、雰囲気が変わってリフレッシュできます。
子供と一緒にカーテンの色や柄を選ぶこともいいですが、キャラクター柄のカーテンにしたいなら、あまり多くの家具や物を置かない方がキャラクターが目立ち、部屋が乱雑な感じがしないでしょう。
いろいろな子供部屋の例
部屋の広さによって違いますが、狭い部屋でも狭さを感じさせないコツは、空間を利用することなので、うまく空間を利用している子供部屋を見てみましょう。
ロフトベッドを利用した子供部屋
引用元:https://blog.ieagent.jp
男の子向けの青を基調とした子供部屋で、5畳の空間にロフトベッドとベッドへの階段を利用した収納で、すっきりとした広々とした部屋です。本棚を机の横においても狭さを感じさせないほどのゆとりあるレイアウトです。
引用元:https://rehome-navi.com/articles/64
2人部屋のロフトベッドと机をリノベーションした例です。横の収納には学校の道具が収まり、中央にはクローゼットがあります。白を基調としているので、明るい部屋に感じられます。
かなり狭い部屋でも工夫をすればすっきりした子供部屋にできる
引用元:https://bangonno.blogspot.com/
机の上に作り付けの本棚と机の下には引き出しを置いて日常のものを収納できるスペースにしています。緑を基調としていますが、子どもの好きな色に変えて、かわいくしたり、明るい色にしたりして好きな色にすることで狭さを感じさせず、すっきりとしています。ベッド上には下げると収納できるスペースがあります。
ベッド下はおもちゃなどの片づけ空間
引用元:https://matome.naver.jp
IKEAのKURAを使って、3畳の部屋でもできるベッド下の空間を利用。少しのスペースでも利用することで、狭さを感じさせない子供部屋の配置ができます。収納が気になるなら、ベッドにカーテンを取り付けて、隠すと収納してあるところがわからなくなります。壁には子供が描いた絵を額に入れて貼ってもいいですね。また、突っ張りタイプのラダーラックを壁につけると、少しのスペースしかないので学校の制服や帽子をすぐにかけられて便利です。
一つの部屋を収納ボックスで二つに仕切る
引用元:http://www.ce-fit.com/
固定棚と可動棚で仕切りをつけることで、2人部屋がそれぞれ一人ずつの空間に変わります。収納にもできて場所をとらないので、狭さを感じさせません。一緒の部屋にいるという安心感もありながら、仕切りをするだけで、それぞれの部屋の空間を守れます。
最後に
成長するにつれて、学習ができる空間やプライバシーが守れる空間が必要になります。配置の仕方ですっきりとして狭さを感じさせずにみせることができます。子供部屋はたとえ、狭くても子供が自立していくうえで必要な空間なので、子供の成長に応じた子供部屋を一緒に作ってあげたいですね。