夏のお祭りの屋台でよく見かける「金魚掬い」は子ども達から人気がありますよね。
あなたも幼少期に一度はやったことがあるのでは?
そして掬った金魚を家に持って帰って飼育を始めるパターンも多いのではないでしょうか?
また、金魚を飼うようになると、ほかの種類も気になってきたりして(笑)
そこで今回は、初心者でも飼いやすい人気の金魚7選!の種類や特徴を解説していきたいと思います。
かわいい金魚を家族に迎える前に、少しお勉強してみましょう♪
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金魚の由来は?
金魚ってみなさんがご存知の通り、何故か赤い身体をしていますよね。
赤い身体をもつため、人工的に作られたのかな?と思っている方も多いのではないでしょうか?
しかし、金魚の起源は人工的に作られたのではなくて、野生のフナ類の【突然変異】で生まれたということですよ!
それは、今から約1700年も前のことで、中国で赤いヒブナが発生したことが、金魚の始まりです。
また、金魚が日本に伝わったのは、500年以上前の西暦1502年頃だといわれています。
その頃の金魚といえば、現代の「和金」に近かったということですよ!
屋台でよく見かける金魚掬いのスリムな金魚達は、和金の幼魚のことがほとんどですね。
金魚の種類7選!と飼育のポイント
金魚といっても「和金」や「コメット」など!さまざまな種類がありますよね!
ここでは、初心者でも飼いやすい金魚の種類と、飼育のポイントなどを解説していきます。
和金
まずは、金魚といえば!というくらいみなさんが思い浮かべるオーソドックスな種類でもあるのが「和金」
屋台や夜店の金魚掬いに出会うのは、安価な和金のことがほとんどでしょう。
和金(フナ尾)は、日本では室町時代から飼育されてきた歴史のある品種でもあり、丈夫で泳ぐのが速く、大きく育ちやすいです。
なお、飼育環境次第では、15㎝以上にもなるということですよ!
また、水質や餌をしっかりと管理してあげれば、10年以上生きる個体もいて、初心者でも育てやすい健強な金魚です。
更紗和金(さらさわきん)
つづいては、名前が素敵な「更紗和金」
更紗とは、体の色が白と赤のまだら模様になっている金魚のことをいいます。
開き尾といわれる個体(尾が3〜4つに分かれている)は、華やかに見えることから観賞性が高く、人気がありますよ♪
また、原種に近い種類のため、体も丈夫で魚を飼うのが初めての方でも育てやすく、おすすめ!
更紗和金は、更紗の模様のバランスや色の濃さによって値段が変わってきますが、入手しやすい価格のことが多いでしょう。
琉金
つづいては、中国から沖縄経由で入ってきた金魚の「琉金」です。
沖縄→琉球からやってきたということで、この名前が付いたということですよ!
丸っこい体型をした金魚の代表的な品種でもあり、尾びれが長いロングテールや、逆に尾びれが短いショートテールといった種類があります。
尾びれは「ひらき尾」になっていて「3つ尾」「4つ尾」に「さくら尾(3つ尾の真ん中に切れ込みがある)」などの種類がありますよ。
また、琉金の色は全体的に赤い「素赤」や「更紗」などの種類があり、中でも更紗は海外の金魚好きの方々からも、人気が高いということです♪
泳ぎは得意ではない方なので、太って体型が崩れないように、餌の与えすぎには注意しながら飼育しましょう。
見た目が丸っこくて愛らしいため、観賞していると癒やされるのではないでしょうか♪
コメット
続いて紹介するのは「朱文金」と「和金」を掛け合わせて作られた品種の「コメット」
和金のようにスリムな体型に【吹き流しの尾】を持っていることで「泳いでいる姿が彗星(コメット☆)みたいだ!」ということで「コメット」と命名されたということですよ!
昨今では、さまざまな模様のコメットがいますが、基本的には赤と白の2色模様です。
そして、色が明確で左右対称になっているものや、幾何学模様の個体のほか、お腹が白くて背中が赤いものが良いとされていますよ♪
コメットは丈夫で育てやすいため、アクアリウム初心者の方にもおすすめです!
また、上手に育てれば、25㎝程まで大きくなることもあるということですよ。
朱文金
つづいて紹介するのは「ヒブナ」と「和金」、「キャリコ出目金」の3種類を掛け合わせて誕生した「朱文金」です。
3種類の金魚がミックスされていることで、和金らしいスリムな体型に吹き流しの尾をもち、外見はコメットに似ています。
そして、体の色は薄い青をベースに、黒と赤が混じったキャリコ(3カラー)らしい色合いになっていて、成長するにしたがい体の色は濃くなっていくということですよ♪
金魚の種類の中でも比較的丈夫で、魚の飼育に慣れていない方でも育てやすいため、おすすめです!
キャリコ琉金
つづいて紹介するのは「キャリコ琉金」。
キャリコ琉金は、アメリカから「出目金とキャリコをかけ合わせた品種がほしい」というオーダーをうけて、日本で誕生させた金魚です。
そのため、体型はほぼ琉金と同じで【ヒレが大きくて、お腹に丸みがあるもの】が良い個体だとされていますよ♪
体色は薄い青色がベースになっていて、そこに黒と赤が混じっています。
その見た目には、高級感があり、観賞魚に相応しい品格をもっているのがキャリコ琉金です。
大きく成長する子が多いので、単体で飼育を楽しむ方が多いということですよ。
出目金
最後に紹介するのは、みなさんもお馴染みの「出目金」!
出目金は、丸っこい体に大きく飛び出した目が印象的で愛らしい姿をしていますよね。
屋台の金魚掬いでもよく目にすることがあるのでは?
また、黒が強いイメージがありますが、ほかにも「キャリコ」・「更紗」・「赤」・「白」・「桜」といった体色の出目金もいますよ☆
この品種の原点は琉金で「琉金の突然変異によって生まれた」ということです。
そのため、体型は丸みのある体型となっていますね。
ペットショップやアクアショップでも流通量が多いため、手に入りやすく丈夫で育てやすいので、初心者の方にもおすすめですよ!
しかし、出目金は目は大きいのですが視力はあまり良くありません。
水槽内のオブジェにぶつかって目を怪我しないように、レイアウトには気を付けてあげる必要があります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ひとくちに金魚といっても、たくさんの種類がいることがわかりましたね!
また、魚の飼育が初心者の方でも、比較的育てやすい品種が多いため、おすすめです。
もし今年、夏祭りで金魚掬いを見かけたら、持って帰って育ててみるのもよいのでは?
また、気になっている金魚がいる場合には、思い切って飼育やアクアリウムに挑戦してみてはいかがでしょうか?
きっと、魚たちの愛らしい姿に癒やされますよ♪