七夕の短冊/色の意味と書き方のルールとは?

七夕

七夕が近づいてくると、笹の葉や短冊にお願いごとをする、市販の七夕ゼリーをおうちで食べたり、お子さんはちょっと夏ならではの楽しみがあるのではないでしょうか。

また、北海道地方では、ハロウィンのように近所の家々を回ってお菓子がもらえるなんて独特の七夕を楽しむご家庭も多いと思います。

短冊ってどうやって書くんだろう?考えたことありませんか?

ママとお子さんが、短冊にお願いごとをする時に、NG内容はどんなことに気を付ければ良いのかなど紹介していきます。

Contents

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七夕の短冊の書き方が知りたい!

基本の書き方は?書き方にルールはあるの?

そもそも、七夕の願いごとには、機織りが得意で仕事に活かしていた織姫にあやかったものから始まっています。

「織姫のように、機織りや裁縫が上達出来るようになりたい」というように、物事を進めることができるようになるとか、苦手克服など、自分の弱点をプラスに変えられるようにとお願いをする人が増えました。

機織りのみならず、自分の習い事の上達を短冊に書くようになった子ども達・・・江戸時代、寺子屋で学んでいた子供達が、寺子屋で習い事の上達を短冊に書いたことがツールです。

大人の場合ですと、自分や家族の持病の改善、無病息災、家内安全を願ったり、子どもの受験や就職の成功を願うこともありますよね。

子ども達のなかで、宝くじが当たってほしい、兄弟・姉妹と喧嘩しないようにしたい、おもちゃの〇〇が欲しいなど自分本位の願いを叶えたい願望が短冊に表れます。

七夕の短冊に書いて良い内容が以下の通りになります。

  1. 自分がやってみたいと思うこと
  2. できるようになりたいと思う物事
  3. 欲しい物
  4. 将来、なりたい職業や叶えたい夢
  5. 健康祈願
  6. 家族の幸せ
  7. 恋愛成就
  8. 進学・就職・結婚

人の不幸を願うような内容や、誰かの怪我や病気の促進をさせる内容はNGです。

たとえば、どんな言葉を避ければ、お願いごとのマナーとしてお子さんもお母さんも一緒に「学習」できるのかを次はお伝えしましょう。

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七夕の短冊の書き方 子どもに教えたい!短冊に書いちゃいけない言葉やお願いごと

七夕の短冊に書いたらダメなお願いごとはなんだろう?

お金がない暮らしから脱出したい!

痛いことから解放されたい!

狭い部屋からお引越しがしたい!

勉強やテストなんかなくなればいいのに!

意地悪してくる人や、苦手なあの子が学校(保育園・幼稚園)お休みすればいいのに!

など。

人の悲しみを望むようなことを書いたり、辛いことから逃げようとする書き込みって、短冊の書き方としてマナー違反に該当するんです。

また、〇〇が欲しい!なんていう物欲に関するお願いごとも実はNGなの知っていますか?

これらのお願いは、「痩せたい」、「白馬の王子様現れないかな」と同じで、自分の意識のなかに刻まれるものではないのです。

では、どうすればお願いごとが叶う一歩になるのかというと、「断言として書く」ことが大切なのです。

断言で書くことによって、無意識のうちに「願いを叶えよう」という意識が働きます。

その願いや目標に向かって自分の行動も少しずつ個人差はありますが、自分のペースで変わっていくことに繋がりますよ。

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七夕の短冊の書き方 子どもに教えたい!短冊に使える願いが叶うかもしれないおまじない

色を使った5つのおまじないでお願いごとが叶うように祈ろう!

七夕の短冊って色ごとに意味があるんです。

青または、緑、赤、黄色、白、紫、黒の6色になります。

七夕の短冊の色には、以下のような意味合いがありますので、是非、参考にしてみてくださいね。

飢巧奠の時に針と共に祀られた意図が5色だったことから、現在の短冊が5色になったと言われています。

古代の中国に端を発する自然哲学の思想の、「陰陽五行説」によると・・・

「万物は、木、火、土、水、金、の5種類の元祖からなる」という考えに基づいていて、その陰陽五行説と、短冊の五色は関連していて、それぞれの「得」があてはめられるんです。

それぞれの色は次のような意味を持ちます。

青・緑は、木々の緑の象徴、「仁」、「人間力」。

赤は、火(炎)の象徴で、「礼」、「感謝」、「敬意」。

黄は、土(大地)の象徴で「信」=「信頼」や、「忠実」。

白は、金(大地に埋まる金属)の象徴「義」=「正義」。

この他にも、黒や紫は、水(命を含む)の象徴で、「智」=「判断力」、「学力」。

現在は、黒を紫色に変えるのが主流です。

黒という色が不吉、不幸なイメージや、お祝いごとには向かないといった理由だからです。

紫が高貴な色とされているので、紫に変えることが多いようですね。

また、青を緑にしている地域もありますよ。

七夕の短冊は色で願いごとを分けると、叶うかもしれないといわれています。

短冊の基本的な色は、赤、青、黄色、白、黒の5色で、人が守るべき心構えとして、「仁・義・黄・白・黒」が含まれています。

お願いしたい内容に合わせて短冊の色を使い分けると。より願いごとの意味も深まります。

次は、更により深く、色別に紹介していきます。

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七夕の短冊の書き方!色別にさらに詳しくおまじないを知ろう!

青は仁、思いやりを意味する

 

ピンクだと優しい色なので、そちらのほうが、思いやりや柔らかい印象を抱くかもしれませんね。

でも、七夕の短冊での青は「仁」で本質は他人に対する対する愛の心、すなわち、人への思いやりを意味しているんです。

ですので、自分に対する願いではなく、家族、友人、恋人など身近な人の幸せや平穏無事を願うなどは青い短冊がおすすめですね。

「仁」はもっとも重要な道徳だといわれています。

赤は「礼」=礼儀

赤の本質は、「仁」の愛の心を具体的な行動に移したもので、父母や祖先への感謝の気持ちも含まれているんですよ。

親孝行をするなど、アクションや行動力を伴った思いやりのあることをしたいと願う時、赤色の短冊を使うといいでしょう。

燃え上がる赤は情熱や意欲などモチベーションが向上しそうな色なので、何か自分にとっても相手にとってもメリットになる良い行いをしたいと思った時は、赤はベストですね。

黄色は「信」=人を信用すること

黄色って元気が出るようなビタミンカラーのイメージがあるように、友情や誠実さを意味するんですよ。

信頼は良好な人間関係に欠かせないことです。

友人、知人などといつまでも円満を願ったり、今ある人間関係を大切にしたいと思った時に、黄色い短冊を選ぶと良いですよ。

ですから、お子さんに教える時は、お友達と仲良くなれますようにという意味で黄色を使うのもおすすめだと伝えてくださいね。

白は「義」=正義

打算によって揺るぎがない、正しいと思うことを行動に起こすことが本質です。

白い短冊にはその意味が込められていて、さらに詳しく言うと、自分の欲望に打ち勝つような願い事をするのがおすすめですね。

お子さんにこのことを伝える際は、アンパンマンやプリキュアなどお子さんの大好きなヒーローの名前を話題にすると分かりやすいだけでなく、関心が意欲に繋がりやすいと思います。

たとえば、アンパンマンのように、困っている人を助けたり・・・とか、プリキュアちゃんたちのように、誰かがいじめられていたり、一人ぼっちでいたら、声をかけて一緒に遊ぶとか・・・、授業中に誰かが忘れ物をして困っていたら、貸してあげるなどといったことを具体例として話してみるといいかもしれませんね。

黒や紫は「智」=知恵

知識を蓄えて、その知識を学業に活用することで、正しい判断を下せる能力が、「智」です。

学行成就、目標成就、資格成就を願います。

お子さんに説明する際は、学校のお勉強や、習い事やテストで何点を取る、学年で何位になりたいなど競い事に関して、お子さんが達成したいことを願うと伝えてください。

学校や塾以外でも、将来〇〇になるために、現在は趣味や遊びになっているけれど、興味を向けて取り組んでいることについてそれが実になるようにお願いごとをする・・・と教えても伝わりやすいと思います。

勉強のことやテスト、今の子ども達も頑張っている検定試験について触れると、お子さんは「勉強」、「テスト」、「検定」など苦手なことや敬遠しがちな話題なので、話題にすることで、気持ちが萎えてしまうこともあるからです。

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まとめ 七夕のお願いごとにネガティブはご法度!プラスになる言葉を使う

  1. 短冊の書き方は自分の願望を書かかず、達成したいこと、実現させるために頑張りたいことを書く。
  2. 七夕の短冊の色は、信頼、友情、正義、知恵、思いやりなど言葉の意味がある。
  3. 短冊の書き方として人の不幸を願う、嫌なことから逃げるようなネガティブな言葉は使わない。