梅雨の意味や由来を子どもにわかりやすく説明!よく聞かれがちな質問も!

梅雨

お母さん、梅雨ってなあに?梅雨ってどんな意味?なんで梅雨って言うの?・・・そんなことをお子さんに聞かれたらあなたはどう答えますか?

実際のとあるお母さんもお子さんと以下のようなやり取りがありました。

ママ「雨が降ってきた・・・やだなぁ、もう梅雨の季節だし」

子ども「ママ、なんで雨がいっぱい降るの?」

ママ「梅雨だからだよ、雨がいっぱい降る時を梅雨って言うの」

子ども「どうしていっぱい降るの?」

ママ「・・・」

そこで、ママも納得、どの年齢のお子さんにも伝わりやすい梅雨についての伝え方を紹介していきます。

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梅雨の意味の由来

梅雨は、「梅雨」(ばいう)とも読みますね。

梅の実が熟す時にちょうど雨の時期が来たため、梅雨と表現するようになりました。

「梅雨」の言葉のベースは、中国が発祥地だと言われています。

他にも、梅の実がつぶれるときに降る雨ということで、「つぶれる」を意味する「潰ゆ」からきている諸説、気温と温度が高くなるので、「黴雨」と言われ、「黴」は黴菌を意味するので、言葉が変更になった、木の葉に落ちる「露」が元になったという逸話もあります。

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梅雨の意味を子どもに説明するなら

梅雨ってなあに?そんな疑問にお答え!

梅雨とは、春から夏に変わる時に、二本、中国、韓国、など中東アジアに降る雨の季節のことを言います。

梅雨は漢字で書くと、「梅」と「雨」で、「梅雨」です。

だけど、「雨」はわかるけど、どうして「梅」を使うのでしょうか?

毎日、梅の実がなる頃に雨が降るからなのです。

梅は3月に綺麗なお花が咲いて、6月に青くて大きな実がなります。

その季節だからこそ、つゆと言います。

大陸の冷たい高気圧と太平洋の温かい高気圧がぶつかって、大気の状態が不安定になります。

梅雨前線が停滞するので、同じところで雨が降り続くようになるのが梅雨です。

暦の上でが、立春から数えて135日目が「入梅」(にゅうばい、つゆいり)といって梅雨の始まりと言われています。

日本は北と南に細長い地形なので、梅雨入りと終わりは気象庁がお話するのを参考にしてみましょう。

最も梅雨が早いのは、沖縄地方で、5月上旬から6月下旬までです。

逆に、最も遅いのは東北地方で、6月中旬頃から7月中旬頃まで。

ちなみに、北海道と小笠原諸島は、梅雨の時期はありませんが、北海道と小笠原諸島には、梅雨とは言わなくても、雨が長く降ることがあります。

北海道に梅雨がないのは、冷たい高気圧と暖かい高気圧がぶつかって少しずつ動いても、冷たい高気圧が負けて無くなることによって、北海道の手前でそのぶつかり合いが終わってしまうからです。

また、小笠原諸島に梅雨がないのは、そのぶつかる場所に、小笠原諸島がないからですよ。

梅雨の季節は、お外で遊べなくてつまらないと感じることが多いかもしれないけれど、雨があまりたくさん降らない時や落ち着いている時に、お気に入りの傘と長靴、レインコートを着てお外に出てみると、かたつむりがかわいく動いていたり、綺麗な水色やピンク、紫のあじさいのお花を楽しめますよ。

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前線の意味は?前線ってなに?

暖かい空気の塊である暖気団と寒い空気の魂である寒気団のぶつかり合うところを前線といいます。

前線の近くで、空気が乱れているので、雨や雲が降りやすくなります。

前線にはその性質から、温暖前線、寒冷前線、停滞前線、閉塞前線と種類があります。

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お子さんによく聞かれがちな梅雨の質問!こんなとき、どう答える?!

梅雨のしくみについて知りたい!

南より暖かく湿った暖気と北より冷たく湿った空気、寒気がぶつかって上昇気流が起こり、雨を降らせるといわれています。

暖気と寒気の強い勢力が日本付近でつりあがった時に、停滞前線の発生回数が増え、梅雨になるといわれています。

梅雨のシーズン、どんなことに気を付ければいいの?

気温の差が激しいので、体温の調節が難しくなり、病気になるなど体に変化が起こりやすいので、風邪をひいたりしないように気を付けるといいかもしれませんね。

食中毒でお腹が痛くなりやすくなることも。

かびや黴菌も繁殖しやすくなるので、窓を締め切らないようにしましょう。

梅雨に病気にならないためにはどうしたらいいの?

梅雨は、気温の温度差が激しいので、温かくなったり、冬みたいになんとなくひんやりして寒くなることもしばしば。

体温の調節が難しくて、病気になりやすいとお話しました。

梅雨って空気がじめじめしていて、お空もどんより、雷もゴロゴロなる時期です。

そこで、雨の日、保育園、幼稚園、小学校に行く時や、お出掛けするとき、おうちの中でずっと過ごす時、病気にならないためにはどんなことに気を付けたらいいか教えましょう。

湿度低くて、カラッとしていると、それほど体調は悪くならないのに、温度が高いと体力を消耗して体調不良になります。

また、運動をしても、湿気が多いと、体力がすぐになくなりやすくなります。

特に、大人は経験的に梅雨に対する警戒心がありますが、皆さんのように、子どもは知らないうちに体のぐあいが悪くなってしまうことがあるので、湿気の身体に影響がでてきます。

ハンカチを持たせてこまめに汗を拭く、家に帰ったらシャワーを浴びるなど汗が冷えて風邪をひいたりしないように対策をします。

また、お腹を壊さないように、お菓子の食べ過ぎに注意したり、いつまでもスマホやゲーム機器を長時間やり過ぎて夜更かしをしないようにしましょう。

また、食べ物が痛みやすかったり、くさくなりやすい時期です。

知らないうちに、食べ物が腐っていたりすることが多いのです。

ご飯やおやつを食べる時はお母さん、お父さんの言いつけを守って、食べて大丈夫なものと、食べちゃいけないものを教えてもらいながら、安全に気を付けて食事をしてくださいね。

梅雨っていつからいつまでって決まってるの?

梅雨って決めているのは、先程もお話した気象庁です。

気象庁は、毎日の天気が晴れるかもしれない、雨になるかもしれないというふうに、お天気についての情報を教えてくれるところです。

暦では、立春という日から数えて135日目が「入梅(にゅうばい)」と言って、梅雨に入る始まりなんですよ。

その頃になると、気象庁が梅雨入りに入ったかもしれない、梅雨が終わったかもしれないと教えてくれるので、いつからいつまでっていうのは、日本でもそのお話が早くしてくれる場合と、遅い場合がありますよ。

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6月になると梅雨になるのはどうして?

気団ってなに?オホーツク海気団と小笠原気団を子どもに意味合いを説明

 

日本のまわりには、海と空気があります。

その空気中には、いろいろな特徴を持った空気の固まりがいくつかあります。

この空気の固まりを「気団」と呼びます。

先程お話した気団のひとつに、日本の南にある小笠原気団というものがあって、温度が高くてたくさんの水が入った気団です。

小笠原気団は、6月頃になると、必ず南のほうから日本近くに押し寄せてくるのです。

一方で、その頃まだ冷たい北のオホーツク海には、オホーツク海気団というのが残っています。

この気団は冷たく、空気もたっぷり含んでいるので、北日本のあたりも覆っているのです。

このオホーツク海気団と先程の小笠原気団の二つが6月頃から、日本の上でおしくらまんじゅうのように、押し合いをします。

そうすることで、二つの気団の間には、東と西に梅雨前線という境目ができて、停滞します。

そして、どちらも一歩もひかずに踏ん張っているので、冷たい空気と暖かい空気が押し合いをして、これが日本のお空の上にたくさんの雨が降るきっかけになります。

これが梅雨でもあるのです。

まとめ 梅雨は体の健康に気を付けながら快適に過ごす時期です

  1. 梅雨は、気圧の関係性から温度の差が激しい
  2. 梅雨は体調を崩しやすかったり、食べ物が腐敗しやすい
  3. 梅雨には前線というものが密接な関係をしている。