5月5日子供の日と言えば、こいのぼりですよね!
この「こいのぼり」、どうして飾るの?と子供に聞かれた時、あなたはしっかりと理由を説明することができるでしょうか?
今回は、子供に聞かれてもちゃんと答えてあげられるように、子供向けの意味を考えていきたいと思います♪
Contents
こいのぼりの由来☆あげるようになった理由は?
引用:https://www.city.hokuto.yamanashi.jp/tourism/event/calendar/3414.html
まず初めに気になることと言えば、やっぱり「どうしてこいのぼりを飾るようになったか」という事ですよね!
子供だけじゃなく、大人でもその由来を知らないという人は多いと思います。
聞かれてもしっかり答える自信がない・・という方は、まずここでこいのぼりの由来をチェックしていきましょう♪
始まりは江戸時代だった
現在のこいのぼりとは少し違ったものになりますが、始まりは江戸時代になります。
江戸時代、この頃は家の跡継ぎになるということから、男の子が生まれるととても喜ばれる時代でした。
将軍家では、「男の子が生まれると必ずその家の家紋が入ったのぼりをあげる」という風習があったのです。
この風習が、少しずつ一般の武士たちにも拡がっていきました。
どこの家でも男の子は喜ばれ、武士の家では産まれると必ず家紋の入ったのぼりを立てるようになったようです。
そのうち、政治が安定してきたことで国が豊かになり、庶民たちも経済的に安定してきました。
すると、武士たちが行ってきた「のぼりをあげる」という風習を、取り入れるようになっていったんです。
でも、全く同じように・・というわけではありませんでした。
庶民たちは、武士と違って「家」というものに特別な意識はなかったので、家紋を入れたのぼりをあげようとは思わなかったようなんですね。
ではその代わりにどうすることにしたのというと・・
そう、「こいのぼりをあげよう」ということになったのです。
「強くたくましい」というイメージのある鯉をあげることで、子供たちが大きくたくましく育ってくれるように・・という願いを込めていたようですね。
昔から、子供たちの健やかな成長を願って・・というところは、変わっていないんですね☆
中国の昔話ももとになってる?
こいのぼりをあげるようになったのは、中国の昔話ももとになっていると言われています。
どのようなことかというと・・
中国には、「登竜門」というお話があるんです。
とても流れの激しい急流を登り切ることができたら竜になれるという、龍門と呼ばれている場所がありました。
ここをたくさんの魚たちが登っていきましたが、あまりにも流れがすごくほとんどの魚が脱落していったのです。
そんな中、唯一登り切ることができた魚がいたのですが、それがなんと「鯉」だったということなんですね。
見事に登り切り竜になった鯉・・
そんな立派な鯉にあやかって、子供にも出世して欲しいという願いが込められていたりするんですね。
その他にも、子供たちに大きく健康に育って欲しいという願いを込めて、こいのぼりを飾っています。
昔も今も、子供たちの成長を願う親の気持ちは変わっていない・・ということなんですね!
こいのぼりの一番上にも意味がある!?

引用:http://www.machi-dukurikumagaya.com
こいのぼりというのは、一番上に5色の吹き流しがあって、その下に黒・赤・青とこいのぼりが並んでいますよね。
この吹き流しやこいのぼりたちに、それぞれ意味があるというのをご存知でしょうか?
子供たちに聞かれても答えて上げられるように、しっかりチェックしてみて下さいね!
5色の吹き流しは魔よけ!
こいのぼりの上でひらひらと風に吹かれている「吹き流し」、これはいったい何の意味があるんだろう?と誰でも一度は考えたことがあるのではないでしょうか?
まず、吹き流しというのは「青・赤・黄・白・黒」の5色でできています。
なぜ5色なのかというと、ここでもまた中国が関係してくるのです。
「万物は木・火・土・金・水から形成されている」という、古代中国の「五行説」が由来となっているようですね。
木=青、火=赤、土=黄、金=白、水=黒と表現されていて、これは仏教でもとても深い意味を持っているものみたいですよ!
ただの飾りかな?なんて思われてしまいがちな吹き流しですが、こんな深い意味があったというのには驚いてしまいますね。
矢車にも意味があった!
こいのぼりを立てる棒の一番上についているカラカラと音を立てながら回っているもの、あれは「矢車」と呼ばれるものなんですが、この「矢車」にもちゃんと意味があるんですよ!
「矢」というものは、昔から「邪気を破るもの」だったり、「幸運を射止めるもの」などという意味があるとされています。
カラカラと音が鳴るようになっているのは、神様に向けてアピールするためだと言われています。
これは、お祓いなどの時に鳴らす太鼓と同じような感じ・・と思って頂ければわかりやすいのではないでしょうか?
中には矢車がついていないこいのぼりもありますが、もちろん無いから良くない・・なんていうことはないので安心して下さいね!
こいのぼりの色にも意味がある!
一般的なこいのぼりは、黒・赤・青という感じで3色並んでいることが多いと思います。
この色にも、それぞれ意味があったんですよ!
今は3色のものやそれ以上のものもあったりしますが、江戸時代は黒1色だけだったそうです。
この頃は、黒い真鯉は子供を表していたのですが、やがて明治時代になるとそこに赤い緋鯉が加わるようになります。
この緋鯉が加わったことによって、黒い真鯉はお父さん、赤い緋鯉は子供とされるようになったのです。
ここから昭和へと時代は変わり、青い鯉が加わって今の形へと変化していったそうなんですね。
基本的には3色なんですが、グリーンやピンク、オレンジなどもあり、最近ではとてもカラフルなこいのぼりが空を泳いでいます♪
子供が増えたらこいのぼりを増やす・・なんていうご家庭もあるそうですよ!
こいのぼりの意味を子供向けにアレンジ
引用:https://mulpix.com/post/1772567263484950551.html
さて、ここまでこいのぼりについて色々とお話させて頂いたのですが、子供たちにこいのぼりの意味を聞かれた時、スムーズにわかりやすく答えることができるでしょうか?
小さな子供たちには、このまま難しく説明しても理解するのは大変・・
ということで、ここからは、子供たちに分かりやすく説明する時にぴったりのアレンジをご紹介していきますね!
とにかく簡単に・・そして楽しく♪
子供たちは、難しい話をされても興味を持つことはできませんよね!
あまりに難しく、そして長い話をされてしまうと、すぐに飽きて話を聞いてくれなくなってしまいます。
せっかくお話してあげるのですから、子供たちが楽しく聞けるようにしてあげると良いですね♪
ポイントは、子供たちがイメージしやすく・・ということ!
頭で想像できるような話をしてあげると、子供たちは興味を持って聞いてくれるはずです。
ですから、今回の場合なら、中国の登竜門の鯉の説明は「昔とっても強くてたくましい鯉がいてね。その鯉みたいに○○ちゃんが頑張って大きくなれるように、お願いしながらこいのぼりを飾るんだよ」などという感じで説明してあげると良いかもしれませんね♪
登竜門の説明をあれこれしても、子供たちは全く興味を持てないことがほとんど・・
それなら、そこは大きくカットして、もっと簡単に話してあげればOK!
その後に、吹き流しやこいのぼりの色の意味も教えてあげましょう。
こいのぼりを一緒に飾ることができそうなら、こいのぼりを実際に触りながら「黒い真鯉はお父さんで・・」「吹き流しは、○○ちゃんを守ってくれるものなんだよ」と教えてあげて下さいね!
目の前にあると、子供たちもさらに興味を持って聞いてくれるはずですよ♪
いかがでしたでしょうか?
引用:http://kawatana-minori.com/2016/05/post-30.html
今回は、こいのぼりの意味などを色々とご紹介させて頂きました。
子供たちに教えてあげるには、まずママやパパが意味を理解しておく必要がありますよね!
「こいのぼりって何?」と子供に聞かれた時、わかりやすく答えて上げられるように、こちらの記事を参考にして見て下さいね♪