春は何かとワクワクする季節ですが、ママにとっては年間を通して「1番忙しい季節」でもありますよね。子どもの進級や進学などに備えての準備や自分の職場環境の変化などが加わる場合もあります。そのため春休みは「いつから、いつまで?」と早く知りたいママも多いようです。
今日は、子育て中のママが春休みの計画を立てやすいように、春休みの時期についてお伝えしていきます。また、春休みを中心とした話題や「この時期にしておきたいこと」等も満載にしてお届けしてまいりますので、ぜひ参考にしてみてください。
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春休みは誰がどうやって決めるの?

冬休みが終わったと思ったら、もう春休みがやってきます。子どもの頃と違って大人になると時の過ぎるのが早く感じますよね。同じように子どもの成長も早いもので、出産からよちよち歩きでのお誕生日、そして初めての入園式や運動会など、色々なシーンで我が子の成長を感じます。
そんな子ども達は小学生や中学生、高校生、大学生の三学期が終われば春休みとなります。長かった1年間となるのか、短かった1年となったのかは感じる人によっても個人差があるようです。どちらにしても、「この1年間よく頑張ったね」といった、ねぎらいの言葉をかけてあげる春にしたいものです。
また、春は子どもの成長をお祝いする行事も多いですから、春休みには親子でたくさん会話を楽しむというのも良いですね。そして学校では、幼稚園や保育園の時とは異なり、春休みの時期についてはある程度、決まっていることも多いようです。
春休みの時期が異なるのはなぜ?
一般的には、春休みに入る時期や期間は平均すると「3月25日前後~4月の1週間前後」といわれており、約14日となっています。子どもの頃は、夏休みが長いせいで「春休みは短い」なんて思っていた人も多いと思います。しかし、大人になってみると約2週間もの休暇を取れる人は少ないことから、大きな連休だったことが分かりますね。
新米ママに多い疑問でもある「春休みの時期が異なる理由」については、およそ次のようなことが背景にあることが分かります。
春休みを決定する機関
- 公立学校の場合 ➡ 教育委員会
- 私立学校の場合 ➡ 学校の理事会
運営している機関が異なるため、時期についても若干の違いがあるのですね。また、地域の事情なども考慮して春休みの期間が決定されるため、それぞれの学校によって異なるという訳だったのです。
2019年の春休みの傾向

全国の春休みに入る時期や期間の平均を調べてみました。それらを都道府県別で見ると雪の多い地域が、南の地域よりは春休みの期間が長い傾向があるようです。例えば、長野県が3月16日から20日間という長い春休みに最初に入り、ほとんどの学校では3月25日~4月7日㈰までとなることが予想されています。
- 北海道 ➡ 3月26日~4月7日 13日間
- 関東地方 ➡ 3月26日~4月7日 13日間
- 関西地方 ➡ 3月23日~4月7日 16日間
- 中・四国地方 ➡ 3月23日~4月7日 16日間
- 九州地方 ➡ 3月23日~4月7日 16日間
このように地方によって若干の違いはありますが、全国的な平均でお話しすると次のような形になるところが多いようです。(※上記の地方でも異なる地域がありますので詳細は必ず学校に確認が必要です)
全国の春休みの平均期間
- 3月23日㈯~4月7日㈰まで
- 3月25日㈪~4月7日㈰まで
今年の春休みは、このように大きく分けて2つのパターンが考えられます。これは、3月23日が土曜日であることが影響しているようです。3月23日の週末に春休みに入るのか、週が明けてから春休みに入るのかで大きく日数が分かれていることも見えてきますね。
春休み期間の差
実は、1番多い春休みの期間は、平均16日という結果が出ていますが、3月25日㈪が終業式の場合には、23日から春休みに入る子ども達に比べると3日間も春休みが少なくなります。ただし、これは通学地域の状況や家庭の事情というように、地域性の影響も考えられているので仕方ないところがあります。例えば、農家で支えられている地域だったり、雪の状態などが挙げられます。しかし、何より大切なことは、子ども達が安心して「安全に学校へ通えること」ですよね。
春休みいつからいつまで?小学校

2019年の春休みで小学校の場合も、全国的に平均の期間が春休みとなりそうです。
- 平均では、16日間となる予想
- 2019年3月23日㈯~4月7日㈰まで
- 保育園・幼稚園から小学校へ入学する子供の場合(3月20日頃から入学式まで)
しかし、学校が私立と公立の違いや、地域によっては異なる場合があります。早いところでは、3月21日㈬の祝日から春休みに入るところもありそうです。地域の事情によって早く春休みに入った学校は、通常だと他の学校より早く始まる場合もあるため在籍している学校に確認をしておきましょう。(学校よりお便りがあるはずです)
また、2019年は天皇の退位などがありGWも10連休となっています。入学式が終わると3週間ほどで大型連休となるわけですので、4月は少し慌ただしい気持ちがするかもしれませんね。
2019年4月に小学校へ入学する子ども

これまでお友達と一緒に歌ったり遊んだりと楽しかった日々から、大きな変化が待っています。まず1番大きな変化は「ママがお迎えに来ない」ということです。これまではママが送り迎えをしてもらっていましたが、小学校へ入学すると自分で荷物を持って学校まで通学したり、帰ったりと体力的にも大変な時期に差し掛かります。
特に保育園の出身だと、幼稚園のような教育を受けているわけではないので、学習ということに戸惑う場合も考えられます。幼保出身の子の場合は、同じ保育園よりは環境に慣れやすいかもしれませんが、どの子供も学校が始まるとぐったりして疲れることも予想されます。夜は早く寝る習慣を春休みから付けるようにしていきましょう。
これを機会に朝ご飯をしっかり食べる、歯磨きをする、前の日にお着替えを準備するなど、規則正しい生活習慣をママが一緒に整えてあげた方が良いですね。
2019年3月に小学校を卒業した子ども

引用:https://happylifestyle.com/12824
小学生では、1年生~6年生までと年齢に幅があり、低学年ほど学習もそうですが「生活環境を整えてあげる」ことに重点を置いて考えることが多くなります。それとは異なり、小学生を卒業した子どもは「高校受験」に向けて学習が始まることをしっかりと周囲の大人が考えてあげましょう。
例えば苦手な科目があった子どもだと「今のうちに復習をする」ことが大切となります。中学校では、子ども自身が思春期に差し掛かってくるため分からないことがあっても「分からない」と言えなくなってしまう場合が多いです。
苦手な科目は春休みに取り戻そう!
中学生の勉強では、「小学生の頃の分からないこと」をそのままにしてしまい、時間が経つごとに取り返しがつかなくなり、結局本人が最も苦しむことになる場合も珍しくありません。
また、学校に行くのが嫌になってしまうケースでは「学習についていけない」「勉強が分からない」ことで、引け目を感じたり、友達とも上手く付き合えなくなるのが原因となることが多いのですね。勉強が分からないことで、人生を棒に振ってしまうこともあるため、小学生で学んだ基本的な事柄をしっかりと理解できるようにしてあげてくださいね。
春休みいつからいつまで?中学

中学校の春休みは、義務教育であることから「小学校と基本的には同じ」だと考えていると大丈夫です。ただ、中高一貫校など、一部の進学校や私立中学では異なる場合があるので必ず学校へ確認をしておきましょう。(※学校からのお知らせはあるはずです)
- 平均すると16日間
- 2019年3月23日㈯~4月7日㈰まで
県庁所在地が同じ学校の場合には、だいたい上記の通りとなることが予想されています。公立学校の場合には、これに準じた形で春休みとなるのではないでしょうか。
ただし、小学生の春休みでもお話をしたように、地域や学校の運営によって多少の違いがあることは考慮して準備をしておきましょう。
中学1年生の春休み
初めて中学校で春休みを迎える子ども達は、小学校ではなかった部活動など新しい環境を1年間で覚えてきたところです。きっと大きな成長を遂げているはずなので、しっかりと励ましてあげて欲しいですね。
また、先輩の存在や後輩という縦社会を始めて学ぶ時期が中学生ともいえます。大人になると当たり前に、敬語を使ったり挨拶を交わすことが出来るのは、中学生の頃に覚えた上下関係の重要性も影響している気がします。
中学生になると部活などを通して、初めて社会の上下関係を学習する環境となることが多いですね。
中学生の初恋

早い子ども達では、異性と交際を始める頃でもあります。可愛らしい恋を応援するママもいれば、絶対に許せないと考えるママもいると思いますが、恋や友情では学ぶことが多いことを頭に入れて冷静に対処できるようにしたいですね。影からそっと見守ってあげるくらいで良いのかもしれません。苦い経験も大人になるためのステップです。
中学2年生の春休み

中学2年生だった子どもは、今年から高校受験生となる場合が多くなります。仲が良い友達さえもライバルのような環境になってしまうため、ママたちが子どものデリケートな気持を察知できるようにアンテナを張っておきたいですね。
中学2年生から3年生にかけては、ちょっと大人になったような気分がして勘違いから大きな過ちを犯してしまう場合も考えられます。ゆったりした気持ちで子どもの話に耳を傾けてあげるくらいの環境が子どもを育ててくれるでしょう。危なっかしい時期ではありますが、我が子を信じてあげられるのは「ママだけ」なんですから自信を持ってください。
中学3年生の春休み
中学3年生となると進学する高等学校が決まったり、専修学校や家庭の事情で就職する子供もいると思います。大きな変化としては、春休みを終えると「義務教育を修了した」ということですよね。高校は義務ではなく、自分の意志で進学するので更なる目標が必要となってきます。
就職のために勉強する人、大学へ進学するために勉強する人、まだ進路を迷っている人など、みんなが大人になるための最大の岐路に立たされている時期でもあるのですね。
心身共に大きな変化がある中学生
男の子は、声変りをしたり髭が生え始めるなど、自分でも戸惑うことがあるでしょう。また、女の子では体がふっくらして生理が始まったりと心だけでなく体も驚くほど大きな変化をします。この春休みには、ママと一緒に新しい下着を選びにいったり、文房具を新調したりと成長を見守る春休みにするのもお勧めです。
勉強につまずき始めたり、自分の気持ちに嘘をついてまで隠し事をしたり、多感な時なので何気ない言葉に過敏に反応する時期でもあります。親子でそれぞれが新しいスタートを切るための休憩を兼ねた準備期間だと考えると頑張れそうですね。
春休みいつからいつまで?高校

高校の春休みの場合です。これも学校によって異なりますが、小学校や中学校に準じている学校が多いようです。高校では次のような日程となることが予想されています。
- 平均すると16日間程度
- 2019年3月23日㈯~4月7日㈰
だいたいの目安として3月25日前後というのがありますが、今年は3月23日㈯、3月24日㈰となるため、3月22日㈮で終業式となることが考えられます。また、なかには地域性により3月25日㈪に終業式となる可能性もありますが、2連休の後に「終業式だけ1度学校に行く」というのは考えにくいのかもしれません。
義務教育が終了して初めての春休み
高校生でも春休みに初めて「アルバイト」デビューする子どもも多いようですね。しかし、体は大人と同じくらい大きくなっても、まだまだ「社会経験が乏しい子ども」であることには変わりないので、この時期には犯罪に巻き込まれないようにすることも重要です。
春は、なんとなく陽気に誘われて「解放された気持ち」になるのか、良い方向なら歓迎ですが、悪い方向へと解放されてしまう大人たちにも出会ってしまう可能性があるからです。
卒業後に大学へ進学する場合

大学へと進学を控えている場合には、春休みに教習所へ通う人も多いですね。大学へ進学する人は、勉強に専念するためにも、卒業後にすぐ企業や社会で即戦力となるためにも教習所へ通う時間が取りにくいこともあるからです。単位を取得するのに支障がない場合には、大学へ行きながら普通自動車免許を取得することもあります。
ちなみに就職する人は、早い人で前年の(高校3年生)8月くらいから学校の許可を得て教習所に通う人が多いです。これは、就職する高校生にとっては「春休みがない」場合もあるからです。
高校卒業後に就職する場合
4月1日までは、高等学校に在籍しているものの、3月の春休みの時からはすでに会社で教育を受けて、研修が始まることが多いのですね。そうすると高等学校を卒業するタイミングで普通自動車運転免許を取得しておく方が効率が良いからです。もちろん車の免許が18歳から取得が出来るというのも理由の1つです。
高等学校の場合には、2月がほとんど(卒業式までの間)春休みのような形になるのですが、そうなると教習所へ通う人も多く間に合わない可能性が出てくるから予め車の免許は先に取っておくという人が増えるというわけですね。前年の8月に学校の許可を得て普通自動車免許を取得する人も多いようです。そういった意味から、毎年教習所は8月が一番多いと言われてます。
春休みいつからいつまで?大学

大学生の場合では、長期休暇になることが多いです。大学生の場合は、後期の授業が修了して定期テストを終えたら春休みになるのですね。つまり、後期が1月の中旬以降に終了したら、テストを除いて4月の上旬まで春休みとなるのです。
- 1月の中旬前後の「後期」が終了後に春休みとなる
- 大学の運営側によって春休みの日程は異なる
- 4月の1週目~2週目で入学式を行う大学が多いのでそれまでが春休みとなる
大学が決めている春休みなので、詳細は子どもが在籍している大学で問い合わせることが大切ですね。大学生ともなると、親と過ごしてくれる子どもが少ないのが実情です。あんなに可愛がってきたんだけども、友人や異性との時間を選ぶ子どもが多くなることも成長の1つですね。
初めての春休みになる大学生は、改めて今後の計画を立てたり、地元で友人と再会したりと忙しくなりそうです。
春休みにならない場合もある

春休み中の学生たちは、進級の準備や大学院への進学を控えている場合もあるため、大学生はみんな遊んでいるわけでないのですね。それぞれの人生の目標に向かって、それぞれの世界に対する挑戦をするのが大学でもあるため、「春休みを今期だけは返上して頑張る」といった人も多いです。また、この春休みの期間は「就職が決まった人は新人研修という形で企業に赴く」ことも多くなります。
学生最後の春休みに卒業旅行

また、友人と卒業旅行を楽しむ人も多いですね。海外旅行をする人も多く、親でも行ったことがない国へ行くために費用を負担するママもいるそうです。もちろん頑張って、この卒業旅行のためにアルバイトをしたという学生も多いですので素晴らしいことですよね。
普通自動車運転免許を取得する
また、夏休みや春休みが大学生は長いため、遠方へ進学した人でも実家へ帰ってから取得する人も多いのですね。その他には、長期の休暇を利用してアルバイトをする人も多いのが大学生の春休みの過ごし方として定番となっています。
在籍するのはどこ?
高等学校から大学生にかけては、最終学歴の春休みを就職先の新人研修などで使うため実質的には「春休みがない」状態となります。そのときは、新人研修として会社に行っていても、卒業式を終えていても、4月1日までは「卒業した学校の生徒・学生」として扱われます。
つまり、4月1日までは学生なのですね。そのため万が一、事故に遭ってしまったり、素行の良くないことをしてしまうと「内定を取り消されてしまう」場合もあります。春休み期間中の4月1日までは何かあると学校へ連絡がいくというわけですね。特に免許をとったりすると嬉しくてドライブへ行きたくなりますがあくまでもまだ「高校生」や「大学生」であることを自覚することが大切となります。
最後にmama’sからママへのメッセージ

今日は、春休みの時期や子ども達の春休みの過ごし方について見ていきました。子ども達も親も一緒に成長する季節であることは確かなようですね。
また、子どもにとっては、新しい環境を前に緊張する場合もあります。また、仲良しだったお友達や先生とのお別れを体験する場合も考えられます。私たちにも経験が少なからずあると思うのですが、ママのゆったりした対応でずいぶん楽になったりするものです。
そして、子ども達にとってはママと一緒に乗り越えることで、幼いころから物事の考え方や捉え方を訓練することが出来る「良いチャンス」が春休みなのではないかとmama’sは考えています。
それにしても、最愛の家族をサポートしており普段から忙しいママにとっては、たくさんの用事が更に増える時期でもあります。
加えて季節の変わり目となり、働いているママにとっては職場の環境に変化がある人も多いことでしょう。そんな時には、割り切って「半日」だけでも良いので、1人の時間を作ってみたり、お茶を楽しんだりする時間を過ごしてください。
疲れやストレスからくる疲労は、精神的な疲れが重なったことで発症することも多いからです。家族のお世話をしながらも上手くストレスを解消することが出来ると良いですね。