クリスマス絵本 人気で心を奪われる7冊紹介

クリスマス



子供の頃に、絵本で心を奪われるくらい夢中になったことはありませんか?

絵本は大人でも心に響いて思わず、自然と涙が頬を伝っていた・・・なんてことも。

感情が豊かなお子さんなら、大人よりも脳や心への刺激が大きいので尚更、絵本を読んでいて、我を忘れてしまうかもしれません。

そこで、心を奪われる絵本を3冊ずつ、ジャンル別に紹介していきます。

思わず心を持っていかれそう?!クリスマスにおすすめ絵本(楽しい編)

さむがりやのサンタ

http://hiko1985.hatenablog.com

著者は、レイモンド・ブリッグス、出版社は、福音館書店です。

子供達に馴染み深い、ふくよかな体型でまるっとした優し気なルックスが印象的な、プレゼントをもってきてくれる、サンタクロースのおじさん。

しかし、この表紙にして何が心を奪われるか・・・このサンタさん、かなり毒舌なんです。

年に一度の大仕事である、子ども達にクリスマスプレゼントを届ける彼は、クリスマス前にも、子供達からくるプレゼントの手配や、手紙の整理と大忙し!

子供達が気遣って、ジュースを持ってきても、「なんだ、ジュースか」と一喝・・・お酒を持ってきた子どもには、「わかってるじゃないか」と上機嫌。

このように、一緒に絵本を読み聞かせている親も、こういう面倒くさい人、いるいる!と共感できると思います。

子供達はこのひねくれもののサンタクロースに最初は、「サンタさんってこんな人なの?」とか、「サンタさんって優しくないの?」と思うかもしれません。

しかし、物語が進むにつれて、何に対しても”イヤイヤ”だったサンタさんが、人と触れ合ったり、”あること”を経験することで、自分に周りの人がしてくれる優しさに気付きます。

お子さんに、サンタクロースを通して、普段、お父さんやお母さん、周りのお友達や学校、幼稚園(保育園)の先生が自分にしてくれる優しさは、「当たり前」でないことを伝える狙いがこの絵本には隠されています。

最初こそ、「このサンタさん嫌い」って思うかもしれませんが、読み進めていくとこのサンタさんが、”嫌われ者”から、”優しいサンタさん”に変わっていくストーリーが心を奪われるかもしれませんね。

パディントンのクリスマス

https://lohaco.jp/

作者は、マイケル・ボンド、出版社は、福音館書店です。

クマのパディントンは、クリスマスのシーズンにデパートでイベントがあることを知り、共に暮らしている人間の夫婦のブラウン一家と出かけることにしました。

愛らしいクマのパディントンは世界中で知名度が高いクマのキャラクターで、昨年と今年、松坂桃李さんが声優を務めた実写映画も公開されましたね。

男の子でも女の子でも馴染みやすい、ユーモアある絵柄は、心を和ませてくれます。

とあるママさんのブログでは、クリスマスの日に、些細なことで不機嫌だった8歳と6歳の娘さんを少し強く叱ってしまった後に、これを読んだところ、親子共々気持ちが和らぎ、お互い素直になれたそうです。

また、行動のコントロールや、集中力を養う目的で、クリスマスプレゼントとして、パディントンシリーズの本を毎年、お子さんに買い与えているという別のお母さんは、お子さんの行動や態度が落ち着いてきたという情報も。

パディントンの優しいタッチと大人が見ても微笑ましいストーリーは、お子さんの脳に良い意味で刺激的かもしれませんね。

クリスマスキャロル

https://www.amazon.co.jp/

チャールズ・ディケンズ著作で、出版社は大日本絵画です。

ディズ二ーキャラクターや、過去に、クリスマスキャロルの物語をモチーフにした、「パコと魔法の絵本」という作品もありました。

頑固者で他人に頑なに心を閉ざし、横暴な態度を取る老人の男性、スクルージ。

ある日、クリスマス前夜、幽霊に導かれて、友人の家を訪ねた時、彼らが自分を本当は快く思っていない事実を知って憤慨します。

そして、亡霊が見せたのは、未来のスクルージ自身でした。

身近な存在の大切さや、自分自身を振り返る一冊なので、お子さんの心の成長に役立てられたり、親自身も一緒に読んでいて、反省したり、省みるきっかけになりますよ。

思わず心を持っていかれそう?!クリスマスにおすすめ絵本(泣ける編)

100万回生きた猫

https://style.ehonnavi.net

佐野洋子著者、出版社は講談社です。

私事ではございますが、学生時代に、この絵本は子どもの心を最も惹きつける作品として最も高評価だと知りました。

クリスマスと関連はありませんが、クリスマスプレゼントとして、お子さんに買ったり、読み聞かせる大切さがある一冊としておすすめします。

主人公の猫は、ある時は国王の猫となり、ある時は船乗りの猫、サーカスで芸をする猫・・・と人生経験を重ねていきます。

そして、100万回生まれ変わることで、様々な飼い主の元で最期を遂げます。

猫は飼い主が嫌いで、自分の運命を受け入れていました。

また、ある時、輪廻転生した際は、野良猫となり、初めて自分のことを大切に思ってくれる白い牝猫との間に子供を設ける。

家族を作り、子を育て、雌猫が年老いて亡くなった時、初めて主人公の猫は大切なものが生きていること、時間を共有している事がどれだけ有難いことかに気付いて、涙を流します。

我が儘に振舞い、自分を主張している数奇な人生を生きる猫を通して、身近に大切な人、家族や友達の存在の有難みを伝えている作品です。

サンタ・クロースからの手紙

https://item.mercari.com

著者、J・R・R・トールキン、出版社は、評論社です。

サンタ・クロースになりすました作者が、我が子にユーモアと優しさ溢れる手紙を送ってきた親子の繋がりが描かれています。

親が子を思う真心がメッセージとして伝えられていますが、作者は20年に渡り、サンタクロースとして我が子に手紙を送り続けたようです。

ママがおばけになっちゃったシリーズ

https://select.mamastar.jp/124446

のふみ著書、出版社は講談社です。

2015年の7月に発売されて以来、累計38万部を突破しています。

主人公、かんたろうはママを突然、交通事故で亡くしてしまうセンセーショナルな内容なので、小さい子にとっては脳や心への衝撃が大きいと思います。

幽霊になって会えるようになったママですが、実際は、幼いかんたろうのことが心配で、成仏できないのが事実。

でも、ママはかんたろうに、”新しい姿”となって、自分がいなくなっても強く生きていくこと、周りの人も自分も大切に出来るようにすること、そして、自分の死を時間はかかっても受け入れることを、かんたろうと会話しながら伝えます。

もしも、大好きなママが突然、事故で会うことができなくなったら・・・”そんなこと考えたくない”と幼いお子さんはすぐに頭を横に振るでしょう。

でも、成長していくにつれて、子供よりも長い人生を生きている親との別れは誰しもが避けて通れません。

子供達に向けて、いつか、ママが(もしくは、パパ)がし病気や事故などで視界から見えなくなっても、我が子のことを心配し、愛していることはいつまでも変わらないよ・・・ということを伝えるために、クリスマスプレゼントにあえてこの本を購入したママさんが実は意外と多いんです。

自立心を育むメリットや、家族だけでなく、友達も含めた大切な人との別れは、とても悲しいことだけど、「悲しい」だけで終わりじゃないこと、その経験から悲しみを乗り越えて一歩ずつ前へ進むことも出来るということを、お子さんに読み聞かせて伝えてください。

作者の、のふみさんは実際にお子さんを育てているお父さんです。

父親の立場から、親とのいつかの別れがあることの現実や、その現実をどう自分なりに受け止めるかをメッセージとして伝える目的で描いたそうですよ。

思わず心を持っていかれそう?!クリスマスにおすすめ絵本(可愛い編)

マドレーヌのクリスマス

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ルドウィッヒ・ベーメルマンス著書で、出版社はBL出版です。

私も子どもの頃に何度も読んだことのある大好きな作品のひとつです。

フランス、パリの寄宿学校で暮らす12人の小学校低学年くらいの女の子達。

一番小柄で、何事にも物怖じしないプラス思考のマドレーヌが主人公です。

学校に一人はいるお調子者みたいな女の子。

お転婆で勇敢、みんなの空気を和ませ、引っ張っていくしっかり者でもある彼女は、その好奇心から、先生のミス・クラベルや周りのお友達をハラハラさせることが多いことも。

クリスマスの夜に、お友達は風邪をひいて寝込んでいるのに、一人だけ元気なマドレーヌ。

ふと、家を訪ねてきた絨毯商人のお兄さんから絨毯を勧められるのですが・・・。

この絵本は、意外にも、言葉などがまだおぼつかない1歳のお子さんでもすんなり受け入れられる絵本らしいです。

実際に、1歳の子のとあるママさんが、娘さんにこの本をクリスマスプレゼントに買い、読み聞かせたところ、話の内容はわからなくても雰囲気や視界に入ってきたものをなんとなく理解したのか、飽きずに楽しんでいるとか。

絵本の内容や文字を見ると、幼稚園~小学校低学年のお子さんが読むのにふさわしそうな感じがしますが、意外に入園前のお子さんでも楽しめますよ。

まとめ クリスマス絵本は、メッセージ性の強い子どもの成長にプラスになる作品がおすすめ

「クリスマスキャロル」や、「100万回生きた猫」、「ママがおばけになっちゃった」など強いメッセージが込められている絵本は、クリスマスの絵柄がなくても、子どもの成長にプラスになる内容が含まれています。

特に、「ママおばけ」や「100万回生きた猫」のような、内容が理解できず、途中で混乱してしまうのでは?と思うかもしれません。

しかし、今どきは、お子さんに、”悲しいだけがすべてではない”ことや、成長していくなかで、親の死は避けられないことを認識させ、自立心を育む為に、あえてクリスマスプレゼントとして、クリスマスの絵柄のない「内容重視」の絵本を選ぶママさんも多いのです。

「さむがりやのサンタ」や「パディントンのクリスマス」などお子さんを最初から最後まで楽しませてくれる絵本もおすすめです。