家族みんなで美味しいおせち料理を食べるのが、日本のお正月ですよね!
このおせち料理には、食材それぞれにちゃんとした意味があるという事を、皆さんはご存知でしょうか?
詳しくは分からない・・という方のために、今回はおせち料理の意味や由来を分かりやすく解説させて頂きたいと思います♪
Contents
お正月におせち料理を食べるのはなぜ?
引用:http://chulapan.com/11621.html
お正月が来ると、いつも何気なく食べているおせち料理。
お正月の定番だから食べる・・という感じで、あまり深く考えたことが無いという方も多いと思います。
でも、このお正月に欠かせないおせち料理には、ちゃんとした意味が込められていたんです♪
まずは、どうしておせち料理を食べるようになったのかを見ていきましょう!
神様へのお供え物・・
おせち料理の始まりは、なんと平安時代!
節日の料理とされていて、宴が開かれる際に神様に向けてお供えするもの、それがおせち料理と言われていたんですね。
ここから少しずつ一般の方たちにもおせち料理が浸透していって、節日の一番最初であるお正月だけに食べられるようになっていった・・というわけなんですね。
子孫繁栄や家内安全、田畑の豊作を願って食べるようになったようです。
そこから少しずつ変化していって、お正月の間は毎日料理をせずゆっくり休むことができるように・・と、保存がきくものをメインに入れるようになっていったんですね。
でも、近年冬の間も気温が高くなっていたり、暖房なども使うようになったことで保存は難しくなってしまったので、長期保存はしないという方が増えているという事です。
そして、おせち料理は四段重が正式なものとされていますが、最近では一段少ない三段重にしているという方が多いようですね。
中に入れる料理も、昔ながらのものだけではなく、子どもたちも食べやすいお肉料理や海老グラタンなどを入れるという方もいらっしゃるようです。
おせち料理も、少しずつ変化していってるようですね。
一の重☆祝い肴、口取り 黒豆 伊達巻 かまぼこ 栗きんとん
引用:https://www.oisix.com/shop.osechi–cont-history__html.htm
昔と変わってきているおせち料理ですが、ここでは昔ながらの食材をご紹介していきます。
まず初めに、一の重から見ていきましょう!
一の重には、甘いものなどを入れるようになっているんですよ♪
入れるものそれぞれに意味があるので、早速見ていきたいと思います!
黒豆
つやっとしたキレイな見た目と、甘くて柔らかな食感で人気の黒豆は、おせち料理に欠かせない食材ですよね!
おせち料理に黒豆が入れられるようになったのは、黒には邪気払いの意味があるという事と、マメによく働くという意味が込められて・・という事なんですね。
伊達巻
こちらもおせち料理の定番、子どもから大人までみんなが大好きな伊達巻♪
ほんのりとした優しい甘みで、とっても美味しいですよね!
この伊達巻には、知識が増えるようにという願いが込められているんですよ。
伊達巻の形が巻物に似ていることから、そのように言われているんですね。
かまぼこ
おせち料理に入っているのは、紅白のかまぼこですよね!
紅白というのは、その見た目だけでとても華やかで縁起の良いものとされています。
そして、紅色には魔除けの意味があり、白には清浄の意味があるんですよ。
一年、何事もなく過ごす事ができるように願って、紅白かまぼこを食べます。
栗きんとん
つやつや黄金色に輝く栗きんとんも、おせち料理の中でとても人気がありますよね!
この黄金色にはお金のイメージがあることから、金運が良くなるようにと願って入れられるようになりました。
勝負運を良くするという願いも込められているので、栗きんとんを食べて豊かな一年を願いましょう。
二の重☆酢の物・メイン料理 数の子 海老 紅白なますなど
引用:https://www.oisix.com/shop.osechi–cont-ebi__html.htm
次は、二の重をご紹介します!
甘いものがメインになっていた一の重とは違って、二の重には酢の物や焼き物など、メイン料理を入れます。
ここでは、定番になっている数の子と海老、紅白なますについてご紹介していきますね!
数の子
黄金色に輝く、とってもキレイな数の子。
プチプチとした食感で、すごく美味しいですよね!
おせち料理に欠かせない数の子は、とっても縁起のいいもの♪
この数の子はニシンの子供なのですが、卵がたくさんあるという事で子孫繁栄を願っておせち料理に入れられています。
海老
お祝いの料理に欠かせない海老、おせち料理にも入っていますよね!
海老がおせち料理に入れられるようになったのは、長寿を願ってのことなんです♪
海老に生えている長いヒゲ、そしてくるっと丸まった姿・・
ここに、長いヒゲが生えて腰が曲がるまで長生きを・・という願いが込められているんですね。
また、紅色に魔除けの意味もあり、何事もなく幸せに暮らせるように・・という願いも込められています。
海老やそれ以外に鯛などを入れる時は、頭が左向きになるように重箱に詰めていきましょう。
紅白なます
大根と人参の千切りで作る紅白なますも、おせち料理の定番ですよね!
紅白ということで、その色だけでとても縁起のいいイメージがありますよね♪
この紅白なますは、見た目が水引に似ているという事から、平和を願って入れるようになりました。
三の重☆煮物 くわい レンコン 里芋
引用:http://blog.livedoor.jp/kerokich/archives/52059005.html
続いては三の重です。
三の重には、色々な種類の煮物を入れます。
たくさんの野菜を使う煮しめには、家族みんなで仲良くいられるように・・という願いが込められているんですね。
くわい
あまり馴染みのないくわいという野菜ですが、おせち料理の煮物には欠かせません。
くわいというのは大きな芽が出ることから、語呂合わせで「めでたい」とされているんですよ♪
さらに、子球が数多くつく事から子孫繁栄の願いも込められているようです。
レンコン
レンコンも煮しめには欠かせない野菜ですよね!
歯ごたえがあって美味しい穴の開いたレンコンには、将来の見通しがきくように・・という願いが込められています。
穴がたくさんあいているから・・という事で、とってもおもしろい意味があるんですね♪
里芋
程よい粘り気とほっくりとした食感の里芋は、家族みんな大好きですよね♪
里芋がおせち料理にいれられているのは、子孫繁栄を願ってのことなんですよ!
里芋にはたくさんの子芋がつくことから、このように言われているんですね。
最近はこんなものも・・イクラ☆
引用:https://agri.mynavi.jp/2017_12_12_13159/
昔から変わらずにおせち料理の中に入っているものもあれば、最近になって少し変化して昔とは違うものも入れられるようになってきました。
イクラ
おせち料理だけじゃなく、色々なお祝いの料理に入っていることが多いイクラ。
子どもたちのも大人気ですよね!
このイクラも数の子と同じように卵がたくさん・・ということで、子孫繁栄を願っておせち料理に入れるようになったんですね。
イクラの色もとても華やかなので、最近では見た目にも欠かせない食材となってきました。
いかがでしたでしょうか?
今回は、お正月におせち料理を食べるようになった意味や、中に入っている食材の意味についてご紹介させて頂きました♪
三段重だったり四段重だったり、中に入れるものも家庭によって様々になってきているおせち料理ですが、食材それぞれの意味は今でも変わっていません。
一年の始まりであるお正月に、一年何事もなく家族みんなで幸せに過ごしていけるようにと願いを込めて・・
みんなで食材一つ一つの意味を話しながら、楽しくおせち料理を食べるのも良いですよね!
おせち料理について色々と話したい♪という方は、ぜひこの記事を参考にしてみて下さいね。